SIerとインターネット企業のエンジニアの仕事 / Comparing work of engineer between SIer and Internet company

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About me 駒原雄祐 (こまはらゆうすけ) (38歳) 株式会社サイバーエージェントアメブロDiv アドテクノロジー開発部エンジニア (主にバックエンド担当)

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About me 駒原雄祐 (こまはらゆうすけ) (38歳) 2010年: サイバーエージェントに転職 2003年: 大学卒業後、中堅SIerに入社 2005年: ベンチャーITコンサル会社に転職

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Web系エンジニアとしてのキャリア SIerのエンジニアとしてのキャリア About me 2010年: サイバーエージェントに転職 2003年: 大学卒業後、中堅SIerに入社 2005年: ベンチャーITコンサル会社に転職駒原雄祐 (こまはらゆうすけ) (38歳)

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趣旨 SIerとインターネット企業(以下Web企業)における「エンジニア」という職種について同じIT業界、同じ呼び方の職種だが、内容はかなり異なる両方にいた経験を踏まえた違い、比較

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想定ターゲット ● SIerとWeb企業のどちらに進もうか迷っている方 ● エンジニアになりたいけど、その後の仕事のイメージがつかない方 ● エンジニアとして中長期的にどういうキャリアを築いていけるのかが知りたい方

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SIerとWeb企業 ● SIer (System Integrator) ○ 顧客企業と契約し、顧客企業の対象業務領域をIT化し、コスト削減やスピード化、精度の向上などのメリットをもたらす ● Web企業 ○ 不特定多数の一般消費者や企業向けに、インターネットを介してサービスを提供し、収益を上げる

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アジェンダ収益モデルや市場の違い就労環境の違い求められる(身につく)スキルの違いやりがいと辛いところキャリアパスと生々しい話まとめ

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SIerとインターネット企業のエンジニアの仕事

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注意 ● 今日話すことは多分に登壇者の「主観」に基づいてます。 ● SIer、Web企業と一口に言っても実際には多種多様であり、必ずしもここでお話することがすべてのSIer、Web企業に当てはまるわけではありません。 ● あくまで登壇者自身の経験を踏まえた個人的見解であることはご理解ください。

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収益モデルや市場の違い

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SIer Web (CA) 事業への関わり顧客企業の事業をIT の側面から支援する自社の事業に直接関わる主な収益「人月モデル」が圧倒的多数 ● 要員ごとに決められた月額単価を顧客企業が支払うその事業の売上大別すれば ● 広告 ● 課金の2つ特徴 ● 安定している ● 爆発的な伸びは期待しにくい ● マネタイズできるまでは収益0 ● 爆発的に伸ばすことも可能

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SIer Web (CA) 景気の影響受けやすい (企業の投資意欲) 事業内容による特需法改正 ● 消費増税 ● 元号の改正 etc ... テクノロジードリブンなパラダイムシフト ● スマホの浸透 ● ブロックチェーン ● AI ● VR etc ...

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就労環境の違い

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SIer Web (CA) 服装スーツがほとんど私服がほとんど勤務時間勤務場所の規定に合わせることが多かった自社の規定に従う勤務場所自社客先プロジェクトルーム etc ... 自社

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プロジェクトの違い

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SIer Web (CA) 体制規模 ● 数人〜数千人 ● 同じプロジェクトにいろんな会社の人がいたりする ● 多くても30人ぐらいまで ● 自社のメンバー中心で構成する構造ピラミッド構造 (大規模なほど特に) 元請け→二次請け →(中略)→n次請けフラット or 浅いピラミッド構造が多い

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SIer Web (CA) 進め方ウォーターフォールが多い ● 要件定義 ● 基本設計 ● 詳細設計 ● 実装・単体テスト ● 結合テスト ● 総合・受入テスト ● リリース多種多様チームごとに合ったやり方を採用しているリリースサイクル長い数ヶ月〜数年短い数日〜数ヶ月

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SIer Web (CA) 重要視される事大規模なウォーターフォールプロジェクトだと、途中での軌道修正が難しいいかに最初の段階で良いレールが敷けるかがとても重要変化のスピードが早い初期段階にあまり時間をかけず、走りながら考える事が求められるいかに変更に対して柔軟に対応できるように作るかがとても重要

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SIer Web (CA) 利害関係者多い顧客窓口の部署とエンドユーザの部署が異なるなどは当たり前少ないプロジェクトメンバーだけで完結することも割とよくあるエンドユーザ物理的にも比較的近いことが多い (＝顔が見えやすい) インターネットの向こう側 (＝顔が見えにくい) 作ったものへの反応直接のリアクションや会話となって現れる数字となって現れる(アクセス数や売上など)

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SIer Web (CA) 採用技術リスクやすそ野の広さが重視される傾向 ● ベンダーサポート ● 情報の多さ ● 技術者の集めやすさ顧客側から指定されるケースも ● すでに社内で実績がある ● 標準化しているエンジニアの裁量が大きい(特に弊社の場合) 「やってみたい」で決まることも多いが、採用した責任も自分が負うルール早すぎる選択は危険も・・・

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求められる(身につく) スキルの違い

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SIer Web (CA) 必要なドメイン知識顧客の業界専門知識顧客業務の実務知識競合類似サービスの特徴、客層、数字等担当事業領域の専門知識

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SIer Web (CA) どちらが大事？ヒューマンスキル＞技術スキル技術スキル＞ヒューマンスキルなぜか？「人」と向き合う時間が相対的に長い (ピラミッド上層であればあるほど) ● 顧客との直接折衝 ● 色んな会社の人と一緒に仕事をする ● 利害関係者が多い非機能要件の重要性や求められるスピード感 ● ビジネス目標から逆算した想定負荷に耐えうる構成力 ● ビジネスを妨げない変化への対応力

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何を使って仕事してた？ SIer時代 (2003~2010) CA時代 (2010~現在)

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Subversion Linux 何を使って仕事してた？ Excel SIer時代 (2003~2010) CA時代 (2010~現在) Power Point Word Windows Server Java Oracle MS SQL Server

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GCP MySQL Java Subversion Linux 何を使って仕事してた？ Excel SIer時代 (2003~2010) CA時代 (2010~現在) AWS Google Apps esa.io confluence Cloud Bigtable Github Linux Redis Power Point Scala Golang Word Windows Server Java Oracle MS SQL Server

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やりがいと辛いところ

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SIer Web (CA) やりがい顧客を通じて、様々な業界や事業をITの側面から体験できるユーザの顔が見えやすく、作ったものの反応をダイレクトに見ることができる色んな会社の人と知り合うことができ、人脈を作りやすい自分のプロダクトが世に出る実感技術的困難を克服する技術者としての達成感自分が主体となって物事を進められるチームで一つのプロダクトを作る一体感

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SIer Web (CA) 辛み会社間の力関係が明確に存在する ● ピラミッド下層に入るほど低単価 ● 仕事内容も歯車的なものになりがち自分ではどうにも出来ない部分が多い ● 関係者の多さ ○ それぞれの都合 ● 技術的な制限 etc.. 数字が伸びなければ容赦なく終了する ● 数年かけて作って数ヶ月で撤退とか 24時間365日サービス提供を提供し続けなければならないプレッシャー ● 深夜や休日の障害対応 etc ..

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キャリアパスと生々しい話

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SIer Web (CA) 方向性プレーヤーからマネジメントにという考え方が強い傾向 ● 人月単価が上がる ● 給与も上がるスペシャリスト方向に進む人は限られる分かりやすいが多様性があまりない割といろいろ ● マネジメント ● スペシャリスト ● 技術人事(採用・育成) ● 事業責任者自身の目的意識がないと周囲に流されやすいロールモデルとなる存在の重要性

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SIer Web (CA) 待遇の話「人月単価」という絶対的基準高待遇なのはやはり大手 ● 大企業や官公庁などから大規模案件が取れる ● 元請けとして受注できる(ピラミッド最上層) SIerほど企業規模との相関は大きくないどれだけ重要かつ替えの効かない人材か優秀な人材の引き抜き合戦も激しい業界

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まとめ

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同じIT業界のエンジニアと言っても ● SIerとWeb企業では様々な面で異なる ○ 求められるスキルや伸ばせるスキル ○ やりがいや辛いところ ○ キャリアパス

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それを踏まえてこういう人が向いていると思う

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SIer Web (CA) 磨きたいモノ人間力＞技術力技術力＞人間力やりたいこと誰かが抱える悩みや課題を解決したい自分で事業に携わりたい雰囲気ビジネスライクカジュアル成功の実感 ● 顧客の喜ぶ顔が見たい ● 顧客とともに成功を分かち合いたい ● 受け入れられている事を数字で感じたい ● 世の中にインパクトを与えたい

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(おまけ) 合コンでの違い

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SIer Web (CA) どこに勤めてるんですか？ (有名SIerを回答) →しっかりした人？ (有名Web企業を回答) →チャラい人？ (スーツ着てないし) どんなお仕事してるんですか？業界外の人にはなかなか仕事を説明するのが難しい業界外の人にも分かってもらいやすい「AbemaTV作ってるんだー」

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ご清聴ありがとうございました。