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勃興する “Institutional DeFi” 2022年7月4日

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DeFiにおける主な収益の機会 • レンディング • プロトコルに預けられた資産は、プログラム上で利回りを獲得し、ローンの担保として 使用できる(つまり、イーサを預け、イーサのポジションに対してUSDCを引き出す)。 • 流動性提供 • DeFiプロトコルにおいて流動性を提供する資産は手数料によって補償され、それら はDEXにおいて迅速な取引を保証するために使用される • ステーキング • PoSチェーンにおいて、資産を安全なプロトコルに割り当て、ユーザーに追加のステー キング報酬を提供する

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DeFi vs TradFi • 資産は自動的に他の投資家の資産と混合してプールされ、資産が混在する • 高度なオンチェーン分析および会計ソフトウェアを使用しない場合、記録の追跡および照合が困難 • 自動化されたスマートコントラクトが商品に流動性を与えるために使用するのは、これらのプール • DeFiを使用する場合、ユーザーは識別子としてブロックチェーンアドレスを使用する • 現在、貸し手のリスクまたは信用力を評価するための評価システムがない。また、DeFiによって強制さ れるデフォルトのKYC / AMLプロセスも存在しない。これは、AMLなどコンプライアンス上の問題を引き 起こす可能性がある • これに対して従来の金融システムでは、KYC済の取引先に送金していることを保証するためのシステム が存在する • スマートコントラクトによって資産が管理されるため、ハッキングや資金損失に対する責任の所在が不透明 • リスクを回避し、規制を受けていない個人ユーザーにとっては問題になりにくいが、規制を受ける企業に とっては、これらは現実的な問題 • 規制面において、何が許可され、どのような税制上の影響があるのかが不明確

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Institutional DeFi(金融機関向けのDeFiソリューション) Institutional DeFiは、厳格なコンプライアンスニーズを持つ機関の要件に合わせて作られたブロックチェー ンベースの金融商品を指します。これらのニーズは、金融機関が参加する上で必須要件であり、これをクリア したソリューションは今後、広く普及する可能性はあります。 特徴 • 資産プールを消費者から分離し、ホワイトリストに登録されたアドレスのみがやり取りでき るKYC済のプールを作成 • それぞれの取引について、コンプライアンス上の観点をサポートするトラッキングツールを 使って、企業が規制された方法で報告することを可能とする • DeFiと同様の仕組みを用いてリターンを提供するDeFiとのハイブリッドな中央集権型 商品を提供する 金融機関が注目する理由は何か?

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プライベートDeFiとの違い • プライベートDeFi(スマートコントラクトによって取引が管理・決済されるという意味で DeFiという言葉を含む)はプライベートブロックチェーン上で稼働する ※HyperLedger, Corda, Quorum等 • これにより、複数企業からなるコンソーシアムはパブリックチェーンとは完全に分離された 独自のブロックチェーン上で金融取引を実行するため、コンプライアンスという観点では TradFiと遜色ない状態を構築できる ※複数企業によるコンソーシアムで管理されるという点で分散化されるとは言えるが、パ ブリックチェーンのような分散化を目指しているわけではない • この領域のソリューションは、DeFiを真似るのではなく、キャピタルマーケッツを成す金融 スタックすべてを実現しようというものとなっている

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Instutional DeFi エコシステムを構成する他のプレーヤー • カストディ技術 • 暗号資産の秘密鍵を安全に保管 • AML / KYC / KYT プロバイダー • ステーキングプロバイダー

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Aave Arc + Fireblocks https://www.fireblocks.com/platforms/permissioned-defi/

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大手金融機関 JPモルガンは伝統的な資産クラスをトークン化へ https://www.coindesk.com/business/2022/06/11/jpmorgan-wants-to-bring-trillions-of-dollars-of-tokenized-assets-to-defi/

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ありがとうございました