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感情知性を高めて、 
 達人アジャイルコーチ・ 
 スクラムマスターになろう! 
 Keisuke Wada Scrum Inc. Japan 感情知性を高めて、 
 達人アジャイルコーチ・ 
 スクラムマスターになろう! 


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自己紹介 - 和田 圭介 -
 よりよいチーム・
 組織づくりを助けたい!
 個人の成長を助けたい!


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本日、お伝えしたいこと 
 ● 達人アジャイルコーチやスクラムマスターを目指 す私たちの道しるべ「Agile Coaching Growth Wheel(ACGW)」はオススメ!
 ● アジャイルコーチのコアコンピテンシーである「感 情知性」は育成可能!!
 ● コーチングを通じて、「感情知性」を高め、達人ア ジャイルコーチ・スクラムマスターになろう!


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本日の講演の背景① 
 アジャイル変革における 
 問題解決アプローチの限界 
 組織の課題の
 発見・分析
 解決策・導入
 プランの提示
 ポジティブ・アプローチの 
 可能性
 出典:NTT Human EX

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本日の講演の背景② 
 子どもの中学受験における 
 問題解決アプローチの限界 
 ポジティブ・アプローチの 
 可能性


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個人や組織の自律的な成長を支援する 
 コーチングを探求したいと思うようになった 


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そもそもコーチとは何か? 
 “コーチングとは、
 思考を刺激し続ける
 創造的なプロセスを通して、
 クライアントが自身の可能性を
 公私において最大化させるように、
 コーチとクライアントの
 パートナー関係を築くこと”
 大切な人を、
 その人が望む場所へ
 送り届けてあげること
 国際コーチ連盟( ICF)の定義
 コーチの語源は馬車 


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アジャイルコーチとは何か? 
 “アジャイルコーチは、個人、チーム、組織を指導し、インスパイアし、
 働き方を変革するように導く。
 チームとリーダーがアジャイルの価値と原則を理解し、
 それらを効果的に適用し、時間の経過とともにプラクティスを進化させ、 
 変化する要件や市場の状況によりよく対応できるように支援する上で、
 重要な役割を果たす。”
 Scrum Allianceの定義


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アジャイルコーチの役割多すぎ問題 


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Agile Coaching Growth Wheel(ACGW)について 


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コーチの中のコーチ、 Bob Galen氏との出会い 
 ● 名誉Certified Enterprise Coach
 ● アジャイルコーチの基準を定め、
 業界の品質を向上させるため
 「Agile Coaching Growth Wheel
 (ACGW)」の策定を主導
 ● Bobさんの最新著書
 「Extraordinary Badass Agile Coaching(EBAC)」がおすすめ!
 
 
  ※ 一緒に翻訳したい人がいたらDMください!

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Agile Coaching Growth Wheel(ACGW)とは?
 https://agilecoachinggrowthwheel.org/ アジャイル・リーンの原則とプラクティスを使っ て、人や組織が持続可能な価値を提供できる ようになることを支援したいアジャイルコーチ・ スクラムマスターのためのツール。 自身と周囲のアジャイルコーチやスクラムマ スターでコンピテンシーを学んだり、アセスメ ントをすることで、自分の強みや成長の機会 を見出すのに最適。

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ACGWの構成
 内側:9つのコンピテンシー(行動特性)分野 外側:コンピテンシーをサポートする知識 コンピテンシーごとに5段階の熟達レベルを定義 ※ 詳しくは https://agilecoachinggrowthwheel.org/ をご参照ください!

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ACGWにおける成長を支援するコンピテンシー 
 コーチング:個人・チーム・組織のありたい姿に向けて の自律的な成長を支援します ファシリテート: オープンで建設的な場を築き、チーム の集合知として望ましい結果を達成できるよう支援しま す 学びのガイド:個人・チームが新しいスキルと知識を獲 得することを支援します アドバイス:知識・経験・洞察に基づく助言を通じ、クラ イアントが前進することを支援します リーディング:アジャイルの価値を体現するリーダーと してロールモデルになります ※ 詳しくは https://agilecoachinggrowthwheel.org/ をご参照ください

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成長を支援する役割の違い 
 アジェンダを対象者がリードする アジェンダを支援者がリードする コンサルティング・ メンタリング コーチング ファシリテーション ティーチング 短期的な 効果創出 カウンセリング 知識 癒やし ・回復 考え方・ 有益な情報 考える力 ・観点 自発性 ・ 創造性 長期的な 効果創出 出典:Unlock

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ACGWにおける成果を支援するコンピテンシー 
 アジャイル/リーンプラクティショナー: アジャイル/リーン の原則・マインドセットを体現し、適切なフレームワーク やプラクティスを実践します サーヴァントリーダーシップ: サーヴァントリーダーとし て、ビジネスの成果とチームに貢献します トランスフォーメーション: 絶え間ぬ外部環境の変化に 適応するよう組織の変革と変化に強い組織デザインの 見直しを支援します ※ 詳しくは https://agilecoachinggrowthwheel.org/ をご参照ください

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ACGWのコアコンピテンシー「セルフマスタリー」 
 ふりかえり、学び、セルフケアを通じて、 自身の感情知性を高め、 ウェルビーイングと自己変革を実現します ※ 詳しくは https://agilecoachinggrowthwheel.org/ をご参照ください

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なぜアジャイルコーチに感情知性が必要か? 


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ACGWにおけるドメイン知識 
 9つのコンピテンシー ビジネスに関する 知識 チームに関する 知識 組織に関する 知識 エンジニアリング プラクティス・ 技術的卓越性 etc プロダクトマネジメント ・リーンスタートアップ etc 両利きの経営・ 組織文化 etc ※ 詳しくは https://agilecoachinggrowthwheel.org/ をご参照ください

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ACGW活用のポイント 
 自分自身でアセスメント 成長の機会を見つける 仲間のコーチやSMと 改善したいコンピテンシーに 関する学びを深める ※ https://app.comparativeagility.com/signup より無料でセルフアセスメントが可能です(英語)

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感情知性について 


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感情知性とは? 
 感情知性とは、
 自分と周りの人の感情を認識し、
 自らを動機付け、
 自身の感情と周りの人々との関係に
 おける感情を上手く管理する
 能力である。
 
 - ダニエル・ゴールマン


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感情の脳 VS 理性の脳
 偏桃体 感情の脳 ● 動機付けするもの ● 関心があるもの に基づいて、素早く反応 前頭葉 思考の脳 ● 衝動を監視し ● ブレーキの役割を 果たし 冷静に分析する

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感情知性の 4象限と12のコンピテンシー 
 自己 他者 認 識 行 動 自己認識 自己管理 社会的 認識 人間関係 管理 ■ 感情の自己認識 ■ 感情のコントロール ■ 柔軟な適応力 ■ 自己実現志向 ■ プラス思考 ■ 共感 ■ 組織感情認識 ■ コーチ・メンター ■ 影響力 ■ インスパイア型  リーダーシップ ■ 対立管理 ■ チームワーク パフォーマンス・ 結果へのインパクト “他者に共感する” “自分自身に 共感する” “ポジティブな 感情をもって 自身を成長させる” “他者と協働し、組 織を導く”

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感情知性育成のポイント 
 感情知性の 4象限 自己認識の 高まり 自己管理の 高まり 社会的認識の 高まり 人間関係管理 の高まり “他者に共感する” 自律的かつ 持続的な成長 “自分自身に 共感する” “ポジティブな 感情をもって 自身を成長させる ” “他者と協働し、組 織を導く” 
 ■ コーチング
 
 ■ フィードバック
 ■ 内省
 ■ マインドフルネス
 ■ セルフケア
 


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感情知性を高める 
 ICT※コーチングについて 
 ※Intentional Change Theory:意図的変革理論


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コーチングの世界的権威、リチャード・ボヤツィス 
 ※ ボヤツィス教授の最新著作を私が監訳しました!ぜひ読んでくださいww             https://amzn.asia/d/09ktLZei

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成長の2つのパターン 
 潜在的な
 能力
 時間
 潜在的な
 能力
 時間
 一時的な変化 
 非断続的、継続的な変化 


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意図的変革理論: Intentional Change Theory
 持続的な成長は5つの発見を通じて達成される 
 常にポジティブな感情を引き起こすこと( PEA)>
 ネガティブな感情を引きおこすこと( NEA)になるようにするのが鍵 


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ポジティブな感情を引き起こす思いやりのコーチング 
 刺激する動機
 活性化される脳内
 および体内の箇所
 脳内に分泌される
 ホルモン
 自分自身のありたい姿の体現 
 自分自身の強みの自覚
 付随して起こ る感情
 アドレナリン・
 ノルアドレナリン
 オキシトシン・バソプレシン 
 外部からの期待への対応 
 自分自身の弱みや課題の克服 脳の問題解決ネットワーク 
 +交感神経 脳の共感ネットワーク
 +副交感神経 不安・義務感といった防衛的で ネガティブな感情 変化や学習、コラボレーションに 対するオープンてでポジティブ感情 生み出す
 成果
 迅速な問題解決 自ら望む変化への持続的な変化・成長 イノベーションやコラボレーションの活性化 変化の
 持続性
 ストレス反応を引き出し、 変化が持続しない 主体的な変化が持続する 誘導型のコーチング 思いやりのコーチング

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思いやりのコーチングと脳科学 
 思いやりのコーチング はポジティブな感情 を引き起こし 誘導型のコーチング はネガティブな感情 を引き起こした

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思いやりのコーチングと脳科学 
 初期視覚領域 
 上位視覚領域 
 思いやりのコーチング はクライアントの視野を大きく広げた 
 誘導型のコーチング はクライアントの視野を狭くした 


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理想の自分:パーソナルビジョンから始める 
 ※ より詳しい内容を知りたい人は書籍を読んでください! https://amzn.asia/d/09ktLZei 人生における情熱・ パーパス 原体験を 通じて築かれた コアとなる価値観 ・信念 現在の仕事や 暮らし 理想の自分や 将来像としての パーソナル ビジョン ポジティブな感情を 引き起こす 問いかけ “10-15年後のあなたが 最高の人生を送っているとしたら、 それは具体的にどんな状態ですか?” “宝くじがあたって 働く必要がなくなったとしても 本当にやりたいことは何ですか?”

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皆さんの夢は何ですか? 
 ※ より詳しい内容を知りたい人は書籍を読んでください! https://amzn.asia/d/09ktLZei

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ICTコーチングを通じて感情知性を高める 
 感情知性の 4象限 自己認識の 高まり 自己管理の 高まり 社会的認識の 高まり 人間関係管理 の高まり “他者に共感する” ポジティブな感情を 通じた 自律的かつ 持続的な成長 “自分自身に 共感する” “ポジティブな 感情をもって 自身を成長させる ” “他者と協働し、組 織を導く” 思いやりのコーチング ● パーソナルビジョン ● 感情知性アセスメント ● 学習アジェンダ ● 実験と実践 ※ より詳しい内容を知りたい人は書籍を読んでください! https://amzn.asia/d/09ktLZei

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スクラムチームの成長の鍵もポジティブな感情 
 常にポジティブな感情を引き起こすこと( PEA)>
 ネガティブな感情を引きおこすこと( NEA)になるようにするのが鍵 
 チームの 理想 チームの 現状 バックログ 検査と適応

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スクラム実践者仲間とコーチングを始めよう! 
 ※ より詳しい内容を知りたい人は書籍を読んでください! https://amzn.asia/d/09ktLZei 出典:コーチェット

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本日、お伝えしたかったこと(再掲) 
 ● 達人アジャイルコーチやスクラムマスターを目指 す私たちの道しるべ「Agile Coaching Growth Wheel(ACGW)」はオススメ!
 ● アジャイルコーチのコアコンピテンシーである「感 情知性」は育成可能!!
 ● コーチングを通じて、「感情知性」を高め、達人ア ジャイルコーチ・スクラムマスターになろう!