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使いたいから使うんじゃなく 「必然」として使う CQRS+ES おだかとしゆき as JGEEM(@EM4326168385309) 2024.12.21 CQRS+ESカンファレンス
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自己紹介 おだかとしゆき 株式会社MonotaRO シニアアーキテクト as JGEEM(@EM4326168385309) 事業(J)会社(G)の元(Ex)EM / 52才 現職はアーキテクチャと格闘 定年までできることしたいことを探る日々 / 定年後もキャリアは続く AIIT 科目等履修生 貢献てなんだろう 2
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システムと組織 BtoB を対象に、 自ら間接資材の在庫を持ち、 自らオンラインで売るEC企業 コールセンター、商 品 採 用、物 流、 マーケティング、データサイエンス、 IT など多くの業務とシステムを 自社開発、自社運用もしている フルスタック EC カンパニー 事業紹介 3
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システムと組織 事業紹介 商品点数 2,217万点 ユーザー数 約910万件 売上(連結) 2542億円 グローバルに サービス展開 ※前年比 +12.5% 4
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わたしたちについて 5 事業成長サイクル 取扱商品 点数拡大 顧客数拡大 在庫点数 拡大 売上・利益 拡大 スケールアップ=利便性アップ •新規顧客獲得増 •ロングテール商品の購入頻度向上 •商品の在庫化が進むことによって 納期短縮、利便性向上 •プライベートブランド化も 推進し利益率向上 •検索ワード数拡大 •ワンストップショッピングの幅拡大 (取扱商品点数2,217万点) •周辺商品の取扱拡大
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わたしたちについて 6 売上・登録口座数推移 売上は順調に増加 その裏でサービス、機 能、顧客の増加により 業務の複雑性も増加 売上2,000億円 突破 2009.12 東証一部変更 2006.12 マザーズ上場 (計画値) (百万円) (千口座)
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おしながき モノタロウの基幹システムに CQRS + ES を導入したい ● モノタロウの基幹システムって ● モダナイズだ!!! ● これは大勝利か? ● 本当の戦いはこれから 7
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モノタロウの 基幹システムって
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がっつりスクラッチしてるんです ERP使え?いやいや。 だってEC事業者にとって 基幹業務は優位性に 直結すると思ってるので 9 出典:Gartner Magic Quadrant for Cloud ERP for Product-Centric Enterprises 2022
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はじめは小さく、 ビジネスの成長と共にシステムも成長 10
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そして負債は増し、いつかしか ... 11 つくねです
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詳しくはこちら ● ビジネスの構造をアーキテクチャに落とし込み ソフトウェアに可変性を注入する - Speaker Deck 12
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モダナイズだ !!!
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モダナイズ is 何? 出典:モダナイゼーションとは : 分かりやすく説明 | IBM ソリューション ブログ 14
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モダナイズとは 「マイクロサービス化」(伝われ) 伝えたいことは山ほどあるが 多様なエンジニアに伝わるよう 最大公約数的な目標 としての 「マイクロサービス化」 15
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16 専任PoC体制を結成 → やるぞ !!!
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これは大勝利か?
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対象は「在庫状況管理」業務 18 この人は在庫計画などの戦略的業務 「在庫状況管理」は独立していなかったんです この辺に 在庫?
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「在庫」は 入荷と出荷をつなぎ・証憑としても 19
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界隈の各種要求を踏まえると … ● 受注したら… ● 注文引当したら... ● 出荷指示したら... ● 出荷したら... ● 発注指示したら... ● 入荷したら... 20 他の領域で業務イベントが 起きたら在庫状況を更新す る。 誰が・なぜ更新したか追跡可 能にする。 参照要求はちょう多様。 更新モデルに影響させたくな い。
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つまりそれは DDD + OOP + CQRS + ES ってこと 21 ひとり多いな?
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こいつ、動くぞ! 22
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よろしい、 ならば 展開だ(大勝利か?) 23
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本当の戦いは これから
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そのアプリ、 どうやって共用 DBを置き換えるの? 25 CDCから変換しているイベントを 既存アプリから 発行してもらわないと
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ネ申のごとき全知のテーブルから イベントを切り分けていく 26 入荷 出荷 引当 棚卸 検品 振替 返品
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CDCはできた。さぁ移行だ! とはいかない事情 27 マインドセット ケイパビリティ 組織・カルチャー を整える さらに現行の整理も 用意できたのは 基本的な技術 (システム )要素の検証だけ 蓋然性のある方針と機会を示す 社内の多くのエンジニア
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さらに 共用DBが故の利便性が行く手を阻む 28 在庫 いい感じ?に密結合した状態から 突然出ていくと言われても、、 は? え? マ?
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29 棚卸誤差の時系列調査 在庫数遷移トレンド 多様なリードモデル ・・・ 共用DBのクエリ解析 テーブルオーナーを再確認 境界に沿って DBを分割 ・・・ 新しいアーキで 価値を生みつつ 現行の整理・分割も 進めなければ
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まとめ
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まとめ ● 現行システムは偉大な競争優位性を実現しつづけている ● CQRS+ESがより適したパターンである場面は間違いなくある ● 真のハードルは移行にある ● 移行には 技術・組織 (文化)・方針と機会・モチベ が必須 ● だからこそ新しい技術・方式の導入には強い必然性 が不可欠 つまり我々がすべきことは ... 31
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がんばろうぜ! 32
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33 出典:https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/how-to-create-a-modern-cpg-data-architecture-with-data-mesh/ つくねです 我々が夢見る先は 理想郷 (データメッシュ )か? 分散泥団子か?
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We are hiring! 34 モノタロウ エンジニア採用情報
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ありがとうございました 35