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第 10 章
LT/登壇資料を作るための⽅針とテク
ニック
もっと@mottox2
LT や登壇で重要なのはコンテンツ。ただ、資料作りに意識を割かれて登壇のクオリティが上が
らないのは本末転倒です。本章では、スライド資料を作る際に考えることを減らしつつ質を上げ
るテクニックを紹介します。
10.1 ⽅針を⽴てる
10.1.1 使⽤するソフト・ツール・テンプレートを決める
まずはスライドを作るためのソフト・ツールを決めましょう。
⾮ Web 系ツール
定番のスライドツールは Office(Microsoft)の PowerPoint、iWork(Apple)の Keynote です。
PowerPoint は会社でもよく使われているツールで、Office がプリインストールされている PC
も多く最も普及しているツールといっても過⾔ではありません。使っている⼈も多い分、ネット
上の情報が豊富でありトラブルへの対処がしやすい、テーマが豊富に配布されているといったメ
リットもあります。とりあえず始めてスライドを作るのであれば PowerPoint を選んでおけば間
違いはないでしょう。
⼀⽅、Keynote は macOS, iOS 上で使える無料のプレゼンテーションツールです。PowerPoint
ほどユーザーがいないため、情報やテーマは少ないですが、ある程度雑に作ってもそれなりに⾒や
すいデザインになるのが魅⼒です。Office を導⼊していない mac ユーザーであれば Keynote が
おすすめです。
PowerPoint や Keynote で作ったスライドをネット上で公開する際は pdf 出⼒を⾏い、Speaker
Deck*1・SlideShare*2といったサイトにアップロードすることになります。もちろんこの際、プ
レゼンテーション内の動画は再⽣できませんし、URL をクリックしても開けなくなります。そう
いったデメリットを受け⼊れるのであればいい選択肢になると思います。
*1 https://speakerdeck.com
*2 https://www.slideshare.net/
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