2 はじめに ü 個⼈利⽤の範囲を超えて、本資料の複製、転載、転⽤、引⽤等の⼆次利⽤は禁⽌させていただきます。 ü 本資料は講師が慎重に著述・編集しています。ただし、本資料の記述内容に関わる運⽤結果にまつわる あらゆる損害・障害につきましては、責任を負いませんのであらかじめご了承ください。 ü 本資料における全ての掲載内容は、あくまで私⾃⾝の⾒解であり、必ずしも私の所属団体・企業における ⽴場、戦略、意⾒を代表するものではありません。
22 コンテナ化の事例 課題 開発⽤VMをデプロイするために、使⽤⽤途や責任者、コストなど を記載した申請書を起票する必要があり、払い出しに4~7⽇ほど 掛かっていた。 解決策 コンテナ基盤を導⼊し、その上でアプリのコンテナ化やアジャイル開 発、CIを実装。 導⼊効果 ü 6ヶ⽉のプロジェクト後、全てのECサイト⽤アプリケーションをコン テナ基盤上で動かすことに成功 ü VM払い出し期間は半分になり、リリースはこれまで4-6週間 だったものが1⽇あたり3,4回ほどになった。 ü ⼀ヶ⽉あたり80000ビルド実施されている スポーツ⽤品を中⼼とした、アディダスブランドを販売する企業 参考 「Kubernetes Case Study adidas」
23 コンテナ化の事例 課題 運⽤の効率化、開発速度の向上を⾏うため、CI/CDプロジェクト を開始してデプロイ時間を⼤幅に短縮。デプロイをより⾼速化する ための環境を模索。 解決策 基盤としてコンテナ環境(Kubernetes)を採⽤ 導⼊効果 ü CICDによるデプロイ時間が30分のところ、5分に短縮 ü CPU使⽤率を5倍から12倍に改善(2600台以上のVMにな る予定が40台のVMで実⾏) 全⽶最⼤の⾼級百貨店でアパレル・ストア 参考 「Kubernetes Case Study NORDSTROM」
31 Kubernetesとは リリース ü 2000年初頭 Google,Inc. Borg Project ü 2015年 CNCFよりKubernetes 1.0 リリース ü 2021年4⽉時点 最新バージョンは1.21 特徴 ü AWS, Azure, VMWare, IBM Cloud, Google Cloudなど、多数 の⼤⼿ベンダーが開発に参画 ü コンピューティング・ネットワーキング・ストレージのオーケストレーションを⾏ い、コンテナ管理に必要な機能を提供 ü オープンソースソフトウェア ü CNCFの成熟度レベルではGraduatedプロジェクトに認定され、コントリ ビューションの活性度やコミュニティの成熟度が認められている ü Graduatedの評価を受けているコンテナオーケストレーションツールは Kubernetesだけ