岡崎正一, "データ駆動モデル", スマートエスイーセミナー: DX時代のIoT・AI・サステナブル ソフトウェアエンジニアリング, 2023年2月15日
page 1© 2023 Waseda University SmartSE Consortium2023.2.15スマートエスイーコンソーシアム岡崎 正一データ駆動型モデル-付加価値の変遷-Ver.2023-02-15b
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page 2© 2023 Waseda University SmartSE Consortium産学官連携【科学技術基本法】↓ 2020年改正【科学技術・イノベーション基本法】第6期(2021〜2025)Cyber Physical System ( CPS)に基づく 『データ駆動型モデル』✓データ駆動型社会の実現⇒ 意思決定のスピードアップサービス向上の鍵は“データ”データ加工・分析ゲートウェイエッジコンピュータデータ駆動↑↑↑↑↑↑センサデータ フィードバックデータ収集活用・Google Web閲覧履歴データ・Amazon 購買履歴・FB 個人関連データ・YouTube 映像データ・Twitter つぶやき・エバノート テキストなど✓データGWを掌握するベンダーデータセンシング領域↓部品でなくサービスとして価値提供データ駆動型モデルCyber空間Physical空間
page 3© 2023 Waseda University SmartSE ConsortiumIoTDXpost_DXCPS(Cyber Physical System)付加価値(データ)の変遷デジタル産業構造SoS/Platform(System of Systems)データ流通(共有)データ活用環境Volume Expansion Speedデータの民主化(中央管理者のいない分散型P2Pのinternet環境)BigDataIndustrie4.0✓ スマートシティ✓ MaaS✓ メタバース:付加価値(データ)の変遷Value_ChainからValue_Networkへ(面への展開・メッシュ型ネットワーク)システム間のデータ連携●データの規模拡大 横への展開 変化のスピードに追従●
page 4© 2023 Waseda University SmartSE ConsortiumIoTDXpost_DXCPS(Cyber Physical System)付加価値(データ)の変遷デジタル産業構造SoS/Platform(System of Systems)データ流通(共有)データ活用環境Volume Expansion Speedデータの民主化(中央管理者のいない分散型P2Pのinternet環境)BigDataIndustrie4.0付加価値(データ)の変遷✓ スマートシティ✓ MaaS✓ メタバース:Value_ChainからValue_Networkへ(面への展開・メッシュ型ネットワーク)システム間のデータ連携データの規模拡大 横への展開 変化のスピードに追従
page 5© 2023 Waseda University SmartSE ConsortiumIoTDXpost_DXCPS(Cyber Physical System)付加価値(データ)の変遷デジタル産業構造SoS/Platform(System of Systems)データ流通(共有)データ活用環境Volume Expansion Speedデータの民主化(中央管理者のいない分散型P2Pのinternet環境)業界を越えてデータ連携BigDataIndustrie4.0付加価値(データ)の変遷✓ スマートシティ✓ MaaS✓ メタバース:Value_ChainからValue_Networkへ(面への展開・メッシュ型ネットワーク)システム間のデータ連携データの規模拡大 横への展開 変化のスピードに追従
page 6© 2023 Waseda University SmartSE ConsortiumIoTDXpost_DXCPS(Cyber Physical System)付加価値(データ)の変遷デジタル産業構造SoS/Platform(System of Systems)データ流通(共有)データ活用環境Volume Expansion Speedデータの民主化(中央管理者のいない分散型P2Pのinternet環境)BigDataValue_ChainからValue_Networkへ(面への展開・メッシュ型ネットワーク)システム間のデータ連携Industrie4.0付加価値(データ)の変遷✓ スマートシティ✓ MaaS✓ メタバース:データの規模拡大 横への展開 変化のスピードに追従環境の変化に柔軟・迅速に対応データ流通・共有のプラットフォーム業界を越えてデータ連携
page 7© 2023 Waseda University SmartSE ConsortiumIoTによる製造現場の構築リアルタイムシムレーションバリューチェーンの連携<自ら考える工場>・ リアルタイムフィードバック(生産制御)・ 生産計画の反映(次期製品企画に反映)・ マスカスタマイゼーション共有DBIndustrie4.0Industrie4.0の狙い:・ allデジタル化 ⇒ 製造状況をリアルタイムに把握(故障予知、製品企画への反映)→ デジタルツイン・ マスカスタマイゼーション: 個々の顧客の要求仕様に応じた多種多様な製品を、大量生産並みのコストで生産できる仕組みデジタルツイン
page 8© 2023 Waseda University SmartSE ConsortiumIoTによる製造現場の構築リアルタイムシムレーションバリューチェーンの連携<自ら考える工場>・ リアルタイムフィードバック(生産制御)・ 生産計画の反映(次期製品企画に反映)・ マスカスタマイゼーション共有DBCyber(S/Wシミュレーション)Physical(現実の工場)Real timeIndustrie4.0Industrie4.0の狙い:・ allデジタル化 ⇒ 製造状況をリアルタイムに把握(故障予知、製品企画への反映)→ デジタルツイン・ マスカスタマイゼーション: 個々の顧客の要求仕様に応じた多種多様な製品を、大量生産並みのコストで生産できる仕組みCPSデジタルツイン
page 9© 2023 Waseda University SmartSE ConsortiumAWSクラウドコンピューティング AIデータ分析(予知保全)AWS AIプラットフォーム(AIライブラリ活用)AWS IoTプラットフォームAPPAWS MonitronゲートウェイAPP ・・・・・出典:https://aws.amazon.com/jp/monitron/をもとに作成「予知保全モデル」・ 製造機械用の状態監視デバイス“Amazon Monitron”・ 振動および温度信号を分析することにより、機械の異常な動作状態を自動的に検知する。(回転機器限定)・ Amazonクラウドに1時間ごとにデータ送信して、AI分析結果に異常があれば通知する。製造業全体へ展開Amazon製造業プラットフォーム(例)例えば製造現場での例AWS Monitronセンサ回転機器
page 10© 2023 Waseda University SmartSE Consortium■ Industrie4.0(CPS) : 現場(Physical空間)のリアルタイムシミュレーション⇒ 故障予知、制御方式の改善などのフィードバックデジタルツインの活用■ リアルタイムシミュレーション : 製造業だけでなく・・・> 災害対策・環境シミュレーション・渋滞予測などに適用できる■ デジタルツイン活用分野の拡大 :① 遠隔操作(遠隔より現場のロボットに修正動作を学習させるなど)② システム間のデータ連携(SoSの結合部分)③ デジタルツイン工場(BMW)NVIDIAの“Omniverse”プラットフォームを使用(40車種×100オプション):2100組合せ/台 → max10車種/製造ライン参考 “The Digital Twin Computing Reference Model Version 2.0” NTT Digital Twin Computing Research Center
page 11© 2023 Waseda University SmartSE Consortium出典:Digital Twin Consortium , “The Authority in Digital Twin”デジタルツインの成長段階( Digital Twin Consortium )スコープ・スケール構成https://www.digitaltwinconsortium.org/index.htmJapan Branch: 日本OMG( Object Management Group )・ 業界をまたがってデータ共有・ システム間でのデータ交換SoS (System of Systems)デジタルツインの領域と規模
page 12© 2023 Waseda University SmartSE Consortium製造業デジタルツイン(例):⇒ 各工程がリアルタイムに連携され、もう一つの現実をコンピュータ上に構築する(現実世界との連動)。部品調達生産計画受注 物流 施工 顧客設計試作評価生産設計生産立上管理システム(稼働状況)デジタルツイン(マスカスタマイゼーション)のイメージ製造製造ラインエンジニアリングチェーンサプライチェーン
page 13© 2023 Waseda University SmartSE Consortiumデジタルツインの構造(例)デジタルツイン製造デジタルツイン開発開発製造サプライチェーンエンジニアリングチェーンAI分析によるマスカスタマイズゼーションの実現デジタルツイン(マスカスタマイゼーション)を実現するための、構造例シミュレーションPLM/SCMProduct Lifecycle Management(製品ライフサイクル管理)/Supply Chain ManagementCyberPhysicalPhysical市場ニーズ、カスタマーからの要求などを反映
page 14© 2023 Waseda University SmartSE Consortium出典:https://data-society-alliance.org/データ流通推進団体 (DSA設立経緯)データ流通のためにDATA-EX :分野を超えたデータ連携を実現するために、DSAが行う取り組みの総称
page 15© 2023 Waseda University SmartSE Consortium出典:https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101565.html「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期(2018~2022年度)」(内閣府)で採択された研究開発の1つ<分野間でのデータ交換のための仕組み>コネクタ:分野間データ連携基盤・形式が異なるデータカタログ共通化・データ利用者と提供者間の共通I/F機能実証実験(交通分野、観光・旅行分野など)DATA-EX応用(例)「分野間データ連携基盤技術」実証実験各分野でコネクタを実装することにより、データを交換が可能✓ 欲しいデータを見つけにくい✓ I/Fを合わせるための開発が発生<従来>
page 16© 2023 Waseda University SmartSE ConsortiumAI分析に必要なセンシングデータは?特徴量の選定:・ 振動加速度センサ(3方向)・ 電流・ 温度 ・・・ など測定対象:回転機械の転がり軸受の損傷検出AI分析用データ:・ メタデータの活用・ タイムスタンプの補正etc.例えば、AI分析で価値創出するためには複数のデータの組み合わせが必要の場合 :転がり軸受
page 17© 2023 Waseda University SmartSE Consortiumセンシングデータゲートウェイエッジコンピュータデータ駆動↑メタデータ:“データに関するデータ”のこと、メタデータによりデータの中身がどのようなデータであ るかを把握することが可能になる(例)カメラ画像 : 撮影日、露光量、フィルム感度、シャッタースピード ・・・・・> Exif規格センシングデータ : センサの種類、性能、データ仕様、測定条件、測定位置 ・・・・・> IEEE 1451.4↑↑↑↑↑センサ センシングデータ収集活用【データ提供の情報】・ DBテーブル形式・ データ品質情報・ 機密レベル情報【データ仕様の情報】・ データ項目名・ データの意味・ 単位系、データ型【データ加工の情報】・ データ圧縮方法・ データ前処理・ 欠損補完【センサ仕様の情報】・ センサの性能・ センサの構成・ センサの分類・型式【観測測定の情報】・ 観測対象、観測環境・ センサの設置方法+出典:「センシングデータのためのメタデータ策定の基準化に向けた提案」(データ社会推進協議会)をもとに作成メタデータの流通(例)データ加工 データ提供データ仕様センサ仕様
page 18© 2023 Waseda University SmartSE Consortium今後の展開既存産業からデジタル産業への移行に伴う環境の変化【環境の変化】(経産省DXレポート2.1)① 顧客体験の向上が主戦場に② 市場変化への迅速な対応が必要3次元空間への展開⇒ PLATEAU(国交省) ・・・ 日本全国の3D都市モデル化⇒ メタバース ・・・ ゲームの世界のメタバース & 産業向けメタバースCPS2.0⇒ 「デジタルツイン+メタデータ」の流通⇒ デジタルツインのプラットフォーム化の加速など
page 19© 2023 Waseda University SmartSE Consortium今後の展開既存産業からデジタル産業への移行に伴う環境の変化【環境の変化】(経産省DXレポート2.1)① 顧客体験の向上が主戦場に② 市場変化への迅速な対応が必要スマートエスイーIoT/AIコース2次募集中<スマートエスイーIoT/AIコース>1.変化に素早く反応できるスピード2.体系だったIoT/AIの習得⇒フルスタック体系3.柔軟な組み合わせで価値を創出2023年4月開講 IoT/AIコース 6期生2次募集の受付中 順次選考を実施のうえ、定員に達し次第、締め切り予定
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