すぐ分かるNWアドレス一覧表の作り方

インフラ勉強会 2018年5月9日(水) 23:00～24:00

すぐ分かるNWアドレス一覧表の作り方
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Transcript

1. すぐ分かるNWアドレス一覧表の作り方 1
2. NWアドレスの計算すぐできますか？ 問32. 次のネットワークアドレスとサブネットマスクをもつ ネットワークがある。このネットワークをあるPCが利用する場合、 そのPCに割り振ってはいけないIPアドレスはどれか。 ネットワークアドレス： 200.170.70.16 サブネットマスク ： 255.255.255.240 ア 200.170.70.17 イ 200.170.70.20 ウ 200.170.70.30 エ 200.170.70.31 平成30年度 春期 基本情報技術者試験 より抜粋
3. サブネットマスク”255.255.255.240” だから　240 を２進数になおして 1111 0000 ネットワークアドレス”200.170.70.16” の 16を2進数に直し 0001 0000 上四桁が0001で一致する必要がある。 使っては行けないのは下4桁が全て0のネットワークアドレスと 全て1のブロードキャストアドレス。 ア 200.170.70.17 → 17を２進数になおして 0001 0001 OK イ 200.170.70.20 → 20を２進数になおして 0001 0100 OK ウ 200.170.70.30 → 30を２進数になおして 0001 1110 OK エ 200.170.70.31 → 31を２進数になおして 0001 1111 下四桁が全て1でブロードキャストアドレス 答えは エ
4. 面倒くさい！！
5. 簡単に分かる一覧表あります
6. サブネットとIPアドレスの範囲が分かる一覧表
7. 表の見かた
8. 表全体が /24 のアドレス帯を表している。 /24 のとき、IPアドレスは”1から254”が使える 2進数で全て0はネットワークアドレスと全て1になるブロードキャストアドレス は 使えないことを覚えておけばOK
9. 表半分が /25 のアドレス帯を表している。 /25 のときのアドレスは ”１から126”と”129から254”が使える 最初はネットワークアドレス、最後はブロードキャストアドレスで 使えないので最初と最後は除外すればOK
10. この辺りで察した人も居るのでは？
11. 表の1/4が /26 のアドレス帯を表している。 /26 のときのアドレスは "１から62"、"65-126"、"129から190"、"193-254"が使える
12. 更に半分が /27 のアドレス帯を表している。 /27のときのアドレスは "1から30"、"33から62"、"65-94"、"97-126" "129から158"、"161から190"、"193-222"、"225-254"が使える
13. もう分かりましたね？
14. その更に半分が /28 のアドレス帯を表している。 /28のときのアドレスは "1から14"、"17から30"、"33-46"、"49-62"（以下略 が使える
15. 区切り方と、最初と最後を抜かすだけで使えるIPアドレスが分かる！！ /29と/30は？
16. 表から見つけて計算すれば/29、/30も分かる ~.150/29のときのアドレス帯を計算してみる
17. /29の計算の仕方 1. 表から"150"は"144-159"にあることが分かる。 2. 一マスは16個のアドレスがある。これを半分にする 3. 144-151、152-159が/29になる。 4. 同じように最初と最後を落として "145-150"、"153-158" が/29の使用可能アドレスとなる。
18. /30の計算の仕方 1. /29は"144-151"、"152-159" 2. 一マスは8個のアドレスがある。これを半分にする 3. 144-148となるが、150が入っていないのでさらに+4 149-152/30 4. 同じように最初と最後を落として "150-151" が/30の使用可能アドレスとなる。 /29から更に半分にすれば/30になる。 ～.150/30のときのアドレス帯を計算してみる /29の時は表の値+8、/30なら+4してくと覚えてもOK。
19. 表を作って、半分にしてくだけでアドレス帯が分かる。 注意点は最初と最後を除外すること。 ２進数変換すら要らない！ 割り算だけでOK
20. 表の作り方
21. 4x4の表を書いて、256を書く
22. 1/2の128を書く
23. 1/2の64を書いて、128+64の192を書く
24. 64を1/2した32を書く
25. 32を1/2した16と開始値0を書く
26. 隣は-1の値が入る
27. あとは足していけばOK
28. 隣は-1の値が入る
29. 一マス+15して隣は揃えて完成 一マスに16個の数字なので+15
30. まとめ
31. 簡単な作り方 1. 4x4のマスを作る。 2. 開始0、終わり255を書く 3. 一マスに”16個の数字”が存在するよう表を埋める 4. 全体が"/24"。n回半分にしてくと"/(24-n)"
32. 覚えとくと便利 片手で31まで数えられる。(要練習) それぞれの指が”1/2/4/8/16”であることを覚えとくだけでかなり楽。 これだけ覚えておくと、表と合わせて/27以下は指で数えられる。 255.255.255.240が/?って分からない。 　　→ 255-240=15<2^4 なので /24＋4で/28