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JCRT2022@神戸

秋田裕介
September 15, 2022

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秋田裕介

September 15, 2022
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  1. ⼤腸CT検査のカテーテル⼿技に伴う 汚染拡⼤範囲の可視化と 感染管理教育 ◦秋⽥ 裕介 三原 嵩⼤ 荒⽊ 智⼀ 橋本

    和⼤ 医療法⼈社団健診会 東京メディカルクリニック
  2. 演題発表に関連し、開示すべきCO I 関係にある企業等として、 ①顧問: なし ②株保有・利益: なし ③特許権使用料: なし ④講演料:

    なし ⑤原稿料: なし ⑥受託研究・共同研究費: なし ⑦奨学寄付金: なし ⑧寄附講座所属: なし ⑨贈答品などの報酬: なし 日本診療放射線技師学術大会 CO I 開示 東京メディカルクリニック: 秋田 裕介 様式1-A
  3. 背景⼁診療放射線技師法改正 ⼿技による汚染拡⼤範囲は未知 カテーテル 挿⼊・抜去が可能 不慣れ 感染対策 認識不⾜ 画像引⽤︓http://www.jart.jp

  4. 背景⼁⼤腸CT検査の感染管理 ⼤腸CT検査の明確な記述はなく 具体策は施設運⽤に任される 画像引⽤︓http://www.jart.jp 画像引⽤︓http://www.kankyokansen.org/other/syoukaki_guide.pdf

  5. 背景⼁当院での運⽤体制 慣例化した⼿順を再考する契機 導⼊ 2012年 件数 約1200件/年 検査担当 技師・看護師 清掃薬剤 次亜塩素酸

    ナトリウム 清掃 タイミング 患者⼊れ替え時 全件終了後
  6. ⽬的 ⼤腸CT検査において、当院で実施した カテーテル⼿技に伴う汚染拡⼤の可視化 に関する検証と、その結果を反映した 課題解決への取り組みを報告する。

  7. ⽅法⼁検証項⽬ 結果から現状課題を把握 改善案の優先度を全員で議論 1.⼿技による汚染範囲の可視化 2.検証前後でのアンケート調査

  8. ⽅法⼁汚染範囲の可視化 院内運⽤に沿ってシミュレーション 検証参加者 8名 内訳 技師4名、看護師4名 編成 2グループ 検査想定 連続6名(当院

    予約Max枠) 模擬患者 ⼤腸内視鏡トレーニング ファントム 模擬汚染物質 ⼿指衛⽣教育⽤ 蛍光ローション
  9. ⽅法⼁ファントム ブラックライトで汚染範囲を確認 http://www.kyotokagaku.com/jp/products_data/m40/ https://shop.saraya.com/smile/item/41354/ l 肛⾨部に蛍光ローションを塗布

  10. ⽅法⼁検証前後でのアンケート 検証結果+回答を全員に共有・議論 フォーム作成 Google Forms 回答者 8名(検証参加者) 質問内容 ⼤腸CT検査の感染対策について ”普段の業務をする中で”(前)

    ”今回の検証参加を通して”(後) 気になっていること・気づいたこと 回答⽅式 ⾃由記述(複数回答可) 回答時間 各15分
  11. 結果⼁可視化検証︓グループA C T 更 ⾐ 室 更⾐室 RT NS RT

    NS 汚染拡⼤の検出なし
  12. 結果⼁可視化検証︓グループB C T 更 ⾐ 室 更⾐室 RT NS RT

    NS シリンジ・ドアノブ・ガウンが汚染
  13. 結果⼁可視化検証︓グループB

  14. 結果⼁追加検証︓シリンジ汚染 C T 更 ⾐ 室 更⾐室 RT NS RT

    NS シリンジを介して広範囲に汚染拡⼤
  15. 結果⼁追加検証︓シリンジ汚染

  16. 結果⼁アンケート回答結果 回答結果カテゴライズ ガウンの着脱 ⼿袋の着脱 清掃場所とタイミング シリンジの交換時期 汚染物の廃棄⽅法 カテーテル⼿技と操作 その他 検証前

    26件 検証後 36件 検証後に具体的な指摘・提案が増
  17. 考察⼁可視化検証 動線を意識した効率化が今後の課題 p ⼿袋着脱タイミング p シリンジ汚染 Ø カテーテル挿⼊→バルーン拡張時 Ø バルーン脱気時→影響

    少 Ø ⼿技者により過不⾜が異なる Ø 過剰交換も⻑期的な費⽤課題 汚染は不可避 ⼿指衛⽣の統⼀
  18. 考察⼁ワークショップ型 改善案の抽出 Powered by

  19. 考察⼁優先度の⾼い課題の改善 多職種が合意形成の上で提⽰・改善 Powered by

  20. 結語 技師法改正を契機に、当院の運⽤体制下での 汚染範囲の可視化を検証したことで、 職員の感染管理意識が⾼まり、 多職種議論による合意形成の上で 環境整備の運⽤を再考する⼀助となった。 今後の検討では、各施設運⽤に応⽤できる 動線を意識した感染管理の効率化を⽬指す。

  21. 演題に関するご意⾒・ご質問は下記まで 宜しくお願い致します。 akita@tokyo-medical.co.jp

  22. Appendix

  23. Appendix┃検証前 回答結果⼀覧 1つ⽬ ⼿袋を変えずにそのまま操作室内に⼊るのはよくないのではないかと思います。外のドアノブにも付いてしまうので。 ⼿袋 エプロンが使い捨てじゃないのが気になります。クリーニングは何⽬的でされているのか除菌されているのかそういう業者なのか気になってます。 ガウン 検査終わって抜いたチューブを捨てる時、感染や汚染が気になる 廃棄 着替えの部屋で患者さんがCTCのゴミ箱と普通の検査着のところを間違えたりする可能性があり汚染の危険があると思う

    廃棄 ガウンは1例ずつ変えなくて良いのか ガウン 患者ごとにPPEを変えなくてもいいのか疑問に思っています ガウン、⼿袋 明確な不潔、清潔の区別が出来ていない その他 抜いたチューブをゴミ箱に⼊れる時の効率的で適切な⽅法は︖ 廃棄 2つ⽬ 最近は看護師が増えたこともあってチューブの挿⼊までやっていただいてそこから技師がガス挿⼊しますがその時、技師はガウン⼀式着けてないことが多いですがそれはOKなのでしょうか︖⼿袋だけで⼤丈夫でしょうか︖ ガウン 感染ゴミの中で袋を分けている理由があまりわからないです。 廃棄 CTC⽤のゴミを普通のビニール袋にしていて、容量が⼩さいのに結んだりするのは汚い 廃棄 お尻からチューブを抜く時に便が漏れてしまい、⾃分の靴(クロックス)やズボンの裾が汚れてしまったりする可能性があった その他 バルーン拡張のシリンジは複数患者で共有して良いものか シリンジ シリンジの使い回しも⼀患者ごとではなくていいのか疑問に思います シリンジ 不潔操作、清潔操作のやり⽅が個⼈によって差がある その他 フェイスガードが顔の半分までしかないのが気になる その他 3つ⽬ ガウンを脱ぐ際にアルコールでその都度消毒して脱ぐ順序に従ってやった⽅がいいのでしょうか︖前に講習会で教えてもらった脱ぎ⽅です。⾃分も脱ぐときやっていないなと思いまして。 ガウン 帽⼦は患者1⼈に対して1枚ではコストが厳しいのでしょうか。 その他 患者さんの検査⽤パンツにジェルが付いてしまうことがあり、感染・汚染が気になる その他 ガウンはディスポがいいのではないかと思っています ガウン 直接介助する⼈、間接介助をする⼈の待機場所が確保できていない その他 4つ⽬ 次亜塩素酸で最後にドアノブ等を清拭するのですがどういった⽬的でしているのでしょうか。必要なら更⾐室もした⽅がいいのかなと思います。 清掃 検査終了後、患者さんはガスが出そうだったり出てしまう状態なのに緩いパンツを履いてるのは、便が出てしまったりする可能性を考えると汚染の危険がある その他 患者が使⽤したロッカーも消毒する必要もあるのではないかと思いました 清掃 5つ⽬ オムツシートがずれてしまったりすると寝台に便やジェルが付く可能性がある その他 6つ⽬ 着替えの部屋のCTC⽤のゴミ箱が⼩さい 廃棄
  24. Appendix┃検証後 回答結果⼀覧 1つ⽬ シリンジの検証結果を⾒て、シリンジは毎回交換した⽅が良いのかと思いました。室内を最後に消毒しているとはいえ汚染は避けられない状態と思います。 シリンジ ⼿袋を適切なタイミングで外すことが必要だと感じました ⼿袋 ⼈によって⼿袋を着脱するタイミングが違うので統⼀する指標があっても良いかと思います。 ⼿袋 ⼿袋をはずすタイミングが各々違うので、汚染される場所や範囲が異なってくるのである程度マニュアル化した⽅がよいのかもと思った

    ⼿袋 シリンジが、汚れてるだけで汚染範囲が広がることに気づいた。 シリンジ 実際の現場では汚物がかなり緩いと垂れてきたりして汚染が広がりそう その他 PPEは汚れるリスクがあれば患者毎に変えるべき ガウン、⼿袋 ドアノブの消毒を患者⼊れ替え毎には⾏っていなかったので、今回の結果をみて消毒したほうが良いと思った。 清掃 2つ⽬ A班の⽅々は毎回⼿袋の交換をマメにしていたので室内に⼊る技師、看護師は⼿袋の交換、余計なものに⼿を触れないことが⼤事だと思った。 ⼿袋 ⾃分のガウンなどにも汚染があるのがわかったので、本当は部屋から出るたびにガウンの着脱をするべきですが、せめて1⼈の患者が終わったらガウンを着替えるようにしたほうがより清潔かなと思いました(その時は次のチューブ⼊れる⼈が着替えて準備しておく ※マンパワーがあるときに限りますが) ガウン やはりPPEが使い捨てではないのが気になります。ディスポのものも使い回さず捨てたほうがいいのなと思います。 ガウン、⼿袋 PPEの⼿技をきちんと⾝に付けることで、汚染物を破棄するときの汚染範囲が変わるんだなと感じた ガウン、⼿袋 ゴミ箱も⾜踏んで使⽤する場合もあるが急いで⼿で蓋を開けて捨てることもあるので蓋も消毒したりゴミ箱を移動するとっても定期的に拭かないと汚染で他のところも広げてることもあるんじゃないかな︖って気になる。 廃棄、清掃 ⼿袋を交換するタイミングと回数が汚染を減らすのに効果的なんだと気が付いた ⼿袋 ⼿袋は必ず患者毎に変えるべき ⼿袋 消毒、清掃の範囲をどこまで⾏ったらよいかわからない。 清掃 3つ⽬ 看護師が⼤腸のチューブを抜くときに付着した便が⾶ばないように、ガーゼで挟んで抜いていると仰っていたので私も抜く際には真似てみようと思いました。 廃棄 CTCの部屋を出る時は必ず⼿につけていた⼿袋を外し、CT室内に置いてあるアルコール消毒をしてから操作室に戻るよう徹底する ⼿袋 1患者1お部屋消毒(次亜塩素酸)しても良いかと思います。実験後にそうやってもいいかもと話がありましたが浸透してないのでやったりやらなかったりと曖昧です。 清掃 思っていた以上に、ちょっと器具や装置に触っただけでもそこから汚染が広がる可能性があることを考えて清潔動作を考えなくてはいけないなと思った その他 ガウンは技師も看護師も中対応で有れば2⼈ともきた⽅がいいと思った。 ガウン 検査が終わり、チューブを抜いたときの汚物の包み⽅︖が⼈それぞれなので汚染の仕⽅もそれぞれある気がする。パターンと傾向が気になる。 廃棄 シリンジも患者ごとに変えるべき シリンジ 4つ⽬ シリンジは1⼈の患者につき、⼀本の使⽤が望ましいと思いました。 シリンジ 専⽤フェイスシールドもあっていいのかと思います フェイスシールド 汚物をまとめる医療廃棄BOXが簡易的すぎると思う。CTC⽤にすれば普段から汚染も広がりにくい︖ 廃棄 ⼿指衛⽣は⼤切 ⼿袋 5つ⽬ 1⼈の患者が終わったら、使⽤したドアノブ、CTの操作板︖なども消毒する必要があると思います。 清掃 汚染された⼈が捜査をしたりすることも無くはないので操作卓の汚染も気になる。 その他 意外なところに⾶びちったりしている その他 6つ⽬ 患者の使⽤したシーツなどを⽚すときなどは、汚染部分を丸めるようにして廃棄することが⼤切だと思いました。(廃棄したときにつけていた⼿袋も外す) 廃棄 現在では検査中に出⼊りする⼈数が多いので汚染も広がりやすいかもしれない。 その他 汚染箇所は⼿袋変えるなど気をつければ広がらない可能性がある ⼿袋 7つ⽬ ⾝につけているPPEはせめて⼀患者ごとに外すことが理想かなと思います。 ⼿袋、ガウン 汚染されたパンツを履いて移動する患者が待合室等を汚染する可能性もある その他 8つ⽬ ⾜元のガードがないのが気になる その他
  25. Appendix┃2軸分析 全体図 Powered by