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【SORACOM UG 四国】今だからこそ学ぶ!IoTの全体像と最新事例、生成AIの基礎

【SORACOM UG 四国】今だからこそ学ぶ!IoTの全体像と最新事例、生成AIの基礎

2024年5月18日開催『SORACOM UG 四国 in 高松 2024初夏 IoT×生成AI=!!』で、ソラコム松下(max)が発表した資料です。

SORACOM

May 18, 2024
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  1. 今だからこそ学ぶ! IoTの全体像と最新事例、生成AIの基礎 May 18, 2024 SORACOM UG 四国 in 高松

    株式会社ソラコム テクノロジー・エバンジェリスト 松下 享平 (Max / @ma2shita)
  2. 株式会社ソラコム テクノロジー・エバンジェリスト 松下 享平 (まつした こうへい) "Max" • 静岡県民 新幹線通勤族

    • 講演や執筆を中心に活動、登壇数600以上/累計 • 経歴: 東証二部ハードウェアメーカーで情シス、 EC 事業、IoT 事業開発を経て2017年より現職 • 好きな言葉「論よりコード」 • AWS ヒーロー (2020年受賞) • X(旧Twitter): @ma2shita • 最近、肌ラボを使ってます WiJG?, Public domain, via Wikimedia Commons NEW!! NEW!!
  3. SORACOM は IoT の「つなぐ」を簡単に IoT デバイス クラウドサービス IoT 通信 IoT

    SIM (カード型 / eSIM / iSIM) LPWA / Satellite パートナーデバイス 《200種類以上》 パートナー・クラウド サービス 《AWS / Microsoft / Google》 Wi-Fi / Wired(VPN) 3G / LTE / 5G LTE-M パートナーテクノロジー / パートナーインテグレーション 通信モジュール クラウド型カメラ センサー SORACOM デバイス SORACOM IoT コネクティビティ データ蓄積・可視化 SORACOM IoT プラットフォーム アラート通知 リモート制御 メンテナンス ワンストップで揃う・組み合わせて使える、IoT サービス “創り” を支援
  4. サービス 導入事例 一般財団法人 四国電気保安協会 電気設備等の情報を、通信ゲートウェイからSORACOM Airと SORACOM Funk、SORACOM Beam等を利用することで、 セキュアにクラウドへデータ送信。

    遠隔から電気設備の状態 を確認・機器制御 保安協会 お客さま SORACOM Beam AWS Cloud AWS IoT Core AWS Lambda MQTTS SORACOM Funk SIMアクティベート ゲートウェイ マルチデータ 収集装置 サービス利用 モノ情報の登録 初回起動時 SORACOM Air Data store 可視化等 電気設備
  5. IoT はデジタル社会・スマート化を担う技術 IT インター ネット クラウド IoT 1995~ 2005~ 2015~

    デジタル化 通信インフラ データ活用 デジタル化 現在 通信インフラ • 5G、LPWA、 衛星通信 データ活用 • ML、生成 AI モノがネットにつながるのが “普通” の社会へ
  6. セコム株式会社 利用したSORACOMサービス: SORACOM Air、SORACOM Funnel 利用したデバイス: GPSマルチユニットSORACOM Edition 導入事例 サービス

    見守りサービスで活用するセン サーにIoTデバイスを加え、離れ た家族をスマホからゆるやかに 見守る。
  7. “AI” における生成 AI (GenAI) の位置づけ 生成 AI (Generative AI; GenAI)

    • 機械学習(ML) における分類「識別モデル」と「生成モデル」のうち、生成に着目した呼称。 • 実装例には、画像を生成するモデルや、自然言語を扱う大規模言語モデル(LLM)がある。 出典: 西脇 文彦. “生成AIが実現している機能の6類型”. DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー. 2023-06-09. https://dhbr.diamond.jp/articles/-/9676, (参照 2023-08-10). 従来の ML や深層学習(DL)と異なる点 ➢ これまでは「学習」と「推論(生成)」の2つの作業が 不可欠。特に学習は専門知識や費用が必要だった。 ➢ 生成 AI は学習済みモデル(基盤モデル)が提供され、 利用者による学習作業が不要で、成果が得られる。
  8. 大規模言語モデル(Large Language Model; LLM) とパラメーター数 【LLM とは】入力単語群を基に 「次の単語を予測する」仕組み LLM の評価指標「パラメーター数」

    • パラメーターの数 = モデルの容量 • 言語や用途に特化している場合もある ため単純比較はできないが、予測精度 の評価目安にはなる 出所: 松尾豊. “AIの進化と日本の戦略”. 自民党AIの進化と実装に関するプロジェクトチーム(第2回). 2020-02-17. https://note.com/akihisa_shiozaki/n/n4c126c27fd3d, (参照 2023-08-10). IoT とは、遠くのモノや現場で起こっているコトを デジタル化する技術です。その用途は、 …その用途は、製造業における 初期入力 出力 = 生成 この文章に続く単語は “これ” だな、 常識的に考えて。 …その用途は、製造業における機械の監視や、 …その用途は、製造業における機械の監視や、地域防災を さらに入力
  9. 生成 AI と IoT の関係 生成 AI 人力 プロンプト 《

    チャットボット 》 IoT デバイス データ データ + プロンプト 出力・生成 指示・フィードバック
  10. IoT 視点による、生成 AI への期待 IoT の特性 • 時系列データ • パーシャル(部分的)データ

    • 双方向・フィードバック 生成 AI への期待 • 未来予測 • 紐づけの省力化 • 指示の自動化 対応する生成 AI 関連技術の例: • TimesFM (時系列予測AI基盤モデル) / 時系列データの未来予測 • RAG (Retrieval-Augmented Generation) / マスタデータとの突合、指示の生成 • 自動プロンプトエンジニア (Automatic Prompt Engineering) / プロンプトの最適化
  11. 生成 AI への評価と気を付けるべき点 誤: 生成 AI は使えない 正: 生成 AI

    を適切に使えていない 例) • 小説を書くのに適した道具は? • 会計処理を行うのに適した道具は? ワープロ スプレッド シート 適した道具がある 今は、いろいろな事に使ってみる時期 評価を忘れずに
  12. 『技術評論社』知識地図シリーズ IoTの知識地図 設計・実装・運用のための必須知識をこれ一冊で 1. IoTの基礎とトレンド 2. IoTのデバイス 3. IoTにおけるセンサーの活用 4.

    IoTのネットワーク 5. IoTのデータ活用とクラウド利用 6. IoTによる双方向通信・遠隔制御 7. IoTのセキュリティ 8. IoTプロジェクトの取り組み方 https://gihyo.jp/book/2024/978-4-297-14069-4 本 2,860円(税込) ※電子書籍あり 好評発売中!
  13. 日本最大級の IoT カンファレンス SORACOM Discovery 2024 ― 変える、今ここから 7/17(水) 東京ミッドタウン

    [東京/六本木] 複数トラックによる特別講演や IoT/DX 事例、 IoT 関連テックのセッション 会場だからこそ「見られる、触れられる」 ワークショップや展示会場 discovery.soracom.jp
  14. SORACOM の願い クラウド ⇒ 多くの Web サービス SORACOM ⇒ 多くの

    IoT システム 日本から、世界から、たくさんの IoT プレイヤーが生まれますように