Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
テスト技法作成のアプローチを考える
Search
imtnd
June 12, 2021
Programming
0
630
テスト技法作成のアプローチを考える
テスト技法作成のアプローチを考える
in WACATE 2021 SUMMER
https://wacate.jp/workshops/2021summer/program/#session2
imtnd
June 12, 2021
Tweet
Share
More Decks by imtnd
See All by imtnd
WACATE 2022 夏 ワークショップの目的
imtnd
0
840
テスト設計技法をなぜ&どのように使うのか体験しよう!
imtnd
0
1.3k
analyze the behavior with decision table
imtnd
0
3.6k
WACATE流テスト分析のワークショップを体感してみよう
imtnd
0
180
テストの目的を考えよう
imtnd
0
700
アジャイルとテスト / Agile and Testing
imtnd
1
1.8k
やってみよう状態遷移テスト #xpjug
imtnd
0
990
Agile Japan 2019 Report
imtnd
0
970
Let's consider about Test Levels
imtnd
1
720
Other Decks in Programming
See All in Programming
Hi, have you met Kotlin Multiplatform? | Kotlin User Group Berlin
prof18
1
130
新年度から始めるJava言語のファーストステップ2024
tatsuya1bm
0
150
Embedding it into Ruby code
soutaro
3
3.1k
見えないものに着目すると上手くいく、モデリングの勘所 / invisible-driven-design
minodriven
18
3.7k
The Design of Everyday APIs - PyCon 2024
roguelynn
1
630
コンパウンドプロダクト開発の質とスピードを支える Protobuf と Connect #アーキテクチャ_findy / Boosting Compound Product Development Efficiency with Protobuf and Connect
izumin5210
12
640
Go + GraphQL @ newmo
110y
3
230
プログラミング&実行できるWEBアプリを手作り
ohmori_yusuke
3
200
アイテムレビュー基盤で導入したアーキテクチャとその成果 / Item Review Introduction Architecture Outcome
chichi1091
1
1k
Prepare for Jakarta EE 11 - Performance and Developer Productivity
ivargrimstad
0
770
Upgrading Legacy to the Latest PHP Version
afilina
PRO
0
160
Enjoy Creative Coding with Ruby (RubyKaigi2024)
chobishiba
0
4.7k
Featured
See All Featured
Embracing the Ebb and Flow
colly
80
4.2k
Unsuck your backbone
ammeep
664
57k
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
36
2.1k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
17
2.7k
The Invisible Customer
myddelton
114
12k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
12
1.1k
The Brand Is Dead. Long Live the Brand.
mthomps
49
32k
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1025
450k
Happy Clients
brianwarren
92
6.4k
Building Adaptive Systems
keathley
32
1.9k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
13
4.6k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
22
4k
Transcript
テスト技法作成の アプローチを考える WACATE 2021 SUMMER
⾃⼰紹介 • ⾓⽥ 俊 • Twitter • @imtnd • コミュニティ活動
• WACATE実⾏委員 • NaITE運営スタッフ • テストプロセス改善技術研究会
セッションのゴール • 課題に対して効率的に対策するアプローチを考える (プロセスを体験する) • 個⼈ • グループ • 他⼈が使えるもの
• 何も考えずに課題に⽴ち向かわない
課題に対応するアプローチ • 課題に対して、より良いアプローチ⽅法がないか検討するクセ をつける • 改善例 • コンピュータで⾃動化できるものは⾃動化を考える • ミスが起きそうなところは、ミスが⼊らない⼿段を検討する
• ⼈⼿でやるとしても、より効果的に作業を⾏うにはどうするのかを考 える • ⼩さな改善でも良い
全数テストは不可能 JSTQB Fundation Level シラバス テストの7原則より http://jstqb.jp/dl/JSTQB-SyllabusFoundation_Version2018V31.J03.pdf
⼊⼒値として1 ~ 100を取る 1を⼊⼒するパターンをテスト 2を⼊⼒するパターンをテスト 3を⼊⼒するパターンをテスト 4を⼊⼒するパターンをテスト 5を⼊⼒するパターンをテスト ・ ・
・
81を⼊⼒するパターンをテスト 82を⼊⼒するパターンをテスト 83を⼊⼒するパターンをテスト 84を⼊⼒するパターンをテスト 85を⼊⼒するパターンをテスト ・・・😥😥😥 効率よくテストするには どうすれば良いのだろう︖︖︖
時間は常に有限 ⼯夫
作業を効率化する⼿順を考える 1. 課題を定義する どういうことが⾮効率なのか、 どういうことがボトルネックとなるのか etc 2. 課題に対する対策を考える 3. 対策を実⾏する
4. 対策を振り返る 5. 対策が他に展開できないか考える より汎⽤に使えるのであれば他チームへ展開が出来る
ワークの流れ • 1つ⽬の課題(個⼈) 1. 何も対策を考えない状態で対応する 2. 改善⽅法を考えて対応する • 休憩 •
2つ⽬の課題(グループ) 1. 効率的に課題を⾏うにはどうすれば良いかをグループで考える 2. 他のグループに展開する⽅法を考える
個⼈ワークタイムテーブル 課題に挑戦 10分 戦略を考える 10分 戦略を元に課題に挑戦 10分 振り返り 10分
個⼈ワーク課題 ⽂章の中に「の」がいくつあるかを 数える 時間 10分 課題に挑戦 10分 戦略を考える 10分 戦略を元に課題に挑戦
10分 振り返り 10分
戦略を考える もう1回、違う⽂章で同じ課題をやっていただきます。 より効率的に、 より正確に 「の」を数えるにはどうしたら良いか考えてください。 時間 10分 課題に挑戦 10分 戦略を考える
10分 戦略を元に課題に挑戦 10分 振り返り 10分
戦略を実施する もう⼀つの課題で「の」の数をカウントしてください。 先程考えた戦略を実践してみてください。 時間 10分 課題に挑戦 10分 戦略を考える 10分 戦略を元に課題に挑戦
10分 振り返り 10分
ふりかえり 検討した戦略で うまくいった点、 うまくいかなかった点等を振り返ってください。 時間 10分 課題に挑戦 10分 戦略を考える 10分
戦略を元に課題に挑戦 10分 振り返り 10分
休憩 時間 15分
グループワークタイムテーブル 戦略を 考える 20分 戦略を 実践する 10分 振り返り 15分 他グループ
への 展開準備 10分 他グループ への 展開 5分 他グループ の戦略理解 5分 他グループ の戦略実施 10分 振り返り 10分
グループワーク課題 バスの路線図に「前」という漢字がい くつあるのかをカウントしてもらいま す。 グループでより正確にカウントすれば よいのか戦略を考えてください。 時間 20分 戦略を 考える
20分 戦略を 実践する 10分 振り返り 15分 他グループ への 展開準備 10分 他グループ への 展開 5分 他グループ の戦略理解 5分 他グループ の戦略実施 10分 振り返り 10分
グループの戦略を実施する グループで検討した戦略を実践していただきます。 時間 10分 戦略を 考える 20分 戦略を 実践する 10分
振り返り 15分 他グループ への 展開準備 10分 他グループ への 展開 5分 他グループ の戦略理解 5分 他グループ の戦略実施 10分 振り返り 10分
ふりかえりと改善点 検討した戦略で うまくいった点、 うまくいかなかった点等を振り返ってください。 より良くする改善⽅法がないかを検討してください。 時間 15分 戦略を 考える 20分
戦略を 実践する 10分 振り返り 15分 他グループ への 展開準備 10分 他グループ への 展開 5分 他グループ の戦略理解 5分 他グループ の戦略実施 10分 振り返り 10分
他のグループへの展開準備 ⾃分達のグループで検討した⽅法を、 他のグループに展開できるように整理してください。 この時間のあとにグループの中の代表者1⼈は他のグループに移動 して⾃分達の⽅法を展開しに⾏ってもらいます。 情報展開の時間は5分です。 この時間で他グループへ戦略を展開する代表者を決めてください。 時間 10分 戦略を
考える 20分 戦略を 実践する 10分 振り返り 15分 他グループ への 展開準備 10分 他グループ への 展開 5分 他グループ の戦略理解 5分 他グループ の戦略実施 10分 振り返り 10分
他のグループへの展開 代表者⼀⼈は他のグループに展開をお願いします。 他の⼈は他グループからの戦略を聞きましょう。 5分 戦略を 考える 20分 戦略を 実践する 10分
振り返り 15分 他グループ への 展開準備 10分 他グループ への 展開 5分 他グループ の戦略理解 5分 他グループ の戦略実施 10分 振り返り 10分 時間
他のグループの戦略理解 グループ内で聞いた戦略の展開をお願いします。 代表者で説明に⾏っていた⼈も理解できるようにグループ内 で情報共有をお願いします。 グループでどう実施するのかも決めてください。 時間 5分 戦略を 考える 20分
戦略を 実践する 10分 振り返り 15分 他グループ への 展開準備 10分 他グループ への 展開 5分 他グループ の戦略理解 5分 他グループ の戦略実施 10分 振り返り 10分
他グループの戦略を実施する 他グループの戦略を実践してもう⼀つの課題をやってみてく ださい。 時間 10分 戦略を 考える 20分 戦略を 実践する
10分 振り返り 15分 他グループ への 展開準備 10分 他グループ への 展開 5分 他グループ の戦略理解 5分 他グループ の戦略実施 10分 振り返り 10分
他グループの戦略の振り返り 最初に⾃分たちのグループでやった施策と 他グループの施策の振り返りをしてください。 ・良かった点 ・悪かった点 ・⾃分達の戦略と合わせてより良い戦略にできないか etc 時間 10分 戦略を
考える 20分 戦略を 実践する 10分 振り返り 15分 他グループ への 展開準備 10分 他グループ への 展開 5分 他グループ の戦略理解 5分 他グループ の戦略実施 10分 振り返り 10分
まとめ 課題を定義する 改善⽅法を考える 他の⼈への展開を考える
テスト技法作成プロセスも同じ • 新しい技術というのは、何かしら課題を解決するために考案さ れる • 技術を学ぶ時には、この技術がどういった課題を解決するため の技術なのかということを意識することが必要 (技術が解決する課題が常に提⽰されているとは限らない) • 「技術が解決したい課題」を明確に捉えられると、技術を適⽤
できる場⾯というのを正確に捉えられるようになる