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2024/01/10 Regional Scrum Gathering Tokyo 2024 コネヒト株式会社 田中俊也 仮説→実験→検証→学び... プロダクト開発を前に進めるためにMobius Outcome Deliveryを学び 実践していること 1

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2 突然ですが 僕は当時こんな悩みを 抱えていました

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3 なんで やってるん だっけ? 自分が やってるこ とって意味 ある? 作ったけど またうまく いってない 普段やってる開発が 点になっていて繋がっていないのではないか。 学びを将来に活かせられてないのではないか。 施策A 施策B

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4 なんとなく進みが遅いと感じるが、 どこがボトルネックになっているのか特定が しづらいのではないか 仮説 実験 検証 手伝いたいけど どこで困ってるんだ ろう 学び どうやって 解決しよう

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5 やったことがチーム内に閉じていて、 その知見をチーム間で 活かせられてないのではないか うちはうち よそはよそ

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6 ● 当時プロダクト開発に関するもやもやを解消したいと思って ました ● 去年の7月にMobius Outcome Delivery研修を受けました (とても楽しかったのでおすすめ!) ● もやもやに対するヒントになりそうだったがMobius Outcome Deliveryはどうやって現場に取り入れていく(=意識できる)の か、が自分の中でわからなかった 本セッションのモチベーション

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7 ● Mobius Outcome Deliveryを自分なりに解釈をし、 実践をしてきました ● まだ実験の途中であり、うまくいってないこともたくさん ● 同じような悩みを抱えていたら、色々議論したいです! 本セッションのモチベーション

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8 ● あだ名:TOC(トッシー) ● 所属:コネヒト株式会社 ● 職種:Webエンジニア ● X(Twitter):@toc_toc05 Toshiya Tanaka(田中 俊也)

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9 コネヒトについて ありとあらゆる価値観が見つめ直され、 それぞれに思い描く家族の姿はどんどん変わっている。 家族の数だけ形があって、つくりたい未来がある。 私たちコネヒトは、その「家族像」というテーマに 向き合う会社です。 すべての家族が思い描く姿を実現できるように。 家族を学んで、アクションし、時にパートナーと一緒に、 「あなたの家族像」が実現できる社会を みなさんとつくってまいります。 あなたの家族像が実現できる 社会をつくる

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10 ママリについて ユーザー同士で悩みを相談しあう Q&A機能 月間投稿数130万件、回答率95%、一つ目の回答がくるまで 2-3分(最頻値) Q&Aコミュニティ 生活に役立つ記事を毎日配信。専門家監修の記事も多数 メディア インスタハッシュタグ「 #ママリ」の投稿数が約 1,030万件超で #ママ(投稿数:約570万件)よりも投稿されている SNS

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11 コネヒトの開発体制

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12 コネヒトの開発体制 ココ→

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13 何を実現し、どう活用してるのか ● Mobius Outcome Deliveryについて ● Mobius Outcome Deliveryの思想、Mobius Navigatorを どうやって実現し、取り入れてるのか Mobius Navigatorを実践して、どうだった? ● 活用した効果やみんなの声 ● Mobius Navigatorを実践し、広めるための工夫 本セッションの構成 前半 後半

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14 前半 ● Mobius Navigatorを実現し、現場に取り入れた 具体的な事例を知ることができます 後半 ● 新しい試みを取り入れる際の工夫の仕方を知ることができます 本セッションで得られるもの

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15 ● Mobius Outcome Delivery(Mobius Navigator)について 知りたい方 ● Mobius Outcome Delivery(Mobius Navigator)の 具体的な実現事例について知りたい方 ● プロダクトを成長させるために仮説検証を繰り返している方 本セッションの主な対象者

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16 何を実現し、どう活用してるのか ● Mobius Outcome Deliveryについて ● Mobius Outcome Deliveryの思想、Mobius Navigatorを どうやって実現し、取り入れてるのか Mobius Navigatorを実践して、どうだった? ● 活用した効果やみんなの声 ● Mobius Navigatorを実践し、広めるための工夫 本セッションの構成 前半 後半

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17 Mobius Outcome Delivery

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18 https://www.mobiusloop.com/

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19 ● DiscoveryからDeliveryまでを繋ぎ、見えるようにする ● 3つのセクションで構成 ○ Discover ○ Decide ○ Deliver メビウスは価値を生み出すためのナビゲーター Mobius Navigator https://www.mobiusloop.com/

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20 ● 問題を設定、発見するフェーズ ● Why & Who: なぜやるのか、誰に向けてやるのか ● Outcomes: 得られる計測可能なアウトカム ● 例) ○ デザイン思考な部分 Discover

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21 ● 問題を解決する方法を判断するフェー ズ ● Options: アウトカムを達成するためにどんな方 法があるのか ● 例) ○ バックログリファインメント ref. Outcome-driven delivery with Open Practice Library Decide

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22 ● 決定した方法を実際にユーザーに 届けるフェーズ ● うまくいったこといかなかったことを確認 し、学びを得る ● 例) ○ プランニング ○ デイリースクラム ○ レトロスペクティブ ref. Outcome-driven delivery with Open Practice Library Deliver

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23 問題を発見 やり方を 決める 適切に作る

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24 メビウスはDiscoveryとDeliveryをつなぐ チームの羅針盤となる こういうこと がしたいん だけど こうしたら 早く届けられそ う ユーザーの反応 はこんな感じだっ たね 別の問題が ありそうだね 開発者 PdM 開発者 PdM

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25 メビウスはアウトカムドリブン ● アウトプットよりアウトカム ● 測定可能なアウトカム ○ 自分たちがうまくいっているかがわかる ref. What is a Measurable Outcome (MO)? どうやったら成 功したってわか るかな?

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26 メビウスは繋がり続ける もっと作る? 別の問題を見つ ける?

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27 ● DiscoveryとDeliveryをつなぐ、チームの羅針盤である ● アウトカムドリブンである ● 一回で終わりではなく、繋がり続ける Mobius Navigator

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28 “Outcome Deliveryは、バラバラだった ドットをつなぎ、すごい実験をして 本当に意味のある成果を生み出すのです” Jamie O’Shaunessey, プロダクトマネージャー、Skype

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29 キーワード 繋がり、ループ

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30 直感的にすごい大事な考え方だから 普段の開発で意識したい。 でもどうやって実践できる?

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31 Mobius Navigatorの思想を どうやって実現し、取り入れてるのか

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32 当時の課題感 普段やってる開発が 点になっていて 繋がっていないのではな いか。 学びを将来に活かせられ てないのではないか。 なんとなく進みが遅いと感 じるが、 どこがボトルネックになっ ているのか特定が しづらいのではないか やったことがチーム内に閉 じていて、 その知見をチーム間で 活かせられてないのでは ないか

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33 当時の課題感 普段やってる開発が 点になっていて 繋がっていないのではな いか。 学びを将来に活かせられ てないのではないか。 なんとなく進みが遅いと感 じるが、 どこがボトルネックになっ ているのか特定が しづらいのではないか やったことがチーム内に閉 じていて、 その知見をチーム間で 活かせられてないのでは ないか

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34 メビウスは繋がり続ける もっと作る? 別の問題を見つ ける?

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35 メビウスは繋がり続ける もっと作る? 別の問題を見つ ける? これを意識できる仕組みを作ることで 点になっている(ように見える)開発を 繋がりを持ったものにできるのではないか

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36 課題に対するアプローチ Mobius Navigatorの思想 作って終わりではなく、 繋がり続けることが直感的にわ かる 普段やってる開発が 点になっていて 繋がっていないのではな いか。 学びを将来に活かせられ てないのではないか。 なんとなく進みが遅いと感 じるが、 どこがボトルネックになっ ているのか特定が しづらいのではないか やったことがチーム内に閉 じていて、 その知見をチーム間で 活かせられてないのでは ないか

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37 課題に対するアプローチ Mobius Navigatorの思想 作って終わりではなく、 繋がり続けることが直感的にわ かる 普段やってる開発が 点になっていて 繋がっていないのではな いか。 学びを将来に活かせられ てないのではないか。 なんとなく進みが遅いと感 じるが、 どこがボトルネックになっ ているのか特定が しづらいのではないか やったことがチーム内に閉 じていて、 その知見をチーム間で 活かせられてないのでは ないか

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38 起こりうるDiscoveryとDeliveryの分断 ちゃんと考 えた状態で 開発者に 話さないと 何かに 困ってるん だろうか? 開発者 PdM

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39 メビウスはDiscoveryとDeliveryをつなぐ チームの羅針盤となる こういうこと がしたいん だけど こうしたら 早く届けられそ う ユーザーの反応 はこんな感じだっ たね 別の問題が ありそうだね 開発者 PdM 開発者 PdM

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40 メビウスはDiscoveryとDeliveryをつなぐ チームの羅針盤となる こういうこと がしたいん だけど こうしたら 早く届けられそ う ユーザーの反応 はこんな感じだっ たね 別の問題が ありそうだね 開発者 PdM 開発者 PdM アイデアの起案から届けるまでを見えるようにする ↓ どこで躓いてるのかがわかる ↓ ボトルネック解消に動きやすい ↓ ボトルネック解消につながる会話を増やす

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41 課題に対するアプローチ Mobius Navigatorを 用いた視える化 DiscoveryからDeliveryまで 見える化することでどこで 時間がかかっているかを特定 Mobius Navigatorの思想 作って終わりではなく、繋がり続 けることが直感的にわかる 普段やってる開発が 点になっていて 繋がっていないのではな いか。 学びを将来に活かせられ てないのではないか。 なんとなく進みが遅いと感 じるが、 どこがボトルネックになっ ているのか特定が しづらいのではないか やったことがチーム内に閉 じていて、 その知見をチーム間で 活かせられてないのでは ないか

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42 課題に対するアプローチ Mobius Navigatorを 用いた視える化 DiscoveryからDeliveryまで 見える化することでどこで 時間がかかっているかを特定 Mobius Navigatorの思想 作って終わりではなく、繋がり続 けることが直感的にわかる 普段やってる開発が 点になっていて 繋がっていないのではな いか。 学びを将来に活かせられ てないのではないか。 なんとなく進みが遅いと感 じるが、 どこがボトルネックになっ ているのか特定が しづらいのではないか やったことがチーム内に閉 じていて、 その知見をチーム間で 活かせられてないのでは ないか

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43 メビウスを中心に組織の学習を強化したい 開発者 PdM 他チームの PdM 開発者 経営層 PdM

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44 メビウスを中心に組織の学習を強化したい 開発者 PdM 他チームの PdM 開発者 経営層 PdM チーム内 チーム間 組織

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45 課題に対するアプローチ Mobius Navigatorを 用いた視える化 DiscoveryからDeliveryまで 見える化することでどこで 時間がかかっているかを特定 Mobius Navigatorの思想 作って終わりではなく、繋がり続 けることが直感的にわかる 普段やってる開発が 点になっていて 繋がっていないのではな いか。 学びを将来に活かせられ てないのではないか。 なんとなく進みが遅いと感 じるが、 どこがボトルネックになっ ているのか特定が しづらいのではないか やったことがチーム内に閉 じていて、 その知見をチーム間で 活かせられてないのでは ないか Mobius Navigatorを チーム間で共有 メビウスの繋がりを共有すること でチーム間の学習を強化

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46 課題に対するアプローチ Mobius Navigatorを 用いた視える化 DiscoveryからDeliveryまで 見える化することでどこで 時間がかかっているかを特定 Mobius Navigatorの思想 作って終わりではなく、繋がり続 けることが直感的にわかる 普段やってる開発が 点になっていて 繋がっていないのではな いか。 学びを将来に活かせられ てないのではないか。 なんとなく進みが遅いと感 じるが、 どこがボトルネックになっ ているのか特定が しづらいのではないか やったことがチーム内に閉 じていて、 その知見をチーム間で 活かせられてないのでは ないか Mobius Navigatorを チーム間で共有 メビウスの繋がりを共有すること でチーム間の学習を強化 Mobius Navigatorが解決のヒントになるのではないか?

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47 ● 実際にどうやってMobius Navigatorを組織に 取り入れたのか、の具体的な手法を話します ○ ※独自で作成したもので研修で紹介されたものではあ りません ● Notionを活用した実現方法になるので、 合う組織、合わない組織があるかと思います ● 一つの事例として、参考になればと思います ここから超具体の話

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48 ● 実際に組織で利用しているも のと同等のものを 配布しました ● 実物をみるとよりイメージが 湧くかもしれません。 実際に作ったものを配布しています https://surf-toothbrush-068.notion.si te/Mobius-Navigator-Template-73022 d6bc9e043ff838981cd92d91add

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49 どうやって実現したのか 作ったもののデモを 見ていきましょう👇

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50 コネヒト式Mobius Navigatorの全体像 テーマ(親):課題や問題、解決したいこと 実験(子):課題を解決するための実験、取り組み テーマ(親):課題や問題、解決したいこと

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51 コネヒト式Mobius Navigatorの仕組み テーマを作成 やり方を決め実験を紐付ける

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52 ストーリー例 健康診断を受けて ちょっとショック 健康診断を受けたら何点か 指摘された項目があった 健康体に戻すために 運動などをする 健康な身体に戻すべく、 運動や食事改善をする 運動にハマって大会へ 自分の身体が変化することに 喜びを感じ、運動にハマる。 より高い目標を設定する。

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53 デモ動画 https://youtu.be/T5aI84k5WHo

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54 全体像

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55 全体像 誰に なぜ 何を やるのか テーマを 作成する アウトカムを 決める どうやって 実験できるか 考える 実験を作成 検証する 検証結果を 考察・共有 する (必要な場合) 開発を する 別の問題を 見つける 次の実験を やる

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56 まとめると テーマと実験が相互に結びつく状態 👉仮説→実験→検証→学び...のループを実現・見える化した

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57 Notionの機能をたくさん使ってます ● ボタンを使ってステータス更新やページ作成を自動化

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58 Notionの機能をたくさん使ってます ● ステータスで今どんな状態かがわかる ● 日付でいつ始まったのか、完了したのかがわかる

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59 詳しくはテックブログへ 👇Notionを活用したMobius Navigatorの実現 仮説→実験→検証→学び...プロダクト開発のループを実現するた めに行っていること 👇実験を行うために活用しているテンプレートについて A/Bテスト標準化へ取り組んだ話

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60 コネヒト式Mobius Navigatorを用いた 開発プロセス例 何が課題かな? 誰に向けてやる? どうやって早く ユーザーに届け ようか? どうやって実現し よう? 簡単に実験でき ないかな? 〇〇な結果から こんな学びが 得られたよ PdM PMM PdM 開発者 開発者 PdM 他チームのPdM

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61 コネヒト式Mobius Navigatorを用いた 開発プロセス例 どうやって早く ユーザーに届け ようか? どうやって実現し よう? 簡単に実験でき ないかな? PdM 開発者 開発者 何が課題かな? 誰に向けてやる? 〇〇な結果から こんな学びが 得られたよ PdM PMM PdM 他チームのPdM Mobius Navigatorを利用

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62 コネヒト式Mobius Navigatorを用いた 開発プロセス例 何が課題かな? 誰に向けてやる? 〇〇な結果から こんな学びが 得られたよ PdM PMM PdM 他チームのPdM どうやって早く ユーザーに届け ようか? どうやって実現し よう? 簡単に実験でき ないかな? PdM 開発者 開発者 プロダクトバックログ (GitHub Projects) スプリントバックログ (zenhub)

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63 行っていること ● PdMを中心に利用 ○ Discoverフェーズでの利用 ○ 学びの共有、見える化 ● Mobius Navigatorを用いた知見共有 ○ 部署横断の知見共有会(後述します) ● オープンなドキュメントとしていつでも振り返れるようにする 現状のMobius Navigatorの利用場面

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64 行っていないこと ● 実際に作るフェーズはスクラムで利用してたツールを そのまま利用 ○ プロダクトバックログ:Github Projects ○ スプリントバックログ:zenhub 現状のMobius Navigatorの利用場面

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65 頻度 ● 週1回 30分 参加者 ● PdM、経営陣、各部署の部長・リーダー 開発者(一部)、プロダクトの相談したい人は誰でも やること ● Mobius Navigatorを見ながらやったことの 結果や学びを共有 部署横断の知見共有会

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66 解決のアイデア Mobius Navigatorを 用いた視える化 DiscoveryからDeliveryまで 見える化することでどこで 時間がかかっているかを特定 Mobius Navigatorの思想 作って終わりではなく、繋がり続 けることが直感的にわかる Mobius Navigatorを チーム間で共有 メビウスの繋がりを共有すること でチーム間の学習を強化 普段やってる開発が 点になっていて 繋がっていないのではな いか。 学びを将来に活かせられ てないのではないか。 なんとなく進みが遅いと感 じるが、 どこがボトルネックになっ ているのか特定が しづらいのではないか やったことがチーム内に閉 じていて、 その知見をチーム間で 活かせられてないのでは ないか

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67 具体に落とし込む Notionのステータス管理 DiscoveryからDeliveryまで見え る化することでどこで時間がか かっているのかを特定 Notionのリレーション 作って終わりではなく、繋がり続 けることが直感的にわかる 成果物をチーム間で共有 メビウスの繋がりを共有すること でチーム間の学習を強化 普段やってる開発が 点になっていて 繋がっていないのではな いか。 学びを将来に活かせられ てないのではないか。 なんとなく進みが遅いと感 じるが、 どこがボトルネックになっ ているのか特定が しづらいのではないか やったことがチーム内に閉 じていて、 その知見をチーム間で 活かせられてないのでは ないか

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68 前半まとめ ● Notionの機能を応用し、Mobius Navigatorを表現した ○ 施策の繋がり=ループを実現 ○ 施策起案→開発→検証をステータスで見える化 ● それにより自然にMobius Navigatorに沿ったプロダクト 開発を進められるフローを作った ● 作成したものを主に部署横断のMTGで利用することで 各チームの状況を見える化し、共有できるようにした

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69 何を実現し、どう活用してるのか ● Mobius Outcome Deliveryについて ● Mobius Outcome Deliveryの思想、Mobius Navigatorを どうやって実現し、取り入れてるのか Mobius Navigatorを実践して、どうだった? ● 活用した効果やみんなの声 ● Mobius Navigatorを実践し、広めるための工夫 本セッションの構成 前半 後半 終わり!

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70 何を実現し、どう活用してるのか ● Mobius Outcome Deliveryについて ● Mobius Outcome Deliveryの思想、Mobius Navigatorを どうやって実現し、取り入れてるのか Mobius Navigatorを実践して、どうだった? ● 活用した効果やみんなの声 ● Mobius Navigatorを実践し、広めるための工夫 本セッションの構成 前半 後半 終わり!

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71 Mobius Navigatorを 実践して、どうだった?

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72 解決のアイデア Mobius Navigatorを 用いた視える化 DiscoveryからDeliveryまで 見える化することでどこで 時間がかかっているかを特定 Mobius Navigatorの思想 作って終わりではなく、繋がり続 けることが直感的にわかる Mobius Navigatorを チーム間で共有 メビウスの繋がりを共有すること でチーム間の学習を強化 普段やってる開発が 点になっていて 繋がっていないのではな いか。 学びを将来に活かせられ てないのではないか。 なんとなく進みが遅いと感 じるが、 どこがボトルネックになっ ているのか特定が しづらいのではないか やったことがチーム内に閉 じていて、 その知見をチーム間で 活かせられてないのでは ないか

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● 繋がりがわかりやすくなったことで各施策の文脈が 思い出しやすい 73 起こせている変化-繋がり

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● 「〇〇チーム、実験中なもの多くない?大丈夫?」といった会話が みられた 74 起こせている変化-ボトルネック

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● 開発に関わっていない人でも情報がどこにあるのか 共通認識ができた 75 起こせている変化-チーム間の共有

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76 解決のアイデア Mobius Navigatorを 用いた視える化 DiscoveryからDeliveryまで 見える化することでどこで 時間がかかっているかを特定 Mobius Navigatorの思想 作って終わりではなく、繋がり続 けることが直感的にわかる Mobius Navigatorを チーム間で共有 メビウスの繋がりを共有すること でチーム間の学習を強化 普段やってる開発が 点になっていて 繋がっていないのではな いか。 学びを将来に活かせられ てないのではないか。 なんとなく進みが遅いと感 じるが、 どこがボトルネックになっ ているのか特定が しづらいのではないか やったことがチーム内に閉 じていて、 その知見をチーム間で 活かせられてないのでは ないか

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77 解決のアイデア Mobius Navigatorを 用いた視える化 DiscoveryからDeliveryまで 見える化することでどこで 時間がかかっているかを特定 Mobius Navigatorの思想 作って終わりではなく、繋がり続 けることが直感的にわかる Mobius Navigatorを チーム間で共有 メビウスの繋がりを共有すること でチーム間の学習を強化 普段やってる開発が 点になっていて 繋がっていないのではな いか。 学びを将来に活かせられ てないのではないか。 なんとなく進みが遅いと感 じるが、 どこがボトルネックになっ ているのか特定が しづらいのではないか やったことがチーム内に閉 じていて、 その知見をチーム間で 活かせられてないのでは ないか 解決への一歩が踏み出せていそうだ

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78 ● 慣れな問題な気もするが、学習コストは高そう ● 実験じゃない場合にちょい悩むことがある (ABテストとかしない、検証じゃないケース) ● 改善ってほどじゃないけど、最初構造わからなかった とはいえ課題もまだまだ

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79 利用頻度の度合い 色が濃いほど利用が多い

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80 うまくいっていること ● 施策(ループ)の繋がりが見えや すくなっている ● 残り続けているものなど状態を見 える化 ● 各チームの行っていることを Mobius Navigatorを中心に会話 改善の余地あり ● 利用に一定の慣れが必要 ● チームによって活用仕切れてい ない(フェーズに合ってない)面も ある Mobius Navigator導入の効果

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81 変化は起こせていそう

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82 変化を起こすために行なった 工夫点を紹介

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83 Mobius Navigatorを実践してきた道のり コネヒト式 Mobius Navigatorの作成 活用の場づくり 使ってみた 学びを取り入れ さらなる改善

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84 Mobius Navigatorを実践してきた道のり 仲間とやる READMEの存在 細かく検査と適応 やってもらうのでは なく一緒にやる コネヒト式 Mobius Navigatorの作成 活用の場づくり 使ってみた 学びを取り入れ さらなる改善

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85 仲間とやる 変化を起こすために

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86 仮説→実験→結果→学び→仮説 … の ループを回したいよね わかる。 最近Mobius Outcome Deliveryの 研修を受けまして。 課題感が同じ仲間がいた

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87 得意領域が異なる仲間 ● Mobius Navigatorを学んだアイデア ● Notionの活用が得意 ● 過去にNotionを活用したドキュメントの展開実績あり

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88 アイデアがあるなら、その場でやっちゃおう 今画面映しながら作っちゃいます? 確かに。やってみよう。

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89 進む…進むぞ…! 〇〇なアイデアがあるんですけど それはNotionを使って実現できそう

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90 叩きはほぼ1時間くらいで完成 残りは設計や思想周りのドキュメント(README)を 僕の方で書いときますね 細かいプロパティの調整はやっておくね

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91 ● 1人でなく2人で進められた ○ 相談できる同志(FEARLESS CHANGE 39) ● 共通のゴールに対してお互いの得意分野で進められた 仲間とやる 何がいいってTOCが1人でやってないのがいいよね 弊社CTO

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92 READMEの存在 変化を起こすために

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93 READMEの存在 ● 目的、使い方、FAQを記載 ● 自分自身も立ち帰れる場所となる

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94 組織全体に展開される ロードマップドキュメントの 先頭ページに入れる「ロードマップの README」を書くことです。 (中略)そうすれば、ステークホルダーが、 ロードマップから何を期待できるのか、どう 使われるのか理解できるようになります

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95 細かく検査と適応 変化を起こすために

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96 ● 何回か使ってみてふりかえる ● みんなでやってみてふりかえる ● 一定の区切りでふりかえる 細かく検査と適応

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97 細かく検査と適応 3回使ってみて ふりかえる クォーターの 区切りで ふりかえる みんなで 使ってみて ふりかえる 2~3週間 1ヶ月 3ヶ月 本当に有用か 望まれてるのか 本当に使えるか より良くできるか 目的は達成できるか 次の展望は

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98 細かく検査と適応 3回使ってみて ふりかえる クォーターの 区切りで ふりかえる みんなで 使ってみて ふりかえる 2~3週間 1ヶ月 3ヶ月 本当に有用か 望まれてるのか 本当に使えるか より良くできるか 目的は達成できるか 次の展望は 最初のうちは細かくFBをもらい ニーズがあるか、使えるかを確かめる

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99 細かく検査と適応 3回使ってみて ふりかえる クォーターの 区切りで ふりかえる みんなで 使ってみて ふりかえる 2~3週間 1ヶ月 3ヶ月 本当に有用か 望まれてるのか 本当に使えるか より良くできるか 目的は達成できるか 次の展望は ニーズがあるとわかったら より良くできるように改善していく

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100 やってもらうのではなく一緒にやる 変化を起こすために

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101 ● 慣れな問題な気もするが、学習コストは高そう ● 実験じゃない場合にちょい悩むことがある (ABテストとかしない、検証じゃないケース) ● 改善ってほどじゃないけど、最初構造わからなかった (再掲)とはいえ課題もまだまだ

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102 “プロセスを作るところから巻き込む” “人にテンプレートを埋めるように依頼する前に 自分で最低3回は必ず埋めてみる” やってもらうのではなく、一緒にやる

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103 ● Mobius Navigator もくもく会の開催 ○ 週1回15分 ○ PdMたちで集まってドキュメントの更新をもくもく ○ わからないことを聞いたりできる ● 自身でもちゃんとテンプレートを埋める ○ 施策を一つ担当してテンプレートを記載する やってること

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104 変化を起こすために 仲間とやる READMEの存在 細かく検査と適応 やってもらうのでは なく一緒にやる コネヒト式 Mobius Navigatorの作成 活用の場づくり 使ってみた学び を取り入れ さらなる改善

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105 何を実現し、どう活用してるのか ● Mobius Outcome Deliveryについて ● Mobius Outcome Deliveryの思想、Mobius Navigatorを どうやって実現し、取り入れてるのか Mobius Navigatorを実践して、どうだった? ● 活用した効果やみんなの声 ● Mobius Navigatorを実践し、広めるための工夫 本セッションの構成 前半 後半 終わり! 終わり!

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106 何をやったかはわかった どういう過程でやったかもわかった

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107 結局Mobius Navigatorは なんなの?

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108 Mobius Navigatorは コミュニケーションのきっかけ

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109 Mobius Navigatorは コミュニケーションのきっかけ(?)

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110 進めていく中で 少しずつ自分の目指したい像が 見えてきた

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111 Mobius Navigatorをもとに 自分が目指すもの

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112 当たるかどうかはわからないけど、 「これ絶対ユーザーのためになるよね!」 と自信を持ってリリースできたらいいよね、 それができるだけ短い期間でできたらいいよね

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113 当たるかどうかはわからないけど、 「これ絶対ユーザーのためになるよね!」 と自信を持ってリリースできたらいいよね、 それができるだけ短い期間でできたらいいよね

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114 ● やったことがないから ○ 実際にやってみてニーズがあるかないか 証拠を作る ○ 一番簡単に実験できる方法を問い、早くやる 自信がないのはなぜ?

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115 ● いくら考えても実際に届けないと価値にはならない ○ Discoverで止まり続けない ● 最初はアウトカムも曖昧 ○ ナビゲーターを進むことで明確にしていく ● 今できる一番シンプルなことは何? ○ 実験は意外と簡単にできる ○ 早くやるには待たずにできる方法を自分たちでやる 届けないとわからない

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116 ● 自分達がやりたかったことはできているのか?を問う ○ 「もっと作った方がいい?」 ○ 「別のやり方を試した方がいい?」 ○ 「別の問題がある?」 作って終わりではない

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117 DiscoveryとDeliveryは繋がり続ける 117 届けないと わからない 作って終わり ではない

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118 ループも繋がり続ける 118

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119 プロダクト開発は繋がり続けることを 意識したコミュニケーションのきっかけにしたい この課題をどう 解決できるかな? 〇〇な結果から こんな学びが 得られたよ PdM PMM PdM PMM

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120 プロダクト開発は繋がり続けることを 意識したコミュニケーションのきっかけにしたい この課題をどう 解決できるかな? 〇〇な結果から こんな学びが 得られたよ PdM PMM PdM PMM 開発者

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121 プロダクト開発は繋がり続けることを 意識したコミュニケーションのきっかけにしたい この課題をどう 解決できるかな? 〇〇な結果から こんな学びが 得られたよ PdM PMM PdM PMM 開発者 こうやったら 簡単に確かめられそ う

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122 プロダクト開発は繋がり続けることを 意識したコミュニケーションのきっかけにしたい この課題をどう 解決できるかな? 〇〇な結果から こんな学びが 得られたよ PdM PMM PdM PMM 開発者 こうやったら 簡単に確かめられそ う 他チームのPdM

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123 プロダクト開発は繋がり続けることを 意識したコミュニケーションのきっかけにしたい この課題をどう 解決できるかな? 〇〇な結果から こんな学びが 得られたよ PdM PMM PdM PMM 開発者 こうやったら 簡単に確かめられそ う 他チームのPdM 別の問題が あるんじゃない?

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124 早く学びを得て適切なアウトカムを狙う

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125 ● DiscoveryとDeliveryどっちもやろう ● 実際に使ってもらいニーズがあることを確かめる ○ ニーズがないことがわかるのも学び ● 学びを経てループを繋げていく 自信を持ってリリースしていくために 前に進んでいる状態へ

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126 Mobius Navigatorは コミュニケーションのきっかけ

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127 Mobius Navigatorは 自信を持ってリリースし、 大きなアウトカムを達成するための コミュニケーションのきっかけ

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128 Special Thanks アイデアを受け入れ、 「やってみよう!」と 言ってくれる組織、チームのみんなに感謝

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129 ご清聴ありがとうございました

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130 ● Mobius Navigator ○ https://www.mobiusloop.com/ ● Mobius Outcome Accelerator Quickstart ○ https://www.mobiusloop.com/store/p/mobius-outcome-accelerato r-quickstart ● Open Practice Library ○ https://openpracticelibrary.com/ ● 参加したMobius Outcome Delivery研修 ○ https://www.attractor.co.jp/info/outcome-delivery-20230710/ 参考