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1 ソフトウェアエンジニア採用を フロー効率を意識して改善した話 梅谷敦 / GMO PEPABO inc. 2023.08.04 【オフライン開催】夏のジンジニアMeetup!

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自己紹介 2 CTO室 Developer Relations(DevRel)チーム ● 元インフラエンジニア ● 現在はDevRel活動中心 ○ スポンサー・イベント支援 ○ 技術書典14に出しました! ● エンジニア採用担当 ボブ(bob) X:@ume3_

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3 採用マーケティングファネルの【興味】のフローを改善した話 今日話すこと 参考:https://business.adobe.com/jp/blog/basics/media_1bae4f44761e87862984bb58606e9839d44f1808c.png 内 定 応 募 認 知 選 考 興 味

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4 LeadNutring:候補者(転職希望者・潜在層)の意欲を支援する 【興味】を分解する 参考:https://speakerdeck.com/wantedly/recruitment-marketing-101?slide=37 興 味 ソフトな選考 ● 候補者と企業側の双方の理解 を深める機会 ● オンラインカジュアル面談 ● ダイレクトリクルーティング 興味形成・検討 ● ATS(採用管理システム) ● タレントプール形成 ● KIT:Keep In Touch

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5 2023年上半期の 私のカジュアル面談数 93 人

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6 After Before 役割を分けてカジュアル面談 のやりとりをしていた 候補者(顧客)視点でやりとり の回数を軽減した スカウト経由でのカジュアル面談フローの見直し 候補者 企業側

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リソース効率よりも先に フロー効率に力を入れる 7

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This Is Lean 8 ● This Is Lean(日本語訳版) ● リーンはオペレーション戦略 ● リソース効率とフロー効率の話 ● リソース効率よりも先にフロー効率 に力を入れる(P.200より) 参考:https://www.amazon.co.jp/dp/479816951X/

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9 効率性マトリックス 参考:This is Leanより効率性マトリックスの図 リソース効率 フロー効率 高 低 高 低

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10 役割を分けるとスカウトをする人の作業効率は高い スカウトをする人は役割に集中できる。候補者を選定する人と 連携して複数の候補者とやりとりすることも可能。

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11 課題:待ち時間が発生すると候補者の体験が低下する 候補者(顧客)視点:カジュアル面談成立までのサイクルタイム が長い。ボトルネック発生は離脱を招きやすい。 待ち時間

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12 リソース効率とフロー効率のバランス ● しかし、候補者視点だとフロー効率が低い ● 企業側視点だとリソース効率が高い リソース効率を高めると、フロー効率が低下する可能性が高くなる

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13 実はフロー効率が低い状態であることを認識する(B) 参考:This is Leanより効率性マトリックスの図 リソース効率 フロー効率 高 低 高 低

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14 対策:フローユニットを減らして、応答速度を上げる ● ボトルネック(人の介在)をでき るかぎり減らす ○ 日程調整ツールの導入 ○ Slack連携後は即時応答 ● 一作業辺りの時間が短縮 ○ リソース効率も高い

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15 フロー効率とリソース効率が高い状態でリソースを増やす 両方の効率を高くしてから人(リソース)を増やす。ノウハウを構 造化し、面談をする人のリソース効率もキープ。

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まとめ:「傍(はた)」を「楽(らく)」にした 16 • 候補者(顧客)視点:カジュアル 面談成立までが早い。 • 企業側視点:リソース効率が高く スケールしやすい。 • 空いたリソースで、別の採用フ ロー(応募や選考)も改善中。 フロー効率視点で改善した結果