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IT女性向けコミュニティ運営 の裏側について

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自己紹介 かほ@kaho_eng 技術広報/エンジニア(フロントエンドやQAなど) 京都のスタートアップ企業で勤務 コミュニティ活動とすき家とラーメンが 好きなツイ廃 関西女性エンジニア限定コミュニティ TECH WOMAN KANSAIの運営者

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コミュニティの概要についてちょこっとご紹介 ● 関西を拠点としたIT業界で活動している女性向けのコミュニ ティ ● 地域軸×女性×テクノロジーを組み合わせたオープンなコ ミュニティ ● 定期オフラインイベント、オンラインもくもく会、月1交代で Qiita投稿、女子会オフイベント(不定期)などの活動内容

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1. コミュニティを始めようの期間 2. オフラインイベント開催期間 3. オンラインイベント開催期間 4. 自走するコミュニティ化のための今後の課題 目次 アジャイル型 コミュニティ運営

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①コミュニティを始めようの期間 作ろうと思ったきっかけ 自身がエンジニアを経験する中で、実体験 に基づき作ろうと決意 あくまで個人で運営をしている コミュニティです

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①コミュニティを始めようの期間 ツイートで反応多くてたく さん拡散していただいた 結果・・・

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①コミュニティを始めようの期間 Twitterの拡散に繋がった理由について 考えてみた・・・ ● 自身のツイッターで毎日発信を続けていたこと ● 対象(エンジニア)のSNS生息地がTwitterに比較的に多い点 ● 夜21時台後半〜23時台前半に投稿(仕事終わりだろうなとか勉強してると予想して) ● 実体験と論理的根拠を感情に載せたストーリーとしてツイートしたこと →共感に繋がった (居場所がテーマならなおさら必要 )

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実体験と論理的根拠を感情に乗せたストーリーの流れ ・自分が現場で働いてい た時の経験 ・他の勉強会でも女性だけ で集まる機会がないという 声を耳にする 実体験 ・他媒体で同じようなテー マがないかリサーチ ・地域くくりで大阪、神戸、 京都のイベントが1番少な かった(connpassで調査) 論理的根拠 ・良い例⭕ →京都で開催するIT勉強会が少 ないなぁ。京都のIT文化がもっと 活発になってほしい! →女性同士でナレッジ共有できる 機会がなくて悲しい。一緒に作業 できる仲間を作りたい! ・ダメな例❌ →女性だけで集まる場所がない ので作りました。 感情に乗せてみる リアル世界と連動させて自分ごと化してもらうことが重要

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②オフラインイベント開催期間      オフラインイベントのみを最初にする意義 ● オフラインイベント開催期間 = コアなメンバーを探す期間 ● コアな人が一定数集まらないとオンラインで疲弊してしまうため ● 地域性のあるコミュニティという他コミュニティとの差別化 = 最初のキャッチコピーは「 オフラインで繋がれる 」でした ● オフラインは「熱量を伝搬させる場所」オンラインが「情報を拡散させる 場所」
 (参考文献:DevRelエンジニアフレンドリーになるための3C) 
 


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②オフラインイベント開催期間 ● ハッシュタグ#TECH_WOMAN_KANSAIでイベント後に アウトプット ● イベント後はSlackに加入してもらう →オフラインで会ってからそれっきりにならないため ● 関心軸寄りでないといろんな目的の人が入って くる学習と交流どちらかに分かれてしまう ● but 場所代がかかる。。。😭 会場一式代金だと毎回ヒヤヒヤしてしまう。。。

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②オフラインイベント開催期間 学習と交流どちらかに分かれてしまうことへの解決策 学習(LT発表など)と交流のイベントを交互に行う みんなが発表しやすい 話題: おすすめの技術書など

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②オフラインイベント開催期間 Slack加入者限定で先に日付アンケートをとる →人数マイナス何名と仮定して、来る人数を予想して 予約する 途中からは comcomAnalyticsを使っ ていました! スタンプやコメントのリアクションが直近数日間であっ たアクティブな方限定で、DMで希望日時を聞く 場所代を無事に払い終えるための解決策

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オフラインイベントのみ から オフライン⇄オンラインイベントに移行したい 運営に協力&自発的に活動する人数が増える必要 固定の参加メンバーが増えてきた・・・!!!

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運営どう?と話を持ちかけても 運営は責任が重そうと言われてしま い、中々増えず・・・😭 コミッター制度を導入✨

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コミッター制度の内容 概要紹介 コミッターはコミュニティを断片的に盛り上げるための活動を行ってくれる 方々です 実際の活動事例❣ ● オンラインもくもく会のファシリテーション ● 女子会・オフイベント企画 ● 技術アウトプット(Qiita)担当 ...etc

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あともう一押し!!! Aさんがやりたいことをそのまま担当化 →居場所がテーマだからできることでもある 例:よく来ていたAさんがふと「コミュニティで友達を作って遊んでみたい!」と言っていた なぁ🤔(記憶をたどった) →コミュニティでやっても良いよ〜 →企画しておくれ〜 →そのまま今後の定番企画にしようか!!! →コミッターに就任→Slackでの発言が多くなる→周りの人の発言も多くなる

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    ③オンラインイベント開催期間 コミッターの増加→Slackでのリアクションや発言が増す→コミッターが増加 のドミノ倒しループが始まった時を察知して本格的なオンライン活動開始 キャッチコピーは「オフラインで繋がれる 」から「居場所を作る」に変更 →フェーズによって変えるべきと判断 オンラインコンテンツとして主に活動しているもの ● オンラインもくもく・・・定期的にオンラインで情報交換する時間を作ろう ● Qiitaの月1投稿・・・技術コミュニティへの貢献目的 &楽しくアウトプットする習慣作り …etc

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③オンラインイベント開催期間 オンラインで大事なこと →活動の視覚化 テキスト形式だと反応しづらい、本当に盛りあがってる のかがわからない。。。 オンラインもくもく会の場合は、できるだけスクショを とって写真を投稿してもらうように呼びかけています Gatherを使ったアイコン型形式の空間 途中で作業に加入してくる方が増加した!!!

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④自走するコミュニティ化のための今後の課題 ● そもそもなぜ自走した方がいいと考える? →いずれは私をハブとしなくても活発に交流が行われ る文化になってほしい →TECH WOMAN KANSAI=関西のIT女性が集う 場所という認識が確立されて勝手に人が入る

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④自走するコミュニティ化のための今後の課題 ● 自走とは? →私抜きでも自発的に企画を考えるようになる →私抜きでも活発に意見交換が行われる →私抜きでもイベントの口コミが広がる(集客に繋が る)

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④自走するコミュニティ化のための今後の課題 今までの集客方法としては下記 3点 ● 自分のTwitterアカウント ○ 関西のエンジニア経由で拡散 ● connpass ○ 「もくもく会」と検索する、もしくは 地域軸での検索で京都や大阪がヒットする ■ タイトルではない部分に含めてもヒットする ● 文中にヒットしそうな単語を散りばめる ● Google検索 ○ 「関西 女性エンジニア 」もしくは「女性エンジニア コミュニティ 」で検索して見つける

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④自走するコミュニティ化のための今後の課題 アウトプットを増やすための試み

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④自走するコミュニティ化のための今後の課題 ● 今後試してみたい方法 Instagram・・・女性向きのため Qiita(実験中)・・・技術発信でエンジニアの目に止まる? 音声動画など・・・動的情報を増やすため

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Thank you very much!!!