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⾮営利活動への参加をデザインする 「迷い」を「納得」へ デザインマネージャー / 阿部 夏希 Natsuki Abe Spectrum Tokyo Festival 2026 2026.02.15

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Natsuki Abe 阿部 夏希(あべ なつき ) 東京のIT系事業会社でプロダクトデザイナー HCD-Net ⼈間中⼼設計スペシャリスト取得 ⼤阪のIT系事業会社2社でUI/UXデザイナー など ⽴命館⼤学 経済学部経済学科 ⽂理総合インスティ テュート 環境‧デザインINS 卒業 趣味など   ● 京都市在住(activoは京都の会社です)。地元‧京都市⻄ 京区でフリーマガジン編集⻑をやっています。 ● 奈良や滋賀や⼤阪までスーパーカブ110でツーリング   ● 最近はアニメ作りもやっています。 堅苦しいのは苦⼿、できればずっと雑談をしていたい。 デザインマネージャー / Natsuki Abe HCD-Net ⼈間中⼼設計スペシャリスト 2010.04 -2022.12 2020.04 -2024.10 2024.11 -

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国内最⼤級の ボランティア‧職員/バイト募集 プラットフォーム

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「何か⼒になりたい個⼈」と「⼒を必要としている⾮営利組織」 の出会いをつくるプラットフォーム 個⼈ ( ⼩学⽣からシニアまで) NPO‧社会的企業などの ⾮営利組織 ● ジャンルを問わず、幅広く 募集を探せる ● 簡単に募集ページを作れる ● 低価格で募集を掲載できる 募集を探す 募集を掲載する

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何か⼒になりたい個⼈ × ⼒を必要としている⾮営利組織 このプレゼンテーションを通して伝えたいこと 双⽅のユーザー特性を理解したデザインの実践 ⾮営利活動のマッチングプラットフォームにおける、

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activoジョインしたての私 ⼈材サービスと同じイメージでいいのかな...?

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⼀般的な⼈材サービスとの違い ⼀般的な⼈材サービス ⾮営利領域におけるボランティア募集 扱うもの 個⼈の収⼊源となる   求⼈情報 ⼈⽣の時間の使い道の1つとなる   ボランティア募集情報 判断軸 報酬‧条件‧キャリア志向   合理的な判断 共感‧意味‧課題意識   +無理なく取り組めるかどうか 応募すると 選考が始まる 関係性が始まる ミスマッチの要因 スキル‧条件不⼀致 解釈‧価値観の不⼀致

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● ⽣活のための選択肢ではなく、⾃分の意思で「関わりたい」 という想いから応募が⽣まれる   ● 「無報酬でも関わりたい」意義や価値観がある ⼀般的な⼈材サービスとの違い

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⼤事なところが根本的に違う! activoジョインしたての私、焦る

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まずはユーザーのことを知らなければ... ユーザーインタビューをしよう🎤 ⼒になりたい個⼈ NPO‧社会的企業などの ⾮営利組織

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リサーチを通じて分かったこと 個⼈の課題意識や共感が⾏動を左右する難しさ ⼒になりたい個⼈

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【⼒になりたい個⼈】ボランティアを探す⼈の⼼理   ① 報酬を超えた「想い‧共感‧意味」が原動⼒となる   ② 活動は⽣活に無理なく溶け込む「⽇常の延⻑」である   ③ 納得感と前向きな解釈が応募を左右する    ボランティアだから良い。⼼から話せる。⼼が躍る。    同ジャンルのアルバイトと迷ったが、⾃分本位になりそうだったのでボランティアを選んだ。    ⼤したことはできない。カウンセリングはできないけど、みんなで集まって雑談したりしている。    活動頻度が週5⽇とか4⽇は厳しい。週2,3回ぐらいがいいと思って探していた。    とりあえず⼀回は体験で確認したい。⼈柄とか活動の様⼦とか、すごく重要になる。   「本気で熱意のある⽅のみ募集してます」と書いてある⽅がありがたい。 ポジティブ

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  ① ⼈づての紹介と⽐べ、事前のコミュニケーションが不⾜しやすい   ② ネット上の情報だけで参加を判断することに不安を感じやすい ③ ⾃⼰評価や責任感から、「⾃分で⼤丈夫か」とためらってしまう 【⼒になりたい個⼈】ボランティアを探す⼈の⼼理  対⾯だと細かいニュアンスが伝わりやすいが、⽂章だけだとちょっと難しいところがある。  やりたい気持ちはあるが、不安材料があるときは直接問い合わせで確認したい。    聞いたことのない企業や団体名なので、何されてるかを⾒たくて情報を追加で確認した。    ⾊々調べて「ここなら⾏きたい」と思えたら応募をする。慎重な⼈は応募を渋りそう。    今の状況で始めるとどっちつかずになると思った。まだできる覚悟がないと思った。   こうじゃなくてもいい、みたいな条件の幅が欲しい。じゃないと応募しづらい⼈はいるんじゃないか。 ネガティブ

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参考:募集ページの現状 【⼒になりたい個⼈】プロダクトの課題 募集ページ ▶ 応募ページ 最も伸びしろがある やりたい気持ちがあっても、 条件など情報の解釈に迷い、 「⾃分は不適任かもしれない」 と後から不安になる。 インサイト仮説 意欲のある個⼈ユーザーほど、 応募前の判断で⽴ち⽌まってし まいやすい。 こうした⼼理的な迷いは、募集ページから応募ページに進む直前で顕在化しやすい。

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リサーチを通じて分かったこと ⼤切にしている価値‧前提を正しく伝える難しさ NPO‧社会的企業など の⾮営利組織

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① 活動の背景や⽂脈に、語るべきストーリーがある   ② 社会課題への向き合い⽅や価値観を、きちんと伝えたい ③ 「誰でもいいわけではない」からこその誠実さ 【 NPO‧社会的企業などの⾮営利組織】募集を掲載する側の⼼理    最近は⽇帰りの活動を増やしているが、それではストーリー的に伝えられない部分があり、悩ましい。    先に団体の⽬的や活動内容について説明してから、どんな⼈に来て欲しいかを書く流れの⽅が書きやすい。    活動内容については、何をしているのかがきちんと伝わるよう、情報を⼀通り整理したいと考えている。    会って話すとお互いの気持ちや感情が分かる。オンラインだとなかなかお互いの真意が伝えづらい。    条件を書くのは難しいが、項⽬が細かいことでどんな⼈が欲しいかを考え直すきっかけになる。    想定していた参加体験に⾄らないことがあった。活動の実態に合った募集内容を設計する必要性を感じた。 ポジティブ

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【 NPO‧社会的企業などの⾮営利組織】募集を掲載する側の⼼理 ① 中途半端に伝えて誤解されたくない   ② 活動の背景や想いを理解して参加してほしい ③ 条件‧注意点‧前提を先に伝えようとしてしまう    ⼦どもが怪我するリスクがあるので、トレーニングや意識付けをある程度してもらう必要がある。    所属期間の項⽬があると、⻑期で関わる⼈じゃないと参加できないのかと誤解されそう。    初めての⼈に、⾃分たちがどういう団体なのか、どういうことしているのかをきちんと伝えたい。    突然先⽣が来なくなると、⼦どもたちが⼾惑ってしまう。事前にきちんと伝えることを⼤切にしている。    参加後にコミュニケーションスタイルの違いに気づく場合がある。事前の⾯談だけでは⾒えにくい点もある。    応募の段階でコンプラが厳しいことをしっかり伝えておきたいと思っている。 ネガティブ

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参考:募集ページの⽂字数と応募率の関係 ● ⽂字数が多ければ応募につながるという傾向は⾒られない。 ● カテゴリによっては⽂字数が多いほど応募率が上がるケースも。   必要な情報が多いこと⾃体は、悪いことではない。 「⽂字数を減らせば解決する」という単純な話ではない。  団体が⼤切にしている価値や 想いを「丁寧に伝えよう」とす るほど情報量が増える。     ニュアンスを伝えるためには 削るべきではない内容が多い。 インサイト仮説 個⼈ユーザーが判断するために 必要な情報が⾒えにくく、 うまく伝わらない。 【 NPO‧社会的企業などの⾮営利組織】プロダクトの課題 activoの募集ページにおける詳細説明(募集詳細)は、 約3割が1,500⽂字を超える 情報量 ≠ ⽂字数 重要なのは必要な情報をどう整理し、⾒せるか

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両者の間にある構造 両⽴への不安‧責任感からの離脱   ● ハードルが⾼そう(⾃分でも⼤丈夫か)   「⾃分は対象外かも...」という⾃⼰選別 NPO‧社会的企業などの⾮営利組織 熱意ゆえの情報量の多さ ● 「全部伝えよう」としてしまう   ⼀次判断の構造が⾒えにくくなる ⼒になりたい個⼈ ● 想い‧共感‧意味が原動⼒ ● ⽇常の延⻑にある活動 ● ストーリー、価値観を伝えたい ● 中途半端な伝達への懸念 納得感と前向きな解釈が必要 誰でも良いわけではない 募集ページがこの構造をカバーできる設計になっていない 仕事や家庭の都合もある... 受け⼊れるための体制も必要...

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解決策の⽅向性 強く背中を押しすぎず、 判断の質を上げるための設計を試してゆく

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  募集ページの情報量は減らさない  判断しやすい募集⽂を作りやすい状態をつくる

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  募集ページの情報量は減らさない 情報を削ぎ落とすことで個⼈の迷いを消すのではなく、 ニュアンスや事実を伝えるべき部分は残す。 その代わり、ユーザーが必要に応じて欲しい情報を参照できるUIを設置する デザインの実践例:募集要約(AIサマリー+アンカーの設置)

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募集詳細の冒頭にAIによる要約エリアを設置   ● 参加判断に必要な要点をサマリで表⽰(最⼤5項⽬) ● 各項⽬から本⽂の該当箇所へジャンプする仕様 ● 表⽰位置は2パターンで検証:基本情報の冒頭 と 詳細情報の冒頭 デザインの実践例:募集要約(AIサマリー+アンカーの設置) ① ② ③ ① ② ③

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⼤きく応募率に貢献 🎉 「基本情報の冒頭」よりも「募集詳細の冒頭」で⾒せる⽅が成果が得られた 基本情報に⽬を通す 詳細情報のサマリを   要約で確認する 知りたい情報に⾶んで 詳細を確認する ユーザーが順序⽴てて情報を確認できる流れが⽣まれた

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  判断しやすい募集⽂を作りやすい状態をつくる デザインの実践例:募集ページの主要な項⽬への、⼊⼒補助機能の追加 団体ユーザーが⾃由に書きたい内容をいきなり制御‧制限するのではなく、 まずは、考えるポイントを⾃然と整理できるようにする。 活動参加への⼀次判断に必要な情報が、⾃然と構造化される仕組みを⽤意する。

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記述の⾃由度は保ったままで、 情報の並びを⾃然に揃えることを狙う 募集ページ作成画⾯の基本情報項⽬に、⼊⼒補助機能を設置 デザインの実践例:募集ページの主要な項⽬への、⼊⼒補助機能の追加 例:活動期間/頻度  考える観点と例⽂を提⽰する形式  ⾃由記述を前提とした “考えるための  テンプレート” を設置

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募集⽂の構造が⾃然と揃う状態へ 🎉 書き⼿の思考が整理され、読む側に伝わりやすくなった ● 「活動期間‧頻度」で約2割、「募集対象」で約3割ほどの募集で、 ガイドに沿った形式での記述が⾒られた ガイドを⼿がかりに書かれた募集が増え、読み⼿にとって判断しやすい構造が⾃然と整ってきた。 ガイドを⾒て 書くべきポイントを整理 ガイドに沿って   必要な情報を⾃由に書く 必要な要素の揃った 整理された募集ページ 書き⼿が考えやすくなると、読み⼿も判断しやすくなる

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無理に情報を削ぎ落とさなくても、 判断しやすさは設計できるし、納得感は作れる。 今後も、情報の⾒せ⽅‧伝え⽅の質をどう上げていくかを試していきたい。 まだ答えは出ていないが...

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① 活動場所や期間/頻度、スキルなどの必須条件 ② 活動理念‧雰囲気‧関わり⽅の柔軟さなど ③ 具体的な参加⼿順など   ユーザーが順序⽴てて判断しやすい流れを作る 参加までの具体的な流れに沿って項⽬を段階的に定義し、 ユーザーが納得して活動に参加しやすい構造にしてゆく 今後の展望 判断に必要な情報は、段階ごとに変化する

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まとめ UIでやるべきことは、 直感的な判断を促すことではなく、 ユーザーが納得して判断できる状況をつくること

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最後に...

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プロダクトを通じてつくりたい景⾊ を常に覚えておく 判断の先にあるもの

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NPO法⼈海さくら 様

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認定NPO法⼈キッズドア 様

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NPO法⼈河北潟湖沼研究所 様

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NPO法⼈東京⾥⼭開拓団 様

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ユーザーが⾃⾝の⾏動を決める瞬間、 プロダクトの何を⾒て、何を考えていますか? つくりたい景⾊を⽣み出すために、 プロダクトからユーザーに伝えるべきことは、何でしょうか。

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Corporate Vision

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Mission 私たちが今後⽬指すのは、情報サービスを超えた「ITインフラ」です。 網羅的で質の⾼いデータベース、⾼度なマッチング、団体業務を深く⽀えるプロダクト、 企業‧⾃治体‧教育機関など、多様なステークホルダーにとっても当たり前の存在を⽬指します。

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デザインスキルを 活かせるボランティア募集 もたくさんあります🙂

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サービスサイトはこちら 2026年1⽉時点

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Thank you! Let’s talk! AMAでお待ちしております♪ @N_a_be_nyu