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パブリッククラウドの 裏側で動く楽しい基盤技術の話 Infra Study Meetup #4 Presented by @inductor

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自己紹介

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自己紹介 名前: 太田 航平 (@inductor) 所属: HPE (Hewlett Packard Enterprise) 役職: ソリューションアーキテクト (Cloud Native and DevOps) Docker MeetupとかCloud Native Daysの運営、謎のアンバサダー業 好きなこと: 無限にスケールする(無限にスケールするとは言ってない)インフラ

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Disclaimer 本セッションは本当は何時間もかけて話せる内容を LT向けに大幅に短縮したものです 予めオタク話になることをご了承ください また、今回はAWSとGCPの話がメインです

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AWSとGCP 類似点と相似点

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似ている用語 ● Region ● AZ(Availability Zone) ● VPC ● Subnet ● Region ● Zone ● VPC ● Subnetwork

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意味が違う! ● Region ● AZ(Availability Zone) ● VPC ● Subnet ● Region ● Zone ● VPC ● Subnetwork 意味が全然違う!

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1 つ目の要点 ここにテキストを挿入 ここにテキストを挿入 ここに テキストを挿入 ここにテキストを挿入 ここにテキス トを挿入 ここにテキストを挿入 ここにテキストを挿入 ここにテキストを挿入 ここにテキストを挿入 ここに テキストを挿入 ここにテキストを挿入 ここにテキス トを挿入。 ここにテキストを挿入 ここにテキストを挿入 ここに テキストを挿入 ここにテキストを挿入 ここにテキス トを挿入 ここにテキストを挿入 ※AWS Black Beltの資料より引用

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1 つ目の要点 ここにテキストを挿入 ここにテキストを挿入 ここに テキストを挿入 ここにテキストを挿入 ここにテキス トを挿入 ここにテキストを挿入 ここにテキストを挿入 ここにテキストを挿入 ここにテキストを挿入 ここに テキストを挿入 ここにテキストを挿入 ここにテキス トを挿入。 ここにテキストを挿入 ここにテキストを挿入 ここに テキストを挿入 ここにテキストを挿入 ここにテキス トを挿入 ここにテキストを挿入 ※GCPのドキュメントより引用

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AWSのゾーンは物理的拠点の集合 GCPのゾーンは論理的拠点の集合

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AWSのリージョン Datacenter Datacenter Datacenter AZ1 Datacenter Datacenter Datacenter AZ2 Datacenter Datacenter Datacenter AZ3

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GCPのリージョン Datacenter Datacenter Datacenter Datacenter Datacenter Datacenter Datacenter Datacenter Datacenter 地理的に近いDatacenterたちの集合(with Borg) zone2 zone1 zone3

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GCPのリージョン Datacenter Datacenter Datacenter Datacenter Datacenter Datacenter Datacenter Datacenter Datacenter 地理的に近いDatacenterたちの集合(with Borg) zone2 zone1 zone3 Borgとは、Googleによって開発されたクラスタマネー ジャで、複数のマシンにプログラムの処理を分散するた めの基盤となるシステムです。同じく Googleによって開 発され、インフラの現場で浸透しつつあるオーケストレー ションツールのKubernetesが大きな影響を受けたシステ ムだとされています。

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GCPの世界中のリソースを跨いだ低 遅延ネットワーク技術はとても謎技 術(すごE) ちなみにこれのことを惑星規模のイ ンフラと呼びます(planet-scale)

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GCPの低遅延ネットワーク技術はと ても謎技術(すごE)

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GCPはBorgというクソデカシステムに 支えられた規模のインフラ

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GCPはBorgというクソデカシステムに 支えられた地球規模のインフラ

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でも、今日はこの話が したかったんじゃない

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OSSの話をします(唐突)

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AWSのFirecracker

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GCPのgVisor

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Firecracker AWS LambdaとFargateの下で動くmicroVM REST APIを備えており非常に高速な起動ができるKVMベースの仮想マシン インフラの集約率を上げマシンリソースの効率を高めつつ、異なる顧客のFaaS基盤と して提供できるセキュリティレベルを提供するために作られた コンテナを動かすためにも相性がよく、runCの代替技術スタックの1つとしても活躍が 期待されている

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Firecracker AWS LambdaとFargateの下で動くmicroVM REST APIを備えており非常に高速な起動ができるKVMベースの仮想マシン インフラの集約率を上げマシンリソースの効率を高めつつ、異なる顧客のFaaS基盤と して提供できるセキュリティレベルを提供するために作られた コンテナを動かすためにも相性がよく、runCの代替技術スタックの1つとしても活躍が 期待されている

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gVisor GCPではCloud RunやCloud Function, Google App Engineなどの下で動く サンドボックスコンテナランタイム マシンの上でユーザープロセスとして立ち上がり、カーネルのふりをすることによって ホストOSを保護する runCの代替として活躍が期待されている

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gVisor GCPではCloud RunやCloud Function, Google App Engineなどの下で動く サンドボックスコンテナランタイム マシンの上でユーザープロセスとして立ち上がり、カーネルのふりをすることによって ホストOSを保護する runCの代替として活躍が期待されている

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これ以上の詳細はコンテナ ランタイムミートアップで入門編を話 すので聞きに来てください

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FirecrackerとgVisorを比較するのが めちゃくちゃ面白い FirecrackerはVMによるリソースの分離を提供して複数のコンテナを動かす gVisorは(ptraceの場合)それをせず同一ホスト上で複数のコンテナを動かす なぜgVisorは同一ホストで提供する? セキュリティ的に大丈夫?

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FirecrackerとgVisorを比較するのが めちゃくちゃ面白い FirecrackerはVMによるリソースの分離を提供して複数のコンテナを動かす gVisorは(ptraceの場合)それをせず同一ホスト上で複数のコンテナを動かす なぜgVisorは同一ホストで提供する? セキュリティ的に大丈夫? AWSはFirecrackerを動かすためにベアメタルを使うのに対し GCPはgVisorを動かす基盤の下に Borgによるリソースの分離が あらかじめ行われている だからgVisorが実行されている時点で既にマルチテナンシーにお ける分離レベルが確保されている??

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FirecrackerとgVisorを比較するのが めちゃくちゃ面白い FirecrackerはVMによるリソースの分離を提供して複数のコンテナを動かす gVisorは(ptraceの場合)それをせず同一ホスト上で複数のコンテナを動かす なぜgVisorは同一ホストで提供する? セキュリティ的に大丈夫? AWSはFirecrackerを動かすためにベアメタルを使うのに対し GCPはgVisorを動かす基盤の下に Borgによるリソースの分離が あらかじめ行われている だからgVisorが実行されている時点で既にマルチテナンシーにお ける分離レベルが確保されている??

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これ以上の詳細はコンテナ ランタイムミートアップで入門編を話 すので聞きに来てください

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おわり