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1 ©2024 Loglass Inc. ログラスの選考プロセスにおけるアトラクト戦略 2024/05/30 #HRmethod Yoshiki Iida

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2 ©2024 Loglass Inc. Profile Yoshiki Iida (@ysk_118) 株式会社ログラス シニアエンジニアリングマネージャー 2015年に株式会社クラウドワークスに入社。エンジニア、スクラムマスター、 プロダクトオーナーを経て、2019年から執行役員として開発部門の統括を行 う。現在は株式会社ログラスにてソフトウェアエンジニアとしてプロダクト開発 に携わったのち、1人目のエンジニアリングマネージャーとして組織マネジメン ト、エンジニア採用責任者に従事。

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3 3 ©2024 Loglass Inc. 企業価値を向上する クラウド経営管理システム

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4 ©2024 Loglass Inc. ログラス公式Xはじまりました! https://x.com/LoglassPrdTeam

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5 ©2024 Loglass Inc. アジェンダ ● アトラクトの課題 ● 選考プロセスにおけるアトラクトポイント ● まとめ 今日のキーワード「やりきり」

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6 ©2024 Loglass Inc. アトラクトの課題

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7 ©2024 Loglass Inc. アトラクトの課題 ログラスの選考フロー(エンジニアの場合) カジュアル⾯談 STEP1 コーディングテスト ※⾮同期の 課題提出のみ STEP2 STEP3 STEP4 モチベーション グラフ + 最終⾯接 技術⾯接 STEP5 オファー⾯談 ● 選考に入るとどうしても見極め要素が大きくなる ● カジュアル面談だけで全ての魅力を伝えるのは難しい ○ ログラスは特にミッションの抽象度が高い ● 面接でも意向が高い状態であればいい議論ができる傾向がある

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8 ©2024 Loglass Inc. アトラクトの課題 考えるべきこと ● カジュアル面談で最大限意向をあげ、選考フェーズでも解像度を上げてい ただける状態にできるか? ● 選考フェーズで見極め以外で伝えられる魅力はあるか? ● 最終的なアトラクトプランをどのように設計すべきか?

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9 ©2024 Loglass Inc. 選考プロセスにおけるアトラクトポイント

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10 ©2024 Loglass Inc. カジュアル面談

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11 ©2024 Loglass Inc. カジュアル面談 ● 会社紹介をする場

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12 ©2024 Loglass Inc. カジュアル面談 ● 会社紹介をする場 ○ →候補者のWillを引き出し、会社とのFit&Gapを明らかにする ○ →ここでならやりたいことが実現できそう、と思ってもらうことが ゴール

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13 ©2024 Loglass Inc. カジュアル面談 ● 会社紹介をする場 ○ →候補者のWillを引き出し、会社とのFit&Gapを明らかにする ○ →ここでならやりたいことが実現できそう、と思ってもらうことが ゴール ○ Willを引き出すためには、一方的に喋るだけでは実現できない ■ 相手に話してもらうため問いかけ(Not見極め質問) ■ 傾聴の姿勢 ■ 自己開示 ■ など、高度なスキルが求められる

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14 ©2024 Loglass Inc. カジュアル面談 ログラスでやっていること ● カジュアル面談資料の定期的なアップデート ● カジュアル面談の録画とフィードバック ○ 候補者に同意を得て録画させていただく ○ 人事を中心に録画を確認しGood/Moreを担当者にフィードバック ○ 個人レベルでの細かい点の改善もあれば、構成レベルでの改善を行 い全体でアップデートすることもある ● カジュアル面談のアンケート回収(任意) ○ 改善効果について定量・定性で分析する

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15 ©2024 Loglass Inc. ワークサンプルテスト

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16 ©2024 Loglass Inc. ワークサンプルテスト ログラスの従来の面接スタイル: 構造化面接で経歴書に基づき経験や考え方 を問うもの 従来の面接の課題 ● 企業側:面接で経歴書に基づいて質問するだけでは、業務レベルでマッチ するか精度を上げられない ● 候補者側:技術的な観点について浅いレベルでしか判断されていないの ではないかという不安

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17 ©2024 Loglass Inc. ワークサンプルテスト ログラスの従来の面接スタイル: 構造化面接で経歴書に基づき経験や考え方 を問うもの 従来の面接の課題 ● 企業側:面接で経歴書に基づいて質問するだけでは、業務レベルでマッチ するか精度を上げられない ● 候補者側:技術的な観点について浅いレベルでしか判断されていないの ではないかという不安 →実務に近い小さな課題を解いてもらうことでお互いのミスマッチを減らす =ワークサンプルテスト

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18 ©2024 Loglass Inc. ワークサンプルテスト エンジニアの場合 ● コーディングテストの実施 ○ アルゴリズムではなく小さなAPIの開発タスク ■ 実装 ■ テスト ■ リファクタリング ログラスが重要視している観点についてアウトプットをもとに擦り合わせることができ る。候補者からの声としても、コードレビューのようなディスカッションができて合否に 関わらずよかったという声も得られている。 → 実際の開発時のイメージが湧くアトラクトに繋がる

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19 ©2024 Loglass Inc. ワークサンプルテスト ログラスの選考フロー(エンジニアの場合) カジュアル⾯談 STEP1 コーディングテスト ※⾮同期の 課題提出のみ STEP2 STEP3 STEP4 モチベーション グラフ + 最終⾯接 技術⾯接 STEP5 オファー⾯談 ワークサンプルテスト

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20 ©2024 Loglass Inc. 最終面接前の面談

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21 ©2024 Loglass Inc. 最終面接前の面談 ● 人事面談(必ず実施) ○ 当社への意向度や他社状況の最新ステータスの確認 ○ 最終が通過となった場合のオファーに向けた希望条件のヒアリング ○ 働き方など制度面の疑問点・不安点の解消

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22 ©2024 Loglass Inc. 最終面接前の面談 ● 人事面談(必ず実施) ○ 当社への意向度や他社状況の最新ステータスの確認 ○ 最終が通過となった場合のオファーに向けた希望条件のヒアリング ○ 働き方など制度面の疑問点・不安点の解消 ● マネージャー面談(オプション) ○ 人事面談を経て以下のようなケースの際に打診 ■ ログラスでのキャリアの解像度が上がりきっていない ■ ミッションと日々の業務がどう繋がるか解像度が上がりきっていない

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23 ©2024 Loglass Inc. 最終面接前の面談 ● 人事面談(必ず実施) ○ 当社への意向度や他社状況の最新ステータスの確認 ○ 最終が通過となった場合のオファーに向けた希望条件のヒアリング ○ 働き方など制度面の疑問点・不安点の解消 ● マネージャー面談(オプション) ○ 人事面談を経て以下のようなケースの際に打診 ■ ログラスでのキャリアの解像度が上がりきっていない ■ ミッションと日々の業務がどう繋がるか解像度が上がりきっていない ○ 実施スタイル ■ 普段の1on1のようなイメージ ■ ティーチング、コーチング、フィードバックを使い分けながら、 候補者の中での言語化をサポートする ■ 言語化が進んだ状態で最終に臨んでいただけるようにする

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24 ©2024 Loglass Inc. その他の取り組み

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25 ©2024 Loglass Inc. その他の取り組み ● チームの見学(オプション) ○ 普段の開発の議論を見学いただく ● オファーレター ● アトラクト資料 ○ 業務内容、なぜあなたに来てほしいか?、選考で接点のあった社員からのメッ セージ ● 交流会 ○ オフィスでチームやチーム外のメンバーとの交流

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26 ©2024 Loglass Inc. まとめ

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27 ©2024 Loglass Inc. 我々は何をやってきたのか ● 初期接点から最後のフェーズまでとにかくやれることはすべてやる!と いうスタンスで取り組んできた ● 具体的な課題を収集し、プロセス改善を徹底することでようやく選んでも らうスタートラインに立つことができた

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28 ©2024 Loglass Inc. まとめ 「やりきらなければ学べない」 ● アトラクトは出し惜しみしてはいけない ● やりきっていないと「あのときあれをしておけば承諾されたかも・・」とい う可能性が残り、課題特定しにくい状況になる ○ し、気持ち的にも残念な気持ちになる ● やりきっておけば辞退されても切り替えて課題分析に取り組むことがで きる

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29 ©2024 Loglass Inc. まとめ 「やりきらなければ学べない」 ● アトラクトは出し惜しみしてはいけない ● やりきっていないと「あのときあれをしておけば承諾されたかも・・」とい う可能性が残り、課題特定しにくい状況になる ○ し、気持ち的にも残念な気持ちになる ● やりきっておけば辞退されても切り替えて課題分析に取り組むことがで きる アトラクトは徹底的にやりきることが大事!

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