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Akihiko SHIRAI - 白井暁彦 Digital Hollywood University - Graduate School AICU, Inc. CEO [email protected] X@o_ob AI教育の未来 ~「おもしろい」を作れるAI人材の育て方〜 AI祭運営が 白井博士に聞く!

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AI教育の未来 ~「おもしろい」を作れ るAI人材の育て方〜 ①超高速自己紹介:エンターテインメントシステムの研究 ②「人は何を面白いと感じるか?」とAIに可能なアプローチ ③「つくる人をつくる」ことが最大の価値 ④画像・動画生成AI人材の育成 - はじめ方と育て方 ⑤生成AIと倫理「人間は楽しいことをしたいが、若者は努力 してワクワクしたい」 2024/3/25 13:00-13:30 東京AI祭 Day2/2 Graphics by Akihiko Shirai

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突然ですが 質問です

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AI教育の未来 ~「おもしろい」を作れ るAI人材の育て方〜 ①超高速自己紹介:エンターテインメントシステムの研究 ②「人は何を面白いと感じるか?」とAIに可能なアプローチ ③「つくる人をつくる」ことが最大の価値 ④画像・動画生成AI人材の育成 - はじめ方と育て方 ⑤生成AIと倫理「人間は楽しいことをしたいが、若者は努力 してワクワクしたい」 2024/3/25 13:00-13:30 東京AI祭 Day2/2 Graphics by Akihiko Shirai

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白井暁彦: VRエンタテインメントシステムの研究者 書籍「白井博士の未来のゲームデザイン~エンタテイメントシステムの科学~」(2013)より ▶ 2018年6月より現職 GREE VR Studio Lab, Director

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Fantastic Phantom Slipper (1997) Video for SIGGRAPH’98

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[Museum] Songs of ANAGURA (2008-2010) In Miraikan (The National Museum of Emerging Science and Innovation in Japan) permanent exhibition since 2010 to 2023 August 31st. https://www.miraikan.jst.go.jp/sp/anagura/ Concept design and technical basement research. - 10x16m projection clusters - Laser tracker clusters - Players don’t wear any tracking devices - “Wall of Wisdom” - observation console - Unity based contents creation

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GREE VR Studio Laboratory, Director 2018年からグリーグループにJoin。世界1000万ダウンロードを達成したスマホ向けメタバース「REALITY」を 開発運営するREALITY株式会社の研究開発部門「GREE VR Studio Laboratory」のDirectorを担当。世界に向 けてメタバース知財を多数開発・発信。並列してデジタルハリウッド大学大学院「クリエイティブAIラボ」 を主宰。AI画像生成「Stable Diffusion」のリリースから2ヵ月で「AIとコラボして神絵師になる」を執筆。

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[AICU] 日米同時進行AIDX 学発ベンチャー “Creating people who create“ [email protected] corp.aicu.ai note.com/aicu AIとコラボレーションする人類の可能性を 全ての人にクリエイティブで共有する Official Partners with

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X@AICUai 実は 95%がAI 5%だけ人間が運用する Twitterアカウント

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AI教育の未来 ~「おもしろい」を作れ るAI人材の育て方〜 ①超高速自己紹介:エンターテインメントシステムの研究 ②「人は何を面白いと感じるか?」とAIに可能なアプローチ ③「つくる人をつくる」ことが最大の価値 ④画像・動画生成AI人材の育成 - はじめ方と育て方 ⑤生成AIと倫理「人間は楽しいことをしたいが、若者は努力 してワクワクしたい」 2024/3/25 13:00-13:30 東京AI祭 Day2/2 Graphics by Akihiko Shirai

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人は何を「おもしろい」と思うか

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“Entertainment Systems” ●Definition (in post-doc era) ○ Computer systems that was designed to affect to human amusements. ○ Video Games, media arts, real time interactive and entertainment virtual reality are possible to be included. ○ Cinemas and DVDs are also possible to be included but should focus to “computer system” like interactivity.

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[動的ペルソナ] Dynamic Persona “The future of game design - science of entertainment systems” by A.Shirai in 2013 Born at 2000. Her dream is becoming a princess. At 2014, in Junior High. She loves to play “Pokemon X/Y”. At 2016, in High school. She loves to sing Hatsune Miku in Karaoke. Her dream is becoming an idol. “Pokemon Go“ told her what is AR. At 2018, in university. She is studying fashion. Still loves to sing in Karaoke. But bit bored to RPGs. Experienced contents will be affected to your life. At 2020, She want to see Olympic games with her cosplay costume. “COVID19” Pandemic!

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令和のメタバース

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“REALITY”, metaverse via your smartphone 3D Avatar Driven Ecosystem for 5 years (Director, GREE VR Studio Laboratory) 18 Avatar Creation Live Viewing Gifting & Collaborating Live Streaming Games

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REALITY XR cloud、メタバースイベントの累計来場者数が1億人突破〜法人向けソリューションで企業の成長を後押し~ グリー株式会社 2023年9月29日 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000312.000021973.html

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GREE VR Studio Lab / REALITY, Inc. https://j.mp/VRSYT Private demo to test my dancing AI double

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生成AIを活用した メタバースR&D業務

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[AI Fusion] アバターカラオケを実現する技術 GREE VR Studio Laboratory、メタバース時代のアバターを活用したクリエイ ターエコノミーを刺激~バーチャル演奏技術映像 「AI Fusion」を公開~ グリー株式会社 2022年10月19日 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000239.000021973.html メタバース開発者の卵が「自分は何者か」を発見する場所【GREE VR Studio Laboratoryリサーチ系インターンシップ】CGWORLD 2023/2/16 https://cgworld.jp/article/202302-greevr.html ここでも「つくる人をつくる」が大事! ・[AI自動化]ではなく 人間の表現との融合 ・UGC/クリエイター  エコノミーの刺激 ・既存のKaraoke産業を  MetaverseR&Dで刺激

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[Metaverse Mode Maker] SDによる 画像生成と HMD装着での モーション合成 米国CG国際会議 「SIGGRAPH」で 論文採択 フランスのVR 「Laval Virtual」 日本のゲーム開発 者会議「CEDEC」 で展示採択 オープンソースも https://github. com/gree/Mus cleCompressor

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マルチエージェント24時間営業AITuber

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AI教育の未来 ~「おもしろい」を作れ るAI人材の育て方〜 ①超高速自己紹介:エンターテインメントシステムの研究 ②「人は何を面白いと感じるか?」とAIに可能なアプローチ ③「つくる人をつくる」ことが最大の価値 ④画像・動画生成AI人材の育成 - はじめ方と育て方 ⑤生成AIと倫理「人間は楽しいことをしたいが、若者は努力 してワクワクしたい」 2024/3/25 13:00-13:30 東京AI祭 Day2/2 Graphics by Akihiko Shirai

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生成AIによって シンギュラリティは 起きているのか?」

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シンギュラリティ singularity 「シンギュラリティ」という壮大な仮説 真の脅威はその「検証力」にあり 2015/11/02・日塔 史・株式会社電通 https://dentsu-ho.com/articles/3260 「シンギュラリティ」とは「特異点」、もともとは 物理学や数学の用語。 「通常の範囲を逸脱した地点」を意味していて、例 えばブラックホールの中心には見かけの体積がゼロ なのに質量が無限大となる特異点があるとされる。 カーツワイルが提唱した「収穫加速の法則」 (The Law of Accelerating Returns)、 「技術は直線的(Linear)ではなく、 指数関数的(Exponential)に進化する」。 指数関数的な進化は、初めは緩やかで変化が感じら れないが、ある点(つまり特異点)を迎えると、一 気に人知の及ばないところに行ってしまう。「2045 年」と予測している。 技術は指数関数的に進化する

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生成AIによって シンギュラリティは起きている

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Generative AI は仕事を奪う? → 本当だった Here’s what we know about generative AI’s impact on white-collar work (FT) https://www.ft.com/content/b29280 76-5c52-43e9-8872-08fda2aa2fcf

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限界効用逓減の法則 Gossen's laws

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※効用関数 U(x)は√xで表現できる 労働力・資本・経過年数 資本を投じても 効果は低減していく (驚き屋) 効用の大きさ 限界効用逓減の法則 Gossen's laws

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※効用関数 U(x)は√xで表現できる 労働力・資本・経過年数 ▶実はlinearにすら追いつけない!! 年々その差は開いていく! 効用の大きさ 限界効用逓減の法則 Gossen's laws

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※効用関数 U(x)は√xで表現できる 労働力・資本・経過年数 効用の大きさ 限界効用逓減の法則 Gossen's laws 小さい組織で ちゃんと成長するモデル 構成員が1.3倍 ちゃんと学ぶ

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GenetariveAI 実は「人類がついていけない」が本質だった

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GenetariveAI ≠ CreateveAI to create people who creates クリエイティブAIで「人を育てる」という視点に立とう

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生成AI時代に つくる人をつくる

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生成AI市場の今後 米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)の最近のブログ「生 成AIプラットフォームは誰のものなのか?」より。 [End-to-End]MidJourney,RunwayML [アプリ]Github Copilot,Jasper [ソース非公開/API経由]GPT-3 [モデルHub]HuggingFace, Replicate [オープンソースモデル]StableDiffusion [クラウド]AWS,GCP,Azure,CoreWeave [計算ハードウェア]NVIDIA,Google(TPU) 生成AI市場の多くの資金は最終的にインフラ企業に。大雑把な数字 で、アプリ企業は収益の約2〜4割を推論とチューニングに費やして いる。これはクラウドのインスタンスに直接支払われるか、モデル提 供者に支払われます。モデル提供者は収益の約半分をクラウドに費 やしている。つまり現在の生成AI総収益の10〜20%はクラウドに 流れていると推測するのは合理的な数字といえる。 ★その他のレイヤーでの収益構造構築はまだまだ未知数。 Who Owns the Generative AI Platform? (Andreessen Horowitz) https://a16z.com/2023/01/19/who-owns-the-generative-ai-platform/

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人間を育てる方法論って めちゃ価値では…?

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OpenAIのCEO - Sam Altman CEO頭の中を覗きたい OpenAIのCEO、Sam Altmanに対するConnie Loizos による ロングインタビュー(2023/01/18) 最後の質問で・・・ Q:今後「何が来るか」? ● これまでのように 『価値を作り出していく方法こそが価値』であり これが黄金の時代になることを感じています。

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価値を作り出していく 方法こそが価値💪

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AI教育の未来 ~「おもしろい」を作れ るAI人材の育て方〜 ①超高速自己紹介:エンターテインメントシステムの研究 ②「人は何を面白いと感じるか?」とAIに可能なアプローチ ③「つくる人をつくる」ことが最大の価値 ④画像・動画生成AI人材の育成 - はじめ方と育て方 ⑤生成AIと倫理「人間は楽しいことをしたいが、若者は努力 してワクワクしたい」 2024/3/25 13:00-13:30 東京AI祭 Day2/2 Graphics by Akihiko Shirai

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デジ庁46p資料でも言ってる話

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Transformersについて学ぼう 「Natural Language Processing with Transformers   Building Language Applications with Hugging Face」 [日本語版]「機械学習エンジニアのためのTransformers       最先端自然言語処理ライブラリによるモデル開発」      Lewis Tunstall, Leandro von Werra,Thomas Wolf著,中山光樹 訳      発行年月日 2022年08月 ★Stable Diffusion登場前だからかもだけど 副題は「Hugging Faceで!」と書かれた HuggingFaceの人が書いた本。 ・GPTのTはTransformer、です。

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オープンなAIモデルについて学ぼう StabilityAIはオープンなモデルを公開している 今すぐ遊べるのに手を動かさないのは勿体無い! 価値を考えるのは、誰? 価値を生み出すのは、誰? [Japanese Stable CLIP]

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「いまからでも遅くない!ツールとして使うAI画像生成」 ・「Stable Diffusion」で通勤中に   年賀状用のイラストを描く! 「窓の杜」さんで連載しておりますので感想などもお寄せいただければ幸いです。 (ちなみに描いているそばからアップデートされていくので、Blogですら追いつくのが難しいです) ・プロンプトすら不要! スマホとAI画像生成だけで美 麗なイラストを描けるアプリ

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ブラウザだけでできる高速画像生成 SDXL Turbo https://clipdrop.co/stable-diffusion-turbo Google でログインするとすぐに使えます! Fast SDXL on TPUv5E https://huggingface.co/spaces/google/sdxl ログインすら不要

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GPU搭載じゃ なくてもできる

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1girlから始まる恋もある “1girl”

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GPU搭載じゃなくてもできる 「Stable Diffusion WebUI」

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j.aicu.ai/Nfooocus 「Midjourney」「にじジャーニー」のような⾼品質なSDXL画像⽣成を無料で使 える (2023-12-07) #Fooocus で学ぶ!

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AICU版 Fooocus日本語版 関連情報  「Midjourney」「にじジャーニー」のような  ⾼品質なSDXL画像⽣成を無料で使える #Fooocus で学ぶ!    https://j.aicu.ai/Nfooocus  Fooocus⽇本語版+無料版Google Colabで動くようにしたよ   https://j.aicu.ai/HNMF0108  AICU版 Fooocus ⽇本語アニメ特化版(Google Colab無料で動作可能)   https://j.aicu.ai/FoooC  #Fooocus でスタイルで探求!! https://j.aicu.ai/NMF1211

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Google Colab / GMO ConoHa 夜や週末しか使わない! GPUを買うまでではない! という人にも良いのでは!?

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検索 “AICU Stability Matrix” [初⼼者向け] #StabilityMatrix でお⼿軽画像⽣成環境をサクッとインストール #Fooocus で16:9画像を出すには⁉

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おすすめ 画像生成AI Stable Diffusion スタートガイド SBクリエイティブ 2024/3/29発売 Amazon購入QR→

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AI教育の未来 ~「おもしろい」を作れ るAI人材の育て方〜 ①超高速自己紹介:エンターテインメントシステムの研究 ②「人は何を面白いと感じるか?」とAIに可能なアプローチ ③「つくる人をつくる」ことが最大の価値 ④画像・動画生成AI人材の育成 - はじめ方と育て方 ⑤生成AIとコミュニティ「人間は楽しいことをしたいが、若 者は努力してワクワクしたい」 2024/3/25 13:00-13:30 東京AI祭 Day2/2 Graphics by Akihiko Shirai

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若者は努力…… ……の先にある 「ワクワク」 を求めている

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[VTech Challenge] VR students go to Metaverse Industry GREE group supports IVRC, “Interverse VR challenge”. (Prof Inami will have a talk) Some graduated students work with us. Experienced VR engineers are highly valuable in Metaverse era. Some works infrastructure in cloud.

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https://note.com/o_ob/n/n70f16eff83b8

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[Kanagawa Prefecture] Metaverse Manga Creative workshop for challenged person Person with disabilities can create their own character trading card and their original manga story using REALITY and IbisPaint on iPad. Organized by Kanagawa Prefecture, Executed by REALITY xr cloud Inc. [AIDX] Inclusion Workshop “Communication” 10 years old girl on stretcher Face expression collaboration 8 person max in 2 hours workshop

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「つくる人を作る」 ↓ 価値に満ちた未来へ

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質問タイム!

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