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循環する学び 〜現場とコミュニティの境目で考える〜 株式会社カケハシ 小田中 育生 2024.03.16

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小田中 育生(おだなか いくお) 株式会社ナビタイムジャパンでVP of Engineeringを務め、 2023年10月にエンジニアリングマネージャーとして株式会社カケ ハシにジョイン。テクノロジーとドメインに関する深い知識や経 験をもって高速に仮設検証のサイクルを回すチームづくりとチー ムを起点にした事業価値最大化に確約・集中・公開・尊敬・勇気 している。 東京都町田市在住。 著書に『いちばんやさしいアジャイル開発の教本 人気講師が教え るDXを支える開発手法』(2020年、インプレス、共著)がある。 ブログ: dora_e_m|note

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© KAKEHASHI Inc. 本セッションのラーニングアウトカム 1. 自分の現場を変える熱量を得る 2. その熱量を伝える術を手に入れる

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我々はなぜここにいるのか

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隣の人と話してみよう!

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勉強しにきた?

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話を聴きにきた?

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誰かと話しにきた?

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© KAKEHASHI Inc. コミュニティとSECIモデル 共同化 Socialization 個の暗黙知→場の暗黙知 表出化 Externalization 場の暗黙知→場の形式知 内面化 Internalization 場の形式知→個の暗黙知 連結化 Combination 場の形式知→場の形式知

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© KAKEHASHI Inc. 個々の思いが共有されていく 共同化 Socialization 個の暗黙知→場の暗黙知 表出化 Externalization 場の暗黙知→場の形式知 内面化 Internalization 場の形式知→個の暗黙知 連結化 Combination 場の形式知→場の形式知 おもしろい! 勉強になる 自分はここが 気になる

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© KAKEHASHI Inc. 場が知識を咀嚼し、新たな言葉になる 共同化 Socialization 個の暗黙知→場の暗黙知 表出化 Externalization 場の暗黙知→場の形式知 内面化 Internalization 場の形式知→個の暗黙知 連結化 Combination 場の形式知→場の形式知 それって こういうこと だよね

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© KAKEHASHI Inc. 知見が深まっていく 共同化 Socialization 個の暗黙知→場の暗黙知 表出化 Externalization 場の暗黙知→場の形式知 内面化 Internalization 場の形式知→個の暗黙知 連結化 Combination 場の形式知→場の形式知 それって こういうこと だよね そうか! こうとも 考えられる この考えと あわせると…

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© KAKEHASHI Inc. 学びが自分の中に染み込んでいく 共同化 Socialization 個の暗黙知→場の暗黙知 表出化 Externalization 場の暗黙知→場の形式知 内面化 Internalization 場の形式知→個の暗黙知 連結化 Combination 場の形式知→場の形式知 自分でも 試したい!

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© KAKEHASHI Inc. コミュニティで内面化した学び コミュニティ での学び

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© KAKEHASHI Inc. それぞれがそれぞれの現場に持ち帰る コミュニティ での学び 現場 での学び

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© KAKEHASHI Inc. それぞれの現場で学びが起こる 共同化 Socialization 個の暗黙知→場の暗黙知 表出化 Externalization 場の暗黙知→場の形式知 内面化 Internalization 場の形式知→個の暗黙知 連結化 Combination 場の形式知→場の形式知

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© KAKEHASHI Inc. 現場の学びは再びコミュニティへ コミュニティ での学び 現場 での学び

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© KAKEHASHI Inc. それぞれの現場がある 現場 現場 現場 現場 現場 現場 現場 現場

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© KAKEHASHI Inc. コミュニティを軸にして、つながる 現場 コミュニティ 現場 現場 現場 現場 現場 現場 現場

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突然の自分語り

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2007年

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© KAKEHASHI Inc. キャリアのスタートは半導体企業の研究所 当時、つくばに存在していた研究所で テストエンジニア・ソフトウェアエンジニアとして在籍 基本は一人仕事で、一週間だれとも話さないこともあった

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© KAKEHASHI Inc. ネクストキャリアでも研究開発 2009年に転職 研究開発部門でアルゴリズムとデータ構造に向き合う日々 人と話す機会は増えたが、基本一人仕事なのは変わらず

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© KAKEHASHI Inc. コミュニティは遠い存在 リーン開発が・・・ Railsが・・・ フロントエンドのみなさん ぼく フロントエンドのメンバーは勉強会に いったり読書会をしたり。 それは、自分には遠い世界だった フフフフ

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© KAKEHASHI Inc. 現場での学びこそすべて 現場 での学び

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© KAKEHASHI Inc. アジャイルサムライとは出会っていた 2011年頃。チームの先輩から「新しい 開発のスタイルがあるから勉強してみ よう」と勧められたことをきっかけに アジャイルサムライと出会う。

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© KAKEHASHI Inc. アジャイルもコミュニティもnot for me アジャイルの対話を重視する姿勢が、 なるべく人と話す時間を減らして開発に あてたい、という自分のスタンスと合わ なかった。 当時は「そもそも会議減らそうぜ!」と いうことを主張する本が僕のバイブル だった。 (これはいい本です)

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2012年

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No content

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© KAKEHASHI Inc. 私はレガシーコードと格闘していた ぼく 古いシステム→新しいライブラリを 接続するためのAPI開発で四苦八苦 フフフフ フフフフ フフフフ

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© KAKEHASHI Inc. 「今動いているものが仕様です」 ぼく フフフフ フフフフ フフフフ 新しいライブラリだと 動かないんだけど ああ、その入力は 不正なので エラー返してます 動くようにしといて フフフフフフフフ

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© KAKEHASHI Inc. 断ち切ろう負の連鎖 ぼく フフフフ フフフフ フフフフ あのシステム、 リファクタリングした ほうがいいですよ

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© KAKEHASHI Inc. 伝言ゲームの末・・・ リファクタした ほうがいいらしい 小田中くん リファクタしたい んだって?

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© KAKEHASHI Inc. 気がついたらレガシーコード最前線にいた ぼく 僕がやりたかったわけじゃないんだけどな フフフフ フフフフ フフフフ フフフフ フフフフ フフフフ フフフフ フフフフ フフフフ フフフフ

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© KAKEHASHI Inc. 一緒にやってくれる仲間がいた! ぼく レガシーシステムをずっと触っていた 先輩が、「僕もなんとかしたかった」 と手伝ってくれた! フフフフ フフフフ フフフフ フフフフ フフフフ フフフフ フフフフ フフフフ フフフフ フフフフ 先輩

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© KAKEHASHI Inc. あれ?僕たち、チームっぽい? ぼく 先輩 テストケース作ります メソッド切り出し やりますね リグレッション環境 つくるよ! よくわかんないとこは 聞いてねー!

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© KAKEHASHI Inc. 感謝されてるっぽい!? 開発スピード上がった! あのシステムに 手を入れてくれる人が いるなんて…!!

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人と働くと一人ではできないことができる 人のために働くと感謝される

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© KAKEHASHI Inc. カイゼンへの目覚め リファクタリングが一段落した あとの話。 チームではカイゼンしたいこと をリストアップしたスプレッド シートを持っていた。 ・・・けれど、カイゼンされる ことがないままリストだけが長 くなっていった

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© KAKEHASHI Inc. カイゼンしたい…カイゼンしたくない? せっかくだから カイゼンしません?

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© KAKEHASHI Inc. カイゼンしよう! せっかくだから カイゼンしません? ぜひやりましょう!

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© KAKEHASHI Inc. 毎週カイゼンする流れができた リストから、やりたいカイゼンを実施 気付いたことをリストに追加

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© KAKEHASHI Inc. すると上司が・・・ すごい! ちゃんとカイゼンが進むチーム 初めてみました。

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自分が気になることは皆も気になってる 手を動かし始めたら案外できてしまう チームのために働くと感謝される

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2013年

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チームにカイゼンを根付かせたことを きっかけに、上司がマネージャーに 推薦してくれる。 この年からマネージャーとしての キャリアが始まる

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© KAKEHASHI Inc. サーバントリーダーになるぞ!

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© KAKEHASHI Inc. 現場が望むことならなんでもやるぞ! 週報書くの大変だよね Redmineから自動で出力しよう カイゼン大事だよね カイゼン最優先 チーム外とのやりとり? 僕がやるよ!

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© KAKEHASHI Inc. 現場は喜んでくれてる! 現場の声をきいてくれて うれしい! いいマネージャー!

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© KAKEHASHI Inc. でも・・・ チームのパフォーマンス あまりよくないね

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© KAKEHASHI Inc. サーバントリーダーになったのに?

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© KAKEHASHI Inc. 上司からのフィードバック メンバーの声にばかり 耳を傾けてて、内向きだね 仕組みづくりは頑張ってる。 でも、カタチにしてないよね

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何に対して サーバントなのか?

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© KAKEHASHI Inc. メンバーたち?それはそう。

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© KAKEHASHI Inc. チームの先にいる人たち

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© KAKEHASHI Inc. 一人仕事が基本だった

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© KAKEHASHI Inc. チームとして働くようになった

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© KAKEHASHI Inc. その先にいる人達のことも見えてきた

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© KAKEHASHI Inc. 知らないことがある。皆で本を読んだ

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© KAKEHASHI Inc. ユーザーについて知るためWGに入った ユーザーストーリーマッピング 社内で「UX」という言葉が浸透 していないときに、UXに関する 理解を促進しプロダクトで活用 することを目指したワークグ ループが発足した。 そこにジョインし、ペルソナや USM、カスタマージャーニーなど を学んでいった。

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© KAKEHASHI Inc. 今思うとコミュニティ活動につながってる コミュニティ での学び 現場 での学び

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2017年

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© KAKEHASHI Inc. そのとき私がやっていたこと Be Agile アジャイルマインドセットでいきいきと働く (https://speakerdeck.com/ikuodanaka/be-agile-and-work-with-a-iki-iki-spirit?slide=50) より

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© KAKEHASHI Inc. 4日間しかない!やりたいことたくさん! 顧客が「作りたい」といって持ってき た膨大なリスト。 全部は作れない。 じゃあ、本当に作りたいものは何?

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© KAKEHASHI Inc. このときに、ひらめいた。 ハッカソン UX WG

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© KAKEHASHI Inc. ユーザーストーリーマッピング

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© KAKEHASHI Inc. なんとかタスク量を半分以下にした! 顧客と一緒にUSM。 やることが絞れた! 残すところあと3日、 予断は許さない。さあどうする?

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© KAKEHASHI Inc. 2017.10.06 Netadashi Meetup #4 ハッカソン数日前。 NRI主催の勉強会に 前職のメンバー数名と参加 主体的参加というより、 「いってきてよ」と言われ たから参加する、くらいの 温度感だった

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© KAKEHASHI Inc. そこで出会ったスライド https://speakerdeck.com/viva_tweet_x/dian-zi-jiao-karawu-li-jiao-nizong-zhi-bian-esitahua-kanbanhaiizo

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© KAKEHASHI Inc. 状況を見える化したかった私はすぐ試した やってみると想像以上の良さ 状況が見える化される 達成感が生まれる ステークホルダーからも わかりやすい

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© KAKEHASHI Inc. コミュニティで学びが循環した原体験 現場 コミュニティ 現場 現場 現場 現場 現場 現場 現場 カンバンは いいぞ やってみた! 最高じゃん

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© KAKEHASHI Inc. もうひとつ心に残っていたこと 僕、ふりかえり 好きなんですよ え!僕もです!

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懇親会でひたすら「ふりかえり」について 熱く語り合う、わけのわからない経験 それがやけに、心に残った

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© KAKEHASHI Inc. コミュニティへの参加の原点。 コミュニティ での学び 現場 での学び

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ところで

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皆さんはどこからきたのか

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隣の人と話してみよう!

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今日は何曜日?

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せっかくの休みの日に わざわざ勉強しにきてる

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でも、 「勉強しにきてる」 「仕事しにきてる」 とは思ってないんじゃない?

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© KAKEHASHI Inc. 学びが連鎖すること自体を楽しめる人達 現場 コミュニティ 現場 現場 現場 現場 現場 現場 現場

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あなたのそばに 学びを楽しむ仲間はいますか

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2018年

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© KAKEHASHI Inc. この頃アジャイル「っぽい」ことはしていた Be Agile アジャイルマインドセットでいきいきと働く (https://speakerdeck.com/ikuodanaka/be-agile-and-work-with-a-iki-iki-spirit?slide=50) より

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© KAKEHASHI Inc. 私の人生を決定的に変えた一冊

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© KAKEHASHI Inc. カイゼンしつづけるチームになりたい Be Agile アジャイルマインドセットでいきいきと働く (https://speakerdeck.com/ikuodanaka/be-agile-and-work-with-a-iki-iki-spirit) より

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© KAKEHASHI Inc. カイゼンジャーニー片手に何でも試した Be Agile アジャイルマインドセットでいきいきと働く (https://speakerdeck.com/ikuodanaka/be-agile-and-work-with-a-iki-iki-spirit) より

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© KAKEHASHI Inc. チームのあり方が変わっていった NAVITIME JAPAN 自己組織化チームが越境する日 (https://speakerdeck.com/navitimejapan/zi-ji-zu-zhi-hua-timugayue-jing-sururi) より

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一人で踊っていた?

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© KAKEHASHI Inc. 一緒に変わっていくチームがいた NAVITIME JAPAN ナビタイム R&D部門が辿るカイゼンのキセキ (https://speakerdeck.com/navitimejapan/nabitaimur-and-dbu-men-gachan-rukaizenfalsekiseki) より

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© KAKEHASHI Inc. 全員が最初から乗り気だったわけじゃない NAVITIME JAPAN ナビタイム R&D部門が辿るカイゼンのキセキ (https://speakerdeck.com/navitimejapan/nabitaimur-and-dbu-men-gachan-rukaizenfalsekiseki) より

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© KAKEHASHI Inc. だんだんと変わっていった NAVITIME JAPAN ナビタイム R&D部門が辿るカイゼンのキセキ (https://speakerdeck.com/navitimejapan/nabitaimur-and-dbu-men-gachan-rukaizenfalsekiseki) より

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© KAKEHASHI Inc. チーム外にも仲間がいた カイゼン・ジャーニー いいですよね カイゼン・ジャーニーの 読書会やりません?

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© KAKEHASHI Inc. 仲間はやる気勢だった 社内で アジャイルコミュニティ 立ち上げましょう!

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© KAKEHASHI Inc. 社内で学びの連鎖が生まれる! 現場 コミュニティ 現場 現場 現場 現場 現場 現場 現場

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© KAKEHASHI Inc. コミュニティにいろんな人がやってきた 現場 コミュニティ 現場 現場 現場 現場 現場 現場 現場 ふりかえり やってみたい ボトルネックを 見つけたい チームの方向性 を揃えたい

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© KAKEHASHI Inc. 学びのサイクルが回り始めた 共同化 Socialization 個の暗黙知→場の暗黙知 表出化 Externalization 場の暗黙知→場の形式知 内面化 Internalization 場の形式知→個の暗黙知 連結化 Combination 場の形式知→場の形式知

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何が起こったか?

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© KAKEHASHI Inc. 学びが循環し組織が変化していった 現場 コミュニティ 現場 現場 現場 現場 現場 現場 現場 ふりかえり やってみた! VSMで 現場が カイゼンした オフィスに モブプロスペース できた

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ふりかえってみると あまりにも運がいい

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あなたのそばに 学びを楽しむ仲間はいますか

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時間がない 興味がない 間に合ってます

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© KAKEHASHI Inc. 現場にも学びを持ち込みたいのに・・・ コミュニティ での学び 現場 での学び

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2020年

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初めてRSGTに参加

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No content

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それまで 浴びたことのない ほとばしる熱量

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No content

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© KAKEHASHI Inc. 社内には熱が伝搬しつつあった 現場 コミュニティ 現場 現場 現場 現場 現場 現場 現場 ふりかえり やってみた! VSMで 現場が カイゼンした オフィスに モブプロスペース できた

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© KAKEHASHI Inc. 皆が熱くなっていたわけじゃない 現場 コミュニティ 現場 現場 現場 現場 現場 現場 現場 ふりかえり やってみた! VSMで 現場が カイゼンした オフィスに モブプロスペース できた 君のチームだけ じゃない? うまくいくの。 時間がない 今のやり方で うまくいってる

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現場との温度差を感じたこと はありますか?

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隣の人と話してみよう!

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© KAKEHASHI Inc. 僕の場合 「君のチームだからだよね」と言われた 「時間がない」と言われた 「今のやり方でいい」と言われた アジャイル研修をやりたい、と持ちかけた ときに「全社的にやる温度感じゃない」と の判断があった

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© KAKEHASHI Inc. 僕の場合 そうなのかー。 って、思った。

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© KAKEHASHI Inc. ノーム・カースの最優先条項 “今日見つけたものが何であれ、チームの全員が、 その時点でわかっていたことやスキルおよび能力、 利用可能なリソースを余すことなく使って、置かれ た状況でベストを尽くした、ということを疑っては ならない。” [James Shore] (著), [Shane Warden] (著), [木下史彦](監訳) (監修), [平鍋健児](監訳) (監修), [笹井崇司] (翻訳) アート・オブ・アジャイルデベロップメント オライリー・ジャパン より

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© KAKEHASHI Inc. 非エンジニアがチームに来たときのこと NAVITIME JAPAN 非エンジニアが知識ゼロで始めた開発チームマネジメント (https://speakerdeck.com/navitimejapan/fei-enziniagazhi-shi-zerodeshi-metakai-fa-timumanezimento) より

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© KAKEHASHI Inc. とにかくエンジニアを知ろうとしてくれた こういうとき、 エンジニアって どう考えるんですか? エンジニアのことを知るため にどんな本読むと いいですか?

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© KAKEHASHI Inc. ある時、誰かがいった O橋さんは僕たちのことを知ろうとしてくれてる 僕たちはO橋さんのことを 知ろうとしているだろうか

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© KAKEHASHI Inc. 自己と他者の関係性 自己 他者 期待通りに他者が動いてくれないと、 どうしてわかってくれないんだという気持ちが 湧いてくる

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© KAKEHASHI Inc. 自己 他者 自己と他者の関係性 じゃあ、自分は、相手を理解しようとしているか?

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いききしてるか?

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© KAKEHASHI Inc. 僕の場合 「君のチームだからだよね」と言われた 「時間がない」と言われた 「今のやり方でいい」と言われた アジャイル研修をやりたい、と持ちかけた ときに「全社的にやる温度感じゃない」と の判断があった

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© KAKEHASHI Inc. 私からみえていた景色 アジャイル やりたい ゾーン 私 経営

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© KAKEHASHI Inc. 経営から見えていた景色 アジャイル そうでもない ゾーン アジャイル やりたい ゾーン 私 経営

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© KAKEHASHI Inc. 1年後に起こったこと 「アジャイルでやりたいけど うまくいかないチームをよくみる ようになった。みんなを サポートしてくれないか」

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© KAKEHASHI Inc. 状況が変わっていた アジャイル そうでもない ゾーン アジャイル やりたい ゾーン 私 経営

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© KAKEHASHI Inc. 自己 他者 万物は流転する 温度差があるのは、「今は」その人にとって 必要ないから。相手の視点で考えながら長い目で 見ていれば、いつか「その時」は来る。

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自分が正しいって思うなら やったほうがいいと思うなら 続けたらいい。

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2023年

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「一番下手な存在」でいたい

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© KAKEHASHI Inc. 15年ぶり2度目の転職 Mission 日本の医療体験を、しなやかに。 Vision 明日の医療の基盤となる、エコシステムの実現。

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© KAKEHASHI Inc. コミュニティの仲間がいる現場 Cばさん(仮名) Youの前さん(仮名)

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© KAKEHASHI Inc. 当たり前のようにスクラム スプリントゴールにコミットする デイリースタンダップで日々検査と適応を回す スプリントレビューにはステークホルダーも来る ふりかえりは毎回違う手法を採用 それらすべてを楽しみながらやっている

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© KAKEHASHI Inc. まるで毎日がカンファレンス RSGT2024でスポンサーやったり、登壇したり、 社内で同時上映会やったり・・・ カンファレンスと現場が地続きになっている

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© KAKEHASHI Inc. 現場とコミュニティが溶け合っている コミュニティ での学び 現場 での学び

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何が面白いかっていうと

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© KAKEHASHI Inc. 本気でミッションとビジョンに向き合っている Mission 日本の医療体験を、しなやかに。 Vision 明日の医療の基盤となる、エコシステムの実現。

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© KAKEHASHI Inc. 誰も、前と同じことを続けてはいない

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© KAKEHASHI Inc. 常に変化しながら未来に向かっている

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循環する学び

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どうです? 学びたくなりましたか?

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もう一度聞きます

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皆さんはどこからきたのか

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© KAKEHASHI Inc. それぞれの現場から来ましたよね 現場 コミュニティ 現場 現場 現場 現場 現場 現場 現場

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何を持って帰る?

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何をわかちあえる?

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でもなー・・・ 自分の経験なんてなー・・・

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僕も、このスライドを作るとき そう思いました

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© KAKEHASHI Inc. 小田中、悩んでたってよ

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© KAKEHASHI Inc. 小田中、背中押してもらったってよ

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あなたの経験はきっと 誰かの背中を押すものになる

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あなたのそばに 学びを楽しむ仲間はいますか

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あなたの隣に 学びを楽しむ仲間はいます

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学び合おう

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© KAKEHASHI Inc. 高め合おう 共同化 Socialization 個の暗黙知→場の暗黙知 表出化 Externalization 場の暗黙知→場の形式知 内面化 Internalization 場の形式知→個の暗黙知 連結化 Combination 場の形式知→場の形式知

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学びを循環させる。 この講演が終わったら、 それが始まる。

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はじめよう。