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LLMの基本構造と課題
まずLLMの基本的な構造を振り返ります。入力としてプロンプトを与
えると、出力として言語による回答が得られます。マルチモーダル
LLMでは、入力や出力が画像や音声、動画、ファイルなど多様な形式
に拡張されることも広く知られています。
この基本構造には二つの課題があります。
知識の限界
LLMの内部に含まれる知識には限界があるため、最新かつ広範な情
報にアクセスできる仕組みが必要です。そのためRAGや外部APIの
活用によって、企業が保有するドキュメントやデータ、他システム
の情報を動的に利用しながら応答を生成する仕組みが構築されてき
ました。
行動の制約
LLMが生成する出力があくまで「回答」にとどまってしまうことで
す。情報獲得の目的であれば十分ですが、現実世界で「行動」や「
効果」をもたらすには不十分です。ここにAIエージェントの本質が
あります。AIが実世界に作用するためには、LLMが適切な「ツール
」を呼び出し、外部に働きかけることができなければなりません。