Slide 1

Slide 1 text

© Link and Motivation Group なぜ Four Keys を改善するのか? Developer Productivity ユニット / SRE グループ 川津雄介 〜How ではなく Why を重視したメトリクス改善活動〜

Slide 2

Slide 2 text

2 © Link and Motivation Group 自己紹介 川津 雄介 株式会社リンクアンドモチベーション SRE ● 前職は某複写機メーカーでエンジニアしてた ● OSレイヤーからWeb/モバイルまで何でもやる ● 中途の採用活動もします ● リンクアンドモチベーションではSREとして開発 室全体の生産性向上に注力! https://github.com/megmogmog1965 https://qiita.com/megmogmog1965

Slide 3

Slide 3 text

3 © Link and Motivation Group リンクアンドモチベーションについて 327億円(2022年12月時点) (2022年12月時点) 11社

Slide 4

Slide 4 text

プロダクト紹介 働きがい あふれる社会へ

Slide 5

Slide 5 text

モチベーションクラウド 診断 変革 ※ 2022年度 実績 10,060 社 312 万人

Slide 6

Slide 6 text

導入企業様 ※2023年1月時点実績(https://www.motivation-cloud.com/)

Slide 7

Slide 7 text

© Link and Motivation Group 7 リンクアンドモチベーションの SRE と開発組織

Slide 8

Slide 8 text

8 © Link and Motivation Group 弊社開発組織の歴史 2016 2018 2019 2022 2023 モチベーションクラウド のリリース 開発組織内製化のスタート (Four Keys = Low レベル) コミュニケーションクラウド のリリース ストレッチクラウド のリリース Four Keys メトリクス High〜Elite レベルに到達 2020 SRE チームの誕生 弊社の開発組織は誕生して5年目です! デプロイ頻度: 120 回/月 リードタイム: 1日 ※モチベーションクラウド 5月実績

Slide 9

Slide 9 text

9 © Link and Motivation Group SRE チームの遷移 (Team Topologies 風に言うと...) 4つのチームタイプ ※ 出典:『チームトポロジー 価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計』より

Slide 10

Slide 10 text

10 © Link and Motivation Group SRE チームの遷移 (Team Topologies 風に言うと...) インタラクションモード (チーム間の関わり方を示す) ※ 出典:『チームトポロジー 価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計』より

Slide 11

Slide 11 text

11 © Link and Motivation Group 3つのプロダクトから成る、複数のチーム 社員 約80名 + パートナーさん

Slide 12

Slide 12 text

© Link and Motivation Group 12 本日お話したいこと

Slide 13

Slide 13 text

13 © Link and Motivation Group 弊社では SRE が生産性改善を推進してきました デプロイの自動化 コンテナ化 IaC (Terraform) Four Keys : Low 〜 Medium 時代

Slide 14

Slide 14 text

14 © Link and Motivation Group 遠い (苦手) 近い (得意) インフラの仕組みだけで解決できる限界 SRE アプリ開発者 インフラ CI / CD メトリクス SRE (インフラエンジニア発) は、どうしてもインフラ側から改善しがち。 ブランチング モデル テストコード E2E テスト アプリコード オーナーシップ

Slide 15

Slide 15 text

15 © Link and Motivation Group … 開発者全員で 改善活動をしたい!

Slide 16

Slide 16 text

16 © Link and Motivation Group チームを横断した中央集権的な改善 改善活動の推進者 (SRE 等) チーム B チーム A チーム C 課題の 調査・ヒアリング サービス X サービス Y

Slide 17

Slide 17 text

17 © Link and Motivation Group チームを横断した中央集権的な改善 チーム B チーム A チーム C 対策立案 サービス X サービス Y 改善活動の推進者 (SRE 等)

Slide 18

Slide 18 text

18 © Link and Motivation Group チームを横断した中央集権的な改善 チーム B チーム A チーム C サービス X サービス Y 具体的な アクションの指示 改善活動の推進者 (SRE 等)

Slide 19

Slide 19 text

19 © Link and Motivation Group どうやって全員で活動できるか? 一緒にメトリクス改善 をしようよ! 自分の仕事で忙しい 開発者 今のままで困ってない 改善活動の推進者 (SRE 等)

Slide 20

Slide 20 text

20 © Link and Motivation Group チーム B チーム A チーム C サービス X サービス Y 【課題】お互いの主体性の偏り 生産性改善は自身の「ミッション」 しかし、サービス (コード) へのオーナーシップは持っていない 改善活動の推進者 (SRE 等)

Slide 21

Slide 21 text

21 © Link and Motivation Group 改善活動の推進者 (SRE 等) 【課題】お互いの主体性の偏り チーム B チーム A チーム C サービス X サービス Y 生産性改善は彼らの 「ミッション」ではない サービス (コード) のオーナーシップ を持っており改善活動しやすい

Slide 22

Slide 22 text

22 © Link and Motivation Group チームを横断した中央集権的な改善 SRE チーム B チーム A チーム C サービス X サービス Y 具体的な アクションの指示 どうすれば全員が主体性を持って 改善活動に取り組めるか?

Slide 23

Slide 23 text

23 © Link and Motivation Group 本日話したいこと

Slide 24

Slide 24 text

24 © Link and Motivation Group 開発者全員で主体性を持って改善活動するには? 1 2 3 改善の「Why (目的)」を言語化する チームの壁を超えて一丸となって改善する 改善のオーナーシップをチームに!

Slide 25

Slide 25 text

© Link and Motivation Group 25 ① 改善の「Why (目的)」を言語化する

Slide 26

Slide 26 text

26 © Link and Motivation Group 実際にあった怖い話 (リードタイム) とある PR を1ヶ月放置していた。 実装開始 1ヶ月前 1週前 放置期間 (※別件で忙しかった) 実装再開 (1ヶ月経って) やっと再開できるぞ!

Slide 27

Slide 27 text

27 © Link and Motivation Group 実際にあった怖い話 (リードタイム) 再開する際に気を効かせてくれて、PR (ブランチ) を作りなおす! 実装開始 1ヶ月前 PR を 作り直す 1週前 リリース 放置期間 (※別件で忙しかった) 実装再開 3日前 当日 リードタイム = 3日 !? (リードタイムの為に) PR を作りなおそう!

Slide 28

Slide 28 text

28 © Link and Motivation Group 実際にあった怖い話 (リードタイム) 再開する際に気を効かせてくれて、PR (ブランチ) を作りなおす! 実装開始 1ヶ月前 PR を 作り直す 1週前 リリース 放置期間 (※別件で忙しかった) 実装再開 3日前 当日 リードタイム = 3日 !? (リードタイムの為に) PR を作りなおそう! 「リードタイムを3日にする」 が目的になっている

Slide 29

Slide 29 text

29 © Link and Motivation Group Why / How / What リードタイム < 3日 How (どうやって?) What (何を?) リードタイム 3日以内を目指そう! 改善活動の推進者 (SRE 等) アプリ開発者 3日か〜。 どうやってやろうかな

Slide 30

Slide 30 text

30 © Link and Motivation Group How (どうやって?) What (何を?) アプリ開発者 3日か〜。 どうやってやろうかな Why / How / What リードタイム < 3日 リードタイム 3日以内を目指そう! 改善活動の推進者 (SRE 等) 何で3日をめざすの? (何に困ってるの?)

Slide 31

Slide 31 text

31 © Link and Motivation Group Why / How / What リードタイム < 3日 How (どうやって?) What (何を?) Why (なぜ?) 推進者 (リーダー) がメンバーを効果的に動かすには 「Why」が肝心!

Slide 32

Slide 32 text

32 © Link and Motivation Group みんなが能動的に活動できる! 人は「何を」ではなく 「なぜ」に動かされるのです What How ゴールデンサークル理論 Why Why から始めよ 目的を見失わない為に 効果の無い How に 傾倒することが無い様に

Slide 33

Slide 33 text

33 © Link and Motivation Group 実際にあった例

Slide 34

Slide 34 text

34 © Link and Motivation Group 8名体制の新規プロジェクト 社員: 4名 パートナー: 4名

Slide 35

Slide 35 text

35 © Link and Motivation Group このチームの目標に「デプロイ頻度 = High」が入る デプロイ頻度の「High」 を目指すぞ〜!! 改善活動の推進者

Slide 36

Slide 36 text

36 © Link and Motivation Group 当時「デプロイ頻度」を改善しようとしていた 0〜1回 / 週 5回 / 週 0〜1回 / 週 5回 / 週 (当時)

Slide 37

Slide 37 text

37 © Link and Motivation Group 改善の甲斐あって? 目標値に近づいてきたが... 3〜4回 / 週

Slide 38

Slide 38 text

38 © Link and Motivation Group 数値上は達成しつつあるが... 最近、生産性 (デプロイ頻度) あがってきたよね! いや、実は... 開発者 改善活動の推進者 (SRE 等)

Slide 39

Slide 39 text

39 © Link and Motivation Group 辛みが増している...! 一度のリリース作業に 3時間も拘束されて辛い! リリースする人が偏ってて なんか毎日リリース作業 してる!

Slide 40

Slide 40 text

40 © Link and Motivation Group 辛みが増している...! あれ? 俺たち「何で」こんな辛い思いして 「週5回」もリリースしなきゃいけないんだっけ?

Slide 41

Slide 41 text

41 © Link and Motivation Group 辛みが増している...! あれ? 俺たち「何で」こんな辛い思いして 「5回」もリリースしなきゃいけないんだっけ? むしろ、生産性下がってない? 後日、2回/週 がベスト という結論に...

Slide 42

Slide 42 text

42 © Link and Motivation Group 数値を「上げる」事が目的になってしまった... デプロイ頻度 「High」達成! How (どうやって?) What (何を?) Why (なぜ?) なぜ、デプロイ頻度を 上げないといけないのか? (どんな良いことがあるか) ❌ ⭕ どうやって デプロイ頻度を上げよう?

Slide 43

Slide 43 text

43 © Link and Motivation Group 2つの Why - 課題と目指す姿 デプロイ頻度 「High」達成! How (どうやって?) なぜ? 低いのか? なぜ? 低いとダメか? 原因 本当の課題と 目指す姿

Slide 44

Slide 44 text

44 © Link and Motivation Group How (どうやって?) なぜ? 低いのか? 原因 2つの Why - 課題と目指す姿 デプロイ頻度 「High」達成! なぜ? 低いとダメか? 本当の課題と 目指す姿 これはみんな するけど... こっちが無いと間違った ゴールの HOW になる

Slide 45

Slide 45 text

45 © Link and Motivation Group 低いメトリクス値が示す意味は? 低いメトリクス 潜在した 課題 潜在した 課題 潜在した 課題 その時点の最大の ボトルネック課題 あるべき理想 課題が解決した先の 理想の開発環境像をイメージ できているか? 様々な要因が複合して このメトリクスである (要考:数値の意味)

Slide 46

Slide 46 text

46 © Link and Motivation Group 何をあるべき姿として 目指していたのか?

Slide 47

Slide 47 text

47 © Link and Motivation Group そもそも... デプロイ頻度 リードタイム …って、改善すると何が嬉しいの ???

Slide 48

Slide 48 text

48 © Link and Motivation Group デプロイ頻度...? デプロイ頻度 デプロイ回数が多い 生産量が多い?

Slide 49

Slide 49 text

49 © Link and Motivation Group デプロイ頻度...? デプロイ頻度 デプロイ回数が多い 生産量が多い? 小さいリリースの回数が多いだけかも...

Slide 50

Slide 50 text

50 © Link and Motivation Group デプロイ頻度が少ないと 1度のデプロイに 複数の Feature が混在している

Slide 51

Slide 51 text

51 © Link and Motivation Group デプロイ頻度が少ないと もしこれがバグってたら...

Slide 52

Slide 52 text

52 © Link and Motivation Group デプロイ頻度が少ないと 全部まとめて切り戻し

Slide 53

Slide 53 text

53 © Link and Motivation Group デプロイ頻度が少ないと マイグレ等が混ざってると 切り戻しに時間が掛かる MTTR コミュニケーション コミュニケーション 単純に切り戻して いいんだっけ? マイグレあるから 待って!

Slide 54

Slide 54 text

54 © Link and Motivation Group デプロイ頻度が高い!

Slide 55

Slide 55 text

55 © Link and Motivation Group デプロイ頻度が高い! バグる

Slide 56

Slide 56 text

56 © Link and Motivation Group デプロイ頻度が高い! 切り戻して、終わり

Slide 57

Slide 57 text

57 © Link and Motivation Group つまりデプロイ頻度とは...? デプロイ頻度 デプロイ回数が多い ??? ※ 弊社の開発組織のケースでの一例です。 全ての開発組織で一概にそうとは限りません。

Slide 58

Slide 58 text

58 © Link and Motivation Group つまりデプロイ頻度とは...? デプロイ頻度 デプロイ回数が多い 安全な切り戻し 切り戻しや再リリースに掛かる工数減 ※ 弊社の開発組織のケースでの一例です。 全ての開発組織で一概にそうとは限りません。 MTTR の向上

Slide 59

Slide 59 text

59 © Link and Motivation Group リードタイム リードタイム...? マージまでの時間が短い 機能がリリースされるまでが速い?

Slide 60

Slide 60 text

60 © Link and Motivation Group リードタイム リードタイム...? マージまでの時間が短い 機能がリリースされるまでが速い? 単に分割してマージしただけかも...

Slide 61

Slide 61 text

61 © Link and Motivation Group リードタイム (値) が表す意味 リードタイムの定義は「First Commit → リリース」までの日数。 First Commit 5日前 1日前 リリース 一つの PR・Feature を リリースするのに掛かった日数 master マージ 当日 機能? プロジェクト?

Slide 62

Slide 62 text

62 © Link and Motivation Group リードタイム (値) が表す意味 実装 機能 A 実装 リリース リリース 実装 リリース 実装 リリース 最近は、スモールリリース・Feature toggle という手があるよね。 リードタイム → 大 機能 B リードタイム → 小 リードタイム → 小 リードタイム → 小

Slide 63

Slide 63 text

63 © Link and Motivation Group リードタイム (値) が表す意味 実装 機能 A 実装 リリース リリース 実装 リリース 実装 リリース 最近は、スモールリリース・Feature toggle という手があるよね。 リードタイム → 大 機能 B リードタイム → 小 リードタイム → 小 リードタイム → 小 リードタイムの単位は 「機能」ではなく「PR」である!

Slide 64

Slide 64 text

64 © Link and Motivation Group 1 PR PR 大 vs 小 PR を小さくすると、レビュー&テスト品質が上がる。 1 PR 1 PR 1 PR 実装とその影響範囲を見きれず 設計観点のチェックになる コードの1行までレビューできる 変更影響の特定が難しく、 全件リグレッションテストが多発 変更に対し最小のテストを実施 ✅ ✅ ❌ ❌

Slide 65

Slide 65 text

65 © Link and Motivation Group PR 大 vs 小 巨大な PR あるある コードがコンフリクトして大変 A がマージされないと B がテスト開始できない リリース日程調整でコミュニケーションコスト高

Slide 66

Slide 66 text

66 © Link and Motivation Group PR 大 vs 小 PR が十分に小さいと... コンフリクトしない / しても簡単に直すだけ 自分の Feature のテストだけしたらいい リリース日程調整は不要

Slide 67

Slide 67 text

67 © Link and Motivation Group リードタイム つまりリードタイムとは...? マージまでの時間が短い ???

Slide 68

Slide 68 text

68 © Link and Motivation Group リードタイム短縮の目的 障害を減らしたい リリースの複雑性 を減らしたい スモールリリース・Feature toggle をする リードタイム ≦ 3日 目的 手段 目標 ※ 弊社の開発組織のケースでの一例です。 全ての開発組織で一概にそうとは限りません。 ① ②

Slide 69

Slide 69 text

69 © Link and Motivation Group e.g. Rails アップデート ビッグバンリリース ※ リリースめちゃ怖〜 スモールリリース PR 数 変更ファイル / PR 1〜2 PR(s) 100 files PR 数 変更ファイル / PR 80 PR(s) 1〜2 files 弊社 Rails アップデートの今と昔。

Slide 70

Slide 70 text

70 © Link and Motivation Group e.g. Rails アップデート 小さな互換性のあるリリースを繰り返す。 互換 リリース 1回目 80回目 最終 リリース 新・旧 どちらの Rails Version でも動く 互換コードを先行リリースする 互換 リリース 最後の1回 最後にやっと Rails の Version を上げる + 一部の非互換コード ・・・ (スモールリリース) ・・・ x8 0 ・・・

Slide 71

Slide 71 text

71 © Link and Motivation Group 各メトリクスは繋がっている... デプロイ頻度 リードタイム 変更障害率 MTTR

Slide 72

Slide 72 text

72 © Link and Motivation Group メトリクス値から、生産性課題 → あるべき理想の姿を見つける 低いメトリクス 潜在した 課題 潜在した 課題 潜在した 課題 その時点の最大の ボトルネック課題 あるべき理想 課題が解決した先の 理想の開発環境像をイメージ できているか? 様々な要因が複合して このメトリクスである (要考:数値の意味)

Slide 73

Slide 73 text

© Link and Motivation Group 74 ② チームの壁を超えて一丸となって改善する

Slide 74

Slide 74 text

75 © Link and Motivation Group アプリ開発者の仕事 開発者 当然ですが、アプリ開発者は毎日すごく忙しい。 リファクタリング 顧客要求の機能開発 日々の顧客対応 インシデント対応 生産性の改善活動 改善活動の推進者 (SRE 等)

Slide 75

Slide 75 text

76 © Link and Motivation Group チーム B チーム A チーム C サービス X サービス Y 【課題】お互いの主体性の偏り 生産性改善は自身の「ミッション」 しかし、サービス (コード) へのオーナーシップは持っていない 改善活動の推進者 (SRE 等)

Slide 76

Slide 76 text

77 © Link and Motivation Group 改善活動の推進者 (SRE 等) 【課題】お互いの主体性の偏り チーム B チーム A チーム C サービス X サービス Y 生産性改善は彼らの 「ミッション」ではない サービス (コード) のオーナーシップ を持っており改善活動しやすい

Slide 77

Slide 77 text

78 © Link and Motivation Group 改善活動の推進者 (SRE 等) 【課題】お互いの主体性の偏り チーム B チーム A チーム C サービス X サービス Y 生産性改善は彼らの 「ミッション」ではない サービス (コード) のオーナーシップ を持っており改善活動しやすい 改善の為の明確な チーム・役割・責務を決めるべき

Slide 78

Slide 78 text

79 © Link and Motivation Group 新しいチームを結成する

Slide 79

Slide 79 text

80 © Link and Motivation Group 各チームから協力者を選出 横断チームを結成する! 開発チーム A 開発チーム B 開発チーム C 各ストリームアラインドチーム から活動に興味高そうな人を選出 各ストリームアラインドチーム から活動に興味高そうな人を選出 各ストリームアラインドチーム から活動に興味高そうな人を選出

Slide 80

Slide 80 text

81 © Link and Motivation Group 開発者のミッション・目標と結節 開発チーム A 開発チーム B 開発チーム C 事業部目標 個人目標 弊社の 2022/4Q の 事業部全体の目標に 生産性向上が入っていた ボランティアではなく 正式に個人の仕事にする

Slide 81

Slide 81 text

82 © Link and Motivation Group チーム B 開発者のミッション・目標と結節 チーム A チーム C 各所属チームへの結節点となる 各所属チームへの結節点となる

Slide 82

Slide 82 text

83 © Link and Motivation Group 逆に、チームに埋め込む

Slide 83

Slide 83 text

84 © Link and Motivation Group 障害が多発! 当時、プロダクトの障害が多発しており「変更障害率」が非常に高い状態にあった... デプロイ頻度 リードタイム MTTR 変更障害率

Slide 84

Slide 84 text

85 © Link and Motivation Group 障害が多発! 頑張ってヒアリングをするも、外からでは分からない事は多い! チームの何が原因で障害が 増えているんだろう? ヒアリングしてみたけど、 いまいちはっきりしないぞ

Slide 85

Slide 85 text

86 © Link and Motivation Group 障害が多発! 頑張ってヒアリングをするも、外からでは分からない事は多い! チームの何が原因で障害が 増えているんだろう? ヒアリングしてみたけど、 いまいちはっきりしないぞ チームの一員になって 活動すると分かりそう!

Slide 86

Slide 86 text

87 © Link and Motivation Group 改善チームを結成する 一定期間だけ チームを異動します! 改善の推進者をストリームアラインドチームの 一員として「埋め込み」中から直接改善をする! 生産性改善チーム

Slide 87

Slide 87 text

88 © Link and Motivation Group 改善チームを結成する 一定期間だけ チームを異動します! 改善の推進者をストリームアラインドチームの 一員として「埋め込み」中から直接改善をする! ① 課題・原因の特定がしやすい ② 改善活動をチームと直接できる

Slide 88

Slide 88 text

© Link and Motivation Group 89 ③ 改善のオーナーシップをチームに!

Slide 89

Slide 89 text

90 © Link and Motivation Group 改善推進者が主体の指示型 チーム B チーム A チーム C サービス X サービス Y 具体的な アクションの指示 改善活動の推進者 (SRE 等)

Slide 90

Slide 90 text

91 © Link and Motivation Group 組織の規模が拡大すると現実的ではなくなる チーム B チーム A チーム C サ | ビ ス X Y チーム B チーム A チーム C サ | ビ ス Z … 中央集権的にやる限界 改善活動の推進者 (SRE 等)

Slide 91

Slide 91 text

92 © Link and Motivation Group 組織の規模が拡大すると現実的ではなくなる SRE チーム B チーム A チーム C サ | ビ ス X Y チーム B チーム A チーム C サ | ビ ス Z … SRE も一緒にスケール するのは微妙 どうすべき?

Slide 92

Slide 92 text

93 © Link and Motivation Group 改善活動の推進者 (SRE 等) 改善のオーナーシップを「チーム」に チーム B チーム A チーム C サービス X サービス Y チーム内に 「改善係」を置く? チーム内に 「改善係」を置く? チーム内に 「改善係」を置く?

Slide 93

Slide 93 text

94 © Link and Motivation Group ※ Team Topologies より抜粋

Slide 94

Slide 94 text

95 © Link and Motivation Group チームに計測&改善のプロセスをインストールする チーム B チーム A 改善活動の推進者 (SRE 等)

Slide 95

Slide 95 text

96 © Link and Motivation Group チームに計測&改善のプロセスをインストールする チーム B チーム A 改善活動の推進者 (SRE 等) + + イネーブリング 改善活動はみんなの責務 あくまで 一時的にJOIN

Slide 96

Slide 96 text

97 © Link and Motivation Group 何をチームにインストールするのか? メトリクス計測 の自動化 改善運用 / プロセス What How Why Why から 始める思想

Slide 97

Slide 97 text

98 © Link and Motivation Group 何をチームにインストールするのか? メトリクス計測 の自動化 改善運用 / プロセス What How Why Why から 始める思想 Github 等から計測 ダッシュボード化

Slide 98

Slide 98 text

99 © Link and Motivation Group 何をチームにインストールするのか? メトリクス計測 の自動化 改善運用 / プロセス What How Why Why から 始める思想 まずはチームの 会議体から 必要に応じて、チーム の目標に組み込む

Slide 99

Slide 99 text

100 © Link and Motivation Group 何をチームにインストールするのか? メトリクス計測 の自動化 改善運用 / プロセス What How Why Why から 始める思想 推進者が並走して 指導する必要がある

Slide 100

Slide 100 text

© Link and Motivation Group 101 さいごに

Slide 101

Slide 101 text

102 © Link and Motivation Group 開発生産性の活動に銀の弾丸はない

Slide 102

Slide 102 text

103 © Link and Motivation Group 開発生産性の活動に銀の弾丸はない HOW の話だから

Slide 103

Slide 103 text

104 © Link and Motivation Group 組織の規模・形態が違う チーム A チーム A チーム B チーム C チーム 横断して A 事業部 チーム内の B 事業部 C 事業部 横断して 組織・全社で

Slide 104

Slide 104 text

105 © Link and Motivation Group プロダクトの開発特性が違う 例えば、master 一本ではなく 特注リリースがあるとか B to B / B to C とかで メトリクスの意味も異なる

Slide 105

Slide 105 text

106 © Link and Motivation Group メトリクスが低い原因は一つではない 例えばデプロイ頻度が低い原因も、それぞれの現場で様々ある... リリースする物はあ るが CI・CD、自動 化が出来ていないと か... そもそも、一日あた りにマージされる Feature が少ないと か... インシデントが多発し ており、その対応やリ リース時のテスト工数 とか...

Slide 106

Slide 106 text

107 © Link and Motivation Group メトリクス値から、生産性課題 → あるべき理想の姿を見つける 低いメトリクス 潜在した 課題 潜在した 課題 潜在した 課題 その時点の最大の ボトルネック課題 あるべき理想 課題が解決した先の 理想の開発環境像をイメージ できているか? 様々な要因が複合して このメトリクスである (要考:数値の意味)

Slide 107

Slide 107 text

108 © Link and Motivation Group メトリクス値が示す真の意味を考えたい 低いメトリクス 潜在した 課題 潜在した 課題 潜在した 課題 その時点の最大の ボトルネック課題 あるべき理想 課題が解決した先の 理想の開発環境像をイメージ できているか? 様々な要因が複合して このメトリクスである (要考:数値の意味) 「Why」を考えよう!

Slide 108

Slide 108 text

© Link and Motivation Group 109 #devキャリ2022 さいごに

Slide 109

Slide 109 text

110 © Link and Motivation Group お知らせ ● エンジニアリングマネージャー ● プロダクトマネージャー ● テックリード ● サーバーサイドエンジニア ● フロントエンドエンジニア ● SRE ● データエンジニア ● CRM ● UXデザイナー 週1でテックブログを更新中! まずはカジュアルにお話しましょう! 積極採用中です!