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色々なプラットフォームの開発を 右往左往して分かったこと © asken.inc 1 23/03/09

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自己 紹介 名前:takahiro fujiwara 役割:国内版あすけんEM    ※スクラムマスター兼任 開発: (少し経験)Brew、Symbian、WindowsMobile (がっつり)WindowsPhone、iOS、Android 趣味:軽く筋トレ、ランニング、漫画、アニメ、投資 © asken.inc 2 taa9148 takahiro_fujiwara_r takahiro-f

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… © asken.inc 3

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恥の多い生涯を送ってきました © asken.inc 4

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エンジニアとして中々成長が実感できず 複数OS開発にトライしたり デザイナー向けセミナーに通い詰めるなど 試行錯誤を経て現在に至った 登壇者の体験談をお話しします © asken.inc 5

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右往左往して 分かったこと ※長いので最初に結論 © asken.inc 6

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© asken.inc 7 心も体もプライドもズタボロ。 それでも生きるためには、でき なくて苦しくても1つ1つを愚直 に取り組むしかなかった 無理な時に無理と言えない弱さ が更なる悪循環を呼ぶ ユーザー価値のWhy / Whatが 分かれば、最もリーズナブルな Howを提案できる マネージャが認識できる課題が チームのボトルネックになる ヤバい!!! 技術は全てを解決してくれない 知識越境、垂直成長、アンラーニングが必要

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© asken.inc 8 サーバーサイドの人たちと、ちゃ んと会話できるようになりたい そしたら、もっと色々サポートで きるかも! 自分中心から 誰かの為への パラダイムシフトが 自分とみんなを救う この頃は 色んな事できる俺 かっこいい状態 ※実際は全然できてない ※自己認識と実力の大きな乖離

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試行錯誤を時系列で振り返り 理由を深掘りしていきます © asken.inc 9

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不器用な自分ですが 泥臭く1歩1歩 進み続けたエピソードが 誰かの励みになれば良いなと思います © asken.inc 10

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•新卒入社、上京し千葉に引っ越し •大学時代にC言語/Linuxをかじっ ていたのでアサインもその環境 •某国際ビルに常駐しシステム請負 開発 1社目:2008年、IT中小企業 © asken.inc 11 様々な理由により 1年半で退職 ※お察しください ※FAQコーナーでは喋るかも

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わかったこと ↓ 社会人って大変だな ※お察しください ※LPIC level1の勉強は頑張りました © asken.inc 12

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•自分が身近に使っていたサービス •第二新卒、スキルは全く無いので 情熱で採用された(気がする) •某おしゃれな街の勤務で浮かれま くっていた 2社目:2009年、某ベンチャー企業 © asken.inc 13 この頃は 色んな事できる俺 かっこいい状態 ※実際は全然できてない ※自己認識と実力の大きな乖離

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•ただ「俺カコイイ」のために、出 来ないなりに努力はしていた •WindowsPhone向けアプリ立ち上げ に立候補&めちゃ忙しい日々(1 年) •iOSアプリ開発に志願(1年) •サーバーAPI開発に志願(3ヶ月) •Android開発に志願(1年) 2社目:2009年、某ベンチャー企業 © asken.inc 14 振り返ってみれば... 節操なく色んな事に首 を突っ込み承認欲求と 自己顕示欲を満たそう としていた

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わかったこと ↓ 薄く色々出来ても満たされない ↓ Androidできるんだっけ?じゃあこれヨロ! iOSできるんだっけ?(略) ↓ 「色々やりたい」がある種、自他共に認識はされて いたが、Howばかりの薄っぺらさ (しかも1つ1つが浅い) © asken.inc 15

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(この資料を作成する中で) こうやって思い返せば返すほど めっっちゃいい人たちに囲まれていたはず それでも 承認欲求と自己顕示欲に 身を焼かれ、自分を滅ぼしてしまった 自分中心志向の恐ろしさよ... © asken.inc 16

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•実力不足を自己認識できぬまま、 満たされなさを環境のせいにして 安定を求め転職 •管理がしっかりしている会社へ •入社早々に実力不足が露呈して大 変な目にあう(口頭で補足) 3社目:2013年、某独立系SIer © asken.inc 17 心も体もプライドもズ タボロ。それでも生き るためには、できなく て苦しくても1つ1つを 愚直に取り組むしかな かった

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•1年目:実力不足により下積み •2年目:常駐開発チームにジョイ ン、Android/iOSの両刀を武器に •先輩がめっっちゃ優しい人で、懇 切丁寧に色んなことを教えてくれ た •3年目〜:リーダーに昇格、少数な がらメンバーを受け持ちスケ ジュール管理をしながら自分でも 開発をする日々 3社目:2013年、某独立系SIer © asken.inc 18 技術面も多少成長した が、プロジェクト・マ ネジメントの経験を積 めたのが大きかった

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…あれ、順調...? © asken.inc 20

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第一子、爆誕👶 © asken.inc 22

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•記憶がない(by 妻) •ちょうど忙しいプロジェクトが重 なり、全然、家事育児に参加でき ない •上司や同僚に助けを求めれば良い のに、自分だけで何とかしようと 苦しみ続けた 3社目:2017年、某独立系SIer & 👶 © asken.inc 23 無理な時に無理と言え ない弱さが更なる悪循 環を呼ぶ

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アンコントローラブルな状況に翻弄され転職を決意 (本質的には、やはり実力不足) ↓ フリーランスエンジニアも本気で検討して、生涯年 収を計算したり某仲介会社に登録&セミナー受けた りした ↓ (僕の性格や不器用さを熟知していた妻が)絶対無 理だからやめておけと正社員での転職を目指す © asken.inc 24

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•PjMもやってたから大変だったのだ と思い込み、Androidエンジニアと して心機一転 •人生初のスクラム開発、なんかオ フィスで英語喋ってる人がいる •昼は電子レンジでパスタ茹でてバ カ話しながら過ごす日々 4社目:2018年〜asken & 👶 © asken.inc 26 なんかめっちゃ楽しい ※1日の過ごし方

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•入社して早々に実装ミスで課金事 故を起こす(すみません) •モノは作れるが、アーキテクチャ はMVCすら知らない。ここから Android一本で技術に徹底的に向き 合う(その結果:tech blog) •Unit testも書き始めてイケイケ •と思ってたら、半年かけてリリー スした機能で継続利用率が大幅に 下がる(USプロダクト) 4社目:2018年〜asken & 👶 © asken.inc 27 あれ、技術めっちゃレ ベルアップしたのに、 アウトプットが成果に なってない...

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当時のUSプロダクトチーム 日々、UIUXについて白熱した議論をし続けました デザイナーが途中で退職してしまったため手探り 誰も納得感がない中でも、せめてそれらしい説明が できた案でリリースするも継続率は回復せず このままではダメだと思い、デザイナー向けセミ ナーに通い始める © asken.inc 28

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•HCD: Human-centered designに出 会う。HCD-net主催のセミナーに 通いまくる •デザイン思考(特にEmpathy)、ダ ブル・ダイヤモンド、ユーザビリ ティ・ヒューリスティック、IA: information architecture、OOUI、 ドン・ノーマンの書籍、Leanス タートアップ •まぁ色々勉強した 4社目:2018年〜asken & 👶 & HCD © asken.inc 29 状況が改善したのはつ よつよデザイナーと マーケターがジョイン してからだった

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結局、餅は餅屋ってことかい... ↓ これまで苦しんで(楽しかったけど)勉強した日々 は何だったのか... ↓ あ、は〜い、デザイナーさんとMTGだ © asken.inc 30

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…あれ? © asken.inc 32

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…なんか? © asken.inc 33

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話が分かる © asken.inc 34

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•僕個人としてデザイン知識が成果 に繋がったわけではなかった •しかし、プロダクトデザインを学 ぶ過程でユーザーに寄り添う目線 が得られた •拙いながらもデザイナーさんへ意 図を質問できるようになり、開発 の効率が格段に上がった 4社目:2020年〜asken & 👶 © asken.inc 35 ユーザー価値のWhy / Whatが分かれば、最も リーズナブルなHowを 提案できる

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•2021年10月から国内あすけん のエ ンジニアリング・マネージャを担 当させて貰えることに •国内は初の社内開発チームであ り、全てが手探り •ひとまず、USの流れでスクラム開 発っぽく進めた 4社目:2021年〜asken & 👶 © asken.inc 36 スクラムとは名ばか り、藤原がSM + Android + EM というよ く分からない状態&PO とデザイナーが委託で iOS / Android / サー バー開発をしている

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•あす筋ボディメイクコース、あす ママ妊娠・授乳期コースなど良い 感じに社会貢献できる価値を提供 しつつ、徐々に社内体制が整って いく •バックエンド、インフラ、Android の社員も増え委託さん含め社内11名 体制(+外部委託 5名) •が、ある時「藤原さん、インフラ 勉強した方が良いですよ」(合計 3人くらいに言われた) 4社目:2022年〜今 asken & 👶 © asken.inc 37 マネージャが認識でき る課題がチームのボト ルネックになる ヤバい!!!

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我家に猫がジョイン🐱 © asken.inc 38

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第二子、爆誕👶 © asken.inc 39

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•今、あすけんは成長路線を目指し ています •単に収益というより、もっともっ ともっと世の中のひとびとの明日 を今日より健康にするためです •その最初の一歩として、僕は今、 第二子の育児と格闘しながらAWS の仕組みとサービスが1日で分かる らしい本を読んでいます •バックエンドAPI開発の社内Slack チャンネルを眺めたり、プルリク を覗いたりしています 4社目:2022年〜今 asken & 👶🐱👶 © asken.inc 40 サーバーサイドの人た ちと、ちゃんと会話で きるようになりたい そしたら、もっと色々 サポートできるかも!

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さて 次はどうしよう? © asken.inc 41

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右往左往の日々は続く © asken.inc 42

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恥の多い生涯を送ってきました © asken.inc 44

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エンジニアとして中々成長が実感できず 複数OS開発にトライしたり デザイナー向けセミナーに通い詰めるなど 試行錯誤を経て現在に至った 登壇者の体験談でした © asken.inc 45

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© asken.inc 46 心も体もプライドもズタボロ。 それでも生きるためには、でき なくて苦しくても1つ1つを愚直 に取り組むしかなかった 無理な時に無理と言えない弱さ が更なる悪循環を呼ぶ ユーザー価値のWhy / Whatが 分かれば、最もリーズナブルな Howを提案できる マネージャが認識できる課題が チームのボトルネックになる ヤバい!!! 技術は全てを解決してくれない 知識越境、垂直成長、アンラーニングが必要

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© asken.inc 47 サーバーサイドの人たちと、ちゃ んと会話できるようになりたい そしたら、もっと色々サポートで きるかも! 自分中心から 誰かの為への パラダイムシフトが 自分とみんなを救う この頃は 色んな事できる俺 かっこいい状態 ※実際は全然できてない ※自己認識と実力の大きな乖離

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そして © asken.inc 48

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© asken.inc 49 家族が大事 〜妻は人生のコーチ〜 いつも、ありがとう

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thank you © asken.inc 50