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asken勉強会-2023-03-09-色々なプラットフォームの開発を右往左往して分かったこと

 asken勉強会-2023-03-09-色々なプラットフォームの開発を右往左往して分かったこと

エンジニアとして中々成長が実感できず、複数OS ( WindowsPhone -> iOS -> Android ) 開発にトライしたり、デザイナー向けセミナーに通い詰めるなど試行錯誤を経て現在に至った登壇者の体験談をお話しします。右往左往する中での目的の変容がメインテーマです。

https://asken.connpass.com/event/274060/

takahiro fujiwara

March 16, 2023
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Transcript

  1. 色々なプラットフォームの開発を
    右往左往して分かったこと
    © asken.inc 1
    23/03/09

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  2. 自己
    紹介
    名前:takahiro fujiwara
    役割:国内版あすけんEM
       ※スクラムマスター兼任
    開発:
    (少し経験)Brew、Symbian、WindowsMobile
    (がっつり)WindowsPhone、iOS、Android
    趣味:軽く筋トレ、ランニング、漫画、アニメ、投資
    © asken.inc 2
    taa9148
    takahiro_fujiwara_r
    takahiro-f

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  3. © asken.inc 3

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  4. 恥の多い生涯を送ってきました
    © asken.inc 4

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  5. エンジニアとして中々成長が実感できず
    複数OS開発にトライしたり
    デザイナー向けセミナーに通い詰めるなど
    試行錯誤を経て現在に至った
    登壇者の体験談をお話しします
    © asken.inc 5

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  6. 右往左往して
    分かったこと
    ※長いので最初に結論
    © asken.inc 6

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  7. © asken.inc 7
    心も体もプライドもズタボロ。
    それでも生きるためには、でき
    なくて苦しくても1つ1つを愚直
    に取り組むしかなかった
    無理な時に無理と言えない弱さ
    が更なる悪循環を呼ぶ
    ユーザー価値のWhy / Whatが
    分かれば、最もリーズナブルな
    Howを提案できる
    マネージャが認識できる課題が
    チームのボトルネックになる
    ヤバい!!!
    技術は全てを解決してくれない
    知識越境、垂直成長、アンラーニングが必要

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  8. © asken.inc 8
    サーバーサイドの人たちと、ちゃ
    んと会話できるようになりたい
    そしたら、もっと色々サポートで
    きるかも!
    自分中心から
    誰かの為への
    パラダイムシフトが
    自分とみんなを救う
    この頃は
    色んな事できる俺
    かっこいい状態
    ※実際は全然できてない
    ※自己認識と実力の大きな乖離

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  9. 試行錯誤を時系列で振り返り
    理由を深掘りしていきます
    © asken.inc 9

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  10. 不器用な自分ですが
    泥臭く1歩1歩
    進み続けたエピソードが
    誰かの励みになれば良いなと思います
    © asken.inc 10

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  11. •新卒入社、上京し千葉に引っ越し
    •大学時代にC言語/Linuxをかじっ
    ていたのでアサインもその環境
    •某国際ビルに常駐しシステム請負
    開発
    1社目:2008年、IT中小企業
    © asken.inc 11
    様々な理由により
    1年半で退職
    ※お察しください
    ※FAQコーナーでは喋るかも

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  12. わかったこと

    社会人って大変だな
    ※お察しください
    ※LPIC level1の勉強は頑張りました
    © asken.inc 12

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  13. •自分が身近に使っていたサービス
    •第二新卒、スキルは全く無いので
    情熱で採用された(気がする)
    •某おしゃれな街の勤務で浮かれま
    くっていた
    2社目:2009年、某ベンチャー企業
    © asken.inc 13
    この頃は
    色んな事できる俺
    かっこいい状態
    ※実際は全然できてない
    ※自己認識と実力の大きな乖離

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  14. •ただ「俺カコイイ」のために、出
    来ないなりに努力はしていた
    •WindowsPhone向けアプリ立ち上げ
    に立候補&めちゃ忙しい日々(1
    年)
    •iOSアプリ開発に志願(1年)
    •サーバーAPI開発に志願(3ヶ月)
    •Android開発に志願(1年)
    2社目:2009年、某ベンチャー企業
    © asken.inc 14
    振り返ってみれば...
    節操なく色んな事に首
    を突っ込み承認欲求と
    自己顕示欲を満たそう
    としていた

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  15. わかったこと

    薄く色々出来ても満たされない

    Androidできるんだっけ?じゃあこれヨロ!
    iOSできるんだっけ?(略)

    「色々やりたい」がある種、自他共に認識はされて
    いたが、Howばかりの薄っぺらさ
    (しかも1つ1つが浅い)
    © asken.inc 15

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  16. (この資料を作成する中で)
    こうやって思い返せば返すほど
    めっっちゃいい人たちに囲まれていたはず
    それでも
    承認欲求と自己顕示欲に
    身を焼かれ、自分を滅ぼしてしまった
    自分中心志向の恐ろしさよ...
    © asken.inc 16

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  17. •実力不足を自己認識できぬまま、
    満たされなさを環境のせいにして
    安定を求め転職
    •管理がしっかりしている会社へ
    •入社早々に実力不足が露呈して大
    変な目にあう(口頭で補足)
    3社目:2013年、某独立系SIer
    © asken.inc 17
    心も体もプライドもズ
    タボロ。それでも生き
    るためには、できなく
    て苦しくても1つ1つを
    愚直に取り組むしかな
    かった

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  18. •1年目:実力不足により下積み
    •2年目:常駐開発チームにジョイ
    ン、Android/iOSの両刀を武器に
    •先輩がめっっちゃ優しい人で、懇
    切丁寧に色んなことを教えてくれ

    •3年目〜:リーダーに昇格、少数な
    がらメンバーを受け持ちスケ
    ジュール管理をしながら自分でも
    開発をする日々
    3社目:2013年、某独立系SIer
    © asken.inc 18
    技術面も多少成長した
    が、プロジェクト・マ
    ネジメントの経験を積
    めたのが大きかった

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  19. © asken.inc 19

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  20. …あれ、順調...?
    © asken.inc 20

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  21. © asken.inc 21

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  22. 第一子、爆誕👶
    © asken.inc 22

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  23. •記憶がない(by 妻)
    •ちょうど忙しいプロジェクトが重
    なり、全然、家事育児に参加でき
    ない
    •上司や同僚に助けを求めれば良い
    のに、自分だけで何とかしようと
    苦しみ続けた
    3社目:2017年、某独立系SIer & 👶
    © asken.inc 23
    無理な時に無理と言え
    ない弱さが更なる悪循
    環を呼ぶ

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  24. アンコントローラブルな状況に翻弄され転職を決意
    (本質的には、やはり実力不足)

    フリーランスエンジニアも本気で検討して、生涯年
    収を計算したり某仲介会社に登録&セミナー受けた
    りした

    (僕の性格や不器用さを熟知していた妻が)絶対無
    理だからやめておけと正社員での転職を目指す
    © asken.inc 24

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  25. © asken.inc 25

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  26. •PjMもやってたから大変だったのだ
    と思い込み、Androidエンジニアと
    して心機一転
    •人生初のスクラム開発、なんかオ
    フィスで英語喋ってる人がいる
    •昼は電子レンジでパスタ茹でてバ
    カ話しながら過ごす日々
    4社目:2018年〜asken & 👶
    © asken.inc 26
    なんかめっちゃ楽しい
    ※1日の過ごし方

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  27. •入社して早々に実装ミスで課金事
    故を起こす(すみません)
    •モノは作れるが、アーキテクチャ
    はMVCすら知らない。ここから
    Android一本で技術に徹底的に向き
    合う(その結果:tech blog)
    •Unit testも書き始めてイケイケ
    •と思ってたら、半年かけてリリー
    スした機能で継続利用率が大幅に
    下がる(USプロダクト)
    4社目:2018年〜asken & 👶
    © asken.inc 27
    あれ、技術めっちゃレ
    ベルアップしたのに、
    アウトプットが成果に
    なってない...

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  28. 当時のUSプロダクトチーム
    日々、UIUXについて白熱した議論をし続けました
    デザイナーが途中で退職してしまったため手探り
    誰も納得感がない中でも、せめてそれらしい説明が
    できた案でリリースするも継続率は回復せず
    このままではダメだと思い、デザイナー向けセミ
    ナーに通い始める
    © asken.inc 28

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  29. •HCD: Human-centered designに出
    会う。HCD-net主催のセミナーに
    通いまくる
    •デザイン思考(特にEmpathy)、ダ
    ブル・ダイヤモンド、ユーザビリ
    ティ・ヒューリスティック、IA:
    information architecture、OOUI、
    ドン・ノーマンの書籍、Leanス
    タートアップ
    •まぁ色々勉強した
    4社目:2018年〜asken & 👶 & HCD
    © asken.inc 29
    状況が改善したのはつ
    よつよデザイナーと
    マーケターがジョイン
    してからだった

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  30. 結局、餅は餅屋ってことかい...

    これまで苦しんで(楽しかったけど)勉強した日々
    は何だったのか...

    あ、は〜い、デザイナーさんとMTGだ
    © asken.inc 30

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  31. © asken.inc 31

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  32. …あれ?
    © asken.inc 32

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  33. …なんか?
    © asken.inc 33

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  34. 話が分かる
    © asken.inc 34

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  35. •僕個人としてデザイン知識が成果
    に繋がったわけではなかった
    •しかし、プロダクトデザインを学
    ぶ過程でユーザーに寄り添う目線
    が得られた
    •拙いながらもデザイナーさんへ意
    図を質問できるようになり、開発
    の効率が格段に上がった
    4社目:2020年〜asken & 👶
    © asken.inc 35
    ユーザー価値のWhy /
    Whatが分かれば、最も
    リーズナブルなHowを
    提案できる

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  36. •2021年10月から国内あすけん のエ
    ンジニアリング・マネージャを担
    当させて貰えることに
    •国内は初の社内開発チームであ
    り、全てが手探り
    •ひとまず、USの流れでスクラム開
    発っぽく進めた
    4社目:2021年〜asken & 👶
    © asken.inc 36
    スクラムとは名ばか
    り、藤原がSM +
    Android + EM というよ
    く分からない状態&PO
    とデザイナーが委託で
    iOS / Android / サー
    バー開発をしている

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  37. •あす筋ボディメイクコース、あす
    ママ妊娠・授乳期コースなど良い
    感じに社会貢献できる価値を提供
    しつつ、徐々に社内体制が整って
    いく
    •バックエンド、インフラ、Android
    の社員も増え委託さん含め社内11名
    体制(+外部委託 5名)
    •が、ある時「藤原さん、インフラ
    勉強した方が良いですよ」(合計
    3人くらいに言われた)
    4社目:2022年〜今 asken & 👶
    © asken.inc 37
    マネージャが認識でき
    る課題がチームのボト
    ルネックになる
    ヤバい!!!

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  38. 我家に猫がジョイン🐱
    © asken.inc 38

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  39. 第二子、爆誕👶
    © asken.inc 39

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  40. •今、あすけんは成長路線を目指し
    ています
    •単に収益というより、もっともっ
    ともっと世の中のひとびとの明日
    を今日より健康にするためです
    •その最初の一歩として、僕は今、
    第二子の育児と格闘しながらAWS
    の仕組みとサービスが1日で分かる
    らしい本を読んでいます
    •バックエンドAPI開発の社内Slack
    チャンネルを眺めたり、プルリク
    を覗いたりしています
    4社目:2022年〜今 asken & 👶🐱👶
    © asken.inc 40
    サーバーサイドの人た
    ちと、ちゃんと会話で
    きるようになりたい
    そしたら、もっと色々
    サポートできるかも!

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  41. さて
    次はどうしよう?
    © asken.inc 41

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  42. 右往左往の日々は続く
    © asken.inc 42

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  43. © asken.inc 43

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  44. 恥の多い生涯を送ってきました
    © asken.inc 44

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  45. エンジニアとして中々成長が実感できず
    複数OS開発にトライしたり
    デザイナー向けセミナーに通い詰めるなど
    試行錯誤を経て現在に至った
    登壇者の体験談でした
    © asken.inc 45

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  46. © asken.inc 46
    心も体もプライドもズタボロ。
    それでも生きるためには、でき
    なくて苦しくても1つ1つを愚直
    に取り組むしかなかった
    無理な時に無理と言えない弱さ
    が更なる悪循環を呼ぶ
    ユーザー価値のWhy / Whatが
    分かれば、最もリーズナブルな
    Howを提案できる
    マネージャが認識できる課題が
    チームのボトルネックになる
    ヤバい!!!
    技術は全てを解決してくれない
    知識越境、垂直成長、アンラーニングが必要

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  47. © asken.inc 47
    サーバーサイドの人たちと、ちゃ
    んと会話できるようになりたい
    そしたら、もっと色々サポートで
    きるかも!
    自分中心から
    誰かの為への
    パラダイムシフトが
    自分とみんなを救う
    この頃は
    色んな事できる俺
    かっこいい状態
    ※実際は全然できてない
    ※自己認識と実力の大きな乖離

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  48. そして
    © asken.inc 48

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  49. © asken.inc 49
    家族が大事
    〜妻は人生のコーチ〜
    いつも、ありがとう

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  50. thank you
    © asken.inc 50

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