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漸進的な変更を支えるフロントエンド設計 漸進的な変更を支えるフロントエンド設計 Ginza.js #3 / Futoshi Iwashita

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自己紹介 自己紹介 岩下 太 (@jaxx2104) 株式会社リクルート Front-end engineer

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飲食業務支援アプリ レストランボード 飲食業務支援アプリ レストランボード

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組織診断ツール Geppo 組織診断ツール Geppo

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様々なプロダクトに関わってきて 様々なプロダクトに関わってきて

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自分が感じるフロントエンドの変化 自分が感じるフロントエンドの変化 一度構築したWEBアプリケーションのフロントエンド アーキテクチャを運用する仕事が増えた。 UIだけでなくデザインモック・テストなど複数環境が より高く求められるようになってきた。 限られたリソース(人、時間、お金)のなかでエンハンス しながらどのようにアプリケーション更新するのかが課題。

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みなさんはどうでしょうか みなさんはどうでしょうか

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話すこと 話すこと 変化を予測・制御することについて 漸進的な変更を支える設計について 自分がやってみていること

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変化を予測・制御するのって難しい 変化を予測・制御するのって難しい ビジネス要件から予期しないスケールの仕方をする 新たな機能ドメインが必要になる 開発体制が1年で10倍くらいに増える 時として設計を見誤ることもある

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どうやって向き合っていくか どうやって向き合っていくか

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Coupling between classes (the points on the perimeter) in a Big Ball of Mud from an unnamed client project. https://www.thoughtworks.com/insights/blog/microservices- evolutionary-architecture

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良さそうな内容をいくつか 良さそうな内容をいくつか 変化が目的通りなのか指標を設ける 再利用と疎結合を見極める 依存管理コストを解消する

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自分がやってみていること 自分がやってみていること Vueで構築されたWEBアプリケーションの場合

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変化が目的通りなのか指標を設ける 変化が目的通りなのか指標を設ける vue-cli の packages 単位での移行 @vue/babel-preset-app がオススメ 可能なら vue-cli 導入 https://github.com/vuejs/vue-cli/tree/dev/packages/@vue

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指標があることのメリット 指標があることのメリット 拡張している差分がわかりやすい 可逆的な判断/対応もしやすい

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再利用と疎結合を見極める 再利用と疎結合を見極める 自分で環境を作る場合に必要 粒度感は先程のような packages を 参考にモジュール化することが多い 疎結合のために重複を許容することも必要

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こんな感じ こんな感じ package.json

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依存管理コストを解消する 依存管理コストを解消する 依存モジュール更新を自動化する renovate や Greenkeeper を使う 疎結合による重複のコストを減らす

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更新頻度に対する考え方 更新頻度に対する考え方 開発者のコードがライブラリを呼び出す ライブラリは必要になったら更新 フレームワークは開発者のコードを呼び出す フレームワークは積極的に依存を更新 https://martinfowler.com/bliki/InversionOfControl.html

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renovate の場合 renovate の場合 renovate.json

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まとめ まとめ 指標を設けることで拡張した差分がわかりやすい 再利用と疎結合を見極め、時には重複を許容する フレームワークは自動化で積極的に依存解消する

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ここでは紹介しませんでしたが以下のトピックも 面白いので読んでない人はおすすめです。 テスト、CI、機能トグル 落とし穴やアンチパターン 組織構造とアーキテクチャ

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ありがとうございました ありがとうございました