Slide 1

Slide 1 text

ペアプロに納得感がなかった話 2024年11月7日 木村 昂史

Slide 2

Slide 2 text

2 経歴 ソフトウェア開発者としてSIerでの開発経験を経て、2020年に独 立。2023年に株式会社コドモンにジョイン。現在はEMとして複数 チームを兼務。5歳と2歳のパパ。 自己紹介 木村 昂史 きむら たかふみ 2023.11 コドモンに開発エンジニアとして入社 2023.12 プロダクト開発チームのEMになる

Slide 3

Slide 3 text

3 ● ペアプロをすることで起きたマインドセットの変化 今日話すこと

Slide 4

Slide 4 text

4 ● 具体的なペアプロのやりかた ● 実務上のペアプロの恩恵 今日話さないこと

Slide 5

Slide 5 text

5 2人1組でプログラミングをする ソフトウェア開発手法 (3人以上でモブプロ) ペアプロとは

Slide 6

Slide 6 text

6 ● フロー効率が上がる ● 知識の循環が速い ● 学習効率アップ ペアプロのメリット ● 属人化を防げる ● 設計品質の向上 ● レビューコストの減少

Slide 7

Slide 7 text

7 ● 自分で調べて解決できる ● チームメンバー (先輩など)の工数を奪わない ● 1人で全部できる人になりたい 誰もがエンジニア未経験だったあの頃...

Slide 8

Slide 8 text

8 一人称で開発可能です

Slide 9

Slide 9 text

9 一人称で開発可能です ● 一人称で開発可能な人材 ● 一人称で仕事ができる人 ● 現在の案件は一人称で開発をしております

Slide 10

Slide 10 text

10 他人に頼るのはプロじゃない 他人に頼るのはプロじゃない。 なぜなら一人称で開発が可能な人材でなければならないから。 己の力のみで問題を解決してこそ一人前の (プロ)プログラマー だ!

Slide 11

Slide 11 text

11 自力で解決できないことは恥である 他人に教えることはあっても、他人から教わることは自分の弱みを見せるこ とになる。 わかったフリをして業務後にキャッチアップしてこそプロフェッショナルであ る!

Slide 12

Slide 12 text

12 自分の評価はチームの中での定量評価で決まる Aさんは5つチケットを消化して、 Bさんは8つ消化。7つの自分は Aさん以上Bさん以下だな。 仕事は責務をきっちり分割して、分析可能な数値として戦闘力が見えていた方が優劣を判断しやすい。 それぞれが決められた責務の中でベストを尽くすべき! ペアで作業したら個人の成果が不透明になるから評価 (成果をアピール )しにくくなるぞ ...!

Slide 13

Slide 13 text

13 何かと闘っていたあの頃...

Slide 14

Slide 14 text

14 皆さんも、多かれ少なかれ そんな時期がありませんでしたか? 何かと闘っていたあの頃...

Slide 15

Slide 15 text

15 自立したい気持ち > チームとしての成果 何かと闘っていたあの頃...

Slide 16

Slide 16 text

16 自立したい気持ち > チームとしての成果 ↓ 個人としての成果 > チームとしての成果 何かと闘っていたあの頃...

Slide 17

Slide 17 text

17 実際にペアプロをして起きた変化

Slide 18

Slide 18 text

18 タスクベースでの個人の成果が曖昧になる

Slide 19

Slide 19 text

19 タスクベースでの個人の成果が曖昧になる ● チームとして成果を上げよう → そのために自分に何ができるか

Slide 20

Slide 20 text

20 タスクベースでの個人の成果が曖昧になる ● 個人としての評価は定量評価ではなく、チームからの評価によって決める → ペアプロをしていく中でのイニシアチブや協力姿勢によってアピール

Slide 21

Slide 21 text

21 ● フロー効率が上がる ● 知識の循環が速い ● 学習効率アップ ペアプロのメリット ● 属人化を防げる ● 設計品質の向上 ● レビューコストの減少

Slide 22

Slide 22 text

22 ● フロー効率が上がる ● 知識の循環が速い ● 学習効率アップ ペアプロのメリット ● 属人化を防げる ● 設計品質の向上 ● レビューコストの減少 ● マインドセットの軸足が個人からチームに移る

Slide 23

Slide 23 text

23 󰢄他人に頼るのはプロじゃない󰢄 他人に頼るのはプロじゃない。 なぜなら一人称で開発が可能な人材でなければならないから。 己の力のみで問題を解決してこそ一人前の (プロ)プログラマー だ!

Slide 24

Slide 24 text

24 🙆チームの成果を上げるために積極的に人を頼る🙆 1人で考えるよりも聞いてしまった方が早く正解に辿り着く確率が高い (聞くコストはほぼゼロと言って良い) →周囲を巻き込み早く問題を解決してこそ一人前の (チーム)プログラマー だ!

Slide 25

Slide 25 text

25 󰢄自力で解決できないことは恥である󰢄 他人に教えることはあっても、他人から教わることは自分の弱みを見せるこ とになる。 わかったフリをして業務後にキャッチアップしてこそプロフェッショナルであ る!

Slide 26

Slide 26 text

26 🙆自力で解決できないことはチームの伸び代🙆 自力で解決できない問題がある →チームとして知識を循環させた方が属人化が起きない →自力で解決できるように周囲がサポートする →学習効率が高い →チームの伸び代としてチームで対処する!

Slide 27

Slide 27 text

27 󰢄自分の評価はチームの中での定量評価で決まる󰢄 Aさんは5つチケットを消化して、 Bさんは8つ消化。7つの自分は Aさん以上Bさん以下だな。 仕事は責務をきっちり分割して、分析可能な数値として戦闘力が見えていた方が優劣を判断しやすい。 それぞれが決められた責務の中でベストを尽くすべき! ペアで作業したら個人の成果が不透明になるから評価 (成果をアピール )しにくくなるぞ ...!

Slide 28

Slide 28 text

28 🙆自分の評価はチームへの貢献で決まる🙆 タスクベースでの定量評価ではなく ペアプロをしていく中でのイニシアチブや協力姿勢によって評価する

Slide 29

Slide 29 text

29 ● フロー効率が上がる ● 知識の循環が速い ● 学習効率アップ ペアプロのメリット ● 属人化を防げる ● 設計品質の向上 ● レビューコストの減少 ● マインドセットの軸足が個人からチームに移る

Slide 30

Slide 30 text

30 ● 個人としてスキルを上げていこう /自立していきたという姿勢はとても大切 ● チームとしての成果を追い求めることも大切 ● ペアプロはチームに軸足を置いて日々の業務に取り組むきっかけとなる まとめ