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1 狂気 の 認知施策 と 選考設計 Ubie株式会社 長澤太郎

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2 採用

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3 採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用 採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用 採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用 採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用 採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用 採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用 採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用 採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用 採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用 採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用 採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用 採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用採用

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4 採用狂気

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5 はじめに

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6 Ubie株式会社と申します ● AI x 医療のスタートアップ ○ toB: 医療機関向け問診サービス ○ toC: AI受診相談/症状チェック ● 社員は120人程度 ● エンジニアは40人程度 ● アプリケーションエンジニアに限ると 15人程度 書くべきコードは無限にある! アプリケーションエンジニア、もっともっと欲しい!

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7 採用狂気の双璧 認知施策 選考設計

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8 自己紹介 長澤 太郎 @ngsw_taro Ubie株式会社 Ubie Discoveryに所属するプログラマー。 日々、世界の医療に貢献すべくコードを紡ぐ男。 プログラミング言語 Kotlinを愛し、自らエバンジェリストを名乗って講演や執筆な どの活動を行う。ビールとラーメンが好き。一児の父。

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9 Ubieの組織構造

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10 Ubie Discovery 3つの「なし」

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11 Ubie Discovery 3つの「なし」 ● 役職なし! ○ 共同代表の2人が居て、それ以外は役職なしという「 文鎮型」組織 ○ マネジャー、管理職不在の全員プレイヤー ○ 組織運営フレームワークとして ホラクラシーを採用し、自律分散を図る

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12 Ubie Discovery 3つの「なし」 ● 役職なし! ○ 共同代表の2人が居て、それ以外は役職なしという「 文鎮型」組織 ○ マネジャー、管理職不在の全員プレイヤー ○ 組織運営フレームワークとして ホラクラシーを採用し、自律分散を図る ● 人事評価なし! ○ サイロ化・個別最適を防ぐべく「 評価しないという制度 」≠ 評価制度がない ○ 入社時付与のSO + 全社目標達成による全員昇給 = 当事者意識・全体最適の誘引 ○ 相互にフィードバックを送り合い、成長する機会を創出

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13 Ubie Discovery 3つの「なし」 ● 役職なし! ○ 共同代表の2人が居て、それ以外は役職なしという「 文鎮型」組織 ○ マネジャー、管理職不在の全員プレイヤー ○ 組織運営フレームワークとして ホラクラシーを採用し、自律分散を図る ● 人事評価なし! ○ サイロ化・個別最適を防ぐべく「 評価しないという制度 」≠ 評価制度がない ○ 入社時付与のSO + 全社目標達成による全員昇給 = 当事者意識・全体最適の誘引 ○ 相互にフィードバックを送り合い、成長する機会を創出 ● 採用人事なし! ○ 「エンジニアのことを一番知っているのはエンジニア」 ○ 採用の専任は置かず、 全職種全員が採用のすべてを自らの裁量で行う

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14 認知施策 選考設計

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15 突然ですが パクチー 好きですか?

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16 嫌いな人は嫌い。 好きな人はめちゃくちゃ好き! 八方美人ではいけない!

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17 パクチー採用

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18 企業ブランドと採用ブランド、混ぜるな危険! アイのある企業: 愛あるテクノロジーで人々を適切な医療に案内する。 アクのある採用: 愛だけでは世界は救えない Hack the Tech Business.

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19 認知の方向性:パクチー 認知獲得の手段:? ? ?

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20 一に発信! 二に発信! 三四がなくて 五に発信!

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21 一に発信! 二に発信! 三四がなくて 五に発信! 手数

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22 狂気の手数プロジェクト 「アドベントカレンダー、一生やればよくね?」

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23 狂気の手数プロジェクト

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24 エンジニアの認知施策 「エンジニアプレゼンス最大化」サークル Purpose: - エンジニア採用市場におけるブランド・プレゼンスを最大化し、潜在ターゲットへの好意的認知形成と興味喚 起を行う Weeklyで確認していること: - この1週間でエンジニアが発信した記事数 Monthlyで行うこと: - 登壇やスポンサーすべきイベントの調査 - OSSコミュニティへの寄付 - 採用資料の最新化

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25 カジュアル面談 あらゆるチャネルからカジュアル面談に申し込み可能! 例えば Meety: テーマや人物など、50種類から選べる!

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26 タダ飯カジュアル面談スキーム

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27 認知施策 選考設計

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28 創業以来、採用に妥協なし! カルチャーの維持 Ubie人材たる要件(Ubieness)が、既存社員の平均以上が必須条件 フリーライダーがいない前提の性善説に基づいた制度 極めて自由な働き方、人事評価なし、全員昇給 負のスパイラルへの一歩になりうる 「Aランクの人材はAランクの人材を連れてくる。 Bランクの人材はCランクの人材を連れてくる」

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29 ざっくり選考フロー 1. 書類選考 2. 一次面接:職種共通の Ubie Discoveryマインドとのマッチを測る 3. 二次面接:職種ごとのスキルとのマッチを測る 4. 三次面接:代表との面接で総合的な判断が行われる

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30 ざっくり選考フロー 1. 書類選考 2. 一次面接:職種共通の Ubie Discoveryマインドとのマッチを測る 3. 二次面接:職種ごとのスキルとのマッチを測る 4. 三次面接:代表との面接で総合的な判断が行われる カルチャー維持に 最も重要

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31 Ubieness - Ubie Discoveryにおける6つの人材要件 ● ゼロベース思考 ○ 今まで身につけた常識や慣習をUnlearnでき、常にゼロから最適解を組み立てられる思考の柔軟性がある ● ラーニングアニマル ○ 常にLearnしつづける情熱を持ち課題解決への最善のアプローチのために活かすことができる ● 突破力 ○ 事業価値の高い目標に対して、実行可能な課題を設計し、方法論を問わず実行しきる力 ● 全社への当事者意識 ○ 全社観点でやるべき重要なことを発見し、組織として最速で、最高の結果に到達する方法を考える ● 論理性 ○ バイアスに飲まれず再現性のある論理的な思考とコミュニケーションをする ● 率直かつ建設的なコミュニケーション力 ○ 社内のあらゆる場面において、自分の考えを率直に伝え、物事を前に進める

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32 Ubieness誕生秘話 ● 創業間もない頃「7つの人材要件」を定義した ● 要件と実態が少しずつズレて いき、定義を見直そうと声が上がった ● 有志のメンバーが集まり、ホラクラシーのサークルが誕生した

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33 大きく3つのフェーズを経て、完成形に至る 1. 要件の定義 ● 従来あった優先度の低い要件を削除 ● 新しい要件の導入、ワーディングの見直し 2. 面接時の質問リストやマッチ基準の作成 3. 社内への浸透、面接担当者の教育 ● 要件理解レベルを3つに分け、初期レベルでは面接担当者にならないなど ● 社内での模擬面接などの実施

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34 一次面接の精度や体験を高める工夫 ● Ubieness理解度によるレベル分け ○ ちなみに社内では各レベルを「隠れオタ」「オタ」「ガチオタ」と呼称 ● Ubieness Log ○ 面接担当者ごとにGoogle Formに各要件のマッチ度を記入していき、のちに突合 ○ Google Formには要件の概要、マッチ基準、質問例 などが記載されている ○ Ubieness周辺あるいは面接自体に対する 面接担当者の感想や意見も収集 ● 面接の録画 ○ 候補者の許可を得て、面接の録画を行っている ○ 評価が難しいとき、面接に参加していないメンバーに見てもらう ○ 二次面接の担当者が、事前に候補者への理解を深められる ○ オフライン(物理)面接では、カメラで撮影する

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35 一次面接の精度や体験を高める工夫 ● Ubieness理解度によるレベル分け ○ ちなみに社内では各レベルを「隠れオタ」「オタ」「ガチオタ」と呼称 ● Ubieness Log ○ 面接担当者ごとにGoogle Formに各要件のマッチ度を記入していき、のちに突合 ○ Google Formには要件の概要、マッチ基準、質問例 などが記載されている ○ Ubieness周辺あるいは面接自体に対する 面接担当者の感想や意見も収集 ● 面接の録画 ○ 候補者の許可を得て、面接の録画を行っている ○ 評価が難しいとき、面接に参加していないメンバーに見てもらう ○ 二次面接の担当者が、事前に候補者への理解を深められる ○ オフライン(物理)面接では、カメラで撮影する 基準や質問例が ⾒直された例も!

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36 技術面接 やめました

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37 技術面接 やめました KotlinのSealed Classにつ いて、その機能と用途につ いて説明してください Dependency Injection という用語を解説してくださ い FizzBuzzを 書いてください Cookieについて 解説してください React 16.8で導入され た機能は何ですか? 愛用の言語は何で、 その理由を教えてくださ い。 ※Ubieでの事例ではありません

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38 プロダクト開発面接
 はじめました!


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39 プロダクト開発面接 ● 顧客の課題発見、提供価値を見極めて最初のプロダクトを開発するロールプレイ ● 事実と仮説の切り分け、 不確実性との向き合い方 、優先順位、スコープ、 ROI ● 世の中にすでに存在する有名サービスを題材に、 プロダクト開発をリード していただく ○ 前提として、そのサービスがまだ世に存在していない設定 ○ エンジニアは候補者と面接担当者 2人=計3人という設定 ○ その他のリソースも限られている条件下で、早急に仮説を検証して、人々に必要とされるプロダクトを 世に打ち出す確証を得たい

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40 プロダクト開発面接を運用してみて ● プロダクト開発面接で Ubieとマッチしていると感じた人材は、現時点で ”技術面接” で求めているようなスキル も兼ね備えていることがわかっている。 ● 単純な畑の違い(Mobile native V.S. Web)はあれど、ラーニングアニマルが補完を容易にしている ● 社内エンジニア主導 で導入された。現在は「 SWE&QAE採用推進」サークルがメンテしている

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41 おわりに

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42 認知施策まとめ パクチーたれ! 手数しか勝たん! カジュ面やろう!寿司食べよう!

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43 選考設計まとめ 人材要件を精緻に定義! プロダクト開発面接でマッチするエンジニアを見つけ たい! Ubieの独特すぎるカルチャーを守るため、我々がそ れを必要としている、というだけの話!

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44 採⽤狂気を 取り戻せ!

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45 ご静聴ありがとうございました あなたのコードで、 世界の健康寿命を10年延ばしませんか?