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Serverlessの 今とこれから Everything will be Serverless

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Masashi TERUI Cloud Architect/Developer 札幌在住兼業リモートワーカー Serverlessconf 2016,2017,2018 Speaker ServerlessDays 2019 Co-Chair AWS Premier Partner https://www.serverworks.co.jp 01. Serverworks 02. Serverless, DevOps etc https://willy.works/ Freelancer

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Serverless 年表 駆け足で振り返る S3, Kinesis Data Streams, DynamoDBの イベントにトリガーする小さなコードを実行 AWS Lambda 発表 2014.11 REST APIのBackendとして Lambdaが使えるようになる API Gateway 発表 2015.7

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新しいパラダイムの予感を感じさせつつも 「Serverlessで大規模システムなんて…」 「主流になることはない」 Serverlessconf 2016 2016.9 メジャーで実践的なフレームワークが登場 SLS v1.0, AWS SAM 2016.11 スタートアップや先進的なWeb, Mobile系での採用例 大規模システムの設計手法 運用監視(Observability) Serverlessconf 2017,8 2017.11, 2018.9

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Serverless全面推しの年 Custom Runtime, Improved VPC NW API Gateway WebSocket etc… re:Invent 2018 2018.12 大企業、大規模システム採用例 過去最高のエンゲージメント・熱量 ServerlessDays 2019 2019.10 そして 現在

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かつてIaaSが主流になった時と 同じ流れをたどっている

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そこには コミュニティの力 が

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議論されてきたトピック 世界中のコミュニティによって答えはもう出ている 設計 • マイクロサービス • イベントドリブン • データモデリング 開発 • デプロイ • テスト手法 • CI/CD 運用 • モニタリング • ログ管理 • 分散トレーシング

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議論されてきたトピック 世界中のコミュニティによって答えはもう出ている 設計 • マイクロサービス • イベントドリブン • データモデリング 開発 • デプロイ • テスト手法 • CI/CD 運用 • モニタリング • ログ管理 • 分散トレーシング

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議論されてきたトピック 世界中のコミュニティによって答えはもう出ている 設計 • マイクロサービス • イベントドリブン • データモデリング 開発 • デプロイ • テスト手法 • CI/CD 運用 • モニタリング • ログ管理 • 分散トレーシング

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そして クラウドの進化 新サービス、アップデートの嵐

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そして、現在

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グローバル展開の コネクテッドカーシステム 数百のマイクロサービス 設計・開発手法 Slide非公開 数百万台の接続を想定した 大規模IoTプラットフォーム 大容量DynamoDB コスト最適化 Slide公開有 AIBOを始めとした 多くのサ−バレスシステムの 分散トレーシングおよび ログ統合管理 Slide公開予定? TOYOTA DAIKIN SONY 大企業が先進的な大規模システムを 自社開発する時の1st Choiceに

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小さな飲食店の情シスが 圧倒的業務改善して イケてるスタートアップに進化 サーバを売るほど持つISPだって 本気でサーバレスで開発してる

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Lambdaがメイン Containerが補完 Modern Serverlessの今

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EC2, RDSからではなく まずServerlessから 自社開発を前提として まずServerlessでできないか考える ↓ できないことはほとんどないw 大規模になる時にスペシャリストの支援

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Serverlessのスペシャリストは AWSのスペシャリストか? 答えはNO インフラを意識しなくなり アプリケーションの価値が全てになる アプリケーションを理解し 適切にサービスを組み合わせる力が必要 API GatewayやDynamoDBは 立ち上げればすぐ使える その中にどのようなAPIを組むか どのようにデータを入れるかが重要 これらに現状近い位置にいるのは AWSエンジニアではなく アプリケーションエンジニア

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Serverlessの 流れは止まらない 誰もが最小のコストで最大の成果を求める だから運用は減らしたいし 自前で作らずにサービスを使う 柔軟にスケールするシステムを求め より組織的にスケールする設計・開発方式を探す

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“王者はコードで全てを作り出す人から サービスの組み合わせを知り最小限の コードだけを書く人になる” 個人的にはちょっとだけ異論があって 適切な組み合わせと繋ぎ方を理解するのは アプリケーションの作り方を知る人だろうと 思ってる https://medium.com/@PaulDJohnston/cloud-2-0-code-is-no-longer-king-serverless-has-dethroned-it-c6dc955db9d5

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“未来は必ずサーバーレスになります それはもうサーバーレスと呼ばれてないかもしれないけど” https://yoshidashingo.hatenablog.com/entry/sdays2019

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Template Lorem Ipsum simply Template Lorem Ipsum simply もっと広がるServerless Serverless = FaaSではない VPC Cold Start ペナルティの改善 Custom Runtime 実行環境の自由化 現実的なRDB利用 フレームワーク持ち込み あとはNAT Gateway無しで外部通信させて!!

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“全部はFaaSにはならないけど大抵の人が思ってるより多くのものは FaaS(とNoSQL)でいけるよってことは主張していきたい” https://twitter.com/marcy_terui/status/989390567174950913

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Lorem Ipsum is simply du Lorem Ipsum is simply du Long Runningな Batch処理 処理中のStateと中間データ(の場所)を State Machine Dataに乗せれば分割できる そもそも、そのBatchの粒度は適切なのか? Kinesis Data Streamsベースで Short Batch化できるかもよ?? 時間と量でバッファできるようになったからやりやすくなった 例 え ば

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NoSQLでも 整合性と検索性は 両立できる 更新対象のアイテムを集約する 条件付き書き込みを利用した楽観的ロック ACIDトランザクションもサポートされた 読み込みは都合の良いデータを非同期に生成

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Async/Event Drivenな設計がClient Sideまで 最高!! GraphQL Mutate/Subscribe AppSync From Polling to Push API Gateway WebSocket

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正直、現状でも 機械学習の学習処理やHPCのような 超リソース集約的なもの あるいはRTB, 証券取引のような 超低レイテンシが求められるもの それ以外はほぼServerlessでイケる この辺はRescaleのようなHPC SaaSや G○PのCloud Machine Leaningが 出てたりするわけで、結局Serverlessになる

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黎明期 成長期 現在 未来 イマココ まずServerlessから考える 大体イケる 全てがServerlessに まとめ 過去・現在・未来 さらに範囲が広がる Practiceの確立 課題がなくなっていき メリットが際立つ 期待と懐疑の混在 「部分的には使える」 「主流にはならない」

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Everything will be Serverless

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https://fukuoka.serverlessdays.io/