Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Serverlessの今とこれから / Everything will be Serverless
Search
Masashi Terui
November 02, 2019
Technology
7
3.5k
Serverlessの今とこれから / Everything will be Serverless
JAWS Festa Sapporo 2019
https://jft2019.jaws-ug.jp/session/544/
Masashi Terui
November 02, 2019
Tweet
Share
More Decks by Masashi Terui
See All by Masashi Terui
What is Jeffy ?? - Why did we create a new framework
marcyterui
2
900
見せてやろう…!! Serverlessの本当の力を…!! / Let’s show you the real power of serverless…!!
marcyterui
6
2.6k
re:Invent 2018でServerlessの世界は何が変わったか / What has changed in the world of Serverless at re:Invent 2018??
marcyterui
4
3.1k
実践サーバレス + α / Serverless Practices
marcyterui
2
640
Serverless??そんなことよりDBだ!! / We should know Databases before Serverless
marcyterui
3
3.9k
Serverlessを極めるためにDynamoDBデータモデリングを極めよう / Let’s become the master of DynamoDB Data Modeling to become the master of Serverless
marcyterui
12
17k
マイクロサービスを成功させるためのサーバーレスアーキテクチャ設計とNoSQLデータモデリング / Serverless Architecting and NoSQL Data Modeling for Successful Microservices
marcyterui
13
6.9k
何故私達はサーバレスアプリケーションをイベントドリブンで作るべきなのか / Why should we make serverless application as event driven?
marcyterui
8
1.3k
The theory of data modeling to become the friend of DynamoDB
marcyterui
2
230
Other Decks in Technology
See All in Technology
はじめてのOSS開発からみえたGo言語の強み
shibukazu
3
950
スクラムガイドに載っていないスクラムのはじめかた - チームでスクラムをはじめるときに知っておきたい勘所を集めてみました! - / How to start Scrum that is not written in the Scrum Guide 2nd
takaking22
1
150
dbt開発 with Claude Codeのためのガードレール設計
10xinc
2
1.3k
LLMを搭載したプロダクトの品質保証の模索と学び
qa
0
1.1k
CDK CLIで使ってたあの機能、CDK Toolkit Libraryではどうやるの?
smt7174
4
190
[ JAWS-UG 東京 CommunityBuilders Night #2 ]SlackとAmazon Q Developerで 運用効率化を模索する
sh_fk2
3
460
5分でカオスエンジニアリングを分かった気になろう
pandayumi
0
260
Oracle Cloud Infrastructure IaaS 新機能アップデート 2025/06 - 2025/08
oracle4engineer
PRO
0
110
新規プロダクトでプロトタイプから正式リリースまでNext.jsで開発したリアル
kawanoriku0
1
180
「Linux」という言葉が指すもの
sat
PRO
4
140
COVESA VSSによる車両データモデルの標準化とAWS IoT FleetWiseの活用
osawa
1
380
Evolución del razonamiento matemático de GPT-4.1 a GPT-5 - Data Aventura Summit 2025 & VSCode DevDays
lauchacarro
0
210
Featured
See All Featured
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
74
5k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
246
12k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
330
21k
Why Our Code Smells
bkeepers
PRO
339
57k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
81
5.4k
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
140
7.1k
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
31
6.1k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
49
14k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
30
9.7k
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
18
1.1k
BBQ
matthewcrist
89
9.8k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
53
8.9k
Transcript
Serverlessの 今とこれから Everything will be Serverless
Masashi TERUI Cloud Architect/Developer 札幌在住兼業リモートワーカー Serverlessconf 2016,2017,2018 Speaker ServerlessDays 2019
Co-Chair AWS Premier Partner https://www.serverworks.co.jp 01. Serverworks 02. Serverless, DevOps etc https://willy.works/ Freelancer
Serverless 年表 駆け足で振り返る S3, Kinesis Data Streams, DynamoDBの イベントにトリガーする小さなコードを実行 AWS
Lambda 発表 2014.11 REST APIのBackendとして Lambdaが使えるようになる API Gateway 発表 2015.7
新しいパラダイムの予感を感じさせつつも 「Serverlessで大規模システムなんて…」 「主流になることはない」 Serverlessconf 2016 2016.9 メジャーで実践的なフレームワークが登場 SLS v1.0, AWS
SAM 2016.11 スタートアップや先進的なWeb, Mobile系での採用例 大規模システムの設計手法 運用監視(Observability) Serverlessconf 2017,8 2017.11, 2018.9
Serverless全面推しの年 Custom Runtime, Improved VPC NW API Gateway WebSocket etc…
re:Invent 2018 2018.12 大企業、大規模システム採用例 過去最高のエンゲージメント・熱量 ServerlessDays 2019 2019.10 そして 現在
かつてIaaSが主流になった時と 同じ流れをたどっている
そこには コミュニティの力 が
議論されてきたトピック 世界中のコミュニティによって答えはもう出ている 設計 • マイクロサービス • イベントドリブン • データモデリング 開発
• デプロイ • テスト手法 • CI/CD 運用 • モニタリング • ログ管理 • 分散トレーシング
議論されてきたトピック 世界中のコミュニティによって答えはもう出ている 設計 • マイクロサービス • イベントドリブン • データモデリング 開発
• デプロイ • テスト手法 • CI/CD 運用 • モニタリング • ログ管理 • 分散トレーシング
議論されてきたトピック 世界中のコミュニティによって答えはもう出ている 設計 • マイクロサービス • イベントドリブン • データモデリング 開発
• デプロイ • テスト手法 • CI/CD 運用 • モニタリング • ログ管理 • 分散トレーシング
そして クラウドの進化 新サービス、アップデートの嵐
そして、現在
グローバル展開の コネクテッドカーシステム 数百のマイクロサービス 設計・開発手法 Slide非公開 数百万台の接続を想定した 大規模IoTプラットフォーム 大容量DynamoDB コスト最適化 Slide公開有
AIBOを始めとした 多くのサ−バレスシステムの 分散トレーシングおよび ログ統合管理 Slide公開予定? TOYOTA DAIKIN SONY 大企業が先進的な大規模システムを 自社開発する時の1st Choiceに
小さな飲食店の情シスが 圧倒的業務改善して イケてるスタートアップに進化 サーバを売るほど持つISPだって 本気でサーバレスで開発してる
Lambdaがメイン Containerが補完 Modern Serverlessの今
EC2, RDSからではなく まずServerlessから 自社開発を前提として まずServerlessでできないか考える ↓ できないことはほとんどないw 大規模になる時にスペシャリストの支援
Serverlessのスペシャリストは AWSのスペシャリストか? 答えはNO インフラを意識しなくなり アプリケーションの価値が全てになる アプリケーションを理解し 適切にサービスを組み合わせる力が必要 API GatewayやDynamoDBは 立ち上げればすぐ使える
その中にどのようなAPIを組むか どのようにデータを入れるかが重要 これらに現状近い位置にいるのは AWSエンジニアではなく アプリケーションエンジニア
Serverlessの 流れは止まらない 誰もが最小のコストで最大の成果を求める だから運用は減らしたいし 自前で作らずにサービスを使う 柔軟にスケールするシステムを求め より組織的にスケールする設計・開発方式を探す
“王者はコードで全てを作り出す人から サービスの組み合わせを知り最小限の コードだけを書く人になる” 個人的にはちょっとだけ異論があって 適切な組み合わせと繋ぎ方を理解するのは アプリケーションの作り方を知る人だろうと 思ってる https://medium.com/@PaulDJohnston/cloud-2-0-code-is-no-longer-king-serverless-has-dethroned-it-c6dc955db9d5
“未来は必ずサーバーレスになります それはもうサーバーレスと呼ばれてないかもしれないけど” https://yoshidashingo.hatenablog.com/entry/sdays2019
Template Lorem Ipsum simply Template Lorem Ipsum simply もっと広がるServerless Serverless
= FaaSではない VPC Cold Start ペナルティの改善 Custom Runtime 実行環境の自由化 現実的なRDB利用 フレームワーク持ち込み あとはNAT Gateway無しで外部通信させて!!
“全部はFaaSにはならないけど大抵の人が思ってるより多くのものは FaaS(とNoSQL)でいけるよってことは主張していきたい” https://twitter.com/marcy_terui/status/989390567174950913
Lorem Ipsum is simply du Lorem Ipsum is simply du
Long Runningな Batch処理 処理中のStateと中間データ(の場所)を State Machine Dataに乗せれば分割できる そもそも、そのBatchの粒度は適切なのか? Kinesis Data Streamsベースで Short Batch化できるかもよ?? 時間と量でバッファできるようになったからやりやすくなった 例 え ば
NoSQLでも 整合性と検索性は 両立できる 更新対象のアイテムを集約する 条件付き書き込みを利用した楽観的ロック ACIDトランザクションもサポートされた 読み込みは都合の良いデータを非同期に生成
Async/Event Drivenな設計がClient Sideまで 最高!! GraphQL Mutate/Subscribe AppSync From Polling to
Push API Gateway WebSocket
正直、現状でも 機械学習の学習処理やHPCのような 超リソース集約的なもの あるいはRTB, 証券取引のような 超低レイテンシが求められるもの それ以外はほぼServerlessでイケる この辺はRescaleのようなHPC SaaSや G◦PのCloud
Machine Leaningが 出てたりするわけで、結局Serverlessになる
黎明期 成長期 現在 未来 イマココ まずServerlessから考える 大体イケる 全てがServerlessに まとめ 過去・現在・未来
さらに範囲が広がる Practiceの確立 課題がなくなっていき メリットが際立つ 期待と懐疑の混在 「部分的には使える」 「主流にはならない」
Everything will be Serverless
https://fukuoka.serverlessdays.io/