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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 重厚⻑⼤なものづくり企業における プロダクトマネジメントの挑戦と苦悩 pmconf2024 2024/12/5 三菱重⼯業株式会社 デジタルイノベーション本部 DPI部 SoEグループ 武智博⼈

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 2 ■⾃⼰紹介 経歴 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 u 産業⽤エンジンや発電システムのQAエンジニアとして、 製品の開発、製造、サービスに従事 QAエンジニア (産業⽤エンジンや発電システムの事業部⾨) プロダクトオーナー (全社デジタル⽀援組織) u プロダクトオーナーとして、お客様体験(CX) の向上をすプロダクトづくりに従事 u ⽒名 • 武智 博⼈(たけち ひろと) u 経歴 • 2015年に三菱重⼯業に新卒⼊社(10年⽬) 2024

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 3 三菱重⼯業とデジタル内製組織の紹介 プロダクトマネジメントな取組み事例の紹介 ■ ⽬次 1 2

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 4 三菱重⼯業とデジタル内製組織の紹介 プロダクトマネジメントな取組み事例の紹介 ■ ⽬次 1 2

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 5 数⼗の事業部⾨から構成 プラント・インフラ エナジー 航空・防衛・宇宙 物流・冷熱・ ドライブシステム ■ 三菱重⼯業について

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 6 事業部⾨・事業会社 対応 資源 中規模 事業部⾨ 中規模 事業部⾨ 中規模 事業部⾨ 中規模 事業部⾨ 中規模 事業部⾨ 中規模 事業部⾨ 課題 ビジネスIT IoT AI CRM Service Automation 中規模 事業部⾨ 中規模 事業部⾨ 中規模 事業部⾨ 中規模 事業部⾨ 中規模 事業部⾨ 中規模 事業部⾨ UX Design Agile DevOps デジタル内製組織 ʻ18/1- 事業ドメイン組織・ʼ20/4- 全社組織 SFA Sales Automation MA Marketing Automation ■ デジタル内製組織について

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 7 拡張機能 UNTEN [機械運転] TANOMI [問合せ] HOJYU [部品購⼊] SHIRABE [ナレッジベース] SEIBI [作業依頼] HOSYU [機械整備] SAGASU [AIを活⽤した横断検索] [カスタマーポータル] TAYORI [ID管理] Web コールセンター チャット お客様 従業員 キーワードと質問 による検索 会話型検索 必要な部品を検索して、 すぐに依頼してみよう。 機械の調⼦がおかしいので、 ⾃分で調べてみよう。 ■ デジタル内製組織について

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 8 三菱重⼯業とデジタル内製組織の紹介 プロダクトマネジメントな取組み事例の紹介 ■ ⽬次 1 2

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 9 ① 代理プロダクトオーナー編 デジタル内製組織の0→1 フェーズでの、 プロダクトオーナーとして ② 真のプロダクトオーナー編 デジタル内製組織の1→10 フェーズでの、 プロダクトオーナーとして ■ プロダクトマネジメントな取組み事例の紹介

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 10 ① 代理プロダクトオーナー編 デジタル内製組織の0→1 フェーズでの、 プロダクトオーナーとして ② 真のプロダクトオーナー編 デジタル内製組織の1→10 フェーズでの、 プロダクトオーナーとして ■ プロダクトマネジメントな取組み事例の紹介

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 11 ■ 全社を⽀援するデジタル内製組織としての最⼤の⽬的 最初に⽀援する事業部⾨と実績を作り、成功モデルを構築すること!! 0 → 1 フェーズ

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 12 ■ 前提情報 デジタル内製組織 お客様 事業部⾨ スクラムチーム サービス部 (統括部⾨) サービス部 (拠点部⾨) エンジニア エンジニア デザイナー アジャイル コーチ プロダクトオーナー (私) プロジェクトメンバー 三菱重⼯業の機械製品を 利⽤するエンドユーザー プロダクト提供対象 デジタル内製組織として Ø 最初のスクラムチームで外部のアジャイルコーチの⽀援を受ける Ø 最初の事業部⾨と協働でゼロから新しいプロダクトを作る 個⼈として Ø デジタル内製組織で最初のプロダクトオーナー Ø IT知識・経験ほぼゼロ&マネジメント経験ゼロ

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 13 事業部⾨との協働型プロダクトづくりという⽂脈 ⼤半のアクションの意思決定には 事業部⾨サイドとの合意形成がマスト 真のプロダクトオーナーは事業部⾨ ■ 0→1フェーズでの最⼤の課題 プロダクトオーナーとは、プロダクトづくりに おける⽅向性(アクション)を決める責任者 “ 名ばかりプロダクトオーナー問題

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 14 事業部⾨との協働型プロダクトづくりという⽂脈 ⼤半のアクションの意思決定には 事業部⾨サイドとの合意形成がマスト 真のプロダクトオーナーは事業部⾨ ■ 0→1フェーズでの最⼤の課題への対処 名ばかりプロダクトオーナー問題 プロダクトがプロダクトマネジメントされるよう に多⽅⾯から働きかける役割 信頼貯⾦を積み重ねながら、 徐々に権限を拡⼤していく地道な活動!! 現実は、成功率も労⼒対効果も低い泥臭いことを 愚直に取組むしか選択肢がなかった、、 代理プロダクトオーナー プロダクトオーナーとは、プロダクトづくりに おける⽅向性(アクション)を決める責任者 “

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 15 アジャイルアプローチ が難しい問題 個⼈の⼒不⾜問題 ウォーターフォールアプローチが 主流の製造業における、 アジャイルアプローチの取組み ■ 0→1フェーズでの具体的な取組み事例 意思決定が鈍化する問題 組織構造が複雑かつ 組織規模の⼤きい⼤企業における 意思決定を加速する取組み プロダクトオーナーとして、 個⼈のプロダクトマネジメント⼒を ⾼める取組み

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 16 アジャイルアプローチ が難しい問題 個⼈の⼒不⾜問題 ウォーターフォールアプローチが 主流の製造業における、 アジャイルアプローチの取組み ■ 0→1フェーズでの具体的な取組み事例 意思決定が鈍化する問題 組織構造が複雑かつ 組織規模の⼤きい⼤企業における 意思決定を加速する取組み プロダクトオーナーとして、 プロダクトマネジメント⼒を ⾼める取組み

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 17 ■ アジャイルアプローチが難しい問題 初期段階から最⾼レベル(4~5)の 要件定義と計画策定を求められる傾向 ① プロダクトの機能が肥⼤化する課題 製造業では、製品の信頼性や安全性が最重要視さ れており、最初の納品で最⾼レベルを提供すべき、 という完璧主義(計画主義)の⽂化が根強い ② ユーザー視点が不⾜する課題 プロダクト(物理的なモノ)が中⼼の製造業では、 ⽬に⾒える成果物(アウトプット)が 成功の証と捉える⽂化が根強い 「アウトプット思考 > アウトカム思考」となり、 WhyよりHowの検討が優先される傾向 https://blog.crisp.se/2016/01/25/henrikkniberg/making-sense-of-mvp アウトプット アウトカム >

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 18 STEP1 STEP2 ① プロダクトの機能が肥⼤化する課題 ② ユーザー視点が不⾜する課題 徐々にアジャイルアプローチができるように! 少しずつ貯めてきた信頼貯⾦を基としながら、 様々なアジャイルフレームワークを導⼊していった カスタマー ジャーニーマップ ユーザー ストーリーマップ 仮説 キャンバス インセプション デッキ MVP/ MosCow ■ アジャイルアプローチが難しい問題への対処 いきなりアジャイルアプローチをやろうとした (痛い⽬にたくさんあう、、) 企業⽂化や⾃⾝のスキル不⾜もあったが、 やはり、信頼貯⾦がなかったことが⼀番の原因だった まずは、事業部⾨の期待に応えながら、 信頼貯⾦を積み上げていくことに注⼒

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 19 ■ 最終的に実現したアジャイルアプローチな取組み事例 お客様との共創関係を構築 私⾃⾝がお客様との距離を縮め、 共に価値を創造する関係を築けるように 仮説検証段階 開発段階 プロダクト検証を早く・正しく⾏う⽂化が根付き、 ⼩さく作って検証することができるように 「オズの魔法使い」の適⽤ お客様が抱える課題と その度合いを確かめながら 開発の優先順位付を実施 お客様に⾃ら操作いただき ながらフィードバックを⾼ 頻度で取得 オズの魔法使いとは、提供機能の全てをシステム化 せず、⼈が裏側で操作する部分を残すことにより、 短期間でプロダクト検証を⾏うことができる⼿法 “ お客様へ直接 ユーザーインタビュー お客様へ直接 ユーザービリティテスト 構想段階 開発段階 ボタン 通知 作成 登録 送付 運⽤は⼈⼒でカバー

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 20 アジャイルアプローチ が難しい問題 個⼈の⼒不⾜問題 ウォーターフォールアプローチが 主流の製造業における、 アジャイルアプローチの取組み ■ 0→1フェーズでの具体的な取組み事例 意思決定が鈍化する問題 組織構造が複雑かつ 組織規模の⼤きい⼤企業における 意思決定を加速する取組み プロダクトオーナーとして、 プロダクトマネジメント⼒を ⾼める取組み

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 21 ■ 意思決定が鈍化する問題 なぜ意思決定が鈍化するのか? 上位者の声が最優先事項になりがち、、 ⼤企業⽂化の問題ではなく、 反論・進論する材料が⼗分にないことが ⼀番の問題だった、、、 組織構造の 複雑性 リスク回避 志向 合意形成(根回し) の重視

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 22 ■ 意思決定が鈍化する問題 なぜ意思決定が鈍化したのか? 上位者の声が最優先事項になりがち、、 プロダクトマネジメントな意思決定を促進できるようにと、 軽微な仕様などの⼩さな⽅針に対しても、 複数の選択肢と推奨案(根拠)を進論しながら、 意思決定を図るアプローチを⾼頻度で⾏なっていた ⼤企業⽂化の問題ではなく、 反論・進論する材料が⼗分にないことが ⼀番の問題だった、、、 丁寧に進めるも、鈍化はあまり改善されず、、、 組織構造の 複雑性 リスク回避 志向 合意形成(根回し) の重視 やったこと

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 23 ■ 意思決定が鈍化する問題 根底にあった問題 アクションと効果に距離がある問題 ⾃分たちが取ることの できるアクション As Is デジタル内製組織が ⽬指している効果 2 事業部⾨が ⽬指している効果 1 2 ⽬指す効果が事業部と完全⼀致していない問題 1

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 24 ■ 意思決定が鈍化する問題 代理プロダクトオーナーとして、 定性のみではなく、定量(データドリブン)で ⽬指す効果の⼀致を試みた さらに、やったこと ⾃分たちが取ることの できるアクション As Is デジタル内製組織が ⽬指している効果 事業部⾨が ⽬指している効果 1 2 次ページ以降で 具体的な取り組みを紹介 根底にあった問題 アクションと効果に距離がある問題 ⽬指す効果が事業部と完全⼀致していない問題 2 1

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 25 アクション Action 成果 Outcome 効果 Impact 結果 Output 効果までの因果関係が遠い問題 因数分解 因果ループ図 Ø プロダクトの結果/成果/効果の指標 をデータで因果関係を整理・検証 STEP1 STEP2 Ø 以下観点からFocused KRを⾒極め/特定 ⾃分たちで 変えられる 部分か データ計測が 可能か 効果への 寄与度 ■ 意思決定が鈍化する問題への対処

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 26 Ø Focused KRを軸にロジックモデルを構築 STEP3 サービス コスト改善 サービス売上 安定化•向上 デジタル取引額 デジタル 取引移⾏率 顧客導⼊率 デジタル取引 機会損失率 部品カバー率 ⾃⼒部品特定体験 の度合い リスト検索の 検索性 他⼒部品購⼊体験 の度合い 履歴からの 検索性 Non-CGP からの検索性 0件ヒット率 平均検索回数 Click Position カート投⼊ ルート⽐率 SEIBI 部品登録数 デジタル取引 誘い度合い 利⽤浸透度合い MAU 優先すべき成果 (Focused KR) 成果 Outcome 効果 Impact 結果 Output アクション Action ■ 意思決定が鈍化する問題への対処

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 27 課題の深掘りと⾒極め (WHY) 何を作るかを決める (WHAT) 開発と効果検証 (BUILD/MEASURE) 従来:主に定性データ(VoC等)のみ ロジックモデルに沿って、 定量データから押しボタンを⾒極め デジタル取引額 デジタル 取引移⾏率 顧客導⼊率 機会損失率 部品カバー率 ※ 機会損失率:デジタル上で購⼊できたのにデジタル外で 購⼊した割合 ※ 部品カバー率:顧客が実際に購⼊した部品のうち、 デジタル上で購⼊できる部品の割合 改善しろ⼤ (50%強) 改善しろ⼩ (90%弱) 不可変 デジタル取引 機会損失率 ⾃⼒部品特定体験 の度合い リスト検索の 検索性 他⼒部品購⼊体験 の度合い 履歴からの 検索性 Non-CGP からの検索性 0件 ヒット率 平均 検索回数 Click Position カート投⼊ ルート⽐率 SEIBI 部品登録数 デジタル取引 誘い度合い 従来:”何を作るか”のみ 押しボタンに対するFocused KRを最初 に設定し、”何を作るか”を決定 従来:効果が分かりづらい リリース後に定量データによる 効果検証を即座に実施 デジタル取引 機会損失率 ⾃⼒部品特定体験 の度合い リスト検索の 検索性 他⼒部品購⼊体験 の度合い 履歴からの 検索性 Non-CGP からの検索性 0件 ヒット率 平均 検索回数 Click Position カート投⼊ ルート⽐率 SEIBI 部品登録数 デジタル取引 誘い度合い 25% 2.5回 12番⽬ 16% 2.5回 8番⽬ リリース前 リリース(機能改良)後 ■ 最終的に実現したデータドリブンな取組み事例

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 28 アジャイルアプローチ が難しい問題 個⼈の⼒不⾜問題 ウォーターフォールアプローチが 主流の製造業における、 アジャイルアプローチの取組み ■ 0→1フェーズでの具体的な取組み事例 意思決定が鈍化する問題 組織構造が複雑かつ 組織規模の⼤きい⼤企業における 意思決定を加速する取組み プロダクトオーナーとして、 プロダクトマネジメント⼒を ⾼める取組み

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 29 ■ 個⼈の⼒不⾜問題への対処 IT知識・経験ほぼゼロ & マネジメント経験ほぼゼロ プロダクトオーナー開始時(4年前) 事業部⾨に加え、 エンジニアなどの同じチームメンバからの 信頼を得ることも不可能な状態だった、、

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 30 ■ 個⼈の⼒不⾜問題への対処 IT知識・経験ほぼゼロ & マネジメント経験ほぼゼロ やったこと Ø 約2年間で計15個の資格を取得するなど、基礎知 識をカバーしながら、実践(という名の失敗)を 愚直に重ね続けるしかなかった。 事業部⾨に加え、 エンジニアなどの同じチームメンバからの 信頼を得ることも不可能な状態だった、、 プロダクトオーナー開始時(4年前)

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 31 ① 代理プロダクトオーナー編 デジタル内製組織の0→1 フェーズでの、 プロダクトオーナーとして ② 真のプロダクトオーナー編 デジタル内製組織の1→10 フェーズでの、 プロダクトオーナーとして ■ プロダクトマネジメントな取組み事例の紹介

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 32 ■ 全社を⽀援するデジタル内製組織としての最⼤の⽬的 最初に⽀援する事業部⾨と実績を作り、成功モデルを構築すること!! 0 → 1 フェーズ 成功モデルを複数の事業部⾨に展開し、価値を拡げること!! 1 → 10 フェーズ

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 33 お客様(国内) 事業部⾨ 事業部⾨ お客様(⽶国) 事業部⾨ お客様(国内外) 事業部⾨ 事業部⾨ お客様 商社 お客様 代理店 代理プロダクトオーナーとして、 事業部⾨の要求の近しいところで開発ニーズ を汲み取って開発していく協働の進め⽅ 0→1フェーズ ■ 1→10フェーズでの最⼤の課題 1→10 フェーズ 同じ進め⽅ スケール できない問題 ⼀貫性のない プロダクト問題 個別性 個別性 個別性 個別性 個別性 複数事業部⾨へ スケールできない問題 バリュープロポジション が偏っている問題 デジタル内製組織

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 34 これらの課題に対処できるのは、 デジタル内製組織のプロダクトオーナーのみ 各事業部⾨の個別性への適応と、アジリティの維持を両⽴させるために、 プロダクトづくりのあり⽅を少しずつ&抜本的に⾒直していく活動 デジタル内製組織 代理プロダクトオーナーとして、 事業部⾨の要求の近しいところで開発ニーズ を汲み取って開発していく協働の進め⽅ 0→1フェーズ ■ 1→10フェーズでの最⼤の課題への対処 1→10 フェーズ 同じ進め⽅ 複数事業部⾨へ スケールできない問題 バリュープロポジション が偏っている問題 真のプロダクトオーナー

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 35 プラットフォームづくりへのシフト 個別システムづくりから脱却し、 各事業部⾨のビジネス特性への適応とアジリティの維持 を両⽴させる取組み ■ 1→10フェーズでの具体的な取組み事例

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 36 ■ プラットフォームづくりのシフトでの取組み事例 A事業部⾨への 提供機能 B事業部⾨への 提供機能 C事業部⾨への 提供機能 D事業部⾨への 提供機能 E事業部⾨への 提供機能 プラットフォーム化 カスタマイズ ありたい姿 What Howのあり⽅ チェンジ戦略 ビジネスモデル分析 プロダクト戦略 仕様書 共通基盤 機能ON/OFF制御 チーム体制 事業部⾨との距離感 仮説検証/要件定義 事業部⾨との伴創型を維持するプラットフォームづくりへ バリュープロポジションを軸にしたプラットフォームづくりへ スピード&アジリティの⾼いプラットフォームづくりへ

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 37 とはいえ、全然シフトできない課題 ■ プラットフォームづくりのシフトでの取組み事例 プロダクトオーナーとして説明責任を果たしながら 成果がなかなか出ない地道な活動を繰り返し中 事業部⾨との ハレーション ⾃組織内の 抵抗 スピードの 低下

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 38 とはいえ、全然シフトできない課題 さらに、プラットフォームという形で各事業部⾨に対して 新たに⽰した僅かな制約が、事業部⾨のビジネスモデルや 組織の変⾰のきっかけを⽣み出しはじめている ■ プラットフォームづくりのシフトでの取組み事例 プロダクトオーナーとして説明責任を果たしながら 成果がなかなか出ない地道な活動を繰り返し中 ⾒えてきた 1→10 事業部⾨との ハレーション ⾃組織内の 抵抗 スピードの 低下 現在、プラットフォームづくりの型を適⽤して、 複数の事業部⾨へ展開し始めるところまで辿り着いたところ

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© MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved. 39 ■ 宣伝 https://findy-code.io/companies/501 三菱重⼯業のDPI部(デジタル内製組織)では積極採⽤中です! 「私たちの取組みに興味ある」 「⼀緒に働いてみたい」 と思われた⽅は、 「Findy 三菱重⼯」で検索!!

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