アジャイルな組織を目指し現実的にスクラムマスターを増やしていく取り組み
by
Ryota Arakawa
Link
Embed
Share
Beginning
This slide
Copy link URL
Copy link URL
Copy iframe embed code
Copy iframe embed code
Copy javascript embed code
Copy javascript embed code
Share
Tweet
Share
Tweet
Slide 1
Slide 1 text
アジャイルな組織を目指し、 現実的にスクラムマスターを 増やしていく取り組み 2024/10/03 1000人を超える組織でのスクラム実践録 〜 SmartHR x サイボウズ 〜 荒川 涼太(kouryou) SmartHR 技術統括本部/アジャイルコーチングユニット
Slide 2
Slide 2 text
自己紹介
Slide 3
Slide 3 text
自己紹介 ● 荒川 涼太(kouryou) ● 2019/09 SmartHR 入社 ● エンジニア→プレイングマネージャーをしつつ、アジャ イル推進活動に力を入れる ● 2023/09 からアジャイルコーチ専門で活動
Slide 4
Slide 4 text
お客様のなかに、スクラムマスターは いらっしゃいますか? 🙋
Slide 5
Slide 5 text
他の役割と兼務せず、スクラムマスターを 専任でやってる方はいらっしゃいますか? 🙋
Slide 6
Slide 6 text
今日の話 ● スクラムは広まってるけど、全てのチームに専任のス クラムマスターを置くのは難しい ● スクラムマスターを増やした方が組織はアジャイルに なるが、現実的に大規模組織でどう増やしていくのか
Slide 7
Slide 7 text
SmartHRが目指す姿
Slide 8
Slide 8 text
No content
Slide 9
Slide 9 text
No content
Slide 10
Slide 10 text
No content
Slide 11
Slide 11 text
なぜスクラムマスターか?
Slide 12
Slide 12 text
プロダクト開発は仮説検証サイクル CPOのadachiさんが 唱えているアジャイルの 本質を捉えた開発スタイル
Slide 13
Slide 13 text
スクラムの重要性 ● 仮説検証サイクルを早く回すフレームワークとしてス クラムは有効 ● マルチプロダクト戦略で拡大する組織ではスクラム未 経験者もどんどん入社する ○ もっとスクラムを浸透させていくことでアジャイル な組織を目指せる
Slide 14
Slide 14 text
スクラムに定義されているスクラムマスター ● スクラムの有効性に責任を持つ ● 仮説検証サイクルを早く回すうえで重要な役割 https://scrumguides.org/docs/scrumguide/v2020/2020-Scrum-Guide-Japanese.pdf
Slide 15
Slide 15 text
SmartHRにおける スクラムマスター
Slide 16
Slide 16 text
理想 ● スクラムマスターはできれば全チームにいて欲しい ● 専任のスクラムマスターであるべき
Slide 17
Slide 17 text
現実 ● 専任のスクラムマスターは市場に少ない ● 全てのチームに専任のスクラムマスター置くのは難し い ● 開発者と兼任のスクラムマスターを増やすのが現実 的
Slide 18
Slide 18 text
開発者と兼任のスクラムマスターを増やすため SmartHRでは複数のスクラムマスター制度を 作りました 💪
Slide 19
Slide 19 text
SmartHR独自のスクラムマスター制度 ● 交代制スクラムマスター ● 長期実践型スクラムマスター ● 専任スクラムマスター
Slide 20
Slide 20 text
交代制スクラムマスター
Slide 21
Slide 21 text
交代制スクラムマスター ● 開発者と兼任するスクラムマスター ● 目的はスクラムマスターのような動きができる人を増 やすこと ● 3ヶ月ほどで他のメンバーと交代する ● Zuzana 'Zuzi' Šochová氏が提唱している ScrumMasterWayのレベル1を目指す
Slide 22
Slide 22 text
https://scrum masterway.co m/scrummast erway-ja.html
Slide 23
Slide 23 text
交代制スクラムマスターの活動内容 ● 週に1度の定例で、3~4人のスクラムマスターのグ ループで活動内容を共有 ● メンターがファシリテートしながら、1週間の活動と学 びを共有し、相談したいことの壁打ちを行う
Slide 24
Slide 24 text
長期実践型スクラムマスター
Slide 25
Slide 25 text
長期実践型スクラムマスター ● 開発者と兼任するスクラムマスター ● 目的はスクラムマスタースキルを伸ばすこと ● 短期間での交代を想定せず、長期的な目線でチーム をより良くしていく ● ScrumMasterWayのレベル2を目指す
Slide 26
Slide 26 text
長期実践型スクラムマスターの活動内容 ● アジャイルコーチとの1on1を通じて、日々の活動を手 厚くサポート ● 長期実践型スクラムマスターを中心とした勉強会も開 催 ○ コーチングアジャイルチームス輪読会 ○ LeSS勉強会
Slide 27
Slide 27 text
交代制との違い ● より長期的な目線でチームを改善してもらう ● 自身がスクラムマスターとしての振る舞いを身につけ たうえで、チームにも浸透させていく ● 自チームを超えた周辺環境や大規模スクラム (LeSS)の改善
Slide 28
Slide 28 text
専任スクラムマスター
Slide 29
Slide 29 text
専任スクラムマスター ● いわゆる一般的な専任のスクラムマスター ● 今は自分1人だけ 😇 ● 実態としてアジャイルコーチの仕事のうち、1つのスク ラムチームでの活動を指す ● ScrumMasterWayのレベル3を目指す
Slide 30
Slide 30 text
まとめ
Slide 31
Slide 31 text
SmartHRのスクラムマスター制度と人数 交代制スクラムマスター スクラムマスターのような動きができる人を増やす 制度 3ヶ月ほどの短期間でスクラムマスターを体験する 長期実践型スクラムマスター スクラムマスタースキルを伸ばす 制度 長期的な目線でチームやその周辺との関係性を改善する 専任スクラムマスター 開発者と兼任しない専任のスクラムマスター レベル3を目指すアジャイルコーチによる 1チームでの活動
Slide 32
Slide 32 text
ご清聴 ありがとうございました!