20190512-Spoana.pdf
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mec
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ポジショナルプレーの 研究がしたいです⚽ All background pictures from o-dan.net unless otherwise stated May 12 2019 @holokeum
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自己紹介 @holokeum 大学院M2後期 (進路未定) ナントに住んでました 浦和に住んでます ⚽ サッカー、ラグビーやってました 2
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サッカーのルール フィールドプレイヤー:人 ピッチサイズ:105 x 68 ㎡ (埼玉スタジアム2〇〇2) ピッチの1/3を守ると仮定すると 1人あたり240㎡が守備範囲となる 3 (バレーコート:約180㎡)
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攻撃と守備の意図 4 攻撃:守備を崩してゴールに繋がるスペースを作る 守備:危険なスペースを使わせないように、効率的に守る 「スペース」の定義、定量化
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スペース定量化 ①位相的データ解析(TDA) 5 ● データの形(トポロジー)に注目 ● タンパク質の構造分析などに用いられる サッカーへの応用(奥富, 2017) →守備構造に存在する穴の数、大きさを計算 穴の位置も知りたい
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スペース定量化 ②ボロノイ図 6 ① ② ③ ⚽ ボールに最も近い選手は①〜③の誰? ⚽ ⚽ ⚽ ⚽ ⚽ ⚽ ⚽
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スペース定量化 ②ボロノイ図 7 ● 選手 は必ず1つの 守備範囲 に属する ● ボロノイ点 は 複数選手から等距離にある点 ボロノイ点周辺 ・相手選手がいなく、守備担当が曖昧になる 空円 ボロノイ点を中心とした円(空円)で スペースの位置、大きさの定量化
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スペースの定量化から守備の評価へ 8 守備チームの位置だけで守備構造を評価することは不可 同じスペースでも、状況に応じて評価は異なる 1. 空円の中心とゴールの距離 2. 空円の中心とボールの距離 3. 空円の中心と攻撃チームの距離 以上の要素を用いて空円を再評価する
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提案指標:AR (Adjusted Radius) 9 ボロノイ点 i におけるAR(調整後半径) =空円半径× f(ゴール位置 , ボール位置 , 攻撃選手位置) ARを用いて守備構造を評価する! ARが大きい ⇛ 守備にとって危険 守備側 GK 攻撃側 GK
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結果例 10 自陣にボールを運ばれたときに 守備側のAR平均値が上昇 守備が崩される様子がわかる
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展望 11 分析拡張 ● AR→位置的優位性の指標 ○ ポジショナルプレーをデータから説明する一助に エンターテイメントとの融合 ● VR、拡張現実(Hololensなど)でスペースの可視化 ● (とはいえ)サッカーゲームではとっくに使われてる(気がする)
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スポーツの学際化 12 技術進歩により扱えるスポーツデータ増加 データ不足、分析方法の知見が発散 #spoana、そして… NOW BUT SO
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そして① #remember_rostov 13 「サッカーのトラッキングデータを使いたい」 Github トップ 【サッカーxデータ】ロストフを忘れない #remember_rostov【プロジェクト】 忘れられない ロシアW杯ベルギー戦 だからこそ、あの14秒を データで丸裸にする Unityでデータ作成(WIP)
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そして② スポーツデータ論文まとめ 14 「スポーツデータの知見を集約したい」 Githubトップ Contributeの仕方
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そして③ 発信・学びの繰り返し 15 「サッカーをいろんな視点から考えたい」 4ヶ国語を学んだ僕がサッカーの言語化について思うこと
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参考文献 16 [1] 奥富ら(2017), 位相的データ解析による守備構造の頑健性の評価 [2] Okabeら, Spatial Tessellations: Concepts and Applications of Voronoi Diagrams