Agent Skillsで実現する記憶領域の運用とその後
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yamadashy / やまだし
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Agent Skillsで実現する 記憶領域の運用とその後 @yamadashy 開発者のためのClaude Code Skillsお悩み解消会
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私 やまだし @yamadashy ● 仕事では社内のAIの活用推進 ● これまで作ったもの ○ Repomix ○ Slack Channels Grouping 2 ChatGPTに変換してもらった 犬とのツーショット
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好きなスキルはなんですか? 私の好きなスキルは、自作の Codex / Claude / Copilot 呼び出しスキル ● codex-exec ● claude-exec ● copilot-exec 複数AIを気分によって切り替えているので、 セカンドオピニオン・レビュアーとして他CLIを呼び出す 今のところ、Codex (GPT-5.5 xhigh) が一番良い意見をくれる 3
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AIに任せるほど「経緯」の置き場が必要になる ● よくやる作業手順はスキルに残せる ● 判断や経緯は過去の会話に埋もれやすい ○ セッションをまたぐと、毎回掘り返すのがつらい 任せるタスクや利用するエージェントが増えるほど、 「記録の置き場」が欲しくなる 4
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Zenn記事で紹介した agent-memory スキル 会話履歴を掘らずに、忘れても戻れるようにしたかった ● 「記憶して」 ○ Markdown に保存。frontmatter に summary ● 「思い出して」 ○ rg で summary を検索し、必要な記憶を読む これにより、安心して忘れられる 記事:Claude Codeで記憶領域を持つための独自の Agent Skillsを使っている 5
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ここまでは、まあまあ良かった ● 会話履歴を掘らなくていい ● Claude Code / Codex / Copilot をまたいで使える ● Markdown なので人間も読める スキル + Markdown + rg だけでも、最初の一歩としては十分便利だった 6
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運用すると限界が見えた ● 古い記憶が溜まり続ける ○ rg だけでは整理や検証に限界がある 「記憶を増やす」だけだと、今度は記憶の管理が必要になる 7 7
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見直したのは「役割分担」 スキルに任せる部分 ● いつ保存するか ● いつ探すか ● どう判断するか ● agentにどう振る舞ってほしいか 8 スキルでは難しい部分 ● frontmatter検証 ● 寿命計算 ● 状態更新 ● アーカイブ / 破棄 ➔ ここを補うなにか...
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既存のmemory toolsは強い 賢い道具はたくさんある ● agentmemory / Mem0 / Letta / Cognee / claude-mem / … ただ自分が欲しかったのは、 ● エージェントと人間が同じように内容を見ることができる ○ PR / diff / エディター で触れる ● 使われないものが自然に消える この2つを満たす、素朴な仕組みが欲しかった 9
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そこで作ったのが Agent Carnet エージェントと人間が共有する、寿命付きのMarkdown手帳 https://github.com/yamadashy/agent-carnet ● .carnet//.md に保存 ● Markdown + YAML frontmatter ● メモの期限は「最後の使用日時」+「寿命」 ○ 読まれ、使われた記録だけが残っていく ※ まだ実験段階の自分向けCLIです 10 カルネ
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コンセプト①:ファイルベースでのメモの管理 ● PR の diff でレビューできる ● k1LoW/mo などのツールでも確認できる ● VSCode / PR 上で直せる ● 最悪 grep / cat で読める その他のユースケース ● 使用回数の多いメモを手動で docs に移動 ➔ これはスキルだけでもできた部分 11
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コンセプト②:使用頻度ベースの寿命管理 ● CLIの各コマンド ○ find ■ 検索しただけでは寿命は延びない ○ read ■ 読まれたら延命 ○ used ■ 使われたら延命しつつ use_count が増え、重要度が上がる ● 使われなければ自動で .trash/ へ移動される ➔ ここがスキルだけでは難しかった部分 12
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おわり 伝えたいこと ● スキルで全部頑張ることではなく、 どこまでをスキルに任せるかを決めること ● もしスキルの限界が見えたら、 スクリプトなりCLIなり、その弱点を補うものを作りましょう! 13 @yamadashy ご清聴ありがとうございました!