業務と消費者の体験を同時にデザインする リクルートの価値検証のリアル ー 「Airレジ ハンディ」セルフオーダーの ブレない「価値」の確かめ方 ー
by
川崎絢司
Link
Embed
Share
Beginning
This slide
Copy link URL
Copy link URL
Copy iframe embed code
Copy iframe embed code
Copy javascript embed code
Copy javascript embed code
Share
Tweet
Share
Tweet
Slide 1
Slide 1 text
マスタ タイトルの書式設定 1 株式会社リクルート ネットビジネス本部 川崎 絢司 業務と消費者の体験を同時にデザインする リクルートの価値検証のリアル ー 「Airレジ ハンディ」セルフオーダーの ブレない「価値」の確かめ方 ー (C) Recruit Co., Ltd. All rights reserved.
Slide 2
Slide 2 text
リクルートは、中小規模店鋪における 「業務・経営」課題を扱っている。 彼らが本当にやりたいことに集中できるように する。 「人がやる価値がある業務」と 「人がやらなくてもいい業務」を見極め、 日々のスピーディな業務を阻害せず、 価値を正確に定義し、 プロダクト化する必要がある。 2 なぜここにリクルートが?
Slide 3
Slide 3 text
新規プロダクトの立ち上げにおける 価値検証 3
Slide 4
Slide 4 text
株式会社リクルート 「Airレジ ハンディ」セルフオーダー PdM 川崎絢司 ~2015 渋谷ITベンチャー 新規サービス研究開発部 ● スマートカートによる店内販促支援価値検証 ● メーカー向け販促メディア立ち上げ 2015~ リクルートライフスタイル ● 位置情報・POIを使ったリアル店鋪集客サービス検証 ● 来店スタンプアプリを使ったリピート販促支援検証 ● 「Airレジ ハンディ」セルフオーダー立ち上げ 4 私と価値検証
Slide 5
Slide 5 text
5 「Airレジ ハンディ」セルフオーダーとは
Slide 6
Slide 6 text
6 印刷したQRコードをスマホで読み取って 店員を気にせず 好きなタイミングで注文 「Airレジ ハンディ」セルフオーダーとは
Slide 7
Slide 7 text
7 リリースまでの流れと3つのフェーズ
Slide 8
Slide 8 text
8 この30分で持ち帰れること
Slide 9
Slide 9 text
0. 前提 飲食店の問題と課題 9
Slide 10
Slide 10 text
フロアスタッフがボトルネックになっている。 10 飲食店のオペレーションプロセス
Slide 11
Slide 11 text
課題は、安価で、人に依存しない構造にすること。 11 飲食店の問題と課題
Slide 12
Slide 12 text
12 この30分で持ち帰れること
Slide 13
Slide 13 text
13 プロダクトの価値は、交換。 対価とセットで定義する 1. 価値定義
Slide 14
Slide 14 text
Q : プロダクトの「価値」を どう整理するか? 14
Slide 15
Slide 15 text
15 よくある価値定義
Slide 16
Slide 16 text
16 価値と対価の等価交換
Slide 17
Slide 17 text
17 QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です 価値と対価のセットで定義する
Slide 18
Slide 18 text
源泉が途絶えたら、ループが止まり、サービスが死ぬ。 18 価値・対価の因果ループと源泉
Slide 19
Slide 19 text
19 この30分で持ち帰れること
Slide 20
Slide 20 text
ー #1 検証の成果設計 ー 検証は、研究ではない。 判断のための学習行動 20 2.プロトタイプ (価値検証)
Slide 21
Slide 21 text
Q : 検証は何のためにやる? 確かめる → YES/NOを判断する 21
Slide 22
Slide 22 text
最初に、検証の結果判断したいことと、そのためのわかりたいこと、「これがあれば判断 できる」アウトプットを明確に定義しておく。 22 判断内容と必要なアウトプット
Slide 23
Slide 23 text
ー #2 不確実性マップ ー 初期に、致命的な不確実性を見定 める 2.プロトタイプ (価値検証) 23
Slide 24
Slide 24 text
Q : 何を検証すれば「いい」のか? 24
Slide 25
Slide 25 text
25 Q : 価値定義が成立するためには、 どこが確かめるべき怪しい点か?
Slide 26
Slide 26 text
26 4つの不確実性の観点
Slide 27
Slide 27 text
27 【Usability】来店客は、使ってくれるか? 【価値】(店員を呼ぶより)簡単に感じてもらえるか? 【Usability】スタッフはQR配れるか? 【価値】業務が楽になるか? 価値の源泉・キャッシュポイント中心に検証する 【価値】客単価・人件費効果創出できるか? 【Usability】N円で買ってくれるか?
Slide 28
Slide 28 text
最初に、検証の結果判断したいことと、そのためのわかりたいこと、「これがあれば判断 できる」アウトプットを明確に定義しておく。 28 (再掲)判断内容と必要なアウトプット
Slide 29
Slide 29 text
ー #3 ハイファイプロト ー 「最重要な不確実性の検証」 に振り切る 29 2.プロトタイプ (価値検証)
Slide 30
Slide 30 text
30 不確実性の解消に振り切る。検証したい対象の体験再現度以外は、ハリボテ。 ハイファイプロト vs MVP
Slide 31
Slide 31 text
31 価値の源泉部分は高忠実度の体験を。検証点外はアナログで。 ハイファイプロト
Slide 32
Slide 32 text
32 ハイファイプロト
Slide 33
Slide 33 text
検証結果を集計。設計した最終判断部分を評価する。 33 検証結果と判断
Slide 34
Slide 34 text
34 この30分で持ち帰れること
Slide 35
Slide 35 text
ー #1 価値の3品質 ー MVPの「最小限」のラインを 定義する 3. MVP (製品検証) 35
Slide 36
Slide 36 text
MVP = Minimum Viable Product Q : どこまで実装すればいい? 36
Slide 37
Slide 37 text
37 もちろん、前提としてこの辺りは考えた上で・・・
Slide 38
Slide 38 text
38 「価値・対価の因果ループ」が成立し続けること。 Q : 「最小限の価値がある」 とは?
Slide 39
Slide 39 text
①課題を価値・対価ループのステップ毎に区切る ②課題を価値・対価ループへの影響度で優先度をつける(価値の3品質) ③目的別でフェーズに分け、リリーススライスを切る 39 MVP検証でどこまで実装するか?(優先度と順序)
Slide 40
Slide 40 text
40 ①課題を価値・対価ループのステップ毎に区切る
Slide 41
Slide 41 text
「その問題によって、価値と対価のループを止めるか?」を案件やる・やらないの判断軸と する。 41 ②価値・対価ループへの影響度(価値の3品質)
Slide 42
Slide 42 text
42 ③フェーズを分ける
Slide 43
Slide 43 text
43 ex) セルフオーダーのMVPスコープ
Slide 44
Slide 44 text
44 MVP中のダブルトラックアジャイルーStepProject
Slide 45
Slide 45 text
45 MVP
Slide 46
Slide 46 text
ー #2 対価と Lagging/Leading Indicator ー 「対価」で PMFの「熱狂」を判断する 46 3. MVP (製品検証)
Slide 47
Slide 47 text
Q : いつ、MVPから製品版に 移行すれば「いい」? 47
Slide 48
Slide 48 text
48 「(移行すれば)いい」 = 大きく水漏れしない = 価値定義が成立し続けている
Slide 49
Slide 49 text
49 Q : 水漏れを予見するには?
Slide 50
Slide 50 text
価値・対価がLagging / Leading Indicatorとなる。 50 どの項目をIndicatorとするか
Slide 51
Slide 51 text
キャッシュポイントの価値・対価の交換が成立する臨界点を見つける。 51 どの水準を「熱狂」と判断するか
Slide 52
Slide 52 text
52 定性と定量で、価値交換のロジックを得心する
Slide 53
Slide 53 text
1. 狙ったセグメントで、価値・対価の交換が成立し続けている 2. ループが成立する理由・心理・ロジックが説明可能である 3. (事業見立てがある = 事業にとっても価値・対価が見合う) 53 ↓ Go to Market !!! PMFの「熱狂」を判断する
Slide 54
Slide 54 text
まとめ 54
Slide 55
Slide 55 text
55 まとめ
Slide 56
Slide 56 text
Air ビジネスツールズ UXデザイナー採用サイト ご清聴ありがとうございました!! 56 「Airレジ ハンディ」セルフオーダーの立ち上げ初 期の「ブレない価値の軸」の作り方 リクルート Air ビジネスツールズ プロ ダクトデザイン | note より踏み込んだQ&Aは、 Discord、Meetyのカジュアル面談で!! Meety カジュアル面談ページ