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© SmartHR, Inc. 急成⻑プロダクトを⽀える 「組織の検査と適応」 SmartHR 労務ドメイン Scrum@Scale 導⼊半年間のリアルと展望 SmartHR Agile Coach Keisuke Wada(wassan) 2026/1/7

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2 ⾃⼰紹介:Keisuke Wada (wassan) 博⼠との出会い 感情知性との出会い 研究 実践

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本⽇伝えたいこと 3 スクラムのスケールとはつまり、 組織運営のレベルで 「検査と適応」ができるようになること

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4 2025年3⽉、変⾰に向けた初回MTG 労務ドメインの課題 ズレ ● 各チームの判断は的確でも、全体の⽅向 性とずれ、プロダクト間の連携が不⾜ ● リリース優先の判断を続け、技術的負債 が蓄積し、⽣産性が徐々に低下 情報の氾濫 ● 必要な情報が⾒つからない ● 会話や会議が多すぎて開発に集中でき ない 労務ドメインの組織変革のゴール チームの自律性により生じる … チームの働き⽅ ● ユーザーやドメインを業務カットで理解し たプロダクトづくり チーム間のコラボレーション ● 効果的なコミュニケーションの確立 戦略とチームのアラインメント ● トップダウンとボトムアップを両立する意 思決定のしくみ ● プロダクト戦略と技術戦略の整合性をと るしくみ

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勤怠管理 (新規領域) 5 ⼩さく始めるか、⼀⻫に始めるか? 労務プロダクト (SmartHRの祖業) 給与計算 (新規領域) ⼩さく始める? ⼀⻫に始める? 労務ドメイン

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6 博⼠からの応援メッセージ 2025年3⽉に博⼠からSmartHR向けに特別セミナーを実施 AIは⼈類史上最⼤の 技術⾰新であり、優先順位を 柔軟に組み替えられる 運営モデル(Scrum@Scale) の必要性が急激に⾼まっている https://tech.smarthr.jp/entry/2025/04/07/164904

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7 2025年6⽉、新事業戦略発表 https://smarthr.jp/release/20250603_jigyousenryaku/

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8 結論 = ⼀⻫に始めました(2025年7⽉〜) フロントシステム ⼈事マスタ 給与計算 労務 ドメイン 勤怠管理 Scalability EM PO エ リ ア チーム チーム チーム チーム チーム チーム チーム チーム チーム チーム チーム チーム チーム チーム チーム チーム PO PO PO PO PO EM EM EM EM EM

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9 新たな組織運営のゴールと特徴 フラクタル構造 POサイクル EMサイクル 労務ドメインの組織変革のゴール チームの働き⽅ ● ユーザーやドメインを業務カットで理解した プロダクトづくり チーム間のコラボレーション ● 効果的なコミュニケーションの確立 戦略とチームのアラインメント ● トップダウンとボトムアップを両立する意思 決定のしくみ ● プロダクト戦略と技術戦略の整合性をとる しくみ Scrum@Scaleをベースとした SmartHR流組織運営の特徴

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10 価値‧機能を単位にしたフラクタルな組織構造 PO EM スクラムチーム エリア PO EM PO EM PO EM エリア PO エリア EM PO EM PO EM PO EM PO EM PO EM エリア PO エリア EM ドメイン PO EM PO EM PO EM PO EM PO EM エリア PO エリア EM PO EM PO EM PO EM PO EM PO EM エリア PO エリア EM ドメイン PO ドメイン EM EMがスクラムマスターの役割を担うとし、 EMとSMを統合

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11 再掲:2025年7⽉〜からの労務ドメイン チームトポロジーの考えをベースにエリアを構築

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12 POサイクルの確⽴ NEW ドメインの 優先順位 (ロードマップ) エリアの 優先順位 (フィーチャー) チームの 優先順位 (チケット) ドメイン メタスクラム エリア メタスクラム プロダクト 定例 ビジネスとの連携をチームレベルからエリア・ドメインに拡大

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EMサイクルの確⽴ チームの 障害物リスト エリア レトロスペクティブ レトロスペクティブ エリアの障害物リスト ドメインの 障害物リスト ドメイン レトロスペクティブ 新たな知⾒や 改善の取り組みを ドメイン全体へ共有 技術戦略pj 技術戦略を POサイクルへ 統合 中長期の技術施策の策定と実行管理を担う技術戦略 pjとEMサイクルを連携 ※ S@Sガイド的にはSMサイクル

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半年間のふりかえり:Good/Keep POサイクル EMサイクル その他 14

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半年間のふりかえり:Problem POサイクル EMサイクル 15 組織横断の 技術的負債を 管理する しくみが弱く 関連する 障害物が 滞留傾向

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半年間のふりかえり:Try 16 ① POサイクルの進化 ー「報告」から「議論・意思決定の場」へ ● 進捗共有と議論の時間を分離 ● メタスクラムを、戦略とアウトカムを議論する場へ ② EMサイクルによる技術的負債マネジメント ● 中長期の技術的負債に計画的に投資できる仕組み ● 緊急度の高い負債は専門チーム( Scalabilityエリア)で可視化・対応 ● チームの技術的負債対応を20%ルールとして明確化

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アジャイルコーチとして今後取り組みたいこと 17 組織運営の深化 = 創発的な戦略策定‧ 技術的負債の管理 スクラムチームにおける ⼈とAIの融合の促進 メンバー‧チームの 主体性を引き出す マネジメント⼒の向上

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SmartHRは「組織の検査と適応」を通じて なプロダクトをこれからも作り続けます まとめ 18