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あなたがエンジニアリングマネージャー を名乗る理由は何ですか︖ @kr9ly(からくり)

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今⽇の話 たまには何故マネージャーをやってるか考えてみるかも⼤事だよ 理由もいろいろなところから考えられるよ ⾃分のエンジニアリングマネージャーを名乗る理由を⼀通り振り返 ってみた話をします エモ分多めです (前後関係が間違ってるかも)

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簡単に⾃⼰紹介 dely株式会社 料理動画のアプリ作ってます Androidエンジニアやってます エンジニアリングマネージャー⾒習いです

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1年半くらいマネージャーやってました 基本的にダメな感じでした 何をやっていいかよくわからん どうやってもいいかもよくわからん 最近ちょっとマシになったかも︖

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元々ちょっと組織作りに興味があった 4年間フリーランス ダメなプロジェクトもいっぱい経験した いい組織でないといいプロダクトは作れないという気持ち

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dely⼊社して3か⽉くらいでマネージャーに 興味があったのでそういう話はしていた ちょうど⼈が増えていく時期だった(当時は8⼈くらいのチームでし た)

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やってみたけど何もわからん ⽬標設定、1on1、何もわからない

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⾊々ありました チームが混沌として⼈が辞めたりとか タスク過多でみんなわけのわからない状態になったりとか スクラム開発を始めてみたりとか

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Tech Leadになった ⾃分「マネージャーだけど技術的なことはやっぱりやりたい」 CTO「ならTech Leadどうですか」 ⾃分「やってみる」 ⻑期的に技術的な⾯で組織を⽀援していく必要はあると思った

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Tech Leadってなんじゃい コードレビュー全部やってる⼈︖ iOS/Android/Backend/Web Frontend全部やるのはそりゃ無理 分野またがる技術的意思決定する⼈︖ 将来的に必要だと思われる部分について検討してまとめたりして みたけど今すぐ必要なわけではない 対外的に技術組織をアピールする⼈︖ 何をアピールすればいいのかよく分からない

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とりあえずみんなに聞いてみた スキルセット聞いて整理してみたり 技術的な課題感聞いてみたり

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聞いてみた結果 それぞれの分野のエンジニアは現在の課題を把握できている 課題を解決することもしている 例: クラシルWebのSPA, SSR導⼊など この調⼦でそれぞれの分野のエンジニアがスペシャリストとして成 ⻑していけば問題ないのでは︖ 今必要なのはTech Lead的な⼈じゃないのでは︖感が出てきた

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何に注⼒すればいいのか分からない問題

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アドベントカレンダーやってみた ⾃分たちで開発部の⽂化を作っていかなければならない 採⽤もスムーズにできるようにdelyの開発部を知ってもらわなければ ならない とりあえずブログで発信してみる︖ 技術ブログはあったけど更新頻度がすごく低かった アドベントカレンダーがちょうど良さそう

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アドベントカレンダーやった結果 ⽬標PV 42,000PV(はてなブログ+note合計) 結果 100,000PV越え

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みんなすごい https://qiita.com/advent-calendar/2018/dely 思った以上にしっかり書いてくれた やればできるチーム

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エンジニアリング組織論への招待との出会い ⾃分「そういやCTOがエンジニアリング組織論への招待おすすめして たな、読んでみよう」

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エンジニアリングマネージャーというロールの存在 を知る ⾼い⽬標をチーム内で共有すること 職場で⾼い⼼理的安全性を実現すること それだけではないけど⾃分にとってはこの⼆つの役割が⼤きいと思 った

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⾊々本を読んでみる

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チーミングってすごい 承認のシグナルをお互いに出し続けるチーム 忌憚なく意⾒が述べられ、⼿厳しいフィードバックも出来るチーム チームならではの⽂化があるチーム それらを作り出す⼈間と⽂化の存在

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⾊々とインプットしたところで⾃分が 何をやりたいかを振り返ってみた

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そもそもなんでマネージャーやってるんだっけ︖ 「最⾼の場所で最⾼のチームで最⾼のものを作りたい」 (2年前に⾔ってた)

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最⾼のチームって︖ 全員が⾼い⽬標を共有するチーム ⾼い⼼理的安全性を有したチーム 互いに価値観を理解したメンバーが 多⾓的な視点で課題を発⾒・解決するチーム メンバーの成⻑がチームの⽬的・⽂化に組み込まれているチーム

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最⾼のチームを実現するのは難しい、 でもきっと出来る アドベントカレンダーの成功を全員で実現したメンバー ⾃律的に技術的な改善を⾏っていくメンバー スクラムマスターとして活躍するメンバー データサイエンスチームを作り上げ始めたメンバー 素晴らしいチームメンバー

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わたしがエンジニアリングマネージャー を名乗る理由 =最⾼のチームに貢献するという意思表⽰

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最近やっていること 1on1のやり⽅を⼤きく変えたり スクラムオブスクラム チームメンバーと普段の業務領域外の話をする時間を作ったり 飲み会とはちょっと違うコミュニケーションの場を企画したり (ボードゲーム会)

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まとめ 理想のチームの在り⽅はチームメンバーが教えてくれた ⼤事なことを⾒つけるのに時間かかることもある (⾃分は1年半くらいかかった) やっていきましょう、学びましょう