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KPTの空回りを防ぐ! エンジニアリングチーム 立ち上げの取り組み 2021.4.14 生活協同組合コープさっぽろ 樋口修也 コープさっぽろDX

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発表者 フロントエンド,認証認可 2015年 旭川→岩手大学へ入学 2019年 東京のIT企業に新卒入社 2020年 コープさっぽろへ転職し札幌へ ダブルダッチ、スノボ、筋トレ AWS AppSync JAWS DAYS2021 登壇してきました! 樋口修也(24) 担当: 経歴: 趣味: 好み: 最近:

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コープさっぽろDXとは? 小売業界の巨大組織 • 180万人以上の組合員 • 約3000億円の年間売上 • 1万人以上の従業員 コープさっぽろがもっと 使いやすく、買い物しやすく、働きやすく デジタル集団 • 4人のAWS samurai認定者 • 16人の内製エンジニア • 20年以上付き合いがあるシ ステムベンダー デジタル(D)の力で巨大組織を変革(X)が昨年秋始動!

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チームで成長するには 振り返りKPT

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チームで振り返りKPT Keep Problem Try Miroや JamBordなど

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KPT Keep Problem Try 結局実行してない

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KPTあるある 振り返りだけして満足する

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実際の例 1時間以上、8名のメンバーを集めて KPTを実施 一つもTryが実行でき ていなかった 1ヶ月後

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結論:KPTの空回りを防ぐためには 時間・周期・ハードル 3つの最小化

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3つの最小化 ● 時間を最小化 ○ 時間を制限することでTryが肥大化するのを防ぐ ● 実行の周期を最小化 ○ 周期を短くしてTryを実行したかをこまめに経過観察 ● 実行の周期を最小化 ○ 既に日常の業務があるので負担が大きい計画は立てても実 行できない

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3つの最小化 ● 時間を最小化 ○ KPTの実行時間を4人で30分など ● 実行の周期を最小化 ○ 実行周期を1週間 ● ハードルの最小化 ○ 「〇〇システムを作る!」ではなく「バックログに課題を記載し ××会議で提言する」など

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パターン1: シンプルにJamboardで実施 KEEPは5分など 時間制限を設け て書き出す Tryは実行可能 なものに絞る Backlogに書き 出すなど 書き出したもの は全て発表する のではなく厳選 する

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悩みポイント 1週間の課題を 5分で書き出せって 無理だろ!!

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パターン2: Miro×朝会で実施 Dev Ops 新規 既存 朝会で問題の 重要度に分け て付箋で報告 〇〇の 監視導 入 ××の文 言修正 解決すべき問 題が見つかっ たらTryに置く チャット ボットを導 入する めちゃ ヤバイ ちょい ヤバイ 順調! 問い合 わせ対 応90件 週に1回30分 問題を見回す 〇〇機 能のリ リース 〇〇機 能のリ リース 〇〇の 監視導 入

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KPTの目的 コミュニケーション活性化 チームで成長する ● 新しい横の繋がりを作る ● 業務の垣根を超えた情報共有 ● 問題を分析し改善する ● できたことを評価する

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COOPさっぽろの場合 ふざけたKeep 既存のmtgに参 加するなど実行 可能なレベル 新しくできた仕組 みを評価 スラックでコメント するだけ ちょっとチャレン ジングなTry 意外とその場で 答えられる Problemもある

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結局個人でもチームでも・・・ 実行>計画

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結論:KPTの空回りを防ぐためには 時間・周期・ハードル 3つの最小化