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転職しても
 変わらなかった動きと
 転職して変わった意識
 ブロッコリー
 ( @nihonbuson )


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自己紹介
 ● ブロッコリー ( @nihonbuson )
 ● 2018年10月にビズリーチへ転職
 ● QA基盤推進室に所属
 ● 社外活動
 - JaSST Review(ソフトウェアレビューシンポジウム)
 実行委員長
 - WACATE(テストの宿泊型ワークショップ)
 実行委員


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今日話すこと
 ● 前職と現職で何が変わったのか
 
 ● Agileな開発への対応の仕方


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前職での動き方


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前職での動き方(前期)
 ● リリースまでのサイクルが長い
 
 ● QAは実装が終わってから回ってくる
 
 ● 自動テストも作成
 
 ● それぞれの経験を元にテストを実施
 


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前職での動き方(前期)
 ● リリースまでのサイクルが長い
 →【問題】お客様からのフィードバックが非常に遅い
 ● QAは実装が終わってから回ってくる
 →【問題】不具合検出時点では手遅れであることが多い
 ● 自動テストも作成
 →【問題】そもそも自動テスト以前にやることがある
 ● それぞれの経験を元にテストを実施
 →【問題】抜け漏れが多いテストになっている


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前職での動き方(後期)
 ● リリースまでのサイクルが長い
 →【問題】お客様からのフィードバックが非常に遅い
 ● QAは実装が終わってから回ってくる
 →【対策】設計レビューに積極的に参加!
 ● 自動テストも作成
 →【対策】対象を狭めた&工数をレビューに集中
 ● それぞれの経験を元にテストを実施
 →【対策】テスト技法などの啓蒙を実施


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現職での動き方

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現職での動き方
 ● リリースまでのサイクルが短い
 →お客様からのフィードバックもすぐに来る
 ● QAは実装が始まる前から関わっている
 →「そもそも何を作りたいんだっけ?」と言える
 ● 自動テストも作成
 →きちんと作成すべきテストを考えている
 ● テスト技法を元にテストを実施
 →開発QA間の期待値の違いが分かりやすい


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現職での動き方
 ● リリースまでのサイクルが短い
 →お客様からのフィードバックもすぐに来る
 ● QAは実装が始まる前から関わっている
 →「そもそも何を作りたいんだっけ?」と言える
 ● 自動テストも作成
 →きちんと作成すべきテストを考えている
 ● テスト技法を元にテストを実施
 →開発QA間の期待値の違いが分かりやすい
 実は前職後期にやっていることと ほとんど変わらない

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リリースサイクルが
 短くなることへの対応


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リリースサイクルが短くなると…
 ● 我々がどのように開発を進められているのか
 厳密なスケジュールが求められる。
 
 
 ● 開発物の変化に追随する。
 
 


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リリースサイクルが短くなると…
 ● 我々がどのように開発を進められているのか
 厳密なスケジュールが求められる。
 →現状を知るため、状況に合ったメトリクスを用意する
 →「これ、もうすぐできます」の言い訳が効かない
 ● 開発物の変化に追随する。
 
 


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リリースサイクルが短くなると…
 ● 我々がどのように開発を進められているのか
 厳密なスケジュールが求められる。
 →現状を知るため、状況に合ったメトリクスを用意する
 →「これ、もうすぐできます」の言い訳が効かない
 ● 開発物の変化に追随する。
 →テスト技術をより重視して考える
 


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テスト技術を重視する前の状況
 テスト 計画 テスト 分析 テスト 設計 テスト 実装 テスト 実行 何をテスト しようか…? CPM法! 仕様…「半角英数字で入力」と表示
 ↓
 期待値…「半角英数字で入力」と表示されること


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テスト技術を重視する前の状況
 テスト 計画 テスト 分析 テスト 設計 テスト 実装 テスト 実行 何をテスト しようか…? CPM法! 仕様…「半角の英数字で入力」と表示
 ↓
 期待値…「半角英数字で入力」と表示されること


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テスト技術を重視した後の状況(1)
 テスト 計画 テスト 分析 テスト 設計 テスト 実装 テスト 実行 期待値…半角英数字を促す文言が表示されること
 ・本当に達成したいことを示すことができる
 ・仕様の変更に強い
 どうなればOK?

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テスト技術を重視した後の状況(2)
 テスト 計画 テスト 分析 テスト 設計 テスト 実装 テスト 実行 そもそも開発が実施するテストで保証
 (QAはサポート役に回る)
 今回はどれが リスク?

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まとめ


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まとめ
 ● 前職と現職で何が変わったのか
 →実は動き方があまり変わってない
 
 ● Agileな開発への対応の仕方
 →メトリクスとテスト技術をより意識するようになった
 
 土台となるスキル(テスト技術)があれば、
 Agileな開発でも対応可能!