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Classmethod Cloud Guidebookの裏側 2023/8/2 AWS事業本部コンサルティング部 たかやま 1

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自己紹介 2 高山晃太朗(@nyan_kotaroo) 所属 : AWS事業本部コンサルティング 趣味 : ねこ、筋トレ 経歴 : 金融系インフラSE4年 -> クラスメソッド ロール : 技術コンサル、ナレッジサイトの運用

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アジェンダ 3 Classmethod Cloud Guidebookとは? コンテンツ管理の裏側 インフラ管理の裏側

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Classmethod Cloud Guidebook とは? お客様向けに提供しているAWSのナレッジ集 (ここでは長いのでCCGと呼びます) 4

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Classmethod Cloud Guidebook とは? 5 AWS事業本部の顧客対応の中で得たAWS活用のノウハウ、セキュリ ティ、マイグレーション、ガイドライン作成などのクラスメソッドの知見 を集めたドキュメント集 クラウドジャーニーを導くガイドブックのような存在であってほしい という思いが込められています

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Classmethod Cloud Guidebook とは? 6 クラスメソッドメンバーズのお客様向けに無料で公開しています デモサイトも公開中 ↓ https://demo.guidebook.classmethod.net/

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コンテンツ内容 7 AWS利用ガイドラインサンプル 組織管理ガイド(旧AWSアカウントベースラインTips) Security Hubガイド マイグレーションガイド

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コンテンツ内容 8 https://dev.classmethod.jp/articles/how-to-use-ccg/ https://dev.classmethod.jp/articles/developersio- day-one-classmethod-cloud-guidebook/ コンテンツの使い方の詳細についてはこちら

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今回はClassmethod Cloud Guidebook 裏側ということで... 9

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Classmethod Cloud Guidebookの裏側 10 CCGを支える裏側のサービスを紹介します MkDocs

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コンテンツ管理の裏側 1 1

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コンテンツ管理の裏側 12 MkDocs

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MkDocs 13 Pythonで動作する静的サイトジェネレーター テーマやプラグインをインストールすることで プロジェクトをカスタマイズ可能 Markdown形式でドキュメントを記述することができる 生成されたコンテンツをGitHubページ、Amazon S3に ホストすることで静的なHTMLサイトを構築可能

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MkDocs 14 Classmethod Cloud GuidebookはAmazon Web Services(以下、AWS)のナレッジ集です。 本コンテンツは組織内におけるAWSガバナンスの支援を目的としています。
複数のAWS 活用時の管理方法やセキュリティ対策の検討・判断に役立つ情報をまとめています。 クラウドジャーニーを歩まれる上でのガイドブックとしてご活用ください。 ## 掲載コンテンツ 掲載コンテンツは、CCoE、DX推進、技術企画部門などの組織内におけるAWS全体の管理者 やセキュリティ担当者を主な読者として想定して用意しています。 | コンテンツ | 想定読者 | 解決できる課題 | 記載内容 | |---|---|---|---| | [AWSアカウントベースラインTips](./BaselineTips/README.md) | 組織内のAWS全体の 管理者

セキュリティ担当者 | AWS上でセキュアにシステムを稼働させるための基 盤(ベースライン)を構築したいが、どのように設定すればよいか分からない

ベ ースライン設定に関する検討事項を把握したい | セキュリティとスケーラビリティを考 慮したベースライン設定の検討事項と検討ノウハウ | | [AWS Security Hubガイド](./SecurityHubGuide/README.md) | 組織内のAWS全体の管理 者

セキュリティ担当者 | AWS Security Hubのセキュリティチェックに対する対 応方針を検討したい

チェック項目(コントロール)を無効化する判断材料を知り たい | セキュリティ基準「AWS基礎セキュリティベストプラクティス」の各コントロール における対応方針の推奨 | | [マイグレーションガイド](./Migration/README.md) | 移行計画策定者

移行実 務者 | AWSへのマイグレーションを検討したい

MGNでの移行方法を知りたい | 移 行準備ガイド、データ移行ガイド

MGN移行ガイド | | [AWS利用ガイドラインサンプル](./Guideline/README.md) | 組織内のAWS全体の管理者 | AWS利用ガイドラインを作成したいが、どのような内容を検討すればよいか分からない

ガイドラインのアウトプットをイメージしたい | AWS利用ガイドラインの策定項 目と内容のサンプル ・ ・ ・ site_name: Classmethod Cloud Guidebook site_url: https://guidebook.classmethod.net/ nav: - "はじめに": README.md - "改訂履歴": HISTORY.md # ##### - "📘組織管理ガイド": - "本セクションの使い方": Organization/README.md ・ ・ ・ markdown_extensions: - tables ・ ・ ・ plugins: - tags: tags_file: tags.md ・ ・ ・ theme: favicon: image/favicon.ico ・ ・ ・ MkDocs画面 mkdocs.yml README.md コンテンツ本文をMarkdownで記載 ナビゲーションバーの構成や MkDocs全体のデザイン/プラグインを設定

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MkDocs 15 https://dev.classmethod.jp/articles/mkdocs-and-material-for- mkdocs-tips-matome/

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GitHub 16 コンテンツ管理でGitHubを使うことで社内に広く 執筆へのコントリビュートを促す 表記ゆれをおさえるためのtextlintと開発環境への 自動デプロイのCI/CDをGitHub Actionsを実装

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GitHub 17 コントリビュートの仕組みを用意してGitHubで社内公開することで 多くの方が執筆に貢献できる 各コンテンツの運営メンバー 執筆に貢献いただいたコントリビューターは30人

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GitHub 18 AWSリソース名や技術文書向けの表記ゆれをおさえるためのtextlintを導入 https://dev.classmethod.jp/articles/create_aws_textlint_rule/ https://dev.classmethod.jp/articles/markdown-writing-with-textlint-ci/

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GitHub 19 開発環境(develop branch)にはGitHub Actionsで自動デプロイを実装 https://dev.classmethod.jp/articles/github-actions-sync-mkdocs- build-to-s3/ IAM Role

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フィードバック管理 20 GitHubを利用しない営業やサポートチームからも広くを声を集めるために Notionでフィードバック・質問受付を実施 Notionに起票するとSlackに通知される

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インフラ管理の裏側 2 1

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インフラ管理の裏側 22 MkDocs

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インフラ管理の裏側 23 極力稼働をかけないで楽をしたい サービスはサーバレスメイン IaCはAWS CDKを使って開発工数を削減 SaaSを利用して運用をオフロード

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インフラ管理の裏側 24 サーバレスメインで構成することで運用コストを削減 認証 セキュリティ 監視 コンテンツ公開

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コンテンツ公開 25 コンテンツ公開 コンテンツ公開はCloudFront + S3を利用 詳細については 「10分でわかるCloud One File Storage Securityを利用したS3 のデータ保護」 ホスティングするファイルは Cloud One File Storage Securityで マルウェアスキャンを実施 マルウェアファイルは 公開をブロック

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認証 26 CloudFrontの署名付きCookieで認証 認証 https://dev.classmethod.jp/articles/aws-cdk-multi- environment-config/ CognitoやALBのようなサービスとOIDC連携ができない 環境でも認証機能を実装可能

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セキュリティ 27 セキュア設定とWafCharmでセキュリティ運用をオフロード セキュリティ WafCharmレポート例 WafCharmが自動でルールを運用 月次レポートも生成可能 GuardDuty,Security Hubなどのセキュリティサービスは セキュア設定でワンクリックで有効/メンテナンス WAF運用はWafCharmで運用をオフロード https://classmethod.jp/aws/services/secure-account/

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監視 const synthetics = require('Synthetics'); const log = require('SyntheticsLogger'); const syntheticsConfiguration = synthetics.getConfiguration(); const flowBuilderBlueprint = async function () { const url = process.env.URL; syntheticsConfiguration.setConfig({ includeRequestHeaders: true, includeResponseHeaders: true, restrictedHeaders: [], restrictedUrlParameters: [], }) let page = await synthetics.getPage() // Navigate to the initial url await synthetics.executeStep('navigateToUrl', async function (timeoutInMillis = 30000) { await page.goto(url, { waitUntil: ['load', 'networkidle0'], timeout: timeoutInMillis }); }); // Execute customer steps const userid = 'dummy@classmethod'; await synthetics.executeStep('input', async function () { await page.type("[type='userid']", userid); }); await synthetics.executeStep('input', async function () { await page.type("[type='password']", cmppassword); }); await synthetics.executeStep('click', async function () { await page.waitForSelector("[type='submit']", { timeout: 30000 }); await page.click("[type='submit']"); }); await synthetics.executeStep('verifyText', async function () { await page.waitForXPath("//h1[contains(text(), 'はじめに')]", { timeout: 30000 }); }); }; exports.handler = async () => { return await flowBuilderBlueprint(); } 監視 28 CloudWatch Syntheticsでログインページを伴うサイトの死活監視 Synthetics GUIワークフロービルダーで ログインページの認証からCCGのコンテンツまで確認

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AWS CDK 29 IaCはAWS CDKを使って開発工数を削減 Construct ホットスワップ機能(--hotswap)

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Construct 30 JavaScript/TypeScriptの自動コンパイルを行い esbuildによるLambda関数のアセットをバンドルしてくれる TypeScriptでCDKを使っていればpackage.jsonをlambdaと共有可 ローカルファイルをS3にアップロードしてくれる オプションでCloudFrontキャッシュ削除も可能 Lambda開発で利用 ログインページのホスティングで利用 Experimental(試験的)にはなりますが、pythonとgo用に拡張されたConstructがあります。 NodejsFunction BucketDeployment 複数のAWSリソースの構成を抽象化(まとめた)したもの ↓は今回特に開発効率を向上させてくれたConstruct

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ホットスワップ機能(--hotswap) 31 CloudFormationを変更せず、リソースを直接更新するオプション 対応リソース Lambda コード/タグ/説明/環境変数/バージョン/エイリアス Step Functions ステートマシン定義 ECS コンテナアセット S3 静的ホスティングリソース CodeBuild プロジェクト/ソース AppSync VTLマッピングテンプレート ※本番環境での利用は非推奨 cdk deploy cdk deploy --hotswap 約50秒削減

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料金 32 サービス 概要 料金 (USD/month) CloudWatch Canary(5分間隔)、Alarm 約20$ WAF※1 1ACL+3Rules 約8$ Security Hub GuardDuty セキュリティ 約12$ S3,CloudFront, API Gateway, Lambda 認証、コンテンツ公開(1万リクエスト/month) 約2$ Cloud One FSS ファイルスキャン(1万ファイル/month) 約8$ 主要リソース料金 ※1 : WafCharmは料金に含まず

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さいごに 33 Classmethod Cloud Guidebookが みなさんのガイドブックとなれるように今後も継続して コンテンツをアップデートしていきます!

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