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ダッシュボード作ったら 業務工数削減に繋がった件 trocco® CS 武内

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~あらすじ~ trocco®カスタマーサクセスチーム(以下 CS)は、自社のワークスペースにお客様を招待することで Slackチャンネルでお客様とコミュニケーションを取っていた・・・!! が、Slackで通知を一斉に送信する仕組みがなく、メンテナンスやアップデート情報が発生するたび 担当が1件づつ手作業で送信するという苦行を強いられていた・・・!! (1CSあたりの平均担当顧客数: 60) ありがたいことにお客様の数も増える一方で、 CSは日々腱鞘炎のリスクに怯えていた・・・!! CSの手首を守るため、「一斉通知 改善PJ」が立ち上がった。 ・・・が、アサインされやるきみなぎる新入社員に、壁が立ちはだかった・・・!!

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~壁~ ① お客様のSlackチャンネルを特定する仕組みがなかった・・・!! ★今回のお話 ② 複数のSlackチャンネルに、まとめてメッセージを送る仕組みがなかった・・・!! ★今回とは別のお話 ~エンジニアチームを頼ってツールを作ってもらった件~ 

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~やったこと~ Salesforceとtrocco®DB(MySQL)のデータを突合。 アプデの内容に合わせて、お客様とやりとりしているSlackチャンネルを 抽出できるダッシュボードを作る・・・!! ● Salesforce ○ trocco®アカウント情報 (基本項目のみ・手入力) ○ SlackのチャンネルURL (これがあらかじめ入力されていて助かった) ● trocco®DB(MySQL) ○ trocco®アカウント情報 (Salesforceよりも、より詳細に確認可能)

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~データパイプライン~ ETL ETL クエリで2つのデータソースを突合 ダッシュボード用テーブルを作成 使いやすくレイアウト ※ETLツールには遠慮なく自社製品(trocco®)を利用。 ※BigQuery, Looker Studioは社内に環境がすでにあったので、そこを間借り。 ・troccoアカウント情報 ・Slackのチャンネル URL ・troccoアカウント情報詳細 DWH DWH (データマート層) BIツール データソース

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~できあがり~

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~ポイント~ アカウントのオプション開放状況で フィルタ可能に◎ 担当者・連絡方法ごとに フィルタ可能に◎ このダッシュボード上で、 対象の抽出・SlackチャンネルIDの特定まで可能に。 後日、SlackチャンネルIDをもとに 一斉に通知を送る仕組みを エンジニアチームに作っていただいた …!! ▶▶▶通知にかかる工数は大幅に削減された…!!

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~ポイント(データの加工)~ 1つのSlackチャンネルに対し、複数のアカウントが紐づくケースがあった。 (そのままだと、同じお客さんに複数連絡が行ってしまう可能性) ▶▶▶ クエリで工夫し、Slackチャンネル単位でアカウント情報をまとめた!! Salesforceの入力は手作業なので、表記ゆれ、入力もれがある ▶▶▶ アカウント情報(MySQL)から取ったほうが確実な内容は、そこから取得するようにした!! ▶▶▶ クエリでいい感じにトランスフォーム!!!(正規表現置換) ETLツールを用いBigQuery上にデータをまとめたことで、 細かな要件もクエリで解決◎

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~ETLツールのCSとして、思うこと~ 「データ分析基盤構築」「ダッシュボード構築」「データエンジニアリング」 → データ分析やMLみたいな、むずかしいイメージがつきまといがち。。。 → 「何から手を付ければいいのか」と悩む人は結構多い印象。。 ▶▶▶まず「業務に役立つツール」を作ってみるコトをオススメします!! ダッシュボード構築側のメリット ● 既存業務がベースなので、要件が整理しやすい ● 業務理解につながる 業務担当者側のメリット ● なにより工数削減がうれしい ● 社内のデータ構造の理解につながる コミュニケーションのきっかけになり 次のアイデアに繋がることもありそう ~おしまい~