Lock in $30 Savings on PRO—Offer Ends Soon! ⏳
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
ダッシュボード作ったら業務改善に繋がった件
Search
たけ みき
June 15, 2023
Programming
2
1.8k
ダッシュボード作ったら業務改善に繋がった件
たけ みき
June 15, 2023
Tweet
Share
Other Decks in Programming
See All in Programming
公共交通オープンデータ × モバイルUX 複雑な運行情報を 『直感』に変換する技術
tinykitten
PRO
0
160
AIエージェントの設計で注意するべきポイント6選
har1101
5
1.8k
手が足りない!兼業データエンジニアに必要だったアーキテクチャと立ち回り
zinkosuke
0
800
FluorTracer / RayTracingCamp11
kugimasa
0
240
Navigation 3: 적응형 UI를 위한 앱 탐색
fornewid
1
440
まだ間に合う!Claude Code元年をふりかえる
nogu66
5
870
GISエンジニアから見たLINKSデータ
nokonoko1203
0
180
著者と進める!『AIと個人開発したくなったらまずCursorで要件定義だ!』
yasunacoffee
0
150
チームをチームにするEM
hitode909
0
360
ZJIT: The Ruby 4 JIT Compiler / Ruby Release 30th Anniversary Party
k0kubun
0
210
宅宅自以為的浪漫:跟 AI 一起為自己辦的研討會寫一個售票系統
eddie
0
520
リリース時」テストから「デイリー実行」へ!開発マネージャが取り組んだ、レガシー自動テストのモダン化戦略
goataka
0
130
Featured
See All Featured
Reality Check: Gamification 10 Years Later
codingconduct
0
1.9k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
13
1k
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
231
22k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
132
19k
Claude Code どこまでも/ Claude Code Everywhere
nwiizo
61
47k
SEOcharity - Dark patterns in SEO and UX: How to avoid them and build a more ethical web
sarafernandez
0
83
From Legacy to Launchpad: Building Startup-Ready Communities
dugsong
0
110
Visual Storytelling: How to be a Superhuman Communicator
reverentgeek
2
390
Building Experiences: Design Systems, User Experience, and Full Site Editing
marktimemedia
0
320
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
9
710
End of SEO as We Know It (SMX Advanced Version)
ipullrank
2
3.8k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
58
6.2k
Transcript
ダッシュボード作ったら 業務工数削減に繋がった件 trocco® CS 武内
~あらすじ~ trocco®カスタマーサクセスチーム(以下 CS)は、自社のワークスペースにお客様を招待することで Slackチャンネルでお客様とコミュニケーションを取っていた・・・!! が、Slackで通知を一斉に送信する仕組みがなく、メンテナンスやアップデート情報が発生するたび 担当が1件づつ手作業で送信するという苦行を強いられていた・・・!! (1CSあたりの平均担当顧客数: 60) ありがたいことにお客様の数も増える一方で、 CSは日々腱鞘炎のリスクに怯えていた・・・!!
CSの手首を守るため、「一斉通知 改善PJ」が立ち上がった。 ・・・が、アサインされやるきみなぎる新入社員に、壁が立ちはだかった・・・!!
~壁~ ① お客様のSlackチャンネルを特定する仕組みがなかった・・・!! ★今回のお話 ② 複数のSlackチャンネルに、まとめてメッセージを送る仕組みがなかった・・・!! ★今回とは別のお話 ~エンジニアチームを頼ってツールを作ってもらった件~
~やったこと~ Salesforceとtrocco®DB(MySQL)のデータを突合。 アプデの内容に合わせて、お客様とやりとりしているSlackチャンネルを 抽出できるダッシュボードを作る・・・!! • Salesforce ◦ trocco®アカウント情報 (基本項目のみ・手入力) ◦
SlackのチャンネルURL (これがあらかじめ入力されていて助かった) • trocco®DB(MySQL) ◦ trocco®アカウント情報 (Salesforceよりも、より詳細に確認可能)
~データパイプライン~ ETL ETL クエリで2つのデータソースを突合 ダッシュボード用テーブルを作成 使いやすくレイアウト ※ETLツールには遠慮なく自社製品(trocco®)を利用。 ※BigQuery, Looker Studioは社内に環境がすでにあったので、そこを間借り。
・troccoアカウント情報 ・Slackのチャンネル URL ・troccoアカウント情報詳細 DWH DWH (データマート層) BIツール データソース
~できあがり~
~ポイント~ アカウントのオプション開放状況で フィルタ可能に◎ 担当者・連絡方法ごとに フィルタ可能に◎ このダッシュボード上で、 対象の抽出・SlackチャンネルIDの特定まで可能に。 後日、SlackチャンネルIDをもとに 一斉に通知を送る仕組みを エンジニアチームに作っていただいた
…!! ▶▶▶通知にかかる工数は大幅に削減された…!!
~ポイント(データの加工)~ 1つのSlackチャンネルに対し、複数のアカウントが紐づくケースがあった。 (そのままだと、同じお客さんに複数連絡が行ってしまう可能性) ▶▶▶ クエリで工夫し、Slackチャンネル単位でアカウント情報をまとめた!! Salesforceの入力は手作業なので、表記ゆれ、入力もれがある ▶▶▶ アカウント情報(MySQL)から取ったほうが確実な内容は、そこから取得するようにした!! ▶▶▶ クエリでいい感じにトランスフォーム!!!(正規表現置換) ETLツールを用いBigQuery上にデータをまとめたことで、 細かな要件もクエリで解決◎
~ETLツールのCSとして、思うこと~ 「データ分析基盤構築」「ダッシュボード構築」「データエンジニアリング」 → データ分析やMLみたいな、むずかしいイメージがつきまといがち。。。 → 「何から手を付ければいいのか」と悩む人は結構多い印象。。 ▶▶▶まず「業務に役立つツール」を作ってみるコトをオススメします!! ダッシュボード構築側のメリット • 既存業務がベースなので、要件が整理しやすい • 業務理解につながる
業務担当者側のメリット • なにより工数削減がうれしい • 社内のデータ構造の理解につながる コミュニケーションのきっかけになり 次のアイデアに繋がることもありそう ~おしまい~