pmconf2024｜アジリティ高くプロダクトのシーズを作ってみようとしたら色々わかった話

by t.watanabe

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今日お話しさせていただく人 Strictly Confidential © unerry Inc. All Rights Reserved. 6 渡邊大将 Watanabe Taisho 株式会社unerry VP of Solutions プロダクトマネージャー • 2022年に株式会社unerryへジョイン。 • 入社後は、リテール・メディア領域からスマートシティ領域まで幅広くプロダクト開発に従事。 • 高校野球観戦が趣味、毎年夏には甲子園に行くのと、普段は都内の野球が強い高校に自転車で訪れるのが趣味。（校門まで行くと満足し、練習は見ないことが大半）

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unerryがやっていること（ざっくり） Strictly Confidential © unerry Inc. All Rights Reserved. 8 消費の9割以上が「リアル購買」リアルな社会の多くがデータ化されておらず、どんな人が・どこにいて・どんな需要があるかすらわからない状態になっているデジタル空間リアル空間 AI BRAI N ② AI解析 ① データ化・データ取得 ③ 体験として提供自然な形で必要な情報が提供されたり安全安心な状況が保持される、環境が知能を持ち、くらしをサポートする世界販促デジタル化食品ロス削減出店戦略需要予測リテールメディア生活者理解オーバーツーリズムスマートシティ EBPM 需要予測小売・外食消費財メーカー不動産・自治体・官公庁解決デジタル購買 8.1% リアル購買 91.9% 消費環境知能社会業界／社会課題

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目指すは「電気・ガス・水道・unerry」 Strictly Confidential © unerry Inc. All Rights Reserved. 10 全プラットフォーマーと連携し、多くの事業者から当たり前のように使われるグローバルデータインフラを構築。データインフラ（Beacon Bank）リテールDX領域リテールメディア領域スマートシティ領域分析・可視化サービス行動変容サービス One to Oneサービス

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目指すは「電気・ガス・水道・unerry」 Strictly Confidential © unerry Inc. All Rights Reserved. 11 ダッシュボードアプリ・LINE データ店舗集客・購買ターゲティング広告アドテクノロジー生活者ビッグデータを活かし、事業・DXの成功サイクルを回すサービス群を提供。 ●小売・外食企業 ●メーカー ●自治体・不動産 ●メディア企業行動変容来店・購買最大化生活者ビッグデータ収益化リテールメディア分析・可視化顧客インサイト One to One ソリューション顧客体験向上(定着) カスタマイズビーコン・IoT

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現状のプロダクトの位置づけ Strictly Confidential © unerry Inc. All Rights Reserved. 13 ダッシュボードアプリ・LINE データ店舗集客・購買ターゲティング広告アドテクノロジー今日お話しするのは、「Beacon Bank来店・購買計測」。 ●小売・外食企業 ●メーカー ●自治体・不動産 ●メディア企業行動変容来店・購買最大化生活者ビッグデータ収益化リテールメディア分析・可視化顧客インサイト One to One ソリューション顧客体験向上(定着) カスタマイズビーコン・IoT

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主要メディアの来店・購買をクロスデバイスで計測する、画期的ソリューション「Beacon Bank来店・購買計測」とは Strictly Confidential © unerry Inc. All Rights Reserved. 14 C. デジタル広告 SNS Google A. マス媒体キー局地方局 TV ABEMA TVer CTV・Radio radiko D. Web・アプリアプリ Web タグ広告ID SDK プッシュ配信 E. LINE 公式アカウントミニアプリ日本全国の全店舗の来店を計測（店舗以外も可能） G SM／Drug／HC／GMS 主要店舗の購買を計測（全国購買を推計可） B. OOH 屋外広告 DOOH 交通広告 JR 地下鉄私鉄バス看板・サイン弊社提携アプリ複数

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シーズを作ってみようと思った背景 Strictly Confidential © unerry Inc. All Rights Reserved. 17 市場・顧客自社競合  WebサイトのKPIがオンライン上で設定されているが、KGIに本当に繋がっているのかが不明瞭（元々できていた事業者もいたけど、 Google Analyticsのstore visit停止などもあり）  Beacon Bank 来店・購買計測で、SNS広告やLINE公式アカウントだけでなく、TV広告やOOHといったマス向けのメディアについても来店計測ができていた。  Webサイトの評価ができないと「インフラ」にはなれない！  少なくともunerryと同等のカバレッジではいない！（当時自社調べ）

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クライアント様に見せてみる Strictly Confidential © unerry Inc. All Rights Reserved. 19 関係性の深いクライアント様に早速提供し、ユーザーヒアリングを通じて改善、他のクライアント様にもご紹介できるようなものを仕立て上げられた。実はこんなものが見られるようになりまして… ほうほう、まさにこういう定量評価をしたかったので、ぜひ使ってみたい！こういうことができるなら他にも…

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他の色々なクライアント様に見せてみる Strictly Confidential © unerry Inc. All Rights Reserved. 22 ご提案先を増やした結果、すぐには受注に繋がらないケースも。実はこんなものが見られるようになりまして… なるほど、こんな数値が見られるなんてすごいですね、面白そうもっとこういうこともできませんか？面白そうだけど、数値が把握できてその後どうすればいいですかね？

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なぜ一筋縄でいかなくなったのか Strictly Confidential © unerry Inc. All Rights Reserved. 24 新しい製品を積極的に採用する好奇心が強いので、「機能としてこういうことができる」を伝えるだけで興味を持ってくれる。また、自分たちで色々探索的に価値を見出そうと、活用方法を探って「こんな使い方もある」とユースケースを自ら見出してくれる。引用： https://www.utokyo-ipc.co.jp/ column/innovation-theory/ 単純に「新しいモノを好む」というわけではなく、具体的なメリットを考えた上で、良いと判断したものを購入する傾向がある。そのため、「機能としてこういうことができる」がわかっても、その先のユースケースがイメージできないと購入の意思決定に至らない。

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アーリーアダプターにも刺さるプロダクト改善を考える Strictly Confidential © unerry Inc. All Rights Reserved. 25 機能ベースでボトムアップ的に検討されたversion1のままこれ以上拡販するのは得策でないと考え、ユースケースベースでトップダウン的に必要なものを再整理。 version1 機能日ごと来店状況 URLごと来店状況店舗ごと来店状況パラメータごと来店状況利用者の役割マーケ全般担当者デジマ担当者 Webコンテンツ作成者 xxx ユースケース Webサイト自体の評価コンテンツごとの評価 Webサイト閲覧者の分析 xxx 機能日ごと来店状況 URLごと来店状況店舗ごと来店状況パラメータごと来店状況 version2 ✕ ＝ xxx

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アーリーアダプターにも刺さるプロダクト改善を考える Strictly Confidential © unerry Inc. All Rights Reserved. 26 利用者の役割ユースケース機能 ✕ ＝マーケ全般担当者 Webサイトを見ている人はそもそもどういう人なのか Webユーザー行動特性自社/競合来訪状況「誰が」「なぜ」「何を」見たいのかを再整理し、その整理に合わせてUI/UXも改善。デジマ作成者日常的な行動嗜好性 URL別エリア/店舗別パラメータ別時系列推移 Webコンテンツ作成者 SNS広告など他メディアと比較して、Webサイトはどれぐらい効果があるのかどのコンテンツ、どの導線が効果が高いのか Web経由比率来店コンバージョン

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version1からversion2へのアップデート Strictly Confidential © unerry Inc. All Rights Reserved. 27 version1 version2 機能の羅列で、情報が入ってきづらい。見た目もダッシュボードらしくなく、 excelの表で整理したものと変わらなくて、購買意欲が高まりにくい。機能がグルーピングされており、誰が何をどういう用途で使えばいいかわかりやすい。ダッシュボードとしての機能を有しており、見た目もスタイリッシュになって購買意欲が高まりやすい。 ※数値はダミーデータです。

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プロダクトの現状とこれから Strictly Confidential © unerry Inc. All Rights Reserved. 29 SLG (Sales-Led Growth) か PLG (Product-Led Growth) 、どちらにも伸びしろがあって楽しそうだが、判断が難しいプロダクト。アーリーアダプター層までの拡販で作った型をそのまま横展開し、価値提供できるクライアント様を拡大していくことを目指すと、 PLG化を推し進める必要あり。 N1分析など、高度で複合的な取組みを組み合わせる前提で、クライアント様ごとのニーズに応じて提供価値もカスタマイズする、となると必然的にSLG。 SLG PLG

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まとめ Strictly Confidential © unerry Inc. All Rights Reserved. 30 アジリティ高く試行錯誤を重ねると、プロダクトの成⾧サイクルも圧倒的に早い。（version1まで1か月、version2までさらに3か月）アーリーアダプターは、まず役割とユースケースをきちんと理解し、整理することが重要。その上で、整理に則ってメリットを訴求すると話が進む。イノベーターには早期でフィードバックをもらうのが吉。プロダクト開発側で考えることはどうしても機能ベースの議論に収束しがちなので、視野狭窄から脱却できる。市場からの認知状況を客観的に理解することは大前提。

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Appendix. unerryではプロダクトマネージャーを絶賛募集中です！ Strictly Confidential © unerry Inc. All Rights Reserved. 32 前述のようなtoB・toC向けのプロダクトの他、 unerryがインフラとなるための肝である「Beacon Bank」のPdMも募集しています！データインフラ（Beacon Bank）リテールDX領域リテールメディア領域スマートシティ領域分析・可視化サービス行動変容サービス One to Oneサービス

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Appendix. こんな方と一緒に働きたいです！ Strictly Confidential © unerry Inc. All Rights Reserved. 33 「電気・ガス・水道・unerry」が実現された世界を一緒に見たい方プロダクトの価値を演出し、社内外に対して魅力的に提案ができる方（位置情報業界はまだまだ伸びしろだらけです！）「人流データ」と聞いて、夢が膨らんだ方目標達成のために限られたリソースを最大限活用し、最大限のパフォーマンスが発揮できる方経験のない分野にも物怖じせずスピード感を持って取り組める、成⾧意欲の強い方