少人数でも回る! DevinとPlaybookで支える運用改善
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少人数でも回る! DevinとPlaybookで支える運用改善 Devin Meetup Tokyo 2025 株式会社CAM 石川諒 Devin Meetup Tokyo 2025 1
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自己紹介 名前: 石川諒 (ishikawa-pro) 株式会社CAM 2019年度新卒入社 X: ishikawa__pro 好きな AI 系ツール・サービス Devin Cursor ChatGPT Replit Manus Devin Meetup Tokyo 2025 2
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宣伝 CyberAgent Way という自社メディアにインタビューが出たので、こちらもご 覧ください Devin Meetup Tokyo 2025 3
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株式会社CAM 2025年で設立25周年 サイバーエージェントで最古参の子 会社 エンタメコンテンツ、ビジネスバラ エティメディア、ライフスタイルメデ ィアを主軸に30サービス以上を開 発・運用 エンジニアは 約30名 Devin Meetup Tokyo 2025 4
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今日話すこと 背景と課題 CAMの開発スタイルと体制 少人数 vs 大量サービス運用の課題 Devin導入とPlaybookによる課題解決 Knowledge機能とPlaybook機能の紹介 2つの実例:大規模バージョンアップ効率化、サーバー増強作業自動化 まとめ Devin Meetup Tokyo 2025 5
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1. 背景と課題 Devin Meetup Tokyo 2025 6
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背景 Devin Meetup Tokyo 2025 7
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CAM の開発スタイル 内部的には同じような機能を複数サ ービスで作ることが多い 認証・決済・CMSなどの機能は、マ イクロサービスとして実装し、共通 機能として提供する 共通機能を組み合わせてサービスを 構築することで、同じような機能の 再実装を防ぐ Devin Meetup Tokyo 2025 8
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CAM の開発体制 Devin Meetup Tokyo 2025 9
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CAM の開発体制 サービス専属のエンジニアはおらず、プロジェクト型でチームを組み、サー ビスを横断的に開発 複数プロダクトのサーバーは1つの Kubernetes Cluster で管理されてお り、 SRE を中心に管理 共通機能は Platform Engineering チームが中心となって開発・運用 Devin Meetup Tokyo 2025 10
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課題:少人数 vs 大量サービス運用 Devin Meetup Tokyo 2025 11
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課題 人数とサービスの不均衡 約40のマイクロサービスを約10名のバックエンドエンジニアで運用 エンジニア数 < サービス数・サーバー数の構造的不均衡 ほとんど 1サーバー = 1リポジトリ で開発 関連リポジトリも40個以上 Devin Meetup Tokyo 2025 12
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課題 日常運用の負荷 言語・ライブラリのバージョンアップ作業が特に大きな負担 数ヶ月に一度、全サービスで実施することが多い 脆弱性対応の場合、優先度を上げて早急に対応しないといけない場合もある 作業自体は単純だが、作業・リリース・動作確認などを含めるとそれなりに 時間を取られる Renovate などを使った自動化パイプラインの構築や運用にかかるコストも 高い Devin Meetup Tokyo 2025 13
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課題 インフラ運用の課題 ファンクラブサイトなどの施策運用 アーティストのファンクラブ会員限定チケット先行販売など、施策開始時刻 からサーバーへのトラフィックが数百倍以上に跳ね上がる 施策前にサーバーの増強作業が必要 複数プロダクト・サーバーを1つのClusterで管理しているため、インフラ構 成が複雑化 どのサーバーを増強すればいいかといった知見が必要で、作業が属人化 Devin Meetup Tokyo 2025 14
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Devin 導入と Playbook による課題解決 Devin Meetup Tokyo 2025 15
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Devin の導入 2025年2月: 数名で Devin の検証導入を開始 ↓ 完全自立型AIエンジニアとして、どのくらい仕事を任せられるかを検証 2025年5月: CAM の全エンジニアが利用できるように整備・展開 特に2つの機能が、 Devin を本格導入する決めてになった Knowledge Playbook Devin Meetup Tokyo 2025 16
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Knowledge 機能 コードベースや組織固有のルールなどを覚えさせることができる機能 セッション内で、指示・指摘されたことを、 Knowledge として蓄えるようにサ ジェストしてくる機能も備わっている 組織固有の開発知識やルールを蓄えていき、より少ない指示でタスクがこなせる ように成長していく 1回目の作業: 詳細な指示が必要 ↓ Knowledge 蓄積 ↓ 2回目以降: 簡単な指示で同じ作業を実行 Devin Meetup Tokyo 2025 17
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Knowledge 機能 リポジトリ横断で参照できる Knowledge がリポジトリ内ではなく Devin のサービス側に保存されるため、リ ポジトリを横断して参照可能(リポジトリ指定も可) CAM では、開発言語・ライブラリなどの技術スタックやディレクトリ構成など を統一している CAMの技術スタック・開発スタイルを Knowledge として蓄えれば、リポジトリ ごとに context や rule を管理・設定しなくてもいい Devin Meetup Tokyo 2025 18
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Playbook 機能 繰り返し行う定型的なタスクを自動化するための「手順書」 自然言語(日本語でもok) で手順書を記述するだけで、Devin が手順書通りに作 業してくれる Knowledge も利用することで、組織固有の知識やルールも踏まえて、いい感じ に実行してくれる Playbook を簡単に呼び出す Macro 機能が用意されており、チャット内で !macro のように自分で設定したショートワードを入れると Playbook が Devin に渡される Devin Meetup Tokyo 2025 19
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Knowledge と Playbook の活用 Knowledge と Playbook を活用して、少人数 vs 大量サービス運用 の課題解決 を取り組み始めた 2つの実例を紹介 大規模バージョンアップの効率化 サーバー増強作業の対応自動化 Devin Meetup Tokyo 2025 20
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実例1:大規模バージョンアップの効率化 課題 EOLや脆弱性対応による40以上のリポジトリのNode.jsバージョンアップ 開発業務との並行、進捗管理の負荷 従来 backendエンジニア約10名で対応 完了まで1ヶ月以上 Devin Meetup Tokyo 2025 21
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実例1:大規模バージョンアップの効率化 解決方法 Node.js バージョンアップの Playbook を作成 Dockerfile と CI のバージョンアップを指示 Devin のVM環境でテストを実行して、動作確認 TypeScript の場合は、 tsc で型チェックも実施 確認が完了できたら PR 作成 Slack から Playbook を呼び出して並行作業させる Devin Meetup Tokyo 2025 22
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実例1:大規模バージョンアップの効率化 効果 作業者: 約10人 → 1人(+ 複数のDevin) 対応完了まで: 1ヶ月 → 1週間 作業分担, 進捗管理, 催促をしなくてよくなり、心理的負担が減った 他のエンジニアの作業時間を削らなくて済む Devin Meetup Tokyo 2025 24
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実例2:サーバー増強作業の対応自動化 課題:複雑なインフラ構成による作業の属人化 チケット先行販売などの施策時:数百アクセス → 数万アクセス Kubernetesの大量マニフェストを編集 準備作業に半日費やすことも Devin Meetup Tokyo 2025 25
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実例2:サーバー増強作業の対応自動化 解決方法 増強作業のplaybook化 サーバー増強作業の手順化 Devin には対象のサーバーと台数だけを自然言語で指示 インフラ対応の振り返り用 GitHub Issue の自動作成 次回施策時の参考値として Devin に渡せるように記録 Devin Meetup Tokyo 2025 26
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増強作業の指示 Devin Meetup Tokyo 2025 27
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振り返り用のGitHub Issue Devin Meetup Tokyo 2025 28
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実例2:サーバー増強作業の対応自動化 効果 作業: 大量の yaml 編集 → Slack指示からDevinに指示 準備時間:半日 → 15-30分 自然言語でDevinに指示するだけになったため、属人化の排除 振り返りレポートの自動生成 Devin Meetup Tokyo 2025 29
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まとめ Devin Meetup Tokyo 2025 30
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Devin導入による効果 運用業務の効率化 バージョンアップ作業: 10人×1ヶ月 → 1人×1週間 サーバー増強作業: 半日 → 15-30分 チーム拡張の実現 属人化の解消: 特定の人しかできない作業を Playbook で再現可能に 心理的負担の軽減: 作業分担・進捗管理・催促が不要 より事業に貢献できる業務へ集中: ルーチンワークから解放 Devin Meetup Tokyo 2025 31
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Devinと人間の役割分担 Devin(実行部隊) 量が多いが単純で面倒な作業 簡単な変更やバグ修正 運用設定の変更・スケーリング操作 人間(司令塔) より高度な判断や戦略的業務 監視と最終的な判断 問題発生時に即座に対応 Devin Meetup Tokyo 2025 32
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まとめ Devin × Playbook により、少人数でも大量サービス運用が可能に 運用業務の大幅効率化 属人化の解消とチーム可用性向上 価値創造業務への集中 ビジネス価値優先の組織へ 技術・人数的制約ではなくビジネス価値で判断 Devin Meetup Tokyo 2025 33
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ご清聴ありがとうございました Devin Meetup Tokyo 2025 34