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建設会社IT職員の要件定義~初PMの苦労~
自己紹介
・高見澄俊
・27歳
・建設会社所属のIT職員(情報システム所属)
・社会人歴:5年目(正規の情シス職員としては3年目)
・パブリックな場での発表は今回が初
・物理学科卒業
・専攻は量子計算(量子コンのアルゴリズム系)
・仕事内容
・主に超上流のPMを担当(最近はもっぱらITコンサルっぽい)
→ビジネス要件とシステム要件を訳す翻訳家のイメージ
・実装をやりたいがやらせてもらえていない
LTの内容:安全帳票から歩掛(作業の単価)データを収集する為のシステム
苦労した点
1.開発期間2年半のラスト3か月にアサイン
・アサイン前にプロジェクトマネジメントの経験なし
・PM・IT関連の研修もほぼなし
・ユーザ部門からのパワハラが横行
→自分は歴史の一片を体感でき、ニヤニヤが止まらなくなる。
→→パワハラされながら要件を詰めるのがちょっと楽しくなる
2.誰もドキュメント管理していない
・もちろん要件定義・基本設計の類の資料はもちろんない(超初期のベンダーが作成し
たものはあった)
→仕様齟齬は日常茶飯事
・まずは形骸化していた帳票類を整理
→めんどくさいことをユーザ部門はやりたくないので最終的には自分で記入して齟齬
がないか確認
・ユーザからの口頭で通達される要件の禁止
→上と同様パワハラにあう
・複数ベンダーと意識齟齬の解消・交通整理
3.リリースの際の開発スコープが決まっていない
・費用・スケジュールがどちらもタイト
・初回リリースではとにかくデータが上から下まで流れるようにすることに注力
→後からカウンターパートの職員に強烈な裏切りにあう
・リリース後にアジャイル的に追加機能を順次リリース
→当初計画から追加機能が多くなり、大きなモノリスになったので開発スピードが遅
く、またパワハラ。。。