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途上国支援とシステム開発支援 に関わった経験をちょっと語る ぱいん @pineapplecandy #オンライン飲み会 2018年7月28日 1

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自己紹介 ぱいん@結婚しました 2003-2008 高専情報工学科 2008 あることに気付く(次のページ) 2008-2010 高専電子情報工学専攻 2009 NPOのスタディーツアーでカンボジアへ ⇒途上国の貧困の実態、複雑さを体感する。支援が大事! 2010 大学院国際開発工学専攻入学 ⇒支援でいいのかモヤモヤ。支援よりも自立の方が大事なのでは? 2012 (国際協力分野に行かず)Web系ベンチャー入社 2014 ミャンマー子会社とのブリッジSE/SEPG/テストチームリーダを経験 2017 第三者検証会社へ入社(今に至る) 2

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なぜ、途上国支援 を始めたのか? 3 いわゆるシングルマザーの貧困世帯で育つ 大卒まで学校の授業料を1円も払わず卒業できた 高3の時に「授業料なくても高等教育を受けられるのは 日本だけ?先進国だけ?」 ⇒学校にいけない子どもが5800万人 (リンク) もし途上国に生まれた私と同じような境遇子どもたち をサポートできれば、彼らが世界を変えるかもしれない 「僕は世界を変えるために一歩を踏み出した」 (鬼丸昌也著)を読み途上国支援のボランティアを始める http://amzn.asia/dxmUTGk

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システム開発支援と途上国支援って 根っこは同じ? 【開発プロジェクト支援】 ➢支援する側と支援される側がいる ➢プロジェクト支援チーム ➢開発チーム ➢予算・期間が決まっている ➢支援側が居なくなっても、 サイクルが回ることがゴール 4 【途上国支援】 ➢支援する側と支援される側がいる ➢援助側(先進国) ➢被援助側(途上国) ➢予算・期間が決まっている ➢援助側が居なくなっても、 サイクルが回ることがゴール

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支援という意味では システム開発支援でも 気を付けるべきことも同じでは? 途上国支援の場合 → システム開発支援の場合 「魚をあげるのではなく、魚の釣り方を教えよ」 →工数を提供するのではなく、工数を減らす方法を提供する 「受益者の声/状況を聞かない一方的な支援はエゴ」 (e.g. 被災地に要らないものが届きまくる。。。) →相手のニーズを吸い上げたうえで、相手が求めていることをする 援助慣れ(援助されることが普通になってしまう状態) →助けることは一時期大事だとしても、後々は自立させるためところまで 導くのが最重要 支援していると見せかけて、支援されている →開発チームを助けることを通じて見える世界観。 実は支援するチームも得られていることは多い 5

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最後に 6 個人的には「支援」という言葉を使いたくない。。。 「助けてあげている」という上からのニュアンスが漂う。。。 だから私は「コラボレーション(協調)」などもっと良い言葉で呼びたい! 募集中! → @pineapplecandy