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読み物からの エンジニア的な学び sou (08thse)

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2 本資料の目的 • 読んだ書籍や記事などからの気付きを共有 • 純粋な要素技術というよりは、エンジニアマインド的な視点が中心です • 見え方は人それぞれ違うので、違う視点も大いにあると思っています • 「なるほど!確かにそうかも!」とか、「そういう見方もあるのか…」といった気付きを得てもらえる と嬉しいです • もしページ指定の参照があった時のために、新しいものは後ろに追加していきます

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3 テーマ • 『書籍・記事タイトル』からの引用など • 内容について、「どう読んだか」や「そこからどう考えたか」といったポイント ポイント 『書籍・記事タイトル』 凡例

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4 スキルワーカー と ナレッジワーカー • 「上司の指示」を頼りに仕事を行うのはスキルワーカー • これからの時代に求められるナレッジワーカー 「誰に言われること無く日々知識を蓄え、会社にアサインメントの希望を提示し、与えられた機会とし ての職場で自己研鑽、自己実現を図る」 • 駆け出しエンジニアとその育成が時々話題になる昨今だが、「誰に言われること無く日々 知識を蓄え」は、どの業界でも一流はコレでは? • 後半は、会社に使われるのではなく、会社に機会提供を求めて会社を使うというマインド。 初めの一歩としては、「上司に伝えておく」とか「手を挙げる」など • この後「マネジメントスタイルがスキルワーカー向けのままである組織が少なくない。ナ レッジワーカーにとってマイクロマネジメントはストレスでしかない」という注意に続く… ポイント 『戦略質問』

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5 楽しむ力と価値観のアップデート 今、世界の中心の経済はGAFAが中心になっています。10年前、日本の大人たちはGAFAのことを「い かがわしい連中」だと言っていたわけですよ。20年前のネットバブルでも、ネット企業はまるで犯罪者の ような扱いでした。大人たちが自分たちの価値観で、新しい時代を知りもしないで批判する。これが日本 の一番の問題だろうと思うんです。 • とにかく反面教師。15年前の「仮想化」。10年前の「クラウド」。5年前の「コンテナ」。これ を「楽しい技術、未来のある技術」と思えるか、「どうせまだまだ使い物にならない」と 思ってしまうか。 • これらで楽しんでいる人たちを見て「使いどころ無いよ」という人にはなりたくないw どうせなら、一緒に使ったり楽しんだりする人になりたい。 せめて、きちんと理解して「なぜ使えないと思うか」を議論できる人を目指そう! ポイント 『日経ビジネス 2022.1.10 編集長インタビュー「孫正義」』

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6 幸福な奴隷 生まれてからずっと奴隷の状態にあって、親も含めて周りの人もそれが普通だと思って暮らしている人 がいるとしましょう。この人は、奴隷状態に慣れてしまって、それが「普通」だと思ってしまい、その状態を 脱したいと思わなくなってしまっている(≒「適応」)。あまりにも差別が蔓延しているために、ひどい仕打 ちを受けているのにそれを普通だと思ってしまう。もはや痛みを感じなくなってしまっている。 • 「幸福な奴隷」状態になっていることはないか? 手動運用、ドキュメント管理、ハンコ通勤、etc. • 気付くためには、「他は違っている」ということを目の当たりにすること。また、「めんど くさいな…」という気持ちに蓋をしないこと。 • 他の組織・チームを見る機会を作る。そして、まず試してみることを大事にする。 ポイント 『差別の哲学入門』

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7 キャリアの守破離 『キャリア・ウェルネス』 なんとなく、 もう少し早い気がする p.4 の話にも通じる 他人を見て「なんでこんな簡単なことが できないんだろう?」と思うようなこと

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8 予算も納期もない開発プロジェクト 「100のシステムをつくって10しか使わないよりも、必要なシステムを10から徐々に20、30と増やし ていく方が割安だ」(ワークマンの土屋哲雄専務) 予算や期限も設けない。過度なプレッシャーで、本来手段であるべきシステム導入が目的化することを防 ぐためだ。 • 納期というプレッシャーがかかると「完成」が目的になってしまい、結果として使われな い・不満のあるシステムが出来上がる、という歴史を見てきた人かな? • いち人間としても、締め付けられるより前向きに創る方が生産性も上がる気がする。 • こういう空気を一緒に持っていけるSIモデルってなんだろう? • こういう時に前向きな人たちだけじゃないという現実はあるのではないか? 牛尾さんの世界は前向きな人たちだけなのか・・・? ポイント 『日経コンピューター 2022.1.20』

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9 ビヨンドオーケストレーション (2022年の注目インフラ技術で)有識者5人が第1位に選んだのは「ビヨンドオーケストレーション」。 これは複数のクラウドやオンプレミス(自社所有)環境、エッジ環境に配置したコンピューターリソースを アプリケーションも含めて一元的に管理・運用するツールやサービスの総称である。(中略)「現状のコン テナオーケストレーションツールでは管理しきれない場面が増える」とウルシステムズ/アークウェイの漆 原社長は指摘する。 • Azure Arc、GCP Anthos、Datadog、(JP1、Hinemos)などなど • こういう世界、特にガートナーやIDCなどは「予言の自己成就」的なところがあるので注 目しておくと良さそう ポイント 『日経コンピューター 2022.2.3』

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10 官僚制的な手続きによる効率面での退化 • 簡単に「非効率」になってしまうので油断しない。こういうところでITの力を…! • 「絵がシンプルでない場合、何かが間違っているかもしれない…」という考え方 ポイント 『ブルシット・ジョブの謎』 効率的であるはずの経営管理型大学の方が実際に「非効率」に…

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11 「前衛」という言葉 旧態依然の審査がもたらす選択基準の硬直化が、新進の画家たちの批判を招くことになり、(前述の通 り、) 旧弊な硬直した美意識と様式を批判的に言う「アカデミズム」という言葉と、これに対抗する新しい 勢力のことを軍事用語を用いて表す「前衛」という言葉が誕生した • 旧来の価値観で評価される「アカデミズム」に真っ向から対立する立場という「前衛」 • 「技術」の世界と「価値観」の世界とを区別して見極められるようになりたい (「コンテナ vs VM」論争あくまで「価値観」であって、技術それ自体の論争ではない) ポイント 『ピカソは本当に偉いのか?』

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12 「智恵」の獲得 デジタル社会では、客観的な「知識」は容易に取得できるようになりますが、実践と結びつく「智恵」は容 易には習得できません。「智恵」が競争優位の源泉になると考えたのです。 • 勉強して資格を取得するのは入門ライン。自分で試した「生きた経験」が大事 • (昔からそうですが)ここ最近はより一層「実践ノウハウ」が求められていると感じる • 一般のITエンジニアとしては「創り出せる≒実装できる」能力があると目立つ • 技術研鑽の時間を大事にしてください • その他「学習する組織」からの提言も多く、(技術)リーダーとしても示唆に富む一冊 ポイント 『デジタル変革と学習する組織』

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13 囲い込まれた技能を社会運動が啓蒙する 「南ア食料主権運動」のモデルでは、農民たちは、自分たちの手で協同組合を設立する。そして、地域の NGOが必要な農具などを貸し出し、有機栽培についての教育を行う。資本によって独占された技能を 取り戻すために、マルクスも重視した職業訓練を丁寧にやっているのだ。 (補足:資本主義社会ではノウハウが企業により独占されている。それにより、ノウハウを知らない・使えない貧しい国々の人の生 産性は上がらなかった。その技術を末端まで届けようとNGO等が活動して、トータル(全世界)で見たときに生産性・幸福度を上げ ていく、ような活動が起こった) • 例は農業技術だが、IT技術にも言える部分はあるかもしれない デジタイゼーションによる効率化とか、内製化とか • ビジネスの段階では(コンサル)企業がノウハウを獲得・提供するが、これは上記の「資本 主義社会」の段階であると思う • 中小企業などの世界だと、NGO/NPOとか、職業訓練とか教育機関が担っていくのかし ら? ポイント 『人新世の「資本論」』

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14 情報収集の小粒化には気をつけよう SNSに24時間365日接続していると、考えをめぐらす時間や、集中する時間はほとんどありません。氾 濫する情報の多くは一時的なものであり、長期記憶に保存されません。次から次へ、情報に触れる機会 が増えるほど、情報は統合されなくなります。深みを持たず、急速で、表層的な情報に触れる経験ばかり だと、感情的に反応する習慣を持つようになります。 • ニュース記事等の断片を消化することだけだと、それだけで終わってしまいがち • にも関わらず微妙な達成感を感じやすい • じっくり記事を「速読脳」で読むクセがついてしまう • 体系的に学ぶことの重要性 (書籍、セミナ、資格勉強、etc.) • その他「News Diet」なども面白いです ポイント 『テック・ストレスから身を守る方法』

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15 睡眠時間は軽視しない これから人が関わる仕事は「頭がクリアな状態」「眠気のない集中できる状態」「イライラしていない穏やかな状態」で ないとできない仕事だけが残っていくそうです。 (中略) そのような状況において最も重要になってくるのが「仕 事をしているときの状態」や「仕事をチームで行う際の良好なコミュニケーション」です。このジャンルは睡眠の最も 得意分野となります。 (中略) 以前は寝ている時間を「無駄」な時間と捉えている人が多かったのですが、海外では 「トレーニングの時間」「パワーチャージの時間」と捉えることが普通になってきています。 • 睡眠時間への意識…減らしたい派ではあるが、上記はおっしゃる通りかと… • 記憶定着なども睡眠が重要なので、そういう意味でも減らすのは良くないなと。 たとえ無理に頑張ったとしても、定着を考えると効率は悪いんじゃないか、という感覚 • 寝不足はメンタルにも「くる」ので、大事にしたいですね ポイント 『働くあなたの快眠地図』

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16 成果主義から抜け出すと探求の喜びが現れる 「考えるって、本来、時間のかかることなんだ」と知ること。 「考える喜びのために時間をかけていいんだ」と許すこと。 そうやって成果主義から抜け出すことで、深く考える喜びが人生に現れます。 • 特に「深く知る」「落ち着いて考える」あたりでは、時間効率を求めすぎてはいけない • 手を動かして知る。詰まる部分も多いかもしれない。めんどくさいし、時間もかかる。 けど、その時間を経て得るモノもいっぱいある • 「無駄と思うこといっぱいしてる人は輝いている」ってのも好き ポイント 『「繊細さん」の幸せリスト』

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17 潜在意識は、自分が求めているモノを知っている (本屋にて)手に取った時にホッとするもの、ふわっと気持ちが明るくなるもの、ワクワク感のあるものが 「今やりたいこと」です • すごくわかる。新刊の棚でも、自分の状態によって目に入る本が違ってくる メンタル弱いときはメンタル系の本、チーム運営に悩んでたらリーダーシップな本など • わたしは「目についた本は、何かしら惹きあった本。きっと何か得るものが書いてある」と 捉える傾向にあります。夜中のTV番組なんかもそうだったり。「お前はこれを見る未来が 決まっている。その未来からは逃れることはできない」みたいなw • 本屋行脚オススメ。図書館でもOK! ポイント 『「繊細さん」の幸せリスト』

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18 「人と人が繋がる場所」としてのオフライン 『私は成功したから、ここで仕事ができるようになりました。でも、若いときはハリウッドに行かざるを得 なかった。プロフェッショナルなネットワークを築いて、キャリアを積むためには、そうするしかなかった のです。でも、「ロード・オブ・ザ・リング」で大成功したとたん、母国のウェリントンに引っ越すことができ ました』(ピーター・ジャクソン) • 新人や転職、新分野への挑戦など、ほぼゼロからプロフェッショナルなネットワークを作ら なければならない場合、対面での環境の方が効率が良い、ということを言っている • そして、プロフェッショナルな繋がり、人の繋がりが機会やチャンスも繋げてくれることが 往々にしてある ポイント 『コロナ後の未来』

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19 「誰も遊ばない遊園地の案内係」 「誰も遊ばない遊園地」とはなんのことでしょう。それは、「ユーザー目線に欠けた、セキュリティ偏重の、 使い勝手が悪いルールで運営されているクラウド推進」です。もうおわかりのように、こうしたCCoEも、 まず失敗します。 • 「デジタル環境を使っていこう!」という掛け声に対して現実に存在しがちな障壁 • 少なくとも「使ってもらえるように寄り添う対応」が、CCoEに関わる組織には必要 • これからのIT人材には「組織を変えられる人」という目線が入ってくる ポイント 『DXを成功に導くクラウド活用推進ガイド』

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20 Dark Horse になるための道は人による 真っすぐな道を辿ることが成功するための最も安全なルートだという幻想。そのルートが安全と言える のは、あなたが既存の “鋳型” に自然にフィットするごく少数の幸運な人々の一人だった場合のみであ る。(中略)何であれ、名人の域に達するための最高戦略は無い。あるのは、ただひとつあなたにとっての 最高戦略だけである。つまり、自分に合った戦略を見つけなければならない。 • 既存の育成プロセスに乗っかっているだけでは「トップエンジニア」にはなれない • 標準化された方法に沿って取り組むのではなく、自分で道を探す意識で取り組む • ダークホース的には、戦略を選ぶことは、どのように試行錯誤するかという問題である • 失敗を歓迎する。失敗はスキルを伸ばす過程において必要不可欠かつ決定的な要素 ポイント 『Dark Horse「好きなことだけで生きる人」が成功する時代』

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21 セキュリティを「必要悪」にした犯人は業界自身? 自社を攻撃から守るための「情報セキュリティ」はどうか。セキュリティ対策を“制約だらけ”にしてしまう 理由について、多くの企業は被害発生時の莫大な損害額を挙げる。 「でも、産業制御システムがハッキングされて工場に甚大な被害が発生する可能性は年間2%で、 … (中略)…これらを防ぐために年間100万ユーロ(約1.1億円)をセキュリティ対策に費やし、年間10億ド ルを生む革新的なビジネスアイディアの芽を摘むような環境を作ってしまうことのほうが問題だ」 • その「脆弱性」は、本当に対応すべきリスクを持つものか? • 技術力のある人が対策を回避し、社内は「ITの無法状態」になる未来 • 某社IT部門の行動に見られる「現場活動への阻害」を反面教師にしたい • 対お客さん的に、同じ行動をしていないか…? ポイント 『「イノベーションを阻害しないセキュリティ」を提案、「CODE BLUE 2016」レポート』

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22 なるべく頭を使える状態を維持したい… それでは夜食や間食に、何を食べるといいのか。私のおすすめは、高カカオチョコレートとナッツ。どちら も低GI食品です。高カカオチョコレートとは、一般的にカカオ分が70%以上のチョコレートのことを指し ます。 • 記憶力のためには糖分は必要らしく、糖質カットのしすぎは記憶にも影響するらしい • けど、血糖値スパイクは眠気や集中力低下によりパフォーマンスに影響。だから低GI食品 をオススメしている • 高カカオチョコレートはコレステロール軽減にもオススメ ポイント 『脳科学者が教える集中力と記憶力を上げる 低GI食』

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23 この世は誰も観察しようともしないけど明らかなことに満ちている 美術教育を受けた人は、これらのこと (配色や筆のタッチ、線の調子や構図などの「造形言語」) を少し ばかり意識的に見ているだけです。つまり、「どうして明るい感じがするんだろう」とか「どうしてこの色 なんだろう」という問いを立ててみる習慣があるということ。このように絵を見るための「スキーム」を 知っていることを指して、私たちは「見るセンスがある」と言っているのです • 「どうしてこういう設計なんだろう?」とか「どうしてこういう実装なんだろう?」とか • 「知的好奇心≒問いを立ててみる習慣」、ありますか? • 凡人だって、スキームを理解し経験を積めばセンスは後からついてくる • 体系的な学びも大事! ポイント 『絵を見る技術』

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24 人間の行動は面白い(行動経済学とか) 『ザ・ダークパターン』

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25 人類にとってのメディア(情報伝達手段)の変遷 『書かれてある事柄は、筆者にとって、いやしくも彼自身が真摯であるからには、なにも特に真剣な関心 事ではなかったのであり、特に真剣な関心事は、むしろ、彼の内面の最も美しい領域に、どこにともなく 置かれてある』(プラトン『第七書簡』) • 人類にとっての「メディア」は、口頭~文字~映像、という変化をしてきている • 実体に起こされて伝達されているものは、本質のごく一部である、ということ • ただ「映像を使えばよい」のではなく、「疑似経験」みたいなものに繋げないと効果は変わ らない。スライドを読み上げているだけなら、自分で読んだ方が早い。 ⇒つまりデモかな? ポイント 『哲学と人類』

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26 SIerとしての動き方の体系化はOJTを脱せているか…? 日本企業の問題はこれだよ→OJTによる暗黙知の継承が基本のため、各業務の知見やノウハウ、ベスト プラクティスなどを方法論、つまり社員教育用コンテンツとして整備できていない。社員教育が必要とな ると、マナー研修からリスキリングに至るまで、外部の研修会社などに全面的に依存せざるを得なくなる • そういえば、SIerとしての動き方って、きちんと学んだっけ…? • …というか、そろそろ一部では「SIerとしての動き方」が大きく変わってそうですが ポイント 『木村岳史(東葛人)氏のツイート』

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27 草の根デジタル活動を大事にしよう… 『現場主導のリスキリングで組織変容 「デジタル人材」のメンタルモデルへ』

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28 マイクロソフト副社長が述べたAIについて考える ―― 我々のようなジャーナリズムの在り方も変わりそうです。 ⇒AIは人が既に書いたものを学ぶことしかできません。あらゆるニュースは、誰かが報じたからこそ今 のインターネット上に存在するわけです。最初にストーリーを書かなければならないのは常に人なのです。 そして、そのニュースに独創的な洞察をもたらすのも、やはり人でしょう。 • ニュース文の自動生成などは実現に向かっていると思っていて、必ずしも「記事は人が書 く」ということを意図しているわけではないだろう。 • 「出来事」から文章を作成できるようになる未来が来るとすると、その「誰か」がAIになる 世界も見えてくるかもしれない。例えば、サッカーの試合状況だけからニュース記事を生 成するなど。(出来事を動画化することを「報じた」という意図になるかもしれない) • 確かに、それでも「洞察」は難しいのかもしれない。いやどうだろうw ポイント 『日経ビジネス 2023.5.22 編集長インタビュー』

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29 体系的知識は無限に広がるw (現代数学は)大学院のマスター・コースまでの知識がないと、新しい論文は読めないというのが現状で す。(…中略…)言葉がばらばらにあるのではなく、それぞれ一つの体系になっておりますから、体系を理 解しなければ、手間がかかって仕方がない。その体系を教えていくのに時間がかかる。 • (約60年前の )数学界の話だが、IT系の技術についても似たような感じかも。 • IT技術の言葉も体系が前提としてあるので、基本情報・応用情報の知識について少なく とも一度は完璧にしつつ、アップデートもしていきましょう! • とはいえ、ITエンジニアとして全ての分野に精通することは無理に等しいので、自分の得 意領域を見つけましょう、ということでもあるかなと。 ポイント 『人間の建設』

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30 「情熱」を持とう! ポイント 『システム運用アンチパターン』 私がこれまでに出会った優秀なエンジニアは皆、技術に対する情熱を核に持っています。その分野で成 功し続けている人は、単に 9 時から 5 時までの仕事をしているだけではありませんでした。…(中略) …情熱を持っているかどうかは、言葉で説明するものではなく、行動に表れるものです。 …(中略)…ブ ログを読んでいるでしょうか? 家でもいろいろ試しているでしょうか? オープンソースのプロジェク トに参加しているでしょうか? 情熱の表れる形はさまざまですが、必ず何かしらの形で表れます。そう でなければ、それは単なる興味にすぎません。 • 「〇〇をやっていないと情熱を持っていない」ではなく、「自分のできる範囲で習慣を広 げる」感じ。 • 「情熱を持て!」と言われて持てるものでも無いと思いますが、自分の気持ちを省みるネ タにはなるかなと思います。

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31 様々な人格を使いこなす。その人格は「演じる」ことからも身に付く (成長における)「人格の壁」 … いつも「一つの人格」で仕事に取り組むこと。世の中の優れたプロフェッ ショナルは、分野を問わず、誰もが「幾つもの人格」を持ち、それらの人格を状況に合わせて使い分けて いる。 自分にとって理想的なリーダー像とは何か? 自分は今そのリーダー像を心に描き、それを身につける ために日々「演じる」という修行を行っているだろうか? • ちょっとハッとした一文。案件でも「リーダーとしての人格」もあれば「アドバイザーとして の人格」もあり、時には「調停者としての人格」なんかもあったり。 • 「思い描く人格像」をもって、それを「演じる」ことを続けていくうちに、その人格像として の行動が “板について” くる、という捉え方も大事。 ポイント 『教養を磨く』