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いまさら仕事術#12 イシュー ~その4:~ストーリーを絵コンテに する~~ いまさら仕事術#12 ©2022 NobuhisaObara 1

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「いまさら仕事術」とは 社会人になると「仕事のやり方」を当たり前のように知っていることになっていま す。 しかし、実際には教わることも・学ぶ機会も無く、なんとなく手探りでやっているこ とが少なくありません。 その中でも特に「暗黙知」的な仕事術をピックアップし、連載形式で紹介していきま す。 今回のテーマは、「イシュー~ストーリーを絵コンテにする~」です。 いまさら仕事術#12 ©2022 NobuhisaObara 2

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丨もくじ:イシュー~ストーリーを絵コンテにする~ イシューを質の高い解へと導くためのストーリーラインを描く(前回後半のおさ らい) ストーリーを絵コンテにするとは 何が・どうなら・そうだと言えるか ここからが、「分析」 絵コンテが描けない、そんなときは いまさら仕事術#12 ©2022 NobuhisaObara 3

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イシューを質の高い解へと導くためのストーリーラインを描く (前回後半のおさらい) イシュー(この段階では仮説)をMECEに分解する:ロジックツリーが基本 想定するゴールから逆算する方法もある:視点・視野・視座・時間軸 分解した要素/逆算して洗い出した要素に対して、それぞれに仮説を立てる それぞれの仮説は、「何が分かればそうだと言えるか」を具体化する:これも仮 説の要素から洗い出す 一度バラしたものを、ストーリーとして組み立て直し、整合性をチェックする これらの全体像が、イシューを質の高い解へと導くためのストーリーラインとな る いまさら仕事術#12 ©2022 NobuhisaObara 4

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ストーリーを絵コンテにするとは ストーリー(言葉)を、グラフ・図解(ビジュアル)にすることでイメージを具 体化する この段階では、実データを集めたり集計したりする必要はなく、仮説ベースで行 う 言葉をビジュアルにすることで、「何が・どうなら・そうだと言えるか」が見え てくる いまさら仕事術#12 ©2022 NobuhisaObara 5

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何が・どうなら・そうだと言えるか 何が・どうなら・○○○ 何が・どうなら・あるべき姿と言えるか(※あるべき姿は、必ずしも目標値 があるわけではない) 何が・どうなら・あるべき姿との差異=問題と言えるか 何が・どうなら・その問題の要因がこれだと言えるか・・ あいまいな状態からビジュアルに落とし込むには、デジタルツールは使わず、ア ナログで大胆に思い切って描く なぜなら、ツールを使う≒作業を行いたいのではなく、描く=頭を使って考える がやりたいことだから いまさら仕事術#12 ©2022 NobuhisaObara 6

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ここからが、「分析」 軸(原因軸と結果軸)と、基準(差がある/差がないの境目) 比較/構成/変化の3つが基本パターン 比較:棒グラフやヒストグラム 構成:100%棒グラフやツリーマップ、ウォーターフォール、パレート図 円グラフは基本使わない(使えるケースは限定される) 変化:折れ線グラフやボックスプロット、ウォーターフォール 想定数字を入れてみる いまさら仕事術#12 ©2022 NobuhisaObara 7

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絵コンテが描けない、そんなときは イシューが浅い イシューを分解できていない、分解の構造が自分でよく分かっていない つまりはそもそもにして、対象の事柄への理解が足りない 顧客理解/市場理解/競合理解/自分以外の仕事への理解・・・ 学んで行きましょう! いまさら仕事術#12 ©2022 NobuhisaObara 8

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より深く知りたい人への推 薦図書 『イシューからはじめよ ― 知的生産 の「シンプルな本質」』 生産性の低い仕事、人数と時間ばか りを費やす会議、施策の数だけ増え て給料の上がらない毎日。 繰り返されるこれらに共通するの は、”イシューずれ”にほかなりませ ん。 いまさら仕事術#12 ©2022 NobuhisaObara 9