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プロポーザル出しまくり芸人が 教える、プロポーザルを採択し てもらう技術 株式会社カケハシ 小田中 育生 2024.08.08

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小田中 育生(おだなか いくお) 株式会社ナビタイムジャパンでVP of Engineeringを務め、 2023年10月にエンジニアリングマネージャーとして株式会社カケ ハシにジョイン。 薬局DXを支えるVertical SaaS「Musubi」をコアプロダクトに位置 づけ、「しなやかな医療体験」を実現するべく新規事業のプロダ クト開発にコミットしている。 著書: ● いちばんやさしいアジャイル開発の教本 ● アジャイルチームによる目標づくりガイドブック ブログ: dora_e_m|note X: @dora_e_m

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© KAKEHASHI Inc. プロポーザル出しまくり芸人です 2020年 2/2本 2021年 3/5本 2022年 4/7本 2023年 5/8本 2024年 6/11本 total 20/33本 通過率だいたい6割

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プロポーザルを出すということ

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© KAKEHASHI Inc. プロポーザル 勉強会・カンファレンスで登壇者を広く募る際に 登壇希望者が提出する、「何を話すか」「参加者 は何を得られるか」を言語化したもの

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© KAKEHASHI Inc. プロポーザルの例 タイトル テーマ プロポーザル詳細 https://confengine.com/conferences/scrum-fest-niigata-2024/proposal/19661/okr

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プロポーザルを出すと 何がうれしいの?

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© KAKEHASHI Inc. プロポーザルを出すことで得られるもの ● プロポーザルを出した、という自己効力感 ○ 登壇まで到達すればより効力は強くなる ● 自身の経験を整理し経験から学ぶ機会になる

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© KAKEHASHI Inc. 学ぶ機会 ● プロポーザルを出した、という自己効力感 ○ 登壇まで到達すればより効力は強くなる ● 自身の経験を整理し経験から学ぶ機会になる

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© KAKEHASHI Inc. 私たちは、日々経験を重ねている うまくいった! うまく いかなかった 新たな気づきを 得た! 経験

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© KAKEHASHI Inc. コルブの経験学習モデル 経験 省察 概念化 実践

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© KAKEHASHI Inc. プロポーザル作成は省察・概念化を促す 経験 省察 概念化 実践

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© KAKEHASHI Inc. 経験から学び次の行動のきっかけを得る 経験 省察 概念化 実践

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© KAKEHASHI Inc. 登壇はコミュニティへの学びの共有になる コミュニティ での学び 現場 での学び

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© KAKEHASHI Inc. コミュニティを軸にして学びがつながる 現場 コミュニティ 現場 現場 現場 現場 現場 現場 現場

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© KAKEHASHI Inc. あなたの学びが誰かの学びになる 共同化 Socialization 個の暗黙知→場の暗黙知 表出化 Externalization 場の暗黙知→場の形式知 内面化 Internalization 場の形式知→個の暗黙知 連結化 Combination 場の形式知→場の形式知

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何がプロポーザルネタになるのか

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© KAKEHASHI Inc. 日々の経験がネタになる うまくいった! うまく いかなかった 新たな気づきを 得た! 経験

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© KAKEHASHI Inc. 日々の経験をふりかえってみる https://management30.com/practice/celebration-grids/

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© KAKEHASHI Inc. 新しく挑戦したこと https://management30.com/practice/celebration-grids/

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© KAKEHASHI Inc. 継続していて、うまくいっていること https://management30.com/practice/celebration-grids/

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© KAKEHASHI Inc. やっちゃったこと https://management30.com/practice/celebration-grids/

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でもなー・・・ 自分の経験なんてなー・・・

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© KAKEHASHI Inc. 発表している人たちはキラめいて見える SNSで流れてくるスライドは、流 れてくるだけあってあっと驚くよ うな知見にあふれていたり、完成 度が高かったりする。 そんな発表は、プロポーザルは、 できない!と思ってしまう。

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© KAKEHASHI Inc. プロポーザルには二種類ある 知識が体系的に整理された、汎用性の高いもの。 N=1の経験をギュッと凝縮した、個人的なもの。

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© KAKEHASHI Inc. 首がもげるほど同意する人が続出するのは前者 知識が体系的に整理された、汎用性の高いもの。 N=1の経験をギュッと凝縮した、個人的なもの。

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© KAKEHASHI Inc. 勉強会後の広がりも期待できる https://speakerdeck.com/navitimejapan/a-demise-of-a-retrospective https://speakerdeck.com/kakehashi/kakehashi-scrum-and-deadlines

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でも

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© KAKEHASHI Inc. 後者は、どこかの誰かに決定的に刺さることがある 知識が体系的に整理された、汎用性の高いもの。 N=1の経験をギュッと凝縮した、個人的なもの。

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© KAKEHASHI Inc. 異なる現場の誰かに響くかもしれない 現場 コミュニティ 現場 現場 現場 現場 現場 現場 現場

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© KAKEHASHI Inc. 想像してみてください 「うちはOKRめちゃくちゃうまく運用できてるん ですよ。ノウハウ知りたいでしょ?」 「チームでトランクベース開発に挑戦したけどう まくいかない・・・なんでうまくいかなかったの か、失敗談を語りたいです」 どちらを聞きたいですか?

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© KAKEHASHI Inc. 誰に向かって書くとよいのか プロポーザルを出す勉強会に参加する人たち。 一緒に働くチームメンバーたち。 そして、昨日の自分自身。

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© KAKEHASHI Inc. 昨日の自分が知りたかったことを書く ライブラリが動かなかった。 リファクタしたらデグレした。 ステークホルダーを説得できな かった。 それをどう乗り越えたか? 昨日の自分が「もっと早く知って おきたかった!」と思うことはな にか? それはプロポーザルのネタになる

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どんなプロポーザルを書くといいか

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© KAKEHASHI Inc. 良いプロポーザルの大前提 勉強会・カンファレンスとマッチしていること

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© KAKEHASHI Inc. 良いプロポーザルの切り口 ● 新しいテーマ、新しい経験 ○ その勉強会・カンファレンスではあまり議論されてい ないが関連するテーマで気付いたこと ○ 例: アジャイルコミュニティでOKRについて発信 ● 昔からあるテーマ、新しい経験 ○ 以前から語られているテーマ。いわゆる「やってみ た」系など ○ 例: アジャイルコミュニティでふりかえりの停滞につ いて発信

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© KAKEHASHI Inc. プロポーザルのヒナ なにげない発言にリアクションが多くついた ブログ記事がいい感じに拡散された チームの雑談で盛り上がった これ、全部プロポーザルのヒナです

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© KAKEHASHI Inc. プロポーザルを育てる 日々の経験 Slack、SNS、ブログ での発信 プロポーザル

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おまけ: プロポーザルを通すテクニック

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© KAKEHASHI Inc. テクニック1: 早めに出す 他に提出されているプロポーザルが少ない段階だ と、「いいね」を集めやすいです また、早めに出すことでフィードバックをもらい やすくなります

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© KAKEHASHI Inc. テクニック2: フィードバックに応える もらったフィードバックに応えると「いいね」が 増える傾向にあります なぜかというと、その勉強会・カンファレンスに 参加するであろう人々が期待する内容に近づくた めです

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© KAKEHASHI Inc. テクニック3: いいタイトルをつける パッと見で「お?」となるタイトルをつけると人 目を引きやすくなります。 みんなが気にしている技術(LLMなど)を入れ る、「なぜ◯◯はXXなのか」など疑問形にする、 などが有効です

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© KAKEHASHI Inc. テクニック3(補): AIに頼る タイトルを決めるとき、まず自分で素朴な案を考 え、ChatGPTなどに「わかりやすさ、バズりやす さ、誤解の生みづらさで10点満点で評価してくだ さい」と依頼します そこから何ターンか「もっとよいタイトルにして ください」を繰り返します よくなったら、それをもとに自分で調整してタイ トルにします

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© KAKEHASHI Inc. テクニック4: 有識者を捕まえる 自分の近くにいる有識者(登壇経験者)を捕まえ て、壁打ちしてもらいましょう!

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大事なこと

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プロポーザルの評価 ≠ あなた個人の能力の評価

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© KAKEHASHI Inc. ベテランでもけっこう落ちてる 2020年 2/2本 2021年 3/5本 2022年 4/7本 2023年 5/8本 2024年 6/11本 total 20/33本 通過率だいたい6割

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打席に立ち続けることが大事!

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いくらでも相談に乗ります 一緒にプロポーザル 書いてみませんか

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© KAKEHASHI Inc. カケハシの技術に関連する情報を 発信しています。 𝕏 @kakehashi_dev 是⾮フォローしてください! ありがとうございました!!