Lock in $30 Savings on PRO—Offer Ends Soon! ⏳
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
プロポーザル出しまくり芸人が教える、プロポーザルを採択してもらう技術 / Techniques...
Search
KAKEHASHI
August 07, 2024
Technology
7
11k
プロポーザル出しまくり芸人が教える、プロポーザルを採択してもらう技術 / Techniques for Getting Proposal Accepted
KAKEHASHI
August 07, 2024
Tweet
Share
More Decks by KAKEHASHI
See All by KAKEHASHI
知らない景色を見に行こう チャンスを掴んだら道が開けたマネジメントの旅 / Into the unknown~My management journey~
kakehashi
10
1.2k
KAKEHASHI Company Deck / Company Deck
kakehashi
4
350
アジャイルチームがらしさを発揮するための目標づくり / Making the goal and enabling the team
kakehashi
4
560
適材適所の技術選定 〜GraphQL・REST API・tRPC〜 / Optimal Technology Selection
kakehashi
1
820
誰も全体を知らない ~ ロールの垣根を超えて引き上げる開発生産性 / Boosting Development Productivity Across Roles
kakehashi
2
280
スプリントゴールにチームの状態も設定する背景とその効果 / Team state in sprint goals why and impact
kakehashi
2
170
プロダクト成長に対応するプラットフォーム戦略:Authleteによる共通認証基盤の移行事例 / Building an authentication platform using Authlete and AWS
kakehashi
1
270
見えづらい活動の成果の伝え方は日頃からめちゃくちゃ悩んでるけど、実際こんな取り組みをしな がら温度感を合わせにいってるよ / Conveying Hard-to-See Results
kakehashi
5
2.4k
Evolving DevOps Teams and Flexible Organizational Culture
kakehashi
1
1.4k
Other Decks in Technology
See All in Technology
プロダクトの爆速開発を支える、 「作らない・削る・尖らせる」技術
applism118
10
8.7k
Explain EXPLAIN
keiko713
10
2.8k
「品質とスピードはトレード・オンできる」に向き合い続けた2年半を振り返る / Quality and speed can be traded on.
mii3king
0
730
宇宙最速のランチRecap LT会(開発者ツール&運用監視編)
nnydtmg
1
180
店舗向けSaaSにおける 顧客要望活用の実践アプローチ(20241205_pmconf)
yujirooo
0
3.3k
[GDG DevFest Bangkok 2024] - The Future of Retail E-commerce with Gemini AI
punsiriboo
0
300
Password-less Journey - パスキーへの移行を見据えたユーザーの準備 @ AXIES 2024
ritou
2
760
AWS re:Invent 2024登壇資料(GBL206-JA: Unleashing the power of generative AI on AWS for your business)
minorun365
PRO
7
250
Empowering Customer Decisions with Elasticsearch: From Search to Answer Generation
hinatades
PRO
0
300
開志専門職大学特別講義 2024 オープニング
1ftseabass
PRO
0
230
Azure DevOps REST API活用とセキュリティのベストプラクティス-Workload Identity Federationのメリット
yutakaosada
0
100
まだチケットを手動で書いてるの?!GitHub Actionsと生成AIでチケットの作成を自動化してみた話 / 20241207 Yoshinori Katayama
shift_evolve
1
780
Featured
See All Featured
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
95
5.2k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
33
3k
Music & Morning Musume
bryan
46
6.2k
A Philosophy of Restraint
colly
203
16k
It's Worth the Effort
3n
183
27k
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
38
7k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
32
6.3k
The Invisible Side of Design
smashingmag
298
50k
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1030
460k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
4
160
A Tale of Four Properties
chriscoyier
157
23k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
280
13k
Transcript
プロポーザル出しまくり芸人が 教える、プロポーザルを採択し てもらう技術 株式会社カケハシ 小田中 育生 2024.08.08
小田中 育生(おだなか いくお) 株式会社ナビタイムジャパンでVP of Engineeringを務め、 2023年10月にエンジニアリングマネージャーとして株式会社カケ ハシにジョイン。 薬局DXを支えるVertical SaaS「Musubi」をコアプロダクトに位置
づけ、「しなやかな医療体験」を実現するべく新規事業のプロダ クト開発にコミットしている。 著書: • いちばんやさしいアジャイル開発の教本 • アジャイルチームによる目標づくりガイドブック ブログ: dora_e_m|note X: @dora_e_m
© KAKEHASHI Inc. プロポーザル出しまくり芸人です 2020年 2/2本 2021年 3/5本 2022年 4/7本 2023年 5/8本 2024年 6/11本 total
20/33本 通過率だいたい6割
プロポーザルを出すということ
© KAKEHASHI Inc. プロポーザル 勉強会・カンファレンスで登壇者を広く募る際に 登壇希望者が提出する、「何を話すか」「参加者 は何を得られるか」を言語化したもの
© KAKEHASHI Inc. プロポーザルの例 タイトル テーマ プロポーザル詳細 https://confengine.com/conferences/scrum-fest-niigata-2024/proposal/19661/okr
プロポーザルを出すと 何がうれしいの?
© KAKEHASHI Inc. プロポーザルを出すことで得られるもの • プロポーザルを出した、という自己効力感 ◦ 登壇まで到達すればより効力は強くなる • 自身の経験を整理し経験から学ぶ機会になる
© KAKEHASHI Inc. 学ぶ機会 • プロポーザルを出した、という自己効力感 ◦ 登壇まで到達すればより効力は強くなる • 自身の経験を整理し経験から学ぶ機会になる
© KAKEHASHI Inc. 私たちは、日々経験を重ねている うまくいった! うまく いかなかった 新たな気づきを 得た! 経験
© KAKEHASHI Inc. コルブの経験学習モデル 経験 省察 概念化 実践
© KAKEHASHI Inc. プロポーザル作成は省察・概念化を促す 経験 省察 概念化 実践
© KAKEHASHI Inc. 経験から学び次の行動のきっかけを得る 経験 省察 概念化 実践
© KAKEHASHI Inc. 登壇はコミュニティへの学びの共有になる コミュニティ での学び 現場 での学び
© KAKEHASHI Inc. コミュニティを軸にして学びがつながる 現場 コミュニティ 現場 現場 現場 現場
現場 現場 現場
© KAKEHASHI Inc. あなたの学びが誰かの学びになる 共同化 Socialization 個の暗黙知→場の暗黙知 表出化 Externalization 場の暗黙知→場の形式知
内面化 Internalization 場の形式知→個の暗黙知 連結化 Combination 場の形式知→場の形式知
何がプロポーザルネタになるのか
© KAKEHASHI Inc. 日々の経験がネタになる うまくいった! うまく いかなかった 新たな気づきを 得た! 経験
© KAKEHASHI Inc. 日々の経験をふりかえってみる https://management30.com/practice/celebration-grids/
© KAKEHASHI Inc. 新しく挑戦したこと https://management30.com/practice/celebration-grids/
© KAKEHASHI Inc. 継続していて、うまくいっていること https://management30.com/practice/celebration-grids/
© KAKEHASHI Inc. やっちゃったこと https://management30.com/practice/celebration-grids/
でもなー・・・ 自分の経験なんてなー・・・
© KAKEHASHI Inc. 発表している人たちはキラめいて見える SNSで流れてくるスライドは、流 れてくるだけあってあっと驚くよ うな知見にあふれていたり、完成 度が高かったりする。 そんな発表は、プロポーザルは、 できない!と思ってしまう。
© KAKEHASHI Inc. プロポーザルには二種類ある 知識が体系的に整理された、汎用性の高いもの。 N=1の経験をギュッと凝縮した、個人的なもの。
© KAKEHASHI Inc. 首がもげるほど同意する人が続出するのは前者 知識が体系的に整理された、汎用性の高いもの。 N=1の経験をギュッと凝縮した、個人的なもの。
© KAKEHASHI Inc. 勉強会後の広がりも期待できる https://speakerdeck.com/navitimejapan/a-demise-of-a-retrospective https://speakerdeck.com/kakehashi/kakehashi-scrum-and-deadlines
でも
© KAKEHASHI Inc. 後者は、どこかの誰かに決定的に刺さることがある 知識が体系的に整理された、汎用性の高いもの。 N=1の経験をギュッと凝縮した、個人的なもの。
© KAKEHASHI Inc. 異なる現場の誰かに響くかもしれない 現場 コミュニティ 現場 現場 現場 現場
現場 現場 現場
© KAKEHASHI Inc. 想像してみてください 「うちはOKRめちゃくちゃうまく運用できてるん ですよ。ノウハウ知りたいでしょ?」 「チームでトランクベース開発に挑戦したけどう まくいかない・・・なんでうまくいかなかったの か、失敗談を語りたいです」 どちらを聞きたいですか?
© KAKEHASHI Inc. 誰に向かって書くとよいのか プロポーザルを出す勉強会に参加する人たち。 一緒に働くチームメンバーたち。 そして、昨日の自分自身。
© KAKEHASHI Inc. 昨日の自分が知りたかったことを書く ライブラリが動かなかった。 リファクタしたらデグレした。 ステークホルダーを説得できな かった。 それをどう乗り越えたか? 昨日の自分が「もっと早く知って
おきたかった!」と思うことはな にか? それはプロポーザルのネタになる
どんなプロポーザルを書くといいか
© KAKEHASHI Inc. 良いプロポーザルの大前提 勉強会・カンファレンスとマッチしていること
© KAKEHASHI Inc. 良いプロポーザルの切り口 • 新しいテーマ、新しい経験 ◦ その勉強会・カンファレンスではあまり議論されてい ないが関連するテーマで気付いたこと ◦
例: アジャイルコミュニティでOKRについて発信 • 昔からあるテーマ、新しい経験 ◦ 以前から語られているテーマ。いわゆる「やってみ た」系など ◦ 例: アジャイルコミュニティでふりかえりの停滞につ いて発信
© KAKEHASHI Inc. プロポーザルのヒナ なにげない発言にリアクションが多くついた ブログ記事がいい感じに拡散された チームの雑談で盛り上がった これ、全部プロポーザルのヒナです
© KAKEHASHI Inc. プロポーザルを育てる 日々の経験 Slack、SNS、ブログ での発信 プロポーザル
おまけ: プロポーザルを通すテクニック
© KAKEHASHI Inc. テクニック1: 早めに出す 他に提出されているプロポーザルが少ない段階だ と、「いいね」を集めやすいです また、早めに出すことでフィードバックをもらい やすくなります
© KAKEHASHI Inc. テクニック2: フィードバックに応える もらったフィードバックに応えると「いいね」が 増える傾向にあります なぜかというと、その勉強会・カンファレンスに 参加するであろう人々が期待する内容に近づくた めです
© KAKEHASHI Inc. テクニック3: いいタイトルをつける パッと見で「お?」となるタイトルをつけると人 目を引きやすくなります。 みんなが気にしている技術(LLMなど)を入れ る、「なぜ◯◯はXXなのか」など疑問形にする、 などが有効です
© KAKEHASHI Inc. テクニック3(補): AIに頼る タイトルを決めるとき、まず自分で素朴な案を考 え、ChatGPTなどに「わかりやすさ、バズりやす さ、誤解の生みづらさで10点満点で評価してくだ さい」と依頼します そこから何ターンか「もっとよいタイトルにして
ください」を繰り返します よくなったら、それをもとに自分で調整してタイ トルにします
© KAKEHASHI Inc. テクニック4: 有識者を捕まえる 自分の近くにいる有識者(登壇経験者)を捕まえ て、壁打ちしてもらいましょう!
大事なこと
プロポーザルの評価 ≠ あなた個人の能力の評価
© KAKEHASHI Inc. ベテランでもけっこう落ちてる 2020年 2/2本 2021年 3/5本 2022年 4/7本 2023年 5/8本 2024年 6/11本 total
20/33本 通過率だいたい6割
打席に立ち続けることが大事!
いくらでも相談に乗ります 一緒にプロポーザル 書いてみませんか
© KAKEHASHI Inc. カケハシの技術に関連する情報を 発信しています。 𝕏 @kakehashi_dev 是⾮フォローしてください! ありがとうございました!!