レシピサービスにおける持続的な プロダクト開発プロセスについて / Sustainable Product Development Process in Cookpad
by
Eisuke Oishi
Link
Embed
Share
Beginning
This slide
Copy link URL
Copy link URL
Copy iframe embed code
Copy iframe embed code
Copy javascript embed code
Copy javascript embed code
Share
Tweet
Share
Tweet
Slide 1
Slide 1 text
No content
Slide 2
Slide 2 text
レシピサービスにおける持続的な プロダクト開発プロセスについて 大石英介・島朋代 レシピサービス開発部 2
Slide 3
Slide 3 text
3
Slide 4
Slide 4 text
4 今日お話しすること
Slide 5
Slide 5 text
5 大規模サービスを支える 組織と開発プロセスのリデザイン
Slide 6
Slide 6 text
6 レシピサービス?
Slide 7
Slide 7 text
7
Slide 8
Slide 8 text
8
Slide 9
Slide 9 text
9
Slide 10
Slide 10 text
10 377 約 万品 国内の投稿レシピ数 国内の投稿つくれぽ数 2,500 約 万件 国内の月間利用者数 5,200 約 万人 ※ レシピを見て作った人のおすすめレポート ※
Slide 11
Slide 11 text
11 レシピサービスが 実現していること
Slide 12
Slide 12 text
12 なぜ、開発プロセスの リデザインが必要なのか?
Slide 13
Slide 13 text
13
Slide 14
Slide 14 text
14 そこから1年
Slide 15
Slide 15 text
15 なんか思うように 開発が進まない...?🙄🥴🥺😰
Slide 16
Slide 16 text
16 時を同じくして…
Slide 17
Slide 17 text
17
Slide 18
Slide 18 text
18 なにかがおかしい・・・🤔
Slide 19
Slide 19 text
19 組織として、 問題解決しないとマズい 🤯
Slide 20
Slide 20 text
20 問題の解像度を上げる取り組み
Slide 21
Slide 21 text
21 課題と指針を言語化
Slide 22
Slide 22 text
22 歴代の責任者と振り返る
Slide 23
Slide 23 text
23 メンバーと振り返る
Slide 24
Slide 24 text
24 浮き彫りになった3つの問題 🔎
Slide 25
Slide 25 text
・開発進行の属人化 ・期限ドリブン ・情報の透明性のなさ 25 1. 無理を強いる開発進行
Slide 26
Slide 26 text
26 2. 技術的なコストを事業として考慮できていない ・事業からの運用コスト・技術負債の認識がない ・大規模プロジェクトによって残された負債
Slide 27
Slide 27 text
27 ・技術戦略の共有不足 ・アーキテクチャと組織の不一致 3. 技術戦略面のミスコミュニケーション
Slide 28
Slide 28 text
28 解決へ向けての アクション
Slide 29
Slide 29 text
29 ・巨大なコードベース(cookpad_all) とマイクロサービス(20個以上) ・エンジニア30名、総勢50名の組織 アクションの制約 規模を考慮する 開発を止めない ・負債解消プロジェクトではない ・持続的、組織的に取り組める体制を作る ・ユーザーへ良いプロダクトを提供し続け ることが目的
Slide 30
Slide 30 text
プロダクトバックログの20%は開発のためのアイテム 30 スクラムの導入 機能開発を止めずに技術的課題 を解決する プロセスの型をつくる 開発スピードや効率をプロセス の側面から上げる
Slide 31
Slide 31 text
31 技術基盤組織をプロダクト開発組織と同じ組織に 技術部から3つの基盤チームをプロダクト開発部へ編入 検索基盤チームを新設
Slide 32
Slide 32 text
32
Slide 33
Slide 33 text
33
Slide 34
Slide 34 text
34 定期的な機能の棚卸しと クローズ判断 通称「サービス継続確認会」 成長戦略があるかどうかが 継続・廃止の検討基準 クローズアクションはバックログ に積み実行する
Slide 35
Slide 35 text
35 アクションの結果
Slide 36
Slide 36 text
1. 無理を強いる開発進行 36 結果 ・スクラム導入で、コミュニケーションや意思決定がスムーズになった ・定期的な振り返りにより、主体的にプロセス改善が可能になった ・バックログで情報が透明化され、ゴールに対する解像度が向上した
Slide 37
Slide 37 text
2. 技術的なコストを事業として考慮できていない 37 結果 ・サービス継続確認会・プロダクトバックログにより、コストや技術課題を 見える化できた ・事業責任者がプロダクトバックログを通じ、技術的なコストへの投資判断 をする仕組みができた ・コストを踏まえた施策設計が行えるようになった
Slide 38
Slide 38 text
3. 技術戦略面のミスコミュニケーション 38 結果 ・技術基盤チームと機能開発チームが距離が近くなり、コミュニケーションコスト が下がった ・共通のゴールを持つことで、ミスコミュニケーションが起きづらくなった ・事業方針と技術戦略の双方を考慮した組織づくりが行えるようになった
Slide 39
Slide 39 text
39 そして、今
Slide 40
Slide 40 text
40 あの日の行き詰まりを 完全に乗り越えた
Slide 41
Slide 41 text
41 持続的なプロダクト開発環境とは プロダクトゴールや方針だけでなく、 組織、システム、文化も 一緒にアップデートされ続ける環境 🤝
Slide 42
Slide 42 text
42 ・エンジニア・技術部門にしか見えなかっ た部分を組織として見えるようにした ・組織としてマイナスの価値の部分に ちゃんと目を向ける 考察: 技術的な情報非対称の解消
Slide 43
Slide 43 text
43 考察: 技術的な情報非対称の解消 ・エンジニア・技術部門にしか見えなかっ た部分を組織として見えるようにした ・組織としてマイナスの価値の部分に ちゃんと目を向ける
Slide 44
Slide 44 text
44 最後に
Slide 45
Slide 45 text
45 この取組みに関連する発表資料 ● このセッション後:宮崎「巨大なレシピサービスのアーキテクチャを最高にしたい」 ● ポスター展示:「今日、なにつくろう? 日本の毎日の料理を支えるレシピ検索」 ● Cookpad Lounge #14 レシピサービスの根幹を支える!検索エンジニア座談会 ● Cookpad Lounge #15 After Kaigi on Rails(スクラムについての話題) ● @ukstudio 今年できたチームの生産性を向上させたプラクティスの紹介 / Kaigi on Rails 2022
Slide 46
Slide 46 text
46 ご清聴ありがとうございました😆
Slide 47
Slide 47 text
No content