Slide 1

Slide 1 text

Jagu'e’r Tech Writers Meetup #1 2023/09/29 クラスメソッド株式会社 新規事業部 山本紘暉

Slide 2

Slide 2 text

2 自己紹介 山本紘暉 @クラスメソッド株式会社 研究開発エンジニア 2020年 5月~ ・コンピュータビジョン 骨格検出や人物追跡 2023年 3月~ ・生成AIやLLM 最近はRAGに注力 ブログ記事 ・https://dev.classmethod.jp/author/yamamoto-hiroki/

Slide 3

Slide 3 text

3 目的「情報発信の文化をどのように醸成しているか共有」 想定している聞き手 - エンジニアを始めとする社員全員 (メンバー全員が対象) - 推進したい方 (マネージャ・管理職的な立場の人) 内容 - 文化を醸成するための要素 この人もブログを書く (社長も書く) ブログを書く

Slide 4

Slide 4 text

4 ブログのメリット(1)個人 社内外に自分を知ってもらえる(アピール) 文章で書く・まとめ直す(技術アップ) みんなと場をつくる(グループ・仲間感) 振り返り・紹介資料として使える(効率化) 見られてる感、継続的にやる(モチベ・適度な緊張感) 世の中の反応がわかる(意識が変わる) 会社が評価してくれる(社内評価) SNSやPV数が成果になる(対外的な成果) - 社内Slackで「読みました」 - 業務で関わるきっかけになる - ポートフォリオになる - 社外の人との接点になる

Slide 5

Slide 5 text

5 ブログのメリット(2)組織・会社 社外へのアピール(営業活動) 社内の知見アップ(技術力の向上) 社外営業資料として使える(作業時間短縮) エンジニアへのアピール(採用) コミュニティへの貢献(市場拡大・知名度) - (イベントなどの主催・手伝いも含めて) ブログの内容以上を期待してくれる(他社への牽制)

Slide 6

Slide 6 text

6 ブログのデメリット 執筆に時間がかかる 少数では効果が出にくい 公開してしまうので独占できない - (非公開による独占:戦略の1つとしてはもちろんあり) - 適している分野、適していない分野がある - 「社内独自製品の性能改善技術」とかは、効果が低そう - クラウドや最新技術などは、公共性が高いのでブログ化が有効

Slide 7

Slide 7 text

7 どうスタートするか 適している・適していないを検討する メリット・デメリットを把握・分析する ルールを決める - やらないことを決めて、後は自由に みんなで共有する まず書いてみる (完璧である必要はない) - DevelopersIOもペインがたくさん - 外部サービスを使ってスタートもあり Zenn Publication

Slide 8

Slide 8 text

8 どうすれば活発化できるか 上の人が大事さを説明する(社長メッセージ) - 昼礼でアウトプットの大事さ・必要性を説明する(頻度高い) - 新しいサービスが発表されたときは「お願い」がある - たまに記事をピックアップして、良い点を共有する 業務として定義し、評価に加える 会社カルチャーと合わせる 人材を採用する(自走・学習エンジン) 執筆プロセスを一回経験する - 入社後にジョインブログを書く

Slide 9

Slide 9 text

9 どうすると活発化しないか メリットがない... 誰にも見られていない... 他の人がやっていない... 時間がない... 内容でやたら攻撃される... 評価されない... → じゃあやらなくて良いか... 色々な感じ方の人がいる という現実を見る 様々な観点でメリットを 用意する & 改善する (言い訳させない、くらいの感覚で)

Slide 10

Slide 10 text

10 他に大事なこと 無理強いしない 書いていない人を攻撃しない ノルマにしない - 自分で目標設定はしても良い 単体での費用対効果を求めない - 盛り上げてくれば自然と効果が出る 気楽に取り組む(内容は真剣に) - 自分が良い内容だと思っていても、意外と受けない

Slide 11

Slide 11 text

11 DevelopersIOのルール ポリシーページが存在する 書かないことを決めてる - いかがなものか・批評系 - エラーや微妙な点を取り上げる場合は、 対処方法やワークアラウンドも添える